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第三章 許婚
-part35-助け舟
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「ちょっと、いいかな?」
「何よ。今、咲良さんに質問をって誰このイケメン」
芽里さんが咲良さんを囲んでいた輪の中に入り、咲良さんの壁になるように間に立った。
「咲良さん。学校の案内がまだじゃないかな」
「え。あ。いえ。昨日、先生に一通り学校を案内してもらいました」
せっかく芽里さんが助け舟を出したのに、咲良さんはその助け舟を蹴った。
「・・・・あっ」
少し経って、咲良さんが申し訳なさそうな顔をした。
おそらく、自分が助け舟を蹴ってしまった事に気づいたのだろう。
「そうだね。でも、学生しか知らない事だってあるから、どうかな?」
もう一度、芽里さんは咲良さんに助け舟を出した。
「・・・はい。すいません。お願いします」
「じゃあ、行こうか」
囲っていたみんなにごめんと謝りつつ、芽里さんは人の輪を押しのけて俺の所に、咲良さんを連れてきた。
・・・・えっ。なんで?
「何よ。今、咲良さんに質問をって誰このイケメン」
芽里さんが咲良さんを囲んでいた輪の中に入り、咲良さんの壁になるように間に立った。
「咲良さん。学校の案内がまだじゃないかな」
「え。あ。いえ。昨日、先生に一通り学校を案内してもらいました」
せっかく芽里さんが助け舟を出したのに、咲良さんはその助け舟を蹴った。
「・・・・あっ」
少し経って、咲良さんが申し訳なさそうな顔をした。
おそらく、自分が助け舟を蹴ってしまった事に気づいたのだろう。
「そうだね。でも、学生しか知らない事だってあるから、どうかな?」
もう一度、芽里さんは咲良さんに助け舟を出した。
「・・・はい。すいません。お願いします」
「じゃあ、行こうか」
囲っていたみんなにごめんと謝りつつ、芽里さんは人の輪を押しのけて俺の所に、咲良さんを連れてきた。
・・・・えっ。なんで?
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