34 / 107
第一章 誘惑
33話
しおりを挟む
「行って来ます」
娘が、学校に向かう為に家を出た。それに続くような形で、俺も会社へ向かう為に「行ってらっしゃい」と嫁に見送られながら家を出た。
少し歩いた先に、娘が俺を待っていた。
「学校は、こっちじゃないだろ」
「うん。ちょっと遠回りになるけど、お父さんと話をしたくて」
歩きながら、娘は今後の話をする。
「とりあえず、興信所と弁護士さんに相談しよ。きっと、母さんはまだ、父さんが浮気に気づいたとは思ってないと思から」
「分かってるよ」
俺が嫁に対して、まだ、浮気の話をしないのは、証拠がなかったからである。
証拠が揃うまでは、このままの何も言わない方が良い。そう提案してきたのは娘だ。
「それじゃあ」
会社に向かう為の最寄りに駅に着いたタイミングで、娘と別れた。
これから、忙しくなる。色々とやらないといけない事が出来たな。
そう思って電車を待っていると、携帯にメールが届いた。
『デートは来週の土曜日でどうでしょうか?』
娘が、学校に向かう為に家を出た。それに続くような形で、俺も会社へ向かう為に「行ってらっしゃい」と嫁に見送られながら家を出た。
少し歩いた先に、娘が俺を待っていた。
「学校は、こっちじゃないだろ」
「うん。ちょっと遠回りになるけど、お父さんと話をしたくて」
歩きながら、娘は今後の話をする。
「とりあえず、興信所と弁護士さんに相談しよ。きっと、母さんはまだ、父さんが浮気に気づいたとは思ってないと思から」
「分かってるよ」
俺が嫁に対して、まだ、浮気の話をしないのは、証拠がなかったからである。
証拠が揃うまでは、このままの何も言わない方が良い。そう提案してきたのは娘だ。
「それじゃあ」
会社に向かう為の最寄りに駅に着いたタイミングで、娘と別れた。
これから、忙しくなる。色々とやらないといけない事が出来たな。
そう思って電車を待っていると、携帯にメールが届いた。
『デートは来週の土曜日でどうでしょうか?』
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説



忙しい男
菅井群青
恋愛
付き合っていた彼氏に別れを告げた。忙しいという彼を信じていたけれど、私から別れを告げる前に……きっと私は半分捨てられていたんだ。
「私のことなんてもうなんとも思ってないくせに」
「お前は一体俺の何を見て言ってる──お前は、俺を知らな過ぎる」
すれ違う想いはどうしてこうも上手くいかないのか。いつだって思うことはただ一つ、愛おしいという気持ちだ。
※ハッピーエンドです
かなりやきもきさせてしまうと思います。
どうか温かい目でみてやってくださいね。
※本編完結しました(2019/07/15)
スピンオフ &番外編
【泣く背中】 菊田夫妻のストーリーを追加しました(2019/08/19)
改稿 (2020/01/01)
本編のみカクヨムさんでも公開しました。

王太子の愚行
よーこ
恋愛
学園に入学してきたばかりの男爵令嬢がいる。
彼女は何人もの高位貴族子息たちを誑かし、手玉にとっているという。
婚約者を男爵令嬢に奪われた伯爵令嬢から相談を受けた公爵令嬢アリアンヌは、このまま放ってはおけないと自分の婚約者である王太子に男爵令嬢のことを相談することにした。
さて、男爵令嬢をどうするか。
王太子の判断は?

罪なき令嬢 (11話作成済み)
京月
恋愛
無実の罪で塔に幽閉されてしまったレレイナ公爵令嬢。
5年間、誰も来ない塔での生活は死刑宣告。
5年の月日が経ち、その塔へと足を運んだ衛兵が見たのは、
見る者の心を奪う美女だった。
※完結済みです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる