戦場でネクタイを締めて

千音 兎輝

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戦外

六、未来へ

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「企業戦士サラリーマンとは、いわば、未来で最強の人に送られる称号らしいな」
 将軍様が説明してくれた。
「じゃあ、オートマタに勝てるのですか?」
 希望が見えてきた。
「ああ、だから、隼、行ってくれないか?」
 え? 俺指名?
「が、頑張ります!」
 なんやかんやで未来に行くことになってしまった。
 


 そして出発の日。
「達しゃでな」
 送り出す柳沢の顔は晴れやかだ。そして、絵里ちゃんの心は俺が頂くみたいな目で見てくる。
 怖い、っうか死ね。
「まあ、行ってきます!」
 宝具の鞄のちゃっくが開いた。
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