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第三章 許婚
-part44-守られる側
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自宅への帰り道。
「どうして。早く、ボクを呼んでくれなかったんだい?」
何に対してなのか分からなかったが、芽里さんは怒ってた。
「ボクが教室に来なかったら、襲われる瞬間だったじゃないか」
・・・俺って女子より弱いと思われてるのか?
「よし。委員会辞退するよ。これからは毎日ボクが送り迎えするから」
「はぃ?!」
芽里さんはとんでもない事を言い出した。
「そこまでしなくていいから」
「いーや。駄目。委員会に入ってたら祐翔を守れないから」
馬鹿な事は止せと、慌てて止めたが、芽里さんの意志は固かった。
「いい加減にしろよ。俺は男だ。守ってもらわなくても・・・」
「でも、現に咲良さんに押し負けてたじゃん」
「別に押し負けてた訳じゃ・・・」
「なら。受け入れてたのかい?」
「そういう訳でも・・・」
「ほら、もう逃げ腰になった」
「なってない」
「ふーん。じゃあ。避けなよ」
避ける?どういう意味なのか理解出来なかったのは、ほんの一瞬だけだった。
芽里さんは、手で俺の顎を抑えると、顔を近づけて・・・・。
「おい!何やってるんだ?」
「晴人!」
「・・・・・」
晴人が来てくれた。
「芽里。祐翔から離れ・・・ろ」
「ふぐぅ・・・ぅぅぅぅ!!!!」
芽里さんは、晴人が見ている前で、俺にキスをした。
「どうして。早く、ボクを呼んでくれなかったんだい?」
何に対してなのか分からなかったが、芽里さんは怒ってた。
「ボクが教室に来なかったら、襲われる瞬間だったじゃないか」
・・・俺って女子より弱いと思われてるのか?
「よし。委員会辞退するよ。これからは毎日ボクが送り迎えするから」
「はぃ?!」
芽里さんはとんでもない事を言い出した。
「そこまでしなくていいから」
「いーや。駄目。委員会に入ってたら祐翔を守れないから」
馬鹿な事は止せと、慌てて止めたが、芽里さんの意志は固かった。
「いい加減にしろよ。俺は男だ。守ってもらわなくても・・・」
「でも、現に咲良さんに押し負けてたじゃん」
「別に押し負けてた訳じゃ・・・」
「なら。受け入れてたのかい?」
「そういう訳でも・・・」
「ほら、もう逃げ腰になった」
「なってない」
「ふーん。じゃあ。避けなよ」
避ける?どういう意味なのか理解出来なかったのは、ほんの一瞬だけだった。
芽里さんは、手で俺の顎を抑えると、顔を近づけて・・・・。
「おい!何やってるんだ?」
「晴人!」
「・・・・・」
晴人が来てくれた。
「芽里。祐翔から離れ・・・ろ」
「ふぐぅ・・・ぅぅぅぅ!!!!」
芽里さんは、晴人が見ている前で、俺にキスをした。
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