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30話:いつまでも、一緒に
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響にとっては以前から考えていたことだ。
自分は教師には向いていない。
今、こうやって教え子とセックスし、抱き合っていることだけを見ても明白なことだ。
しかも校内でのセックスを楽しんでいる。
今は、ばれていないがいずればれてしまうだろう。
(私だけではなく、悠真君の将来に関わってくる……)
未来ある少年の将来をゆがめてしまうことは流石にできなかった。
かといって、溢れ出す性欲を押さえ込むことも響には無理だった。
「先生、そんな……」
「心配しないで、アナタとは連絡をとれるようにしておくから。携帯番号、メールアドレスもそのまま――」
「でも……」
「私を恋人にしたいんでしょう?」
「うん! したいよ。だから――」
「悠真君はもう、私の彼氏よ。恋人なの。私…… 悠真君に堕とされちゃったみたい」
すっと響は悠真に近づき、唇を求める。
ふたりは、激しいディープキスをして、お互いの舌を絡めあう。
どちらかということなく、すっと唇が離れた。
「夏休みは、旅行に行きましょう。泊まりで―― ふふ」
「うん! 先生!」
「好きよ、愛してるわ…… 悠真」
「せ…… 響」
「そうね。名前で呼んで」
ふたりは、誰もいない教室で、再び身体を重ねあうのであった。
静寂の中に、ただ粘膜のこすれ合う音が流れ出していく。
◇◇◇◇◇◇
旅行は、京都へ行くことになった。
新幹線ではなく、深夜バスを使っていく。
それは、値段が安いからではなかった。
深夜に出発したバス。
夜の帳が下り、街頭の光が車内に流れ込んでくるだけだった。
ムチュ、ちゅぱ、じゅゆるるるる、チュパ――
湿った音がバスのエンジン音に紛れ、微かに聞こえていた。
「あああ、響ぃぃ、気持ちいよぉぉ」
「うふ、悠真は先っちょがすごく敏感よね。大好きよ」
響は隣に座っている悠真のちんぽをしゃぶっていた。
新幹線では流石にこうはできない。
深夜バスだからできるプレイだった。
「あふぁぁぁ」
「悠真君、声が大きいわ…… あん、他の人にばれてしまうかも」
「だって、響の舌が…… あ、あ、あ、あ、気持ちいいよぉぉ」
悠真と響は車内で口唇愛撫を続け、あまつさえ、挿入まで行った。
響はおまんこを貫かれ、口を押さえ喘ぎ声を飲み込むのだった。
身を重ねながら、耳元で響が囁く。
「好き、大好き…… 卒業したら、一緒に暮らしましょう……」
「響……」
「私も実家を出て一人暮らしするの。だから、そこで――」
「うん、分った。ああああ、先生のまんこが締まるぅぅ」
悠真はたまらず、この日三回目の射精をしていた。
激しい精液の射出。
子宮がドロドロに溶けそうになるほどの熱と量の精液だった。
「ホテルについてからも、いっぱいセックスするわ」
「それじゃ、観光できないよ……」
「ふふ、観光しながら、外でセックスもするわ」
「それも、スリルがあるね」
響の底なしの性欲、性癖についてこれるのは、悠真だけかもしれない。
それだけ、悠真は響を愛していた。
「ねえ」
「ん? なに響」
「いつまでも、一緒にいてね」
響は悠真に優しいキスをした。
――完――
自分は教師には向いていない。
今、こうやって教え子とセックスし、抱き合っていることだけを見ても明白なことだ。
しかも校内でのセックスを楽しんでいる。
今は、ばれていないがいずればれてしまうだろう。
(私だけではなく、悠真君の将来に関わってくる……)
未来ある少年の将来をゆがめてしまうことは流石にできなかった。
かといって、溢れ出す性欲を押さえ込むことも響には無理だった。
「先生、そんな……」
「心配しないで、アナタとは連絡をとれるようにしておくから。携帯番号、メールアドレスもそのまま――」
「でも……」
「私を恋人にしたいんでしょう?」
「うん! したいよ。だから――」
「悠真君はもう、私の彼氏よ。恋人なの。私…… 悠真君に堕とされちゃったみたい」
すっと響は悠真に近づき、唇を求める。
ふたりは、激しいディープキスをして、お互いの舌を絡めあう。
どちらかということなく、すっと唇が離れた。
「夏休みは、旅行に行きましょう。泊まりで―― ふふ」
「うん! 先生!」
「好きよ、愛してるわ…… 悠真」
「せ…… 響」
「そうね。名前で呼んで」
ふたりは、誰もいない教室で、再び身体を重ねあうのであった。
静寂の中に、ただ粘膜のこすれ合う音が流れ出していく。
◇◇◇◇◇◇
旅行は、京都へ行くことになった。
新幹線ではなく、深夜バスを使っていく。
それは、値段が安いからではなかった。
深夜に出発したバス。
夜の帳が下り、街頭の光が車内に流れ込んでくるだけだった。
ムチュ、ちゅぱ、じゅゆるるるる、チュパ――
湿った音がバスのエンジン音に紛れ、微かに聞こえていた。
「あああ、響ぃぃ、気持ちいよぉぉ」
「うふ、悠真は先っちょがすごく敏感よね。大好きよ」
響は隣に座っている悠真のちんぽをしゃぶっていた。
新幹線では流石にこうはできない。
深夜バスだからできるプレイだった。
「あふぁぁぁ」
「悠真君、声が大きいわ…… あん、他の人にばれてしまうかも」
「だって、響の舌が…… あ、あ、あ、あ、気持ちいいよぉぉ」
悠真と響は車内で口唇愛撫を続け、あまつさえ、挿入まで行った。
響はおまんこを貫かれ、口を押さえ喘ぎ声を飲み込むのだった。
身を重ねながら、耳元で響が囁く。
「好き、大好き…… 卒業したら、一緒に暮らしましょう……」
「響……」
「私も実家を出て一人暮らしするの。だから、そこで――」
「うん、分った。ああああ、先生のまんこが締まるぅぅ」
悠真はたまらず、この日三回目の射精をしていた。
激しい精液の射出。
子宮がドロドロに溶けそうになるほどの熱と量の精液だった。
「ホテルについてからも、いっぱいセックスするわ」
「それじゃ、観光できないよ……」
「ふふ、観光しながら、外でセックスもするわ」
「それも、スリルがあるね」
響の底なしの性欲、性癖についてこれるのは、悠真だけかもしれない。
それだけ、悠真は響を愛していた。
「ねえ」
「ん? なに響」
「いつまでも、一緒にいてね」
響は悠真に優しいキスをした。
――完――
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悠馬くんが響君になってるとこある気がする。
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