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5話:大人になりきらないオスの喘ぎ
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放課後といっても校内にはまだ喧騒が残っていた。
教師である響は伊藤悠真をとりあえず長椅子に座らせる。
響は、悠真の隣に座った。
生徒に身を寄せる。体温まで伝わりそうな距離。
耳まで真っ赤にしている悠真。
16歳の少年だ。
「先生のことが好きなんだ……」
「はい……」
俯き消え入りそうな声で答える悠真だった。
「そう」
響の唇からは透明であるが、なんらの感情も存在しない声が発せられた。
そして、沈黙。
悠真は、外の喧騒はおろか、流れる時間さえもなくなってしまったかのように感じた。
スッと息を吸うと、背を丸め下をむいた。
(だめなんだ。やっぱり。ボクなんかじゃ……)
美麗な女教師対する憧れの思いは、少年の中で「恋」と呼ばれるものとなっていた。
悠真自身、その「恋」に対しどすればいいのか分からなかった。
誰も相談なんかできやしない。
迷い迷ったすえだ――
悠真は、ありったけの勇気を振り絞って響に自分の思いを伝えた。
ただ、今は後悔しかなかった。
(あるわけ無いよな…… 先生とボクじゃ)
今更ながらに厳しい現実を知った思いだった。
「えっ?」
ビクンと悠真の身体が震えた。
響の細く嫋やかな指が俯く悠真のアゴに指に触れた。
彼女はあるかなしかの力をいれる。そっと悠真の顔を持ち上げたのだ。
(この子、震えてるの?)
響も16歳の少年の言葉に揺れていた。
長いまつ毛の下の瞳は、悠真の横顔を捉える。
美しいが故に、見るものに冷たい温度を感じさせる視線。
しかし、響の肌はしっとりと汗ばんでいた。
下腹部に生じたどうしようもうない熱が自分を動かしている。
(発情してる。生徒に発情している――)
自分の心の状況を確認することはできた。
しかし、その思いを止めることはできなかった。
「せ、先生……」
響は無言で、悠真の首筋に舌を這わせていた。
バラ色のルージュの間から、蟲惑的で蕩けるような濡れた舌が見える。
水蜜桃の果肉より官能的な柔らかさをもった物が、少年の首筋を這っていた。
(ふふ、しょっぱい……)
頭の片隅で「何をしているのか!?」という思いが微かにあった。
しかし、響は少年を首筋に吸い付き、甘噛みまでしていた。
悠真の喘ぐような声が遠くから聞こえるようだった。
「かわいい声ね。女の子みたい」
ふっと首筋から唇を離し、響は言った。
悠真の白い首筋が滑るように光っている。甘噛みの後は薄いピンク色になっていた。
「そんな、先生、い、いったい?」
「私と付き合いたいの?」
「え…… そ、そうですけど」
「それは、男女の関係になりたいってこと?」
「えっ?」
最終的にはそのような希望、願望、望みは悠真にもあった。
しかし、それは段階を踏んで……
響の言葉をどう受け取るべきか、悠真は戸惑う。
「ふふ、井東君のここが凄いことになってる」
響の手がゆっくりと悠真のズボンのふくらみに触れた。
強い血の脈動を感じさせる。
響の指先まで熱くなりそうだった。
「せ、先生……」
搾り出すような声で悠真は言った。
「緊張しているの?」
そう言う響も唇が乾いていた。舌で唇を濡らす。
意図せぬ妖艶な動き――
(熱い、硬い……)
ズボンのファスナーを白い指先がつまむ。
ジーーと小さな金属音が耳に流れ込む。もう後に戻ることに出来ない行為。
響はなぜ自分がこんなことをしているのかよく分からなくなっていた。
自分は教師であること。
相手は生徒であること。
そんなことは分かっている。
分かっていても、ブレーキにはならない。
「付き合ってもいいわ。悠真君」
響は伊東悠真を下の名で呼んだ。
「先生…… え? でも……」
下を向いていた悠真は顔を上げ、響を見つめる。
(かわいらしい。小動物…… 草食系かな)
響は悠真の顔を見て思った。
ファスナーをが下ろしきられた。
解放された怒張が白いテントを作っている。
響は、膨れ上がったブリーフの下から若竿を指で絡めとった。
ブルンっと音がしたかのように、悠真のオス器官が飛び出した。
「かわいいのね。朝顔のつぼみみたい」
それは、ごつごつとした大人の造形になる前の若くツルリとした器官だった。
それでいて、ずっしりとしたボリューム感が女に対する欲望の大きさを物語っているかのようだった。
「あああ!!」
「だめ、隠さないで。今から、ここは先生のものよ」
悠真の手をゆっくりと外し、自分の胸にもってくる。
「悠真君は自分のじゃなくて、私のここを触って――」
「せ、先生」
ブラウスの上から触れる胸のふくらみ。
悠真は呼気を荒くしてただ、身体を硬直させていた。
胸に手を当てただけで身じろぎもできなかった。
頭が真っ白になり、自分の状況が全く理解できない。
「脱がせて直に触っていいわ」
しかし、響の言葉が聞こえているのかどうか――
悠真は反応もできずに、ただ呼気を荒くするだけだった。
「こんなに大きくして――」
どうみても女性経験のない悠真のオス器官を響の白い指がキュっと握る。
先端を包みこんでいる皮をゆるゆると指でしごく。
「あ、あ、あ、あ、あ―― せ、先生ぇぇ!」
「かわいい声」
悠真の声。まだ大人になりきらないオスの喘ぎが、響の初体験を思い起こさせた。
響はしゃがみこみ、ゆっくりと舌を差し出す。
ぬるりと、響の舌が男性との皮の中に侵入していった。
教師である響は伊藤悠真をとりあえず長椅子に座らせる。
響は、悠真の隣に座った。
生徒に身を寄せる。体温まで伝わりそうな距離。
耳まで真っ赤にしている悠真。
16歳の少年だ。
「先生のことが好きなんだ……」
「はい……」
俯き消え入りそうな声で答える悠真だった。
「そう」
響の唇からは透明であるが、なんらの感情も存在しない声が発せられた。
そして、沈黙。
悠真は、外の喧騒はおろか、流れる時間さえもなくなってしまったかのように感じた。
スッと息を吸うと、背を丸め下をむいた。
(だめなんだ。やっぱり。ボクなんかじゃ……)
美麗な女教師対する憧れの思いは、少年の中で「恋」と呼ばれるものとなっていた。
悠真自身、その「恋」に対しどすればいいのか分からなかった。
誰も相談なんかできやしない。
迷い迷ったすえだ――
悠真は、ありったけの勇気を振り絞って響に自分の思いを伝えた。
ただ、今は後悔しかなかった。
(あるわけ無いよな…… 先生とボクじゃ)
今更ながらに厳しい現実を知った思いだった。
「えっ?」
ビクンと悠真の身体が震えた。
響の細く嫋やかな指が俯く悠真のアゴに指に触れた。
彼女はあるかなしかの力をいれる。そっと悠真の顔を持ち上げたのだ。
(この子、震えてるの?)
響も16歳の少年の言葉に揺れていた。
長いまつ毛の下の瞳は、悠真の横顔を捉える。
美しいが故に、見るものに冷たい温度を感じさせる視線。
しかし、響の肌はしっとりと汗ばんでいた。
下腹部に生じたどうしようもうない熱が自分を動かしている。
(発情してる。生徒に発情している――)
自分の心の状況を確認することはできた。
しかし、その思いを止めることはできなかった。
「せ、先生……」
響は無言で、悠真の首筋に舌を這わせていた。
バラ色のルージュの間から、蟲惑的で蕩けるような濡れた舌が見える。
水蜜桃の果肉より官能的な柔らかさをもった物が、少年の首筋を這っていた。
(ふふ、しょっぱい……)
頭の片隅で「何をしているのか!?」という思いが微かにあった。
しかし、響は少年を首筋に吸い付き、甘噛みまでしていた。
悠真の喘ぐような声が遠くから聞こえるようだった。
「かわいい声ね。女の子みたい」
ふっと首筋から唇を離し、響は言った。
悠真の白い首筋が滑るように光っている。甘噛みの後は薄いピンク色になっていた。
「そんな、先生、い、いったい?」
「私と付き合いたいの?」
「え…… そ、そうですけど」
「それは、男女の関係になりたいってこと?」
「えっ?」
最終的にはそのような希望、願望、望みは悠真にもあった。
しかし、それは段階を踏んで……
響の言葉をどう受け取るべきか、悠真は戸惑う。
「ふふ、井東君のここが凄いことになってる」
響の手がゆっくりと悠真のズボンのふくらみに触れた。
強い血の脈動を感じさせる。
響の指先まで熱くなりそうだった。
「せ、先生……」
搾り出すような声で悠真は言った。
「緊張しているの?」
そう言う響も唇が乾いていた。舌で唇を濡らす。
意図せぬ妖艶な動き――
(熱い、硬い……)
ズボンのファスナーを白い指先がつまむ。
ジーーと小さな金属音が耳に流れ込む。もう後に戻ることに出来ない行為。
響はなぜ自分がこんなことをしているのかよく分からなくなっていた。
自分は教師であること。
相手は生徒であること。
そんなことは分かっている。
分かっていても、ブレーキにはならない。
「付き合ってもいいわ。悠真君」
響は伊東悠真を下の名で呼んだ。
「先生…… え? でも……」
下を向いていた悠真は顔を上げ、響を見つめる。
(かわいらしい。小動物…… 草食系かな)
響は悠真の顔を見て思った。
ファスナーをが下ろしきられた。
解放された怒張が白いテントを作っている。
響は、膨れ上がったブリーフの下から若竿を指で絡めとった。
ブルンっと音がしたかのように、悠真のオス器官が飛び出した。
「かわいいのね。朝顔のつぼみみたい」
それは、ごつごつとした大人の造形になる前の若くツルリとした器官だった。
それでいて、ずっしりとしたボリューム感が女に対する欲望の大きさを物語っているかのようだった。
「あああ!!」
「だめ、隠さないで。今から、ここは先生のものよ」
悠真の手をゆっくりと外し、自分の胸にもってくる。
「悠真君は自分のじゃなくて、私のここを触って――」
「せ、先生」
ブラウスの上から触れる胸のふくらみ。
悠真は呼気を荒くしてただ、身体を硬直させていた。
胸に手を当てただけで身じろぎもできなかった。
頭が真っ白になり、自分の状況が全く理解できない。
「脱がせて直に触っていいわ」
しかし、響の言葉が聞こえているのかどうか――
悠真は反応もできずに、ただ呼気を荒くするだけだった。
「こんなに大きくして――」
どうみても女性経験のない悠真のオス器官を響の白い指がキュっと握る。
先端を包みこんでいる皮をゆるゆると指でしごく。
「あ、あ、あ、あ、あ―― せ、先生ぇぇ!」
「かわいい声」
悠真の声。まだ大人になりきらないオスの喘ぎが、響の初体験を思い起こさせた。
響はしゃがみこみ、ゆっくりと舌を差し出す。
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