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3.ウサギのお宿はどこでしょう?
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「――荷物はそれだけか?」
「えっと。……はい」
課長がトランクに積んでくれた、あたしの荷物。
とりあえずクローゼットで濡れてなかった服をいくつかと、化粧品などの最低必要品のみ押し込んだスーツケース一個。
本当は、大好きなアイドルのCDとか写真集とかアクスタも持っていきたいけど、さすがに、そこまで私物を持ち込むのは気が引けたので諦めた。特に写真集。ビショ濡れで、見てると泣きそうなので持っていけそうにない。うう。QUARTETTO!の写真集。まだ実家にも保存用が取ってあるからいいけど。でも泣ける。
とりあえず、修繕費用とかはあっちが全面的に持ってくれるように、課長が交渉(脅し?)してくれたからいいけど。でも自分でも少しずつ直していかなきゃダメだよね。――って。
「あの、課長」
「なんだ」
「さっきは、ありがとうございました」
課長の運転する車のなかで、ようやく気づいた感謝を述べる。
あたし一人だったら、きっとオタオタするだけで、あんなふうに修繕について話し合う(?)ことなんてできなかっただろうな。
「別に。あれぐらいどうということない」
ずっと前だけ見て、隣に座るあたしに、視線一つ寄越さない課長。
ハンドル握るその姿、カッコいいなあ。
「それより。恋人らしく頼ってくれてうれしかったぞ」
えーっと。
恋人らしく頼ったんじゃなくて、とりあえず明日の休暇をお願いするために電話しただけなんですけど。
まさかそれで、本人ご登場になるとは思ってもみなかった。
「あのぉ、課長」
「なんだ」
「その、お昼の一件ですけど……」
せっかくだから、色々訊いてみよう。そう思って意を決したはずなのに。課長の「なんだ」に心が怯む。
えっと。どうやって話そう。
「……お前、つき合ってるヤツがいるのか?」
「いませんけど」
22年の人生、いまだかつて、そんな相手はおりません。悲しいけど。
「好きだってヤツは?」
「それも……いませんけど」
アパートに置いてきたQUARTETTO!のアクスタ。メンバーの柊深雪くんは好きだけど、あくまで「推し」という範疇の「好き」なので、ここで訊かれてる「好き」とは違うと思う。
「なら、俺の恋人役を務めてくれ」
言いながら、課長がハンドルをきる。
時折車に差し込む街灯の光が、課長の顔に、深い陰影をもたらす。課長、彫り深いなあ。あたしなら、多分、のぺっと光が照らして終わりだもん。影がそれだけできるってことは、それだけ鼻筋高かったりする証拠だもん。
額にかかった髪の影筋までカッコいいなんて。完璧すぎん?
「――着いたぞ」
そんなボケっと見とれてたら、いつの間にか、車はマンションの駐車場に到着してた。
(うわあ……)
あたしのアパートから意外と近かった、課長のマンション。高層、タワマンとかじゃないけど、それなりにお金のかかってそうなマンション。
エレベーターを使って上がった先、課長の部屋は……。
(うわわわ、課長の部屋だあ……)
って感じ。
飾りの少ない、シンプルな部屋。でも、置かれた家具とかはとってもセンスよくて。カーテンだって、普通のレースカーテン+厚地カーテンの四点セットみたいなヤツじゃなくて。えーっと。なんていうんだっけ。ホラ、縦のペラペラのシートみたいなのがたくさん垂れ下がってる……、そう! バーチカルブラインド! QUARTETTO!がやってたインテリア企画で出てたヤツ! それが今は真っ暗だけど、きっと眺めが良いんだろうって窓を彩ってる。
なんていうのかな。普段見てる課長の机を部屋で再現したら、こんな感じなんだろうなっての。机の上も、きちっとピシッと片付けてる課長。部屋だってそれと同じで、きちっとピシッと片付いてる。突然の誰かの訪問に戸惑うこともない。
(すごいなあ……)
あの番組で観たのもそうだけど。イケメンって、いつも自分の「美」を見てるから、こういうインテリアの美的センスも優れてたりするのかなあ。それか、こういうおしゃれ空間で暮らしてるから、イケメンになるのかもしれない。
となると、狭いワンルームアパートで暮らしてるあたしは、その部屋サイズに似合う体型にしかなれないと? インテリアセンスもないから、平凡顔のままだし。誰かを招くとしたら、その数日前から片付けなきゃいけない。
「どうした?」
「いえ、なんでもありません」
気後れしてたなんて、とても言えない。
「とりあえず。お前の寝る場所を決めなきゃいけないが……」
寝る場所? あたしの?
「そんなのどこでもいいですよ!」
それこそ、その辺の床の上でも。
屋根のあるところで寝られるんでしたらどこでも。
「いいや、よくない。仮にも女性を『どこでもいい』にはできない」
う。
硬いなあ、課長。
「――そうだな、この部屋を使ってくれ」
この部屋? ――って。
(課長の寝室……?)
リビングから続く場所にある部屋。灯りを点けてないから暗いけど、デデドンとベッドがあるのがわかる。けど。
「あ、あたしは、このクローゼットで充分です!」
あわてて、ベッドの脇にあったクローゼットを開くけど。
(うわ)
ここも「the課長のクローゼット」ってかんじ。ピシッと、スーツとシャツがそれぞれキレイに並んでる。ネクタイだって、並ぶグラデーションがキレイ。ここは、紳士服店の売り場かな?
「ほら、ここ! このスーツの下で充分ですよ、ほら!」
わずかな床のスペース。ウサギの寝床にちょうどいいじゃないですか。
「バカ言うな。そんなところに寝かせるわけにはいかないだろ。普通にベッドを使え」
ベッドを使えって。
「だだだ、ダメです! ダメですって!」
いくらなんでも!
あたしと課長は、あくまで「仮の恋人」であって! そんないっしょにベッドを使うような間柄ではっ!
「お前、なにか誤解してないか?」
ふへ?
「ここを使うのはお前だけだぞ? 俺は、あっちのソファで寝る」
課長が軽くリビングを指さす。
そっか。あたし一人でこのベッドを使うのか。ヘンな心配して損した。――じゃな~い!
「それこそダメです! この家の主は課長なんですから! 課長こそ、ベッドで寝てください!」
「だが……」
「『だが』じゃないです! ソファだと寝苦しいし、落っこちちゃいますよ! それでなくても、足とかはみ出しちゃうだろうし! ベッドは課長が使うべきです」
あたしだったら、文句なしにスッポリ収まるだろうけど、課長の長身じゃ無理! きっと絶対寝心地最悪!
「――真白」
あたしの熱弁を静かに聴いてた課長が、口を開く。
「ベッドはお前が使え。これは課長命令だ」
――は?
なんでそこで、「課長命令」なんて強権が発動されちゃうわけ? なんでそんな凄むような低い声なわけ?
「いいな」
「はいっ!」
怖くて思わず、背筋伸びちゃったじゃない。
「今日の夕飯は俺が作る。お前は、着替えてゆっくりしていろ」
それだけ言い残すと、課長がきびすを返す。
(なんなの、いったい)
困ってるあたしを助けに来てくれる優しさを見せてくれたかと思えば、課長権力も振りかざす。勝手に人を恋人にしちゃうし。でも、こうやって部屋を貸してくれるし。
優しいのか怖いのか。それか、人を振り回す名人なのか。
普段は、仕事に厳しくて、怒ってばっかの課長なのに。
(まあ、いいや……)
着替えを済ませ、課長野作ってくれたゴハンを食べ終えると、今日一日の疲れがどっと体を襲う。
だるい。疲れた。考えるのは一旦放棄。これからのことは、明日考えよう。
「えっと。……はい」
課長がトランクに積んでくれた、あたしの荷物。
とりあえずクローゼットで濡れてなかった服をいくつかと、化粧品などの最低必要品のみ押し込んだスーツケース一個。
本当は、大好きなアイドルのCDとか写真集とかアクスタも持っていきたいけど、さすがに、そこまで私物を持ち込むのは気が引けたので諦めた。特に写真集。ビショ濡れで、見てると泣きそうなので持っていけそうにない。うう。QUARTETTO!の写真集。まだ実家にも保存用が取ってあるからいいけど。でも泣ける。
とりあえず、修繕費用とかはあっちが全面的に持ってくれるように、課長が交渉(脅し?)してくれたからいいけど。でも自分でも少しずつ直していかなきゃダメだよね。――って。
「あの、課長」
「なんだ」
「さっきは、ありがとうございました」
課長の運転する車のなかで、ようやく気づいた感謝を述べる。
あたし一人だったら、きっとオタオタするだけで、あんなふうに修繕について話し合う(?)ことなんてできなかっただろうな。
「別に。あれぐらいどうということない」
ずっと前だけ見て、隣に座るあたしに、視線一つ寄越さない課長。
ハンドル握るその姿、カッコいいなあ。
「それより。恋人らしく頼ってくれてうれしかったぞ」
えーっと。
恋人らしく頼ったんじゃなくて、とりあえず明日の休暇をお願いするために電話しただけなんですけど。
まさかそれで、本人ご登場になるとは思ってもみなかった。
「あのぉ、課長」
「なんだ」
「その、お昼の一件ですけど……」
せっかくだから、色々訊いてみよう。そう思って意を決したはずなのに。課長の「なんだ」に心が怯む。
えっと。どうやって話そう。
「……お前、つき合ってるヤツがいるのか?」
「いませんけど」
22年の人生、いまだかつて、そんな相手はおりません。悲しいけど。
「好きだってヤツは?」
「それも……いませんけど」
アパートに置いてきたQUARTETTO!のアクスタ。メンバーの柊深雪くんは好きだけど、あくまで「推し」という範疇の「好き」なので、ここで訊かれてる「好き」とは違うと思う。
「なら、俺の恋人役を務めてくれ」
言いながら、課長がハンドルをきる。
時折車に差し込む街灯の光が、課長の顔に、深い陰影をもたらす。課長、彫り深いなあ。あたしなら、多分、のぺっと光が照らして終わりだもん。影がそれだけできるってことは、それだけ鼻筋高かったりする証拠だもん。
額にかかった髪の影筋までカッコいいなんて。完璧すぎん?
「――着いたぞ」
そんなボケっと見とれてたら、いつの間にか、車はマンションの駐車場に到着してた。
(うわあ……)
あたしのアパートから意外と近かった、課長のマンション。高層、タワマンとかじゃないけど、それなりにお金のかかってそうなマンション。
エレベーターを使って上がった先、課長の部屋は……。
(うわわわ、課長の部屋だあ……)
って感じ。
飾りの少ない、シンプルな部屋。でも、置かれた家具とかはとってもセンスよくて。カーテンだって、普通のレースカーテン+厚地カーテンの四点セットみたいなヤツじゃなくて。えーっと。なんていうんだっけ。ホラ、縦のペラペラのシートみたいなのがたくさん垂れ下がってる……、そう! バーチカルブラインド! QUARTETTO!がやってたインテリア企画で出てたヤツ! それが今は真っ暗だけど、きっと眺めが良いんだろうって窓を彩ってる。
なんていうのかな。普段見てる課長の机を部屋で再現したら、こんな感じなんだろうなっての。机の上も、きちっとピシッと片付けてる課長。部屋だってそれと同じで、きちっとピシッと片付いてる。突然の誰かの訪問に戸惑うこともない。
(すごいなあ……)
あの番組で観たのもそうだけど。イケメンって、いつも自分の「美」を見てるから、こういうインテリアの美的センスも優れてたりするのかなあ。それか、こういうおしゃれ空間で暮らしてるから、イケメンになるのかもしれない。
となると、狭いワンルームアパートで暮らしてるあたしは、その部屋サイズに似合う体型にしかなれないと? インテリアセンスもないから、平凡顔のままだし。誰かを招くとしたら、その数日前から片付けなきゃいけない。
「どうした?」
「いえ、なんでもありません」
気後れしてたなんて、とても言えない。
「とりあえず。お前の寝る場所を決めなきゃいけないが……」
寝る場所? あたしの?
「そんなのどこでもいいですよ!」
それこそ、その辺の床の上でも。
屋根のあるところで寝られるんでしたらどこでも。
「いいや、よくない。仮にも女性を『どこでもいい』にはできない」
う。
硬いなあ、課長。
「――そうだな、この部屋を使ってくれ」
この部屋? ――って。
(課長の寝室……?)
リビングから続く場所にある部屋。灯りを点けてないから暗いけど、デデドンとベッドがあるのがわかる。けど。
「あ、あたしは、このクローゼットで充分です!」
あわてて、ベッドの脇にあったクローゼットを開くけど。
(うわ)
ここも「the課長のクローゼット」ってかんじ。ピシッと、スーツとシャツがそれぞれキレイに並んでる。ネクタイだって、並ぶグラデーションがキレイ。ここは、紳士服店の売り場かな?
「ほら、ここ! このスーツの下で充分ですよ、ほら!」
わずかな床のスペース。ウサギの寝床にちょうどいいじゃないですか。
「バカ言うな。そんなところに寝かせるわけにはいかないだろ。普通にベッドを使え」
ベッドを使えって。
「だだだ、ダメです! ダメですって!」
いくらなんでも!
あたしと課長は、あくまで「仮の恋人」であって! そんないっしょにベッドを使うような間柄ではっ!
「お前、なにか誤解してないか?」
ふへ?
「ここを使うのはお前だけだぞ? 俺は、あっちのソファで寝る」
課長が軽くリビングを指さす。
そっか。あたし一人でこのベッドを使うのか。ヘンな心配して損した。――じゃな~い!
「それこそダメです! この家の主は課長なんですから! 課長こそ、ベッドで寝てください!」
「だが……」
「『だが』じゃないです! ソファだと寝苦しいし、落っこちちゃいますよ! それでなくても、足とかはみ出しちゃうだろうし! ベッドは課長が使うべきです」
あたしだったら、文句なしにスッポリ収まるだろうけど、課長の長身じゃ無理! きっと絶対寝心地最悪!
「――真白」
あたしの熱弁を静かに聴いてた課長が、口を開く。
「ベッドはお前が使え。これは課長命令だ」
――は?
なんでそこで、「課長命令」なんて強権が発動されちゃうわけ? なんでそんな凄むような低い声なわけ?
「いいな」
「はいっ!」
怖くて思わず、背筋伸びちゃったじゃない。
「今日の夕飯は俺が作る。お前は、着替えてゆっくりしていろ」
それだけ言い残すと、課長がきびすを返す。
(なんなの、いったい)
困ってるあたしを助けに来てくれる優しさを見せてくれたかと思えば、課長権力も振りかざす。勝手に人を恋人にしちゃうし。でも、こうやって部屋を貸してくれるし。
優しいのか怖いのか。それか、人を振り回す名人なのか。
普段は、仕事に厳しくて、怒ってばっかの課長なのに。
(まあ、いいや……)
着替えを済ませ、課長野作ってくれたゴハンを食べ終えると、今日一日の疲れがどっと体を襲う。
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