殺した貴方に、二度恋をする
ーー夢を見た……貴方が僕の隣にいて、幸せそうに笑っている……そんな夢を。
舞台は、人族と魔族の争いが終結した世界。人族の青年・シオン=ルクリアスは、百年前に負った深い心の傷から『生きる屍』としてずっと、死んだように生きてきた。そんな彼は、ある日偶然、記憶を失った美しい少年と出会うのだがーー運命ともいうべきか、なんとその少年は、かつてシオンが殺した《親友》と瓜二つだった。シオンは、余りに《親友》と似ているその少年に激しく戸惑うのだが……何故かその少年と、生活を共にする事になってーー。
これは、全てを失った青年・シオンが、少年を通してもう一度、大切なものを取り戻すまでの話。
舞台は、人族と魔族の争いが終結した世界。人族の青年・シオン=ルクリアスは、百年前に負った深い心の傷から『生きる屍』としてずっと、死んだように生きてきた。そんな彼は、ある日偶然、記憶を失った美しい少年と出会うのだがーー運命ともいうべきか、なんとその少年は、かつてシオンが殺した《親友》と瓜二つだった。シオンは、余りに《親友》と似ているその少年に激しく戸惑うのだが……何故かその少年と、生活を共にする事になってーー。
これは、全てを失った青年・シオンが、少年を通してもう一度、大切なものを取り戻すまでの話。
あなたにおすすめの小説
【完結】お嬢様の身代わりで冷酷公爵閣下とのお見合いに参加した僕だけど、公爵閣下は僕を離しません
八神紫音
BL
やりたい放題のわがままお嬢様。そんなお嬢様の付き人……いや、下僕をしている僕は、毎日お嬢様に虐げられる日々。
そんなお嬢様のために、旦那様は王族である公爵閣下との縁談を持ってくるが、それは初めから叶わない縁談。それに気付いたプライドの高いお嬢様は、振られるくらいなら、と僕に女装をしてお嬢様の代わりを果たすよう命令を下す。
九年セフレ
三雲久遠
BL
在宅でウェブデザインの仕事をしているゲイの緒方は、大学のサークル仲間だった新堂と、もう九年セフレの関係を続けていた。
元々ノンケの新堂。男同士で、いつかは必ず終わりがくる。
分かっているから、別れの言葉は言わないでほしい。
また来ると、その一言を最後にしてくれたらいい。
そしてついに、新堂が結婚すると言い出す。
(ムーンライトノベルズにて完結済み。
こちらで再掲載に当たり改稿しております。
13話から途中の展開を変えています。)
傾国のΩと呼ばれて破滅したと思えば人生をやり直すことになったので、今度は遠くから前世の番を見守ることにします
槿 資紀
BL
傾国のΩと呼ばれた伯爵令息、リシャール・ロスフィードは、最愛の番である侯爵家嫡男ヨハネス・ケインを洗脳魔術によって不当に略奪され、無理やり番を解消させられた。
自らの半身にも等しいパートナーを失い狂気に堕ちたリシャールは、復讐の鬼と化し、自らを忘れてしまったヨハネスもろとも、ことを仕組んだ黒幕を一族郎党血祭りに上げた。そして、間もなく、その咎によって処刑される。
そんな彼の正気を呼び戻したのは、ヨハネスと出会う前の、9歳の自分として再び目覚めたという、にわかには信じがたい状況だった。
しかも、生まれ変わる前と違い、彼のすぐそばには、存在しなかったはずの双子の妹、ルトリューゼとかいうケッタイな娘までいるじゃないか。
さて、ルトリューゼはとかく奇妙な娘だった。何やら自分には前世の記憶があるだの、この世界は自分が前世で愛読していた小説の舞台であるだの、このままでは一族郎党処刑されて死んでしまうだの、そんな支離滅裂なことを口走るのである。ちらほらと心あたりがあるのがまた始末に負えない。
リシャールはそんな妹の話を聞き出すうちに、自らの価値観をまるきり塗り替える概念と出会う。
それこそ、『推し活』。愛する者を遠くから見守り、ただその者が幸せになることだけを一身に願って、まったくの赤の他人として尽くす、という営みである。
リシャールは正直なところ、もうあんな目に遭うのは懲り懲りだった。番だのΩだの傾国だのと鬱陶しく持て囃され、邪な欲望の的になるのも、愛する者を不当に奪われて、周囲の者もろとも人生を棒に振るのも。
愛する人を、自分の破滅に巻き込むのも、全部たくさんだった。
今もなお、ヨハネスのことを愛おしく思う気持ちに変わりはない。しかし、惨憺たる結末を変えるなら、彼と出会っていない今がチャンスだと、リシャールは確信した。
いざ、思いがけず手に入れた二度目の人生は、推し活に全てを捧げよう。愛するヨハネスのことは遠くで見守り、他人として、その幸せを願うのだ、と。
推し活を万全に営むため、露払いと称しては、無自覚に暗躍を始めるリシャール。かかわりを持たないよう徹底的に避けているにも関わらず、なぜか向こうから果敢に接近してくる終生の推しヨハネス。真意の読めない飄々とした顔で事あるごとにちょっかいをかけてくる王太子。頭の良さに割くべきリソースをすべて顔に費やした愛すべき妹ルトリューゼ。
不本意にも、様子のおかしい連中に囲まれるようになった彼が、平穏な推し活に勤しめる日は、果たして訪れるのだろうか。
そばにいてほしい。
15
BL
僕の恋人には、幼馴染がいる。
そんな幼馴染が彼はよっぽど大切らしい。
──だけど、今日だけは僕のそばにいて欲しかった。
幼馴染を優先する攻め×口に出せない受け
安心してください、ハピエンです。
【運命】に捨てられ捨てたΩ
諦念
BL
「拓海さん、ごめんなさい」
秀也は白磁の肌を青く染め、瞼に陰影をつけている。
「お前が決めたことだろう、こっちはそれに従うさ」
秀也の安堵する声を聞きたくなく、逃げるように拓海は音を立ててカップを置いた。
【運命】に翻弄された両親を持ち、【運命】なんて言葉を信じなくなった医大生の拓海。大学で入学式が行われた日、「一目惚れしました」と眉目秀麗、頭脳明晰なインテリ眼鏡風な新入生、秀也に突然告白された。
なんと、彼は有名な大病院の院長の一人息子でαだった。
右往左往ありながらも番を前提に恋人となった二人。卒業後、二人の前に、秀也の幼馴染で元婚約者であるαの女が突然現れて……。
前から拓海を狙っていた先輩は傷ついた拓海を慰め、ここぞとばかりに自分と同居することを提案する。
※オメガバース独自解釈です。合わない人は危険です。
縦読みを推奨します。
悪役令嬢のパパを攻略する為のQ&A
伊瀬野セイ
BL
世界一の大国であるアレビオス王国の魔法師団長【アレン】には、前世の記憶があった。
この世界が前世でプレイした乙女ゲームの世界であり、自分がヒロインの兄であることを知っているアレンは、推しの悪役令嬢の闇堕ちを回避する為に奮闘する。
とりあえず、闇堕ちの引き金となった父親の死を防ぐことにしたが……。
気づけば悪役令嬢の父親に、恋をしてしまった!
「俺、自分のことノンケだと思ってたんだけどなぁ」
これは紆余曲折を経て、みんなで幸せになるまでの問いかけの記録である。
前世の記憶を持ったヒロインの兄×悪役令嬢の父
※性描写を含みます(★)
※軽度の性描写を含みます(☆)
※暴力・流血描写を含みます
※主人公CP以外のGL・HL描写があります
※なんちゃってヨーロッパなファンタジーです