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第一章 彼女じゃない。女でもない。
-part18-果たし状
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奈留から自転車を借りる事によって、無事に学校に到着することに成功した。
学校へ到着するまでの途中、結香から連絡がきた。
【お兄ちゃん。昨日の一件でファンクラブに二つの派閥が出来たんだけど、一つは、お兄ちゃんと晴人様を見守る派閥でこっちは大丈夫なんだけど】
待て、何が大丈夫なのかを教えてほしい。
【問題はもう一つの方。晴人様と一緒になるために邪魔なお兄ちゃんを蹴落とそうとしてる過激派の派閥】
どうやら、朝に会遭遇した危ない人達はその過激派だったようだ。
だから、お兄ちゃん頑張ってね。と言う言葉で結香からの連絡は切れた。
「(どうしろって言うんだよ)」
頭を悩ませながら下駄箱で靴を履き替えようとした。
バサバサバサ。
手紙の雪崩が起きた。
間違えて、晴人の方の下駄箱を開けてしまったのかと思ったが、ちゃんと自分の下駄箱だった。
それは、つまり。
「(お、俺宛のラブレター?!)」
来たのか。俺にモテ期ってやつが。
嬉しい気持ちで落ちた手紙を手に取った。
『果たし状』
手紙の封筒には大きな文字でそう書かれていた。
まさかと思い、他の手紙にも目を通す。
他の手紙も全て同様だった。
・・・ビリ。
封を開けて中を確認した。
中には時間と場所。それに私が勝ったら晴人様から離れるようにと丸みを帯びた可愛い文字で書かれてあった。
学校へ到着するまでの途中、結香から連絡がきた。
【お兄ちゃん。昨日の一件でファンクラブに二つの派閥が出来たんだけど、一つは、お兄ちゃんと晴人様を見守る派閥でこっちは大丈夫なんだけど】
待て、何が大丈夫なのかを教えてほしい。
【問題はもう一つの方。晴人様と一緒になるために邪魔なお兄ちゃんを蹴落とそうとしてる過激派の派閥】
どうやら、朝に会遭遇した危ない人達はその過激派だったようだ。
だから、お兄ちゃん頑張ってね。と言う言葉で結香からの連絡は切れた。
「(どうしろって言うんだよ)」
頭を悩ませながら下駄箱で靴を履き替えようとした。
バサバサバサ。
手紙の雪崩が起きた。
間違えて、晴人の方の下駄箱を開けてしまったのかと思ったが、ちゃんと自分の下駄箱だった。
それは、つまり。
「(お、俺宛のラブレター?!)」
来たのか。俺にモテ期ってやつが。
嬉しい気持ちで落ちた手紙を手に取った。
『果たし状』
手紙の封筒には大きな文字でそう書かれていた。
まさかと思い、他の手紙にも目を通す。
他の手紙も全て同様だった。
・・・ビリ。
封を開けて中を確認した。
中には時間と場所。それに私が勝ったら晴人様から離れるようにと丸みを帯びた可愛い文字で書かれてあった。
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