三千(偽)寵愛在仕事!! ~借金返済のため、みせかけご寵妃演じます!!~

 「借金を肩代わりする条件として、後宮に上がって欲しい」

 ポヤポヤ父さまが詐欺にあってこさえてしまった借金五百五十貫。それを肩代わりしてくれたのは、皇帝の侍中を務める、范 啓騎。
 後宮嫌いの皇帝。その皇帝の寵愛をいただくこと。それが、借金肩代わりの条件だった。
 ならばと勇ましく後宮に乗り込んだものの、全く姿を現さない皇帝。代わりに出会ったのは、高 栄順と名乗る武官。
 
 「見せかけの月でよろしければ、差し上げましょう」

 見せかけの月。すなわち、みせかけの妃になるということ。
 後宮からのラブコールに辟易としていた皇帝のみせかけのご寵妃となって、陛下に平穏を授ける。それが栄順から提案された仕事。
 栄順が、かくれんぼ皇帝その人だった?

 これは、奏帝国第十二代皇帝景帝と、唯一の寵愛を得た妃の、ヒミツの出会い(と契約)の物語。

※ このたび、「第16回恋愛小説大賞」で奨励賞をいただきました!!ワーイ(/・ω・)/
  499位と半ば諦め順位だったので、メチャクチャうれしいです。
  うれしすぎて泣きそう。てか、泣いた。
  応援してくださった方、本当にありがとうございました。
※ そして、二度目の正直? 2024年1月に開催される、「第7回キャラ文芸大賞」にエントリーしました。コンテストでも応援いただけると幸いです。
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