コウノトリの誤配。~幼なじみに再会したら、赤ちゃんと溺愛が待っていました~

若松だんご

文字の大きさ
上 下
31 / 31

これまでのこと。これからのこと。(SIDE:律)

しおりを挟む
 ――んじゃあ、ちょっくら一踏ん張りしてくるわ。

 わざとだろう。明るくおどけて言った彼女。

 ――じゃあね、世那。楽しみに待っててね。ママ、赤ちゃん連れてくるから。

 額に脂汗をにじませながら。浅い息をくり返しながら。
 それでも僕に抱かれたままの息子に笑顔を作る。

 ――ママ。

 世那が不安そうに声をかける。

 ――だ、大丈夫。大丈夫。パパと、まっ……、てて、ね。

 ヒュッと息を飲む彼女。グッと歯を噛み締め、顔を大きく歪ませた。

 ――じゃあ、りっ、せな、おねがっ……。

 ――うん。大丈夫。だから、こっちのことは心配しないで。

 看護師さんに付き添われながら、扉の向こうへと去っていった彼女。大きなお腹を抱えながら、よろめき、時折立ち止まって、激しい痛みと排泄欲に耐える。
 二時間ほど前から始まった陣痛はピークに達し、間断なく彼女を襲っている。病室で待機している時は、その痛む腰をさすったりもしてあげられたけど、ここから先、扉の向こうのことは医師と看護師に委ねるしかない。

 ――お願いします。

 本当は、出産に立ち会いたい。何もできないのだとしても、せめてそばにいて、苦しむ彼女を励ましてあげたい。だけど。

 ――世那が不安がっちゃうから。律は世那のそばにいてあげて。

 自分なら大丈夫だと。彼女は、自分のことより息子のことを優先した。息子を立ち会わせる訳にはいかない。かと言って、一人残しておくわけにもいかない。
 息子は両親にでも預けて、立ち会い出産を――と思ったが、それも彼女に完全拒否された。世那のためにも、律はそばにいてあげて、と。
 どこまでも息子を案じる。息子のことを一番に考える優しい母親。
 
 「パパ?」

 分娩室の前、黒い合皮のソファに並んで腰掛けた息子がこちらを見上げる。

 「ああ、なんでもないよ。ごめんね」

 ダメだな。
 彼女に「頼む」と言われたのに。こんな不安そうな顔をさせていたら、「何やってんの」と怒られそうだ。
 北側の窓から差し込む光。ここに腰を落ち着けた時は、まだ淡い白さを保っていたのに、今では金色に輝き、タイルの床を照らす。
 どれだけの時間が過ぎたのだろう。どれだけの時間、彼女は苦しんでいるのだろう。
 替われるものなら代わってやりたい。二人の子どもなのだから、彼女だけ苦しむのは理不尽だ。

 「パパと遊ぼうか」

 わざと明るく、持ってきたカバンから息子の好きなオモチャを取り出す。

 「こえ!! こえがいい!!」

 探すカバンのなかに乱入してきた小さな手。迷うことなくつかんだ、イルカのぬいぐるみ。

 「こえ、あかちゃんにみせてあげゆの」

 初めて訪れた水族館。そこで、記念に買ってあげたイルカのぬいぐるみ。
 よっぽど気に入ったのだろう。いつもどこに行くときでも持っていきたがるほど大事にしてる。

 「貸してあげるの?」

 そんな大事なものを?
 質問にう~んと首を傾げ悩む世那。意地悪すぎたか。

 「ちょっと……いいよ。いっかいだけ」

 「そっか」

 それが最大限の譲歩。独占欲と優しさとの狭間のからの解答。

 「世那は優しいな」

 頭を撫でてやると、エヘヘと笑った世那。
 この子は、彼女に似てとても優しい子に育っている。

 (明里のおかげだな)

 この子の母親、明里は底抜けのお人好しで優しい。

 ――私が世那くんの面倒をみてあげる!!

 一年ほど前、僕と世那の窮状を見かねてベビーシッターになることをかって出てくれた彼女。自分も、実家を出て自立しなくちゃいけないからと理由を重ね、こちらにやって来た。
 知り合い、幼なじみの子ってだけなのに。困ってるからって、そこまでしてくれるものなのか。
 彼女の提案には正直驚いた。
 子どもの面倒をみるためとはいえ、男の家に転がり込むなんて。大胆すぎないか?

 彼女のことは小学生の頃までしか覚えてない。高校からは別々だったし、特段仲良かったこともない。だからあのドラッグストアで再会した時は驚いたし、そうして提案されることにも驚かされた。

 「律!!」
 「律さん、あの子は!?」

 息せき切って駆けつけた女性二人。
 僕の母と、彼女の母。

 「今、分娩室に」

 「ああ、そうなの……」

 荒れた息を、不安をなだめるように胸に手を当てた彼女の母親。その肩に励ますように手を置いた、僕の母親。この二人、ご近所同士、子供同士が同い年ということもあってか、とても仲が良い。子が生まれる、いよいよだと伝えると、こうして二人で駆けつけてくれた。

 「せなくん。それ、なあに?」

 「いうか!! あかちゃんにみせてあげゆの!! あとね、こえもみせてあげゆの!!」

 カバンから続々と電車を取り出した世那。持ちきれなかった電車が、ソファの上にジャラジャラと引きずり出される。

 「そっかあ。赤ちゃん喜ぶだろうねえ」

 軽く膝を折り、世那に微笑みかける義母。彼女の母親は、義理の孫でしかない世那にも優しい。彼女の優しさ、お人好しは、この母親譲りなのだろう。彼女との出会いも、義母が用意してくれた惣菜がキッカケだった。

 「そんなやさしいお兄ちゃんには、これをあげよう」

 カバンからジュースを取り出したのは僕の母親。

 「世那」

 「あいがとごじゃます」

 軽く促し、礼を言わせる。ペコッとおじぎつき。おじぎは、彼女が教えてくれた礼儀。

 「あら、かわいい」
 「ほんとね」

 祖母たちが孫に目を細める。
 二人共、世那を孫として受け入れてくれている。

 ――世那は、僕と血が繋がっていない。

 明里と三人、結婚を機にすべて話した。
 世那は、薫子が他の男との間にもうけた子であること。
 血が繋がってないこと。
 そして。
 世那は、僕たちの子であること。
 コウノトリ間違えて届けた――なんてメルヘンなことは言わない。けれど、僕たちの子に違いはないから、このまま二人で育てると伝えた。
 血の繋がらない子を育てるなんて。そんな子、孫でもなんでもないわ。
 呆れ、怒り、罵られる。
 血縁がないのなら、育てる義理はない。ましてや彼女は初婚。子持ちバツイチ男に嫁ぐだけでもハードルは高いのに、その子が実子でないとしたら。
 最悪、絶縁も覚悟した。

 ――せなくん、おばあちゃんですよ~、よろしくね~。明里のとこにも、こんな大きな孫がいただなんてねえ。ビックリだけど会えてうれしいわ。誠彦のところの二人と、世那くん。それとお腹の子。わたし、一気に四人の孫のおばあちゃんになるのねえ。

 彼女の母は、ニッコリ笑って、世那を受け入れてくれた。自らを祖母と名乗り、世那を孫として認めてくれた。

 ――それにしても。世の中には、あわてんぼうすぎるコウノトリもいたもんだねえ。

 最後につけられた言葉に、うれしさより笑いが勝りかけた。彼女と同じことを言うのかと。
 その彼女がいる分娩室はとても静かだ。扉で仕切られてるせいか、何も聞こえてこない。
 彼女の苦しむ声も。うめきも。赤子の産声も。

 「――律。しっかりなさい。パパでしょアンタは」

 ヌッと、目の前に現れたお茶のペットボトル。差し出したのは僕の母親。

 「ありがとう」

 飲む気はしなかったけれど、その励ましと優しさを受け取る。
 世那にはジュース、僕にはお茶。子供扱いされてるようで、少し情けない。

 「まあ、赤ちゃんなんて、そうポンポン産まれるもんじゃないからねえ」

 「そうねえ。でもわたし、明里を産んだ時は五時間で済んだわよ」

 「あら、速いじゃない。ウチは一日半かかったわ。帝王切開に切り替えるかってなった時に、嫌だ~って踏ん張ったら、ポロッとね」

 「あらあら。親孝行ね、律くん」

 クスクス笑い合う母たち。五時間は速いのか。そしてポロッとは親孝行なのか。彼女が母親と同じ体質であることを願いつつ、五時間ならあとどれだけ彼女が苦しむのか、思わず計算してしまう。
 できれば、もっと安産で、ツルッと生まれてほしいけど。
 世那の弟妹はうれしいけれど、そのために彼女が苦しむのはいただけない。

 「そんなんだから。だからドーンと腰を据えて待ってなさい、律」

 不安でウロウロしたくなるのを見透かされている。

 (女性って、――強いな)

 目の前にいる二人の母も、明里も強い。
 子を持つと、強くなるものなんだろうか。強く、優しく子を想う。

 (薫子――)

 比べてはいけないとわかっているが、思い出してしまう前妻のこと。

 ――アナタの子よ!! あたし、アナタの子を妊娠したの。

 世那が托卵であることはわかっていた。薫子が他の男との間にもうけた子であることは知っていた。
 だけど。
 
 ――いらないっていうのなら、堕ろすけど。……どうする?

 宿った命をそんな簡単に棄てられるのか。自分が責任を取って、「結婚する」と言うのを見越していたんだろう。薫子の唇は、勝ち誇ったように笑っていた。
 子どもが生まれたら、薫子も妻らしく母らしく落ち着くかもしれない。子育てが大変だというなら、できる限りの協力はする。仕事だって早めに切り上げて、家事、育児を担った。育休も取得した。赤子とだけでいるのはストレスがたまるというのなら、夜出かけることもとめなかった。ちょっとぐらい贅沢な買い物をしてきても。赤子を抱こうとしなくても。
 それが薫子のワガママを助長させ、最終的に世那を捨てていく結果になるとは思わずに。

 女は子を産んだら母になる。

 母性神話とでもいうのだろうか。腹を痛めて産んだ子なのだから、子を愛おしむ母性が生まれるはずだ。子を大事にしない母親などいない。
 それがすべての女性に当てはまらないこと。それを薫子と明里で痛感した。

 薫子は世那を産みはしたが愛情を持たず、明里は産んでないのに世那を慈しみ続ける。

 対照的だった。
 薫子は喜んで出かけて帰ってこないこともあったのに、明里は世那が気になってとすぐに帰ってきた。
 明里は慣れない育児に奮闘し、世那の成長を我がことのように喜んでくれた。世那のために苦手な動物にも挑戦してくれたし、健診にもつき合ってくれた。
 坊ちゃまとバアヤ。
 そう表現した明里だったけど、世那に与えられたのは、母親の深い愛情だった。

 こんな女性もいるんだな。

 薫子しか知らなかったから、明里の世那に注がれる愛情に心底驚いた。そして。

 三人で暮らしていけたら。

 いつからだっただろう。そう願うようになっていた。
 明里に世那の母親になって欲しい。世那の母親になって、僕の妻になって欲しい。
 彼女がその底抜けお人好しで一緒に暮らしているのはわかってる。でも、好きだと思う感情を止めることは出来なかった。
 比べたから好きになったんじゃない。その優しさに触れたから好きになった。
 明里に触れるけじめとして、薫子との離婚届を提出した。もともと離婚したがってたのは薫子だ。置いていかれた届を出さなかったのは、万が一薫子が戻ってきて、世那を大事にしてくれることもあるかもしれないと、望みを繋いでいたから。
 でも、明里がいる。明里にこそ世那を愛してもらいたい。
 思いのままに彼女と関係を持ったけれど、その先の「結婚」を言い出せなかったのは、やはり自分がバツイチで、彼女に世那という負担を与えることに不安があったから。
 それも世那は自分と血が繋がってない子だ。
 どれだけ自分と愛し合っても、どれだけ明里が世那を大事にしてくれたとしても、本当のことを知れば躊躇うのではないか。
 明里を信じきれてなかったんだろう。世那に向ける眼差しが、お人好しの延長線なのか、愛情なのかを。

 彼女がどれほど世那を大事に思っているのか。

 それを思い知ったのは、不本意にも薫子が戻ってきた時だった。
 薫子が戻りたがっていることは、興信所の調べでわかっていた。
 家を出ていく時、昼寝していた世那を置いていった代わりに、貯金、貴金属、車と、マンション以外の資産をすべて持っていった薫子。その資産をすべて使い果たし、車まで僕を語って売り飛ばしていたことも。僕の身辺、僕が課長に昇進したことを、薫子が探っていたことも。
 
 ――近々、奥様から接触があるかもしれません。

 興信所の所感。
 金の切れ目が縁の切れ目。
 薫子はともに逃げた男とすでに別れていた。となると、再び金を目当てにこちらに接触してくる可能性がある。

 ――奥様が、家に戻られました。

 その連絡は仕事中に聞いた。
 前日の夜、やけに積極的だった明里。
 彼女は、薫子についてなにか知っていたのか? 知っていたから、泣いたのか?    だから、メチャクチャに僕を求めたのか?    もしかして、別れるつもりであんなふうにーー。
 焦り、逸る心。マンションに駆けつける足が、ひどくもどかしかった。

 ――この子は、世那は私の子です!!
 
 部屋に飛び込むと、明里が叫んでいた。

 ――コウノトリが配達先を間違えた、私の大切な息子です!!

 ああ、そうか。そうなんだ。
 ストンと、胸に落ちていった言葉。
 薫子はせせら笑っていたけれど、明里のその言葉は、僕の心に強く染み渡っていった。

 世那は僕の子だ。
 そして、明里の子だ。

 コウノトリなんてメルヘンを信じるわけじゃない。でも、そうやって間違えて届けられてしまった僕たちの子だ。
 ならば僕は父親として、明里の夫として二人を護る。たとえそれが前妻であろうと、世那の実の母親であろうと容赦はしない。
 過去の日和っていた自分との決別。
 あの時、自分は生まれて初めて誰かに吠えかかった。

 「――パパ?」 

 「ああ、ゴメン。なんでもないよ」

 この子と明里を守れたこと。そして新たな家族を迎えられること。
 見上げる我が子に触れる手に、目いっぱいの愛情をこめる。
 
 「パパ、きたよ」

 「え?」

 「きたよ。さっき」

 何が?

 問いかけるより先に、扉が開く。出てきたのは年配の看護師さん。

 「おめでとうございます。生まれましたよ」

 開け放たれた扉の向こうから聞こえる、赤子の産声。そして、「おめでとうございます」と「頑張りましたね」という医師たちのねぎらいの声。

 「3556gの大きな赤ちゃん、女の子ですよ」

 世那の言う「きたよ」はこのことか。
 何も聞こえてなかったはずなのに。この子は、妹が生まれたことを感じ取ったんだろうか。

 「明里っ!!」

 兄になった世那を抱き上げ、分娩室に入る。

 「律……」

 少しぐったりしているものの、それでも微笑む妻。

 「生まれた……。女の子、だよ」

 「うん」

 「世那、お兄ちゃんになったんだよ」

 「うん」
 
 その額に汗で張り付いた髪をそっと払ってやる。

 「お疲れ様。それと――ありがとう」

 二人目の我が子。
 その誕生に、視界がにじむ。

 「ほぉら、パパとお兄ちゃんですよ~、おめでとうございま~す」

 看護師さんが、白い布に包まれた赤子を連れてくる。

 「あかちゃん、ねんね?」

 「そうだな。ねんねしてるな」

 産湯を使ったのだろうか。全身を赤くしわくちゃにした子は、意外と静かに包まっていた。
 
 「いうか、いらない?」

 「今はいらないかな。もう少し大きくなったら、貸してあげてほしいな」

 今は無理でも、いつかは。
 いつか妹が大きくなったら。世那とこの子を連れて、水族館に出かけてもいい。動物園も悪くない――って、また明里が怖がるか?
 動物が苦手な妻のことを思い、クスリと笑う。
 この赤子のために、また彼女は体をしゃちほこばらせても頑張るんだろうな。

 「お父さん、抱っこしてみますか?」

 看護師さんが提案した。世那を用意してもらった椅子に下ろし、代わりにそっと子を受け取る。
 腕に伝わる温もり。重さ。
 この子は、僕と明里の子。二人目の、コウノトリが運んできてくれた愛しい子。
 
 「世那」

 息子に生まれたばかりの妹を見せる。ほあぁと感嘆の息を洩らし、覗き込む世那。
 
 「かぁいいねぇ」

 しげしげと覗き込む世那。興味深そうに見る時の特徴で、その口が少し尖っている。

 「世那。お前もかわいいよ」

 生まれた妹と、兄になった世那と。
 どちらも比べようのないぐらい愛おしい存在。

 「パァパッ!!」

 エヘヘッと笑った世那が抱きついてくる。それを娘とともに受け止める。

 「明里、ありがとう」

 二人の子とともに、愛する妻に眼差しをむける。
 彼女のおかげで、僕はこの子たちに会うことができた。

 「どういたしまして」

 明里が微笑む。そして。

 「世那。世那は今日からお兄ちゃんだよ。おめでとう」

 明里のその言葉に、世那が僕から身を離し、照れたようにイルカのぬいぐるみを抱きしめた。
 今日は娘の生まれた日。そして世那がお兄ちゃんになった記念日。
 明里と世那と娘。
 彼女の夫であること、二人の子の父親であること。家族であること。
 守る覚悟と、守れる立場に誇りをもって、子を抱く腕に力を込めた。
しおりを挟む
感想 3

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(3件)

きみ
2023.11.09 きみ

実はムーンさんで読んでて、もしかしたらこっちにもあるかも?って作者様を検索させていただきました。
めちゃキュンキュンしました。明里ちゃんの言葉ステキです。

2023.11.10 若松だんご

感想ありがとうございます!!
あっちで読んでいただいて、こっちを検索いただいて。ハア~、なんて物書き冥利に尽きることを♡
律を、「お前、オレのことが好きなんだろう?」「そんなこと言っても体は正直だぜ?」「こんなにトロトロに濡らしやがって」「このまま素直に抱かれろよ」みたいな、キスの一つや二つ、百個や千個ぐらい余裕でかましてくれるようなキャラ(唇腫れる)にしなかったせいで、20話まででキス一回という、とんでもなくジレジレ(ノロノロ)恋愛になってしまいましたが。それでもキュンキュン、お気に召していただけたのなら幸いです。
お読みいただき、ありがとございました。

解除
桜
2023.10.29

せなくんに癒されたくて、定期的に何回も読んでます💕

ヒロイン 明里さんの心の中のツッコミ等もとても好きです✨

2023.10.29 若松だんご

感想ありがとうございます!!
定期的に……メチャクチャありがとうございます!! ナンテイイヒトダ
世那。この物語の主役は世那なので(チガウ)、そうおっしゃっていただけるとうれしいです。
好きなものを好きなだけ好きなように詰め込んだ物語なので、気に入っていただけたら最高です。
(何度も)お読みいただき、ありがとうございました。

解除
uri
2023.09.17 uri

せなくんがとってもかわいいくて癒されました☺️

2023.09.17 若松だんご

感想ありがとうございます!!
この物語の主題は「いかにかわいい赤ちゃんを書くか」にあったので、「かわいい」「癒やされ」というお言葉に、「やったゼ☆」という気分になっております――ってチッガーウ!! 主題は「ジレジレ恋愛」です。多分。
お読みいただきありがとうございました。

解除

あなたにおすすめの小説

不埒な一級建築士と一夜を過ごしたら、溺愛が待っていました

入海月子
恋愛
有本瑞希 仕事に燃える設計士 27歳 × 黒瀬諒 飄々として軽い一級建築士 35歳 女たらしと嫌厭していた黒瀬と一緒に働くことになった瑞希。 彼の言動は軽いけど、腕は確かで、真摯な仕事ぶりに惹かれていく。 ある日、同僚のミスが発覚して――。

【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?

冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。 オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。 だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。 その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・ 「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」 「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」

契約結婚のはずが、幼馴染の御曹司は溺愛婚をお望みです

紬 祥子(まつやちかこ)
恋愛
旧題:幼なじみと契約結婚しましたが、いつの間にか溺愛婚になっています。 夢破れて帰ってきた故郷で、再会した彼との契約婚の日々。 ★第17回恋愛小説大賞(2024年)にて、奨励賞を受賞いたしました!★ ☆改題&加筆修正ののち、単行本として刊行されることになりました!☆ ※作品のレンタル開始に伴い、旧題で掲載していた本文は2025年2月13日に非公開となりました。  お楽しみくださっていた方々には申し訳ありませんが、何卒ご了承くださいませ。

包んで、重ねて ~歳の差夫婦の極甘新婚生活~

吉沢 月見
恋愛
ひたすら妻を溺愛する夫は50歳の仕事人間の服飾デザイナー、新妻は23歳元モデル。 結婚をして、毎日一緒にいるから、君を愛して君に愛されることが本当に嬉しい。 何もできない妻に料理を教え、君からは愛を教わる。

「君を愛するつもりはない」と言ったら、泣いて喜ばれた

菱田もな
恋愛
完璧令嬢と名高い公爵家の一人娘シャーロットとの婚約が決まった第二皇子オズワルド。しかし、これは政略結婚で、婚約にもシャーロット自身にも全く興味がない。初めての顔合わせの場で「悪いが、君を愛するつもりはない」とはっきり告げたオズワルドに、シャーロットはなぜか歓喜の涙を浮かべて…? ※他サイトでも掲載中しております。

【完結】俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜

雪井しい
恋愛
「こはる、俺の妻になれ」その日、大女優を母に持つ2世女優の花宮こはるは自分の所属していた劇団の解散に絶望していた。そんなこはるに救いの手を差し伸べたのは年上の幼馴染で大企業の御曹司、月ノ島玲二だった。けれど代わりに妻になることを強要してきて──。花嫁となったこはるに対し、俺様な玲二は独占欲を露わにし始める。 【幼馴染の俺様御曹司×大物女優を母に持つ2世女優】 ☆☆☆ベリーズカフェで日間4位いただきました☆☆☆ ※ベリーズカフェでも掲載中 ※推敲、校正前のものです。ご注意下さい

今更気付いてももう遅い。

ユウキ
恋愛
ある晴れた日、卒業の季節に集まる面々は、一様に暗く。 今更真相に気付いても、後悔してももう遅い。何もかも、取り戻せないのです。

社長室の蜜月

ゆる
恋愛
内容紹介: 若き社長・西園寺蓮の秘書に抜擢された相沢結衣は、突然の異動に戸惑いながらも、彼の完璧主義に応えるため懸命に働く日々を送る。冷徹で近寄りがたい蓮のもとで奮闘する中、結衣は彼の意外な一面や、秘められた孤独を知り、次第に特別な絆を築いていく。 一方で、同期の嫉妬や社内の噂、さらには会社を揺るがす陰謀に巻き込まれる結衣。それでも、蓮との信頼関係を深めながら、二人は困難を乗り越えようとする。 仕事のパートナーから始まる二人の関係は、やがて揺るぎない愛情へと発展していく――。オフィスラブならではの緊張感と温かさ、そして心揺さぶるロマンティックな展開が詰まった、大人の純愛ストーリー。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。