29 / 41
28.リルリル成分吸収
しおりを挟む
「アナタぁぁ~」
一瞬で空気が清浄になるかのような美しく可愛い声が響く。
ウェルガーの全神経はその声の方向に集中される。
「リルリル!!」
パタパタとリルリルが走ってきた。走る姿も可愛いらしい。超絶的だ。反論の余地などない。認めない。
緩いウェイブを描く長い金髪をたなびかせ、長い耳を激しく振って駆けてくる。
トンッ―― とウェルガーに体当たりしてくる。
その心地よく、柔らかい衝撃で、脳が溶けそうになる。
ウェルガーとリルリルは、新婚ラブラブ幸福シールドの中に入った。
「走って来たのか? リルリルゥゥ~ もう、好きすぎて、俺、ヤバいんだけどぉぉぉ~」
ウェルガーはリルリルを抱きかかえ、ほっぺにスリスリする。
材質解析不可能の柔らかさをもつ、彼女の肌が俺の肌と触れあう。
それだけで、気分はヘブンである。
「もぉぉぉ♡、ラシャーラが見てるのぉぉぉ♡らめぇぇ、今はらめなのぉぉぉ♡~」
彼女がいるのは当然だった。ラシャーラは今日来た船に乗るのだ。
一端、アルデガルド王国に行って、諸々やらねばならぬことがある。
「ラシャーラ……」
「まあ…… おかまいなく――」
ウェルガーは、すっと優しくリルリルを降ろす。
小さく可憐な一〇歳エルフの幼妻は「もう、アナタはぁぁ」と言いながらも長い耳をパタパタさせていた。
ラシャーラは「毎度のことなので、もう慣れてますので」という苦笑を浮かべ、ふたりを見ていた。
「家のこととか、ラシャーラにお弁当作っていたら遅くなちゃった」
リルリルは「えへへへ♡」と笑みを浮かべ、濃藍の瞳でウェルガーを見つめた。
ただ、その笑みの中に、少しばかりの寂しさがあるのを夫であるウェルガーは感じだ。
「こんなにたくさん、いただいて」
「私の焼いたパンは日持ちするから、王国に着く間、お腹すいたらいつでも食べてね」
「はい。リルリルのパンはとっても美味しいですから」
褐色肌をしたエルフは優雅な笑みを浮かべて答えた。
(あの硬いパンを、なぜ細いアゴをしたエルフは平気でポリポリ食べるんだ?)
ウェルガーは思う。
そして、ラシャーラを見やった。一つ一つの所作が確かに優雅に見えてくる。
思えば、その所作は最初から身分のある者のものだったのだ。
こうして、笑みを見ているとウェルガーはその思いを更に強くする。
(でも、似ているよなぁ―― 肌の色が違うけど……)
ウェルガーは思う。
自分の幼妻であるリルリルとラシャーラはよく似ている。
肌の色は全く違うが、雰囲気や顔の作りなどは、姉妹のようだ。
島の他の人間は「エルフはみんな綺麗だなぁ」のレベルだ。
そもそもエルフの顔の見分けがつかないので、似ているのは当然だと思っているようだった。
だから、誰も不思議には思わない。
「ラシャーラ様、今回の航海の付き添い、及びご案内をさせていただく、事務官アールにございます」
「ラシャーラ様、同じく事務官ベータにございます」
ふたりの男がやってきて、うやうやしく頭を下げる。
これ以上下げたら土下座しかないというくらいに頭を下げてる
王族に対する正式な礼だ。
「頭をお上げください。堅苦しいのは好きではありませんので」
彼女は見る者を、一発で魅了するような笑みを浮かべ言った。
「行っちゃうの……」
ショボーンとした感じで、リルリルの長い耳がたれ下がる。
濃藍の大きな瞳からは、今にも涙がこぼれそうだった。
ウェルガーはそれを見て、自分の胸まで苦しくなる。心臓を万力に掛けられたかのような苦しさだ。
リルリルの寂しそうな姿を見るだけで、それが一〇〇倍になってウェルガーに跳ね返ってくるかのようだった。
「大丈夫! すぐに戻ってくるんだ! なあ、ラシャーラ」
「ええ、そうですよ。リルリル、ちょっとの間ですから」
そう言うラシャーラの長い耳もズルズルと下の方に下がっていく。
リルリルのように幼くないラシャーラは、耳で感情があからさまにすることはあまりない。
エルフも大人になってくるとそうなるのかと、ウェルガーは思っていた。
それでも、強い感情は外に漏れだしてしまうのだ。
(あれ? 俺も…… なんだこれ…・・・ 泣いてる? 俺……)
鬼畜・悪鬼の変態サイコ師匠の勇者修行を受けてすら、滅多に泣いたことすらない。
そのウェルガーが自分の眼から何かが流れているのを感じていた。
(くそやべ…… リルリルの感情がぁぁぁ、俺に流れ込んできているんだぁぁぁ)
ウェルガーは慌てて上を向き、顔をそむける。
くしゃみで鼻と口を押さえる振りをした。
「潮風に当たりすぎて、目が痛くなったのかもしれんなぁ――」
「ふふ、そうですね……」
「ラシャーラァァァ~ やだよぉぉぉぉ。やっぱり、やだよぉぉぉ~」
リルリルがトンと前に進み、ラシャーラの服を引っ張った。
キュッとラシャーラがリルリルを抱きかかええた。
「すぐ戻りますから。アナタは勇者のお嫁さんなのですから、ちゃんとしないと――」
「れもぉぉぉ~」
ウェルガーの前で、他の者が彼の幼妻であるリルリルを抱きかかえる。
それは、その者の死を招くことと同意だ。
しかし、例外はある――
ラシャーラは例外だ。
リルリルにとってはこの島で唯一のエルフの同族であり、友人であり、姉のような存在だったのだ。
短い期間であったかもしれないが、心が惹き合うのに時間の長さなど関係ない。
「だ、大丈夫だからぁぁぁぁ、も、戻ってくるからぁぁぁ、リルリルゥゥゥ、泣かないでぇぇぇ、マジでぇぇぇ、えぐ、えぐ、えぐ、えぐ、えぐ、えぐ~」
リルリルの哀しみに、ウェルガーの精神が耐えられそうになくなってきた。
このままでは、己の心が崩壊するのではないかと、彼は思った。
そこには、人類を救った最強無双の勇者のだった男の姿は無かった。
ただ、滂沱)の涙を流し「えぐ、えぐ」と嗚咽を繰り返すだけの存在が立っていた。
哀しんでいるリルリルをどうする事も出来ない――
ウェルガーは、そんな無力な自分に涙するしかなかったのだ。
「え?、アナタ……」
リルリルは振り返って、自分の夫を見やる。
最強無双、人類の救世主であった勇者ウェルガー。そして今はリルリルの優しい最愛の夫だ。
勇者を引退したとはいえ、その頼もしさはリルリルにとっては、変わらない。
その彼がグズグズになって泣いていた。
ラシャーラの腕がすっとリルリルから離れた。無言で「行きなさい」言っているかのようだった。
ふたりのエルフの視線が絡み合う。ラシャーラの瞳が小さく頷いていた。
リルリルはクルリと反転し、ウェルガーの胸に飛び込んでいく。
ウェルガーはしゃがみこんで、幼妻をギュッと抱きしめた。
「アナタも泣かないでぇぇぇ~」
「リルリルゥゥゥゥ~」
「アナタァァァァ~」
今度は、夫婦二人が抱き合って泣きだした。
ラシャーラは、そんなふたりを見て、少し悲しさ、寂しさが紛れてきたような気がした。
自分のことをこんなに思ってくれる人がいる。
彼女の心の中には幾分の「嬉しさ」すら生じていた。
このふたりが、本当に好きなのだとラシャーラは思った。
一瞬で空気が清浄になるかのような美しく可愛い声が響く。
ウェルガーの全神経はその声の方向に集中される。
「リルリル!!」
パタパタとリルリルが走ってきた。走る姿も可愛いらしい。超絶的だ。反論の余地などない。認めない。
緩いウェイブを描く長い金髪をたなびかせ、長い耳を激しく振って駆けてくる。
トンッ―― とウェルガーに体当たりしてくる。
その心地よく、柔らかい衝撃で、脳が溶けそうになる。
ウェルガーとリルリルは、新婚ラブラブ幸福シールドの中に入った。
「走って来たのか? リルリルゥゥ~ もう、好きすぎて、俺、ヤバいんだけどぉぉぉ~」
ウェルガーはリルリルを抱きかかえ、ほっぺにスリスリする。
材質解析不可能の柔らかさをもつ、彼女の肌が俺の肌と触れあう。
それだけで、気分はヘブンである。
「もぉぉぉ♡、ラシャーラが見てるのぉぉぉ♡らめぇぇ、今はらめなのぉぉぉ♡~」
彼女がいるのは当然だった。ラシャーラは今日来た船に乗るのだ。
一端、アルデガルド王国に行って、諸々やらねばならぬことがある。
「ラシャーラ……」
「まあ…… おかまいなく――」
ウェルガーは、すっと優しくリルリルを降ろす。
小さく可憐な一〇歳エルフの幼妻は「もう、アナタはぁぁ」と言いながらも長い耳をパタパタさせていた。
ラシャーラは「毎度のことなので、もう慣れてますので」という苦笑を浮かべ、ふたりを見ていた。
「家のこととか、ラシャーラにお弁当作っていたら遅くなちゃった」
リルリルは「えへへへ♡」と笑みを浮かべ、濃藍の瞳でウェルガーを見つめた。
ただ、その笑みの中に、少しばかりの寂しさがあるのを夫であるウェルガーは感じだ。
「こんなにたくさん、いただいて」
「私の焼いたパンは日持ちするから、王国に着く間、お腹すいたらいつでも食べてね」
「はい。リルリルのパンはとっても美味しいですから」
褐色肌をしたエルフは優雅な笑みを浮かべて答えた。
(あの硬いパンを、なぜ細いアゴをしたエルフは平気でポリポリ食べるんだ?)
ウェルガーは思う。
そして、ラシャーラを見やった。一つ一つの所作が確かに優雅に見えてくる。
思えば、その所作は最初から身分のある者のものだったのだ。
こうして、笑みを見ているとウェルガーはその思いを更に強くする。
(でも、似ているよなぁ―― 肌の色が違うけど……)
ウェルガーは思う。
自分の幼妻であるリルリルとラシャーラはよく似ている。
肌の色は全く違うが、雰囲気や顔の作りなどは、姉妹のようだ。
島の他の人間は「エルフはみんな綺麗だなぁ」のレベルだ。
そもそもエルフの顔の見分けがつかないので、似ているのは当然だと思っているようだった。
だから、誰も不思議には思わない。
「ラシャーラ様、今回の航海の付き添い、及びご案内をさせていただく、事務官アールにございます」
「ラシャーラ様、同じく事務官ベータにございます」
ふたりの男がやってきて、うやうやしく頭を下げる。
これ以上下げたら土下座しかないというくらいに頭を下げてる
王族に対する正式な礼だ。
「頭をお上げください。堅苦しいのは好きではありませんので」
彼女は見る者を、一発で魅了するような笑みを浮かべ言った。
「行っちゃうの……」
ショボーンとした感じで、リルリルの長い耳がたれ下がる。
濃藍の大きな瞳からは、今にも涙がこぼれそうだった。
ウェルガーはそれを見て、自分の胸まで苦しくなる。心臓を万力に掛けられたかのような苦しさだ。
リルリルの寂しそうな姿を見るだけで、それが一〇〇倍になってウェルガーに跳ね返ってくるかのようだった。
「大丈夫! すぐに戻ってくるんだ! なあ、ラシャーラ」
「ええ、そうですよ。リルリル、ちょっとの間ですから」
そう言うラシャーラの長い耳もズルズルと下の方に下がっていく。
リルリルのように幼くないラシャーラは、耳で感情があからさまにすることはあまりない。
エルフも大人になってくるとそうなるのかと、ウェルガーは思っていた。
それでも、強い感情は外に漏れだしてしまうのだ。
(あれ? 俺も…… なんだこれ…・・・ 泣いてる? 俺……)
鬼畜・悪鬼の変態サイコ師匠の勇者修行を受けてすら、滅多に泣いたことすらない。
そのウェルガーが自分の眼から何かが流れているのを感じていた。
(くそやべ…… リルリルの感情がぁぁぁ、俺に流れ込んできているんだぁぁぁ)
ウェルガーは慌てて上を向き、顔をそむける。
くしゃみで鼻と口を押さえる振りをした。
「潮風に当たりすぎて、目が痛くなったのかもしれんなぁ――」
「ふふ、そうですね……」
「ラシャーラァァァ~ やだよぉぉぉぉ。やっぱり、やだよぉぉぉ~」
リルリルがトンと前に進み、ラシャーラの服を引っ張った。
キュッとラシャーラがリルリルを抱きかかええた。
「すぐ戻りますから。アナタは勇者のお嫁さんなのですから、ちゃんとしないと――」
「れもぉぉぉ~」
ウェルガーの前で、他の者が彼の幼妻であるリルリルを抱きかかえる。
それは、その者の死を招くことと同意だ。
しかし、例外はある――
ラシャーラは例外だ。
リルリルにとってはこの島で唯一のエルフの同族であり、友人であり、姉のような存在だったのだ。
短い期間であったかもしれないが、心が惹き合うのに時間の長さなど関係ない。
「だ、大丈夫だからぁぁぁぁ、も、戻ってくるからぁぁぁ、リルリルゥゥゥ、泣かないでぇぇぇ、マジでぇぇぇ、えぐ、えぐ、えぐ、えぐ、えぐ、えぐ~」
リルリルの哀しみに、ウェルガーの精神が耐えられそうになくなってきた。
このままでは、己の心が崩壊するのではないかと、彼は思った。
そこには、人類を救った最強無双の勇者のだった男の姿は無かった。
ただ、滂沱)の涙を流し「えぐ、えぐ」と嗚咽を繰り返すだけの存在が立っていた。
哀しんでいるリルリルをどうする事も出来ない――
ウェルガーは、そんな無力な自分に涙するしかなかったのだ。
「え?、アナタ……」
リルリルは振り返って、自分の夫を見やる。
最強無双、人類の救世主であった勇者ウェルガー。そして今はリルリルの優しい最愛の夫だ。
勇者を引退したとはいえ、その頼もしさはリルリルにとっては、変わらない。
その彼がグズグズになって泣いていた。
ラシャーラの腕がすっとリルリルから離れた。無言で「行きなさい」言っているかのようだった。
ふたりのエルフの視線が絡み合う。ラシャーラの瞳が小さく頷いていた。
リルリルはクルリと反転し、ウェルガーの胸に飛び込んでいく。
ウェルガーはしゃがみこんで、幼妻をギュッと抱きしめた。
「アナタも泣かないでぇぇぇ~」
「リルリルゥゥゥゥ~」
「アナタァァァァ~」
今度は、夫婦二人が抱き合って泣きだした。
ラシャーラは、そんなふたりを見て、少し悲しさ、寂しさが紛れてきたような気がした。
自分のことをこんなに思ってくれる人がいる。
彼女の心の中には幾分の「嬉しさ」すら生じていた。
このふたりが、本当に好きなのだとラシャーラは思った。
0
第11回恋愛小説大賞にノミネート中です
ドン引きするくらいエッチなわたしに年下の彼ができました
面白いと思ったら、投票してくれるとうれしいです!こっちのお話も頑張ります!
↓ツギクルさんへのリンクです

WEB小説執筆や書評(小説、漫画、一般書)などあれこれ書いています
ネット小説書きの戯言
よろしければどうぞ。
ドン引きするくらいエッチなわたしに年下の彼ができました
面白いと思ったら、投票してくれるとうれしいです!こっちのお話も頑張ります!
↓ツギクルさんへのリンクです
WEB小説執筆や書評(小説、漫画、一般書)などあれこれ書いています
ネット小説書きの戯言
よろしければどうぞ。
お気に入りに追加
951
あなたにおすすめの小説

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる