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「おかえり」と「ごちそうさま」のカンケイ。
第2話 赤だし味噌汁。
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「進路調査票?」
「うん。進路調査票。今週の金曜提出だって」
「ミオは、どこか希望があるの?」
「別に。こんなの、自分の成績に見合ったところを書けばいいんじゃない?」
日曜日の夜遅く。
出張から帰ってきた奏さんに、学校でもらってきたプリントを相談する。相談するって言っても、具体的に将来なんて考えたことないから、どこか他人事。
「そんな適当なことをしないの。将来にまったく関係ない学校には進学できないでしょ」
それは言えてる。
自分の成績ならここかな~程度で、興味もないのに商業科とかに進学して、「やっぱエンジニアになりたい」とか言い出してもどうにもならないし。だったら無難に普通科を選んだとしても、「いやあ、ウチの学校レベル低いから、旧帝大を狙うのは無理なんですわ」なんてこともある。
よく卒業式なんかで「君たちの未来の可能性は無限大」みたいなことを来賓とかがぬかすけど、実際は高校を選ぶ時点である程度未来の可能性は決まってる。それどころか、弁護士や医者なんかになると、生れ落ちた場所から始めないと夢を持つことも出来ない。
ようするに、この時点で夢も未来もある程度決まってる、決まってしまっている。高校や大学なんてものは、その決まりかけた未来への、ささやかな進路変更手段にすぎない。
「ミオの成績なら、聖泉女学院なんてどうよ」
「あそこ、私立でしょ? お金かかるから却下」
「じゃあ、西高。あそこなら」
「ダメ。ここから遠い」
「ぶー。遠いったって電車で五駅程度でしょうが」
「ダメだよ。家のことがおろそかになっちゃう」
「アンタねえ。子持ち主婦のパート先探しじゃないんだから」
「でも、わたしが家事をやらなくっちゃ……」
「勉学や将来の妨げになるほど家事をやってもらう必要はない!!」
ピシャリと言い訳を遮断された。
「ミオの学業が一番大事だし。そうなったら、私も家事を手伝うから。お金のことも心配しなくていいから、好きなことを学べるところを選びなさい」
言い切ってから、奏さんが手にした赤だしの味噌汁をズズッとすすり上げた。言ってることは立派だけど、ちょっと矛盾してるその姿。だってその味噌汁、わたしが作ったヤツだし。奏さんは食べてるだけだし。説得力はゼロに近い。
「にしても、この赤だし、美味しいねえ。ちょっと懐かしい味がするよ」
自分でも矛盾に気づいてるんだろうか。奏さんが話題を変えた。
「大学時代を思い出す?」
「うん。あの頃は濃いな~、苦手だな~って思ってたんだけど、意外にハマるっていうのかね~。四年も過ごしてたら、逆に好きになってたよ」
奏さんは大学時代の四年間、名古屋で下宿していた。勉強に忙しかったのか、それとも新婚だった姉夫婦に遠慮してたのか、あまり帰ってくることがなかったようで、わたしはあの葬式まで奏さんに会った記憶がほとんどない。
「赤だしってさ、失敗しやすいんだけど、これ、すごく美味しいよ」
「それは、味噌を減らし目にいれてるからですよ。赤味噌って濃いから、いつもの味噌なみに溶いちゃうとしょっぱい~、くどい~、喉がガラガラする~ってなるんです」
「そうなんだ」
「出汁を濃い目にして、味噌を薄めにする。あとちょっとだけみりんを足す。これがヒケツみたいです」
レシピサイトの受け売り。でも奏さんが喜んでくれたのなら最高だ。
これからは、赤だしの味噌汁もレパートリーに登録しておこう。
「名古屋はね~、そこ自体に遊ぶ場所は少ないんだけど、ちょっと足を延ばせば伊勢神宮とか、京都とかサーッと日帰りで遊びに行けちゃう好立地だったからねえ」
「遊んでたんですか?」
勉学に励んで帰れなかったのではなく? 遊びにかまけて帰れなかったの?
「まあ、それなりにね。でも一つも単位を落としてないよ。赤点も追試もなかったし」
エヘン!!
奏さんが軽く胸を反らした。
けど、それがすごいことなのかどうか。大学どころか高校にも進学してないわたしにはわからない。
自慢するんだから、すごいことなんだろう程度。
「ミオもね、一度っきりの学生生活なんだから、家のこと以外にも目を向けて、楽しまなきゃだめだよ」
あ、話がループしてきた。
「部活とか恋愛とか。甘酸っぱい思い出は、その時にしか作れないんだから。あとで後悔しても遅いんだよ?」
「奏さんも後悔したの?」
「あ~、うん。まあ、それはおいといて」
おいとくんかい。
「恋愛どうこうは、奏さんのが先でしょ?」
もうすぐ三十二なんだし。
「……人のデリケートでセンシティブな問題を」
「いや、話題ふったの奏さんだし。そういうネタ、なんかないの?」
「ないっ!! ないないないないっ!! そういうネタは一つもないっ!!」
そこまで全力で否定しなくても。
「だって、今日まで出張だったんだよ? それも取材先は普通の一般家庭だし。オシャレな家ではあったけど」
「ふうん。でもさ、一緒に同行してくれたカメラマンとか、そういう人と……」
「ないっ!! ありえないっ!! ミオも知ってるでしょ? 斎藤さん。あのオッサンとそういう展開は、天地がひっくり返ってもありえないっ!!」
うん。まあ。斎藤さん、人は悪くないけど、頭の淋しいオッサンだし。
奏さんの会社のカメラマン。一度だけ会ったことのある斎藤さんの隣に奏さんを想像して――ないわ、やっぱり。
「ごちそうさま。先にお風呂もらってもいい?」
「また仕事?」
「うん。取材先、まとめなきゃいけなくって」
多分、今日も仕事に潜るんだろうな。取材から帰ってきた日は特にそうだ。取材で受けた印象とかそういうのを、脳内にあるうちにプットアウトして文字化する。
――印象、所感はナマモノだから。
奏さんの口癖。
その日その時に感じたことは、すぐに思い返して記しておかないと、すべてがぼやけて薄れていってしまう。どれだけ感銘を受けたできごとであっても、放っておけば「あれ? そんなにすごいことだっけ?」ってなってしまう。
感動して、揺り動かされた心が平静に戻ってしまうからなんだろうけど、それを奏さんは「感動が腐る」と表現する。感じたことを残しておかないのは、せっかくの美味しい期間をみすみす逃してるようなもんなんだって。美味しくなくなった料理を前にして、いかに美味しい料理かを説明するのは半端なく大変。
だから、感動が新鮮なうちに文字にして残しておく。
それが奏さんの持論だった。
疲れてるだろうに。
取材は夕方までかかってるんだし、本当ならあっちでもう一泊してから帰ってきてもいいのに。こうして、わたしを心配してか、新幹線に飛び乗って帰ってきてくれている。
「あ、そうだ。これ、広島みやげ」
ほいっとグチャグチャのカバンから取り出された、少しよれた紙袋。
中身は、レモンのハンドクリームと、レモンのフェイシャルマスク。それとレモン柄のハンドタオル。……見事なまでのレモンづくし。
「食べ物と思ったけど、ミオならこっちかな~って思って。家事、がんばってくれてるし、お肌とか気になるお年頃だしね~」
「奏さんほどじゃないですよ。まだピチピチの十代だし」
「フフ~ン。私だって……」
どやっとばかりに取り出されたもう一つの紙袋。
「あ、オリーブのフェイシャルマスク」
「広島限定らしいわ。小豆島のオリーブタップリなんだって」
有名ブランドとのコラボ商品らしい。見たことのあるイラストがオリーブグリーンのパッケージに描かれていた。
「オリーブとレモン。使ってみてよかったらさ、一枚ぐらい交換してみよ?」
わたし、「いいな」って顔でもしてたんだろうか。
「って、奏さんが両方使ってみたかっただけなんじゃ」
「バレたか」
バレいでか。
へへッと笑う奏さん。
でも、彼女がそんなマメにフェイスケアしてるの、見たことないんだよね。メイクすらめんどくさがる人だし。風呂上りもあれこれスキンケア塗るんじゃなくて、オールインワンジェル一択の人だし。
気を使ってくれてるんだろうな。
なんとなく察して、「よくばりな奏さん」認定したことにしておく。
「じゃあ、お先にいただくね~」
奏さんがお風呂に入ってる間、いつものように食器を片づけ、テーブルを拭いておく。
水仕事を終え、お土産のハンドクリームを少しだけ、手の甲に受ける。白いクリームは、ちょっとだけ出しただけなのに、爽やかなレモンの香りがした。そのまま手に塗り込んでも、ベタつかず、香りだけが手に残る。
いい香り……。
香りとともに、しっとりした手ごとギュッと抱きしめる。
大雑把で、めんどくさがりで、仕事に夢中で、普段は女子力どこいった状態だけど、大らかで正義感に溢れてて、時折こうして気づかってくれる隠れ女子力の持ち主。
爽やかで香り良くサッパリしてるレモンは、奏さんそのもの。
使いきっちゃうのがもったいなく思えて、特別な時にだけ使おうと決めた。
「うん。進路調査票。今週の金曜提出だって」
「ミオは、どこか希望があるの?」
「別に。こんなの、自分の成績に見合ったところを書けばいいんじゃない?」
日曜日の夜遅く。
出張から帰ってきた奏さんに、学校でもらってきたプリントを相談する。相談するって言っても、具体的に将来なんて考えたことないから、どこか他人事。
「そんな適当なことをしないの。将来にまったく関係ない学校には進学できないでしょ」
それは言えてる。
自分の成績ならここかな~程度で、興味もないのに商業科とかに進学して、「やっぱエンジニアになりたい」とか言い出してもどうにもならないし。だったら無難に普通科を選んだとしても、「いやあ、ウチの学校レベル低いから、旧帝大を狙うのは無理なんですわ」なんてこともある。
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ようするに、この時点で夢も未来もある程度決まってる、決まってしまっている。高校や大学なんてものは、その決まりかけた未来への、ささやかな進路変更手段にすぎない。
「ミオの成績なら、聖泉女学院なんてどうよ」
「あそこ、私立でしょ? お金かかるから却下」
「じゃあ、西高。あそこなら」
「ダメ。ここから遠い」
「ぶー。遠いったって電車で五駅程度でしょうが」
「ダメだよ。家のことがおろそかになっちゃう」
「アンタねえ。子持ち主婦のパート先探しじゃないんだから」
「でも、わたしが家事をやらなくっちゃ……」
「勉学や将来の妨げになるほど家事をやってもらう必要はない!!」
ピシャリと言い訳を遮断された。
「ミオの学業が一番大事だし。そうなったら、私も家事を手伝うから。お金のことも心配しなくていいから、好きなことを学べるところを選びなさい」
言い切ってから、奏さんが手にした赤だしの味噌汁をズズッとすすり上げた。言ってることは立派だけど、ちょっと矛盾してるその姿。だってその味噌汁、わたしが作ったヤツだし。奏さんは食べてるだけだし。説得力はゼロに近い。
「にしても、この赤だし、美味しいねえ。ちょっと懐かしい味がするよ」
自分でも矛盾に気づいてるんだろうか。奏さんが話題を変えた。
「大学時代を思い出す?」
「うん。あの頃は濃いな~、苦手だな~って思ってたんだけど、意外にハマるっていうのかね~。四年も過ごしてたら、逆に好きになってたよ」
奏さんは大学時代の四年間、名古屋で下宿していた。勉強に忙しかったのか、それとも新婚だった姉夫婦に遠慮してたのか、あまり帰ってくることがなかったようで、わたしはあの葬式まで奏さんに会った記憶がほとんどない。
「赤だしってさ、失敗しやすいんだけど、これ、すごく美味しいよ」
「それは、味噌を減らし目にいれてるからですよ。赤味噌って濃いから、いつもの味噌なみに溶いちゃうとしょっぱい~、くどい~、喉がガラガラする~ってなるんです」
「そうなんだ」
「出汁を濃い目にして、味噌を薄めにする。あとちょっとだけみりんを足す。これがヒケツみたいです」
レシピサイトの受け売り。でも奏さんが喜んでくれたのなら最高だ。
これからは、赤だしの味噌汁もレパートリーに登録しておこう。
「名古屋はね~、そこ自体に遊ぶ場所は少ないんだけど、ちょっと足を延ばせば伊勢神宮とか、京都とかサーッと日帰りで遊びに行けちゃう好立地だったからねえ」
「遊んでたんですか?」
勉学に励んで帰れなかったのではなく? 遊びにかまけて帰れなかったの?
「まあ、それなりにね。でも一つも単位を落としてないよ。赤点も追試もなかったし」
エヘン!!
奏さんが軽く胸を反らした。
けど、それがすごいことなのかどうか。大学どころか高校にも進学してないわたしにはわからない。
自慢するんだから、すごいことなんだろう程度。
「ミオもね、一度っきりの学生生活なんだから、家のこと以外にも目を向けて、楽しまなきゃだめだよ」
あ、話がループしてきた。
「部活とか恋愛とか。甘酸っぱい思い出は、その時にしか作れないんだから。あとで後悔しても遅いんだよ?」
「奏さんも後悔したの?」
「あ~、うん。まあ、それはおいといて」
おいとくんかい。
「恋愛どうこうは、奏さんのが先でしょ?」
もうすぐ三十二なんだし。
「……人のデリケートでセンシティブな問題を」
「いや、話題ふったの奏さんだし。そういうネタ、なんかないの?」
「ないっ!! ないないないないっ!! そういうネタは一つもないっ!!」
そこまで全力で否定しなくても。
「だって、今日まで出張だったんだよ? それも取材先は普通の一般家庭だし。オシャレな家ではあったけど」
「ふうん。でもさ、一緒に同行してくれたカメラマンとか、そういう人と……」
「ないっ!! ありえないっ!! ミオも知ってるでしょ? 斎藤さん。あのオッサンとそういう展開は、天地がひっくり返ってもありえないっ!!」
うん。まあ。斎藤さん、人は悪くないけど、頭の淋しいオッサンだし。
奏さんの会社のカメラマン。一度だけ会ったことのある斎藤さんの隣に奏さんを想像して――ないわ、やっぱり。
「ごちそうさま。先にお風呂もらってもいい?」
「また仕事?」
「うん。取材先、まとめなきゃいけなくって」
多分、今日も仕事に潜るんだろうな。取材から帰ってきた日は特にそうだ。取材で受けた印象とかそういうのを、脳内にあるうちにプットアウトして文字化する。
――印象、所感はナマモノだから。
奏さんの口癖。
その日その時に感じたことは、すぐに思い返して記しておかないと、すべてがぼやけて薄れていってしまう。どれだけ感銘を受けたできごとであっても、放っておけば「あれ? そんなにすごいことだっけ?」ってなってしまう。
感動して、揺り動かされた心が平静に戻ってしまうからなんだろうけど、それを奏さんは「感動が腐る」と表現する。感じたことを残しておかないのは、せっかくの美味しい期間をみすみす逃してるようなもんなんだって。美味しくなくなった料理を前にして、いかに美味しい料理かを説明するのは半端なく大変。
だから、感動が新鮮なうちに文字にして残しておく。
それが奏さんの持論だった。
疲れてるだろうに。
取材は夕方までかかってるんだし、本当ならあっちでもう一泊してから帰ってきてもいいのに。こうして、わたしを心配してか、新幹線に飛び乗って帰ってきてくれている。
「あ、そうだ。これ、広島みやげ」
ほいっとグチャグチャのカバンから取り出された、少しよれた紙袋。
中身は、レモンのハンドクリームと、レモンのフェイシャルマスク。それとレモン柄のハンドタオル。……見事なまでのレモンづくし。
「食べ物と思ったけど、ミオならこっちかな~って思って。家事、がんばってくれてるし、お肌とか気になるお年頃だしね~」
「奏さんほどじゃないですよ。まだピチピチの十代だし」
「フフ~ン。私だって……」
どやっとばかりに取り出されたもう一つの紙袋。
「あ、オリーブのフェイシャルマスク」
「広島限定らしいわ。小豆島のオリーブタップリなんだって」
有名ブランドとのコラボ商品らしい。見たことのあるイラストがオリーブグリーンのパッケージに描かれていた。
「オリーブとレモン。使ってみてよかったらさ、一枚ぐらい交換してみよ?」
わたし、「いいな」って顔でもしてたんだろうか。
「って、奏さんが両方使ってみたかっただけなんじゃ」
「バレたか」
バレいでか。
へへッと笑う奏さん。
でも、彼女がそんなマメにフェイスケアしてるの、見たことないんだよね。メイクすらめんどくさがる人だし。風呂上りもあれこれスキンケア塗るんじゃなくて、オールインワンジェル一択の人だし。
気を使ってくれてるんだろうな。
なんとなく察して、「よくばりな奏さん」認定したことにしておく。
「じゃあ、お先にいただくね~」
奏さんがお風呂に入ってる間、いつものように食器を片づけ、テーブルを拭いておく。
水仕事を終え、お土産のハンドクリームを少しだけ、手の甲に受ける。白いクリームは、ちょっとだけ出しただけなのに、爽やかなレモンの香りがした。そのまま手に塗り込んでも、ベタつかず、香りだけが手に残る。
いい香り……。
香りとともに、しっとりした手ごとギュッと抱きしめる。
大雑把で、めんどくさがりで、仕事に夢中で、普段は女子力どこいった状態だけど、大らかで正義感に溢れてて、時折こうして気づかってくれる隠れ女子力の持ち主。
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