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第二章 恋のライバル
-part27-謝罪
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色々あって、晴人が男性達を倒した。
どうやって倒したかと言うと。
回想
「一人で何が出来る?一斉にやるぞ」
「よくも、俺の愛しの人を傷つけたな。くらえ」
「うぁぁ。やられたぁー」
回想終了
なんというか。あっけなく終わった。
まるで、日曜日の戦隊ショーを見ているかの様な感じに、バッタバッタと、男性達を晴人は倒したのだ。
「祐翔。大丈夫だったか?」
晴人が駆け寄ってきた。
「どこか怪我はしてないか?」
「大丈夫。・・・助けてくれてありがとう」
晴人へお礼を言っている間、少し離れた場所で芽里さんは女子達から謝罪を受け取っていた。
受け取ったというのは許すという事だ。今回は未遂で終わったが、普通に考えれば許し難い事をされかけた。それなのに芽里さんは許すと。なんて心が広いだろう。
帰り道。
男性達は晴人が警察署に連れて行くという事で、途中まで帰宅の道が同じの芽里さんと二人きりになった。
「ごめんなさい。分かってるかもしれないけど、私は晴人様から引き離す為に祐翔さんと付き合っていた。親に言いつけてもいいし、体で詫びろって言うなら、それでもいい」
いつもの丁寧な口調ではなく、かなり砕けた口調だった。
これが芽里さんの素なんだろう。
「別にいいよ。俺も知っている上でデートとかに行ったんだ」
「・・・なんで、知っている上で私と付き合ってたんですか?」
疑問を浮かべる芽里さん。
「それは・・・」
芽里さんが俺を利用しようとしている中、俺も芽里さんを利用しようと考えていたのだ。
結果は失敗だったが、彼女が出来たら、晴人が俺から離れていくと思った。だから、付き合った。
ただ、それだけ。その事を芽里さんに伝えた。
「そうなんだ」
どこか残念そうな顔をする芽里さん。
「・・・もし、さ。罪悪感が消えないなら、一つ約束して欲しい。その約束で俺を騙そうとしていた件は全部許す」
「何を約束したらいいの?」
「次に告白をする時は、本当に好きになった相手にする事」
「分かった。約束する」
芽里さんと約束をした。
そして、俺の家と芽里さんの家へ帰る分かれ道に差し掛かった。
伝えたいことは伝え、もう思い残すこともなかったので、そのまま別れ道で別れて、家へと帰った。
どうやって倒したかと言うと。
回想
「一人で何が出来る?一斉にやるぞ」
「よくも、俺の愛しの人を傷つけたな。くらえ」
「うぁぁ。やられたぁー」
回想終了
なんというか。あっけなく終わった。
まるで、日曜日の戦隊ショーを見ているかの様な感じに、バッタバッタと、男性達を晴人は倒したのだ。
「祐翔。大丈夫だったか?」
晴人が駆け寄ってきた。
「どこか怪我はしてないか?」
「大丈夫。・・・助けてくれてありがとう」
晴人へお礼を言っている間、少し離れた場所で芽里さんは女子達から謝罪を受け取っていた。
受け取ったというのは許すという事だ。今回は未遂で終わったが、普通に考えれば許し難い事をされかけた。それなのに芽里さんは許すと。なんて心が広いだろう。
帰り道。
男性達は晴人が警察署に連れて行くという事で、途中まで帰宅の道が同じの芽里さんと二人きりになった。
「ごめんなさい。分かってるかもしれないけど、私は晴人様から引き離す為に祐翔さんと付き合っていた。親に言いつけてもいいし、体で詫びろって言うなら、それでもいい」
いつもの丁寧な口調ではなく、かなり砕けた口調だった。
これが芽里さんの素なんだろう。
「別にいいよ。俺も知っている上でデートとかに行ったんだ」
「・・・なんで、知っている上で私と付き合ってたんですか?」
疑問を浮かべる芽里さん。
「それは・・・」
芽里さんが俺を利用しようとしている中、俺も芽里さんを利用しようと考えていたのだ。
結果は失敗だったが、彼女が出来たら、晴人が俺から離れていくと思った。だから、付き合った。
ただ、それだけ。その事を芽里さんに伝えた。
「そうなんだ」
どこか残念そうな顔をする芽里さん。
「・・・もし、さ。罪悪感が消えないなら、一つ約束して欲しい。その約束で俺を騙そうとしていた件は全部許す」
「何を約束したらいいの?」
「次に告白をする時は、本当に好きになった相手にする事」
「分かった。約束する」
芽里さんと約束をした。
そして、俺の家と芽里さんの家へ帰る分かれ道に差し掛かった。
伝えたいことは伝え、もう思い残すこともなかったので、そのまま別れ道で別れて、家へと帰った。
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