24 / 26
24.震える想いを伝えて
しおりを挟む
「――落ち着いたか?」
「はび。ずみまぜん」
明かりをつけたリビング。そこで、課長と二人並んでソファに腰掛ける。
課長が無事で、安心して。感情がメチャクチャになって大泣きしたあたし。そのあたしに、怒るでもなく笑うでもなく、ずっと寄り添ってくれた課長。
涙と感情が収まってくると、少し気恥ずかしい。
「それにしても。お前、その格好で金沢まで行くつもりだったのか?」
課長が指摘する。
白玉ぜんざいっぽいものを作ろうとしてたあたし。着古してよれたルームウェアには、ところどころに白い粉の跡。
この格好で、あたし、新幹線に乗ろうとしてたの? 足はサンダル履いてたし。
「それに、金沢まで行ったとして。どうやって俺と会うつもりだったんだ?」
「えーっと。それはぁ……」
冷静に考えれば、スマホで連絡を取って――なんだけど。家を飛び出したあたしが持ってたのは、財布の入ったカバンと、あずき缶だけ。スマホは(あずき缶を持ってたせいで)持てずにイライラして放っぽってしまっていた。
(ゔゔ。穴があったら入りたい)
石川県金沢市と、神奈川県横浜市金沢区を間違えただけでも恥ずかしすぎるってのに。
いくら心配してたからって、ものすごく慌ててたからって。一生穴に入っていたいぐらいの間抜けっぷり。
「――ありがとうな」
「バカでえ、お前」「なにやってんの、ゲラゲラゲラ」
そんなふうに笑われると思ったのに。
訪れたのは、優しい感謝の言葉と、そっとあたしの頭を抱き寄せる、課長の手だった。
「そこまで慌てるほど、俺のことを心配してくれて」
「課長……」
あ、ダメだ。また涙が出てきそう。
「そうだ。金沢の土産がある。食うか? ウサギを型どった和菓子だ。中はお前の好きなアンコだぞ」
立ち上がった課長。お土産を取りに歩きだすけど。
「――お土産より、課長をください」
その服の裾を、必死に掴む。
「真白、お前……」
「あたし、課長がいない間、大好きなQUARTETTO!のビデオ見てたんです。推しを思う存分堪能しようって。でも、できなかった……」
課長が立ち止まり、あたしをふり返る。
あたしは、その視線を受け止めきれずに、床だけを見つめ続ける。
「推しをカッコいいって思えなかった。カッコいいんですけど、なんか違うなって。なんか、ずっと胸にポッカリ穴が空いてるっていうのか、ときめかないっていうのか。全然萌えなかったんです。時間が過ぎるのがとっても遅く感じられて」
あたし、なに言っちゃってんだろ。要旨が全然まとまらない。
「でも今はちょっと違うんです。胸がドキドキして、ちょっと苦しくて。フワフワするような、ワクワクするよな、温かいような、切ないような、落ち着くような、そうでないような。不思議な感じなんです」
もっとキチンとわかりやすいように説明しなくちゃ。課長、きっと呆れてる。なに言ってんだ、わかりにくいぞって呆れてる。
「あたし、あのニュースを観て、本当に怖かった。課長が戻ってこないんじゃないかって、会えなくなるんじゃないかって、怖くて仕方なかった」
「真白……」
「課長。あたしに、課長をください。課長がここにいるんだって、課長が無事なんだって教えて下さい!」
言った!
言った、言った、言い切った!
一番言いたかったこと、ちゃんと言った!
目だってちゃんと見るもんね! もう、逸らしたりしないもんね!
「そんなこと言って。止まれないぞ?」
「止まらないでください」
ギャーっ! あたしナニ言っちゃってんの! そして、自分から抱きつくなんて、なんて大胆!
頭パニック。
体中の血が沸騰しそうなぐらい熱くなってる。耳の奥の血流うるさい。心臓が「オギャーッ!」って暴れまくるし、胸が張り裂けそう。
でも。
でも、言っちゃったもんね、あたし!
言いたかったこと、全部言っちゃったもんね!
「真白……」
あたしの名前を呼び、降りてきた唇。
(ああ、課長がいる……)
唇から伝わる温もり。
それだけで。
それだけであたし、涙出そう。
* * * *
チュッ……。チュッ……。
リビングと違って、暗いままの寝室に濡れたような音が響く。
ベッドに腰掛けたあたしと課長。隣に座る課長が、あたしにキスしてくれるからだ。
「真白……」
キスの合間、課長のかすれた声があたしを呼ぶ。頬に当てられた課長の手。その指の先が、耳に、こめかみの髪に触れる。
こういう時、あたしも課長の名前を呼んだらいいのかな。わからないでいると、またキスが降り注ぐ。
「ンッ……」
どうしたらいいのかわかんなくても、こうしてキスされるのが幸せだってことはわかる。
幸せで、うれしくて。頭のぼせて、クラクラしてくる。あたし、どうにかなりそう。
「あっ……、ンンッ」
頬へ、額へ、耳元へ、首筋へ。
課長のキスは、唇だけじゃなくて、少しずつ違う場所へと移っていく。おかげで、息もしやすいし、声も出るようになった。
「ヒャンっ!」
そのままポテンと、仰向けに押し倒される。
身を捩って、あたしにのしかかる課長の体。そしてさらに降り注いでくるキスの嵐。
キスだけじゃない。
「ンンッ……!」
課長の舌が、あたしの首筋をなぞる。そして。
「アッ……」
耳の下あたりをカプッと甘咬みされた。
(あたし、食べられちゃう?)
課長に。
今のあたし、課長に味見されちゃってる。
でも、それがイヤとか言うんじゃなくて。怖いけど、「食べていいよ」って気分になってる。
課長なら。課長なら食べていいよ。食べてください。って。
「あっ、ちょっ、待ってください!」
蕩けかけた思考、復活。あたしのルームウェアを脱がしにかかった課長を止める。
「怖いのか?」
課長が身を起こす。
「ち、違うんです! あたし、課長に食べられたいって思ってます! でも、その、ブラが、ブラがっ!」
こういうこと想定してなかったから、なけなしレースしかついてないお子ちゃまブラなんですうぅぅ~~!
それも、布地はファンシーうさぎのプリント柄。
胸が小さいのは仕方ないとして。せめてブラぐらい、大人っぽい色っぽいもの着けておけばよかった。ゔゔ。
「別に。俺はブラジャーなんぞに興味はないぞ」
へ?
「そこに中身が収まっていればいい」
中身って! 言い方!
少し笑った課長にツッコみたい。
「――怖い、わけじゃないんだな」
「え、はい……」
怖くはないです。
ドキドキはしてるけど。心臓暴れまくってるけど。怖い……ってのはちょっと違う。
「なら、自分で脱げ。ブラジャーを見られるのが恥ずかしいのなら、さっさと脱ぐといい」
そしたら、見られずに済む?
「あのう。でもその場合、あたしの胸が丸見えですよね?」
あたしのささやか過ぎる胸がポロン。
「そうなるな」
いや、「そうなるな」じゃなくて!
「着衣のままヤることはできるが。それでいいのか?」
それでいいのかって。
「――わ、わかりました」
脱ぎます! 脱ぎますよ! 脱げばいいんでしょ!
いくらなんでも、着衣のままはちょっとイヤ。
エイヤッと気合いを入れて、ルームウェアもブラも脱ぎ捨てる。
これでいいですか、課長!
ムンっと口を曲げ、上半身裸で開き直る。
「キレイだ……」
へ? 課長?
「ひゃあっ……!」
大型犬に飛びかかられた。
そう思えるぐらい、グワッとあたしに襲いかかってきた課長。
「ンッ、ンンッ、はぁっ、ンふッ!」
今度のキスは、息をする合間もない。息すら課長に食べられてる。
「覚悟しろ、真白」
か、覚悟って。
「あっ、ンンッ……!」
「お前のすべて、俺がもらう」
「はび。ずみまぜん」
明かりをつけたリビング。そこで、課長と二人並んでソファに腰掛ける。
課長が無事で、安心して。感情がメチャクチャになって大泣きしたあたし。そのあたしに、怒るでもなく笑うでもなく、ずっと寄り添ってくれた課長。
涙と感情が収まってくると、少し気恥ずかしい。
「それにしても。お前、その格好で金沢まで行くつもりだったのか?」
課長が指摘する。
白玉ぜんざいっぽいものを作ろうとしてたあたし。着古してよれたルームウェアには、ところどころに白い粉の跡。
この格好で、あたし、新幹線に乗ろうとしてたの? 足はサンダル履いてたし。
「それに、金沢まで行ったとして。どうやって俺と会うつもりだったんだ?」
「えーっと。それはぁ……」
冷静に考えれば、スマホで連絡を取って――なんだけど。家を飛び出したあたしが持ってたのは、財布の入ったカバンと、あずき缶だけ。スマホは(あずき缶を持ってたせいで)持てずにイライラして放っぽってしまっていた。
(ゔゔ。穴があったら入りたい)
石川県金沢市と、神奈川県横浜市金沢区を間違えただけでも恥ずかしすぎるってのに。
いくら心配してたからって、ものすごく慌ててたからって。一生穴に入っていたいぐらいの間抜けっぷり。
「――ありがとうな」
「バカでえ、お前」「なにやってんの、ゲラゲラゲラ」
そんなふうに笑われると思ったのに。
訪れたのは、優しい感謝の言葉と、そっとあたしの頭を抱き寄せる、課長の手だった。
「そこまで慌てるほど、俺のことを心配してくれて」
「課長……」
あ、ダメだ。また涙が出てきそう。
「そうだ。金沢の土産がある。食うか? ウサギを型どった和菓子だ。中はお前の好きなアンコだぞ」
立ち上がった課長。お土産を取りに歩きだすけど。
「――お土産より、課長をください」
その服の裾を、必死に掴む。
「真白、お前……」
「あたし、課長がいない間、大好きなQUARTETTO!のビデオ見てたんです。推しを思う存分堪能しようって。でも、できなかった……」
課長が立ち止まり、あたしをふり返る。
あたしは、その視線を受け止めきれずに、床だけを見つめ続ける。
「推しをカッコいいって思えなかった。カッコいいんですけど、なんか違うなって。なんか、ずっと胸にポッカリ穴が空いてるっていうのか、ときめかないっていうのか。全然萌えなかったんです。時間が過ぎるのがとっても遅く感じられて」
あたし、なに言っちゃってんだろ。要旨が全然まとまらない。
「でも今はちょっと違うんです。胸がドキドキして、ちょっと苦しくて。フワフワするような、ワクワクするよな、温かいような、切ないような、落ち着くような、そうでないような。不思議な感じなんです」
もっとキチンとわかりやすいように説明しなくちゃ。課長、きっと呆れてる。なに言ってんだ、わかりにくいぞって呆れてる。
「あたし、あのニュースを観て、本当に怖かった。課長が戻ってこないんじゃないかって、会えなくなるんじゃないかって、怖くて仕方なかった」
「真白……」
「課長。あたしに、課長をください。課長がここにいるんだって、課長が無事なんだって教えて下さい!」
言った!
言った、言った、言い切った!
一番言いたかったこと、ちゃんと言った!
目だってちゃんと見るもんね! もう、逸らしたりしないもんね!
「そんなこと言って。止まれないぞ?」
「止まらないでください」
ギャーっ! あたしナニ言っちゃってんの! そして、自分から抱きつくなんて、なんて大胆!
頭パニック。
体中の血が沸騰しそうなぐらい熱くなってる。耳の奥の血流うるさい。心臓が「オギャーッ!」って暴れまくるし、胸が張り裂けそう。
でも。
でも、言っちゃったもんね、あたし!
言いたかったこと、全部言っちゃったもんね!
「真白……」
あたしの名前を呼び、降りてきた唇。
(ああ、課長がいる……)
唇から伝わる温もり。
それだけで。
それだけであたし、涙出そう。
* * * *
チュッ……。チュッ……。
リビングと違って、暗いままの寝室に濡れたような音が響く。
ベッドに腰掛けたあたしと課長。隣に座る課長が、あたしにキスしてくれるからだ。
「真白……」
キスの合間、課長のかすれた声があたしを呼ぶ。頬に当てられた課長の手。その指の先が、耳に、こめかみの髪に触れる。
こういう時、あたしも課長の名前を呼んだらいいのかな。わからないでいると、またキスが降り注ぐ。
「ンッ……」
どうしたらいいのかわかんなくても、こうしてキスされるのが幸せだってことはわかる。
幸せで、うれしくて。頭のぼせて、クラクラしてくる。あたし、どうにかなりそう。
「あっ……、ンンッ」
頬へ、額へ、耳元へ、首筋へ。
課長のキスは、唇だけじゃなくて、少しずつ違う場所へと移っていく。おかげで、息もしやすいし、声も出るようになった。
「ヒャンっ!」
そのままポテンと、仰向けに押し倒される。
身を捩って、あたしにのしかかる課長の体。そしてさらに降り注いでくるキスの嵐。
キスだけじゃない。
「ンンッ……!」
課長の舌が、あたしの首筋をなぞる。そして。
「アッ……」
耳の下あたりをカプッと甘咬みされた。
(あたし、食べられちゃう?)
課長に。
今のあたし、課長に味見されちゃってる。
でも、それがイヤとか言うんじゃなくて。怖いけど、「食べていいよ」って気分になってる。
課長なら。課長なら食べていいよ。食べてください。って。
「あっ、ちょっ、待ってください!」
蕩けかけた思考、復活。あたしのルームウェアを脱がしにかかった課長を止める。
「怖いのか?」
課長が身を起こす。
「ち、違うんです! あたし、課長に食べられたいって思ってます! でも、その、ブラが、ブラがっ!」
こういうこと想定してなかったから、なけなしレースしかついてないお子ちゃまブラなんですうぅぅ~~!
それも、布地はファンシーうさぎのプリント柄。
胸が小さいのは仕方ないとして。せめてブラぐらい、大人っぽい色っぽいもの着けておけばよかった。ゔゔ。
「別に。俺はブラジャーなんぞに興味はないぞ」
へ?
「そこに中身が収まっていればいい」
中身って! 言い方!
少し笑った課長にツッコみたい。
「――怖い、わけじゃないんだな」
「え、はい……」
怖くはないです。
ドキドキはしてるけど。心臓暴れまくってるけど。怖い……ってのはちょっと違う。
「なら、自分で脱げ。ブラジャーを見られるのが恥ずかしいのなら、さっさと脱ぐといい」
そしたら、見られずに済む?
「あのう。でもその場合、あたしの胸が丸見えですよね?」
あたしのささやか過ぎる胸がポロン。
「そうなるな」
いや、「そうなるな」じゃなくて!
「着衣のままヤることはできるが。それでいいのか?」
それでいいのかって。
「――わ、わかりました」
脱ぎます! 脱ぎますよ! 脱げばいいんでしょ!
いくらなんでも、着衣のままはちょっとイヤ。
エイヤッと気合いを入れて、ルームウェアもブラも脱ぎ捨てる。
これでいいですか、課長!
ムンっと口を曲げ、上半身裸で開き直る。
「キレイだ……」
へ? 課長?
「ひゃあっ……!」
大型犬に飛びかかられた。
そう思えるぐらい、グワッとあたしに襲いかかってきた課長。
「ンッ、ンンッ、はぁっ、ンふッ!」
今度のキスは、息をする合間もない。息すら課長に食べられてる。
「覚悟しろ、真白」
か、覚悟って。
「あっ、ンンッ……!」
「お前のすべて、俺がもらう」
13
お気に入りに追加
70
あなたにおすすめの小説
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます
沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!
ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる
Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした
ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。
でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。
彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
駆け引きから始まる、溺れるほどの甘い愛
玖羽 望月
恋愛
雪代 恵舞(ゆきしろ えま)28歳は、ある日祖父から婚約者候補を紹介される。
アメリカの企業で部長職に就いているという彼は、竹篠 依澄(たけしの いずみ)32歳だった。
恵舞は依澄の顔を見て驚く。10年以上前に別れたきりの、初恋の人にそっくりだったからだ。けれど名前すら違う別人。
戸惑いながらも、祖父の顔を立てるためお試し交際からスタートという条件で受け入れる恵舞。結婚願望などなく、そのうち断るつもりだった。
一方依澄は、早く婚約者として受け入れてもらいたいと、まずお互いを知るために簡単なゲームをしようと言い出す。
「俺が勝ったら唇をもらおうか」
――この駆け引きの勝者はどちら?
*付きはR描写ありです。
エブリスタにも投稿しています。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
禁断溺愛
流月るる
恋愛
親同士の結婚により、中学三年生の時に湯浅製薬の御曹司・巧と義兄妹になった真尋。新しい家族と一緒に暮らし始めた彼女は、義兄から独占欲を滲ませた態度を取られるようになる。そんな義兄の様子に、真尋の心は揺れ続けて月日は流れ――真尋は、就職を区切りに彼への想いを断ち切るため、義父との養子縁組を解消し、ひっそりと実家を出た。しかし、ほどなくして海外赴任から戻った巧に、その事実を知られてしまう。当然のごとく義兄は大激怒で真尋のマンションに押しかけ、「赤の他人になったのなら、もう遠慮する必要はないな」と、甘く淫らに懐柔してきて……? 切なくて心が甘く疼く大人のエターナル・ラブ。
契約結婚のはずが、幼馴染の御曹司は溺愛婚をお望みです
紬 祥子(まつやちかこ)
恋愛
旧題:幼なじみと契約結婚しましたが、いつの間にか溺愛婚になっています。
夢破れて帰ってきた故郷で、再会した彼との契約婚の日々。
★第17回恋愛小説大賞(2024年)にて、奨励賞を受賞いたしました!★
☆改題&加筆修正ののち、単行本として刊行されることになりました!☆
※作品のレンタル開始に伴い、旧題で掲載していた本文は2025年2月13日に非公開となりました。
お楽しみくださっていた方々には申し訳ありませんが、何卒ご了承くださいませ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる