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12.強制イラマチオ
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「はぁ……はぁ……はぁ……」
か細い喘ぎ声だけが漏れる。
獣性をむき出しにしたねちっこい口淫が、由里の抵抗力を奪い去っていた。
頭がぼんやりしているのは、酸素不足のせいだろうか。それとも……。
「ああぅッ! あがッ」
由里は美貌を歪め、身体を捻る。
しかし、脚は強制開脚状態で緊縛されている。足枷と棒が一体になったSM用の道具を装着され、自由に動かせない。
M字開脚のまま、身を捩らせるしかなかった。
「本当にぐっしょりじゃないか。ええ~、キスでそんなに感じたいのかい?」
伊東が手をパンティの中にいれる。指が割れ目を割って、グリグリと擦り上げる。
「あ――ッ、ダメぇ! そこはッ! ああああ」
美しい相貌を真っ赤にし、長い黒髪を振り乱す。
凛とした勝気な瞳は今は無く、ただ虚ろな視線を男に向けるだけだった。
男は胸を揉みながら、股間を抉っていく。拘束された脚を引き攣らせ、腰をくねらせるが逃れることは出来ない。
「ふひひ、いい匂いだぜ。柔らけぇし、外見はツンツンしてるくせによぉぉ~」
細身であるが、男の目を惹きつけて止まない大きな胸を揉みしだく。股間の泥濘に指を差し込まれこねくり回す。
(あうッ、痺れる……)
圧倒的な暴力で屈服され、股間と胸を蹂躙されながら、由里は身体の奥から湧き起こる痺れを堪えることができなかった。
ジリジリととろ火で尾てい骨を炙られるような感覚が徐々に広がっていく。
「あうッうううう、止めてよッ。あああうん」
抵抗はできない。手足を緊縛され、脚はM字に開かれてしまっている。どうやったらこの状況から逃げられるのか――考えても解決策など見つからなかった。
頭の中が混濁し、狂いそうになる。膣内に侵入した指がザラつく粘膜を擦り上げた――。
「あきゃッ! あふぅ!」
(ダメ、感じちゃダメ!)
逃げることより、感じないこと。感じてしまうことは、それこそ敗北だと由里は思う。
恥辱と屈辱、羞恥の中で、メス快楽を堪えることだけが、由里が縋る最後の糸だった。
「なんだ、震えて、おい、気持ち良いのを我慢しなくていいんだぜ」
細く白い肩を震わせ、由里は戦慄きを堪える。淡雪を思わせる純白の肌が紅色に染まって行く。
伊東は耐える由里を見て発情のレベルを一段階上げるのだった。
「どうするか……、しゃぶってもらおうかなぁ~」
伊東はカチャカチャとズボンを脱ぐと、下着も脱ぎ捨てる。
(うそ……あうッ)
由里は息を飲む。
それは、グロテスクな逸物だった。
どす黒い色をして、ゴツゴツと無骨な血管が浮き出している。
長さは裕介の方があるだろうか。でも、太さでは遥かに伊東の方が上だった。
子どもの手首くらいはありそうな太さ――そんな、畸形的な大きさの肉棒だった。
「ふひひ、これをまず舐めてもらおうか。歯を立ててもいいぜ、噛み切れるもんならやってみな――んん~ん」
伊東勇作は逸物を由里の口までもっていく。
頤を押さえられ、強制的に開口させられる。
「あああ、嫌ぁ! あああ!」
首を振って避けようとするが、凄まじい力で押さえつけられ、動くことができない。
「ほら、ご馳走だ、味わって喰えよぉぉ」
「ああああ、はぅッ」
口の中に強引にねじ込まれた肉棒はあまりに太すぎ、硬すぎた。
噛み付くなんて出来そうになかった。文字通り歯が立たない。
「う、う、う、う、う――」
頭を押さえられ、イラマチオを強制される。
喉奥まで剛直が侵入し、口腔粘膜を犯し、陵辱していく。
緊縛され、抵抗する術を封じられた美貌の女社長・由里はただされるがままに口を汚されていく。
じゅぽっ、じゅぽっ、じゅぷッ、じゅぷッ――
男の太すぎる肉竿が、唇を割って口の中でピストン運動をする。
咽頭なでねじ込まれ、咽る。が、頭を押さえ込まれどうにもできない。
舌に亀頭をこすり付けられる。饐えた味が口内に広がり、吐きそうになる。
「あああ、ちんぽが溶かされてしまいそうだぁ。すげぇぞ。由里。こんな口使いができるんだなぁ」
「んんあ―― あぅ……」
抜き差しする怒張。膨れ上がった紅玉が唇に触れる。唇に火ぶくれが出来そうなほどの温度を感じた。
(ああああ、ダメ……苦しい。あああ、あふぁぁ……)
口を強制的に開かれ、喉奥まで犯される。手足を拘束され抵抗できないということが、今はかえってありがたかった。
抵抗できない理由をそこに見つけることが出来るからだ。
「たっぷり味わえよ。いいぞ、ほら、舌を絡めろぉぉ」
髪を引っ張られ、命令される。
怒張が口の中で膨れ上がり、焼け付くような温度を感じる。
「うッ、あああ、うぁぁ、ぬっ、じゅぽ、じゅるぅぅ、じゅるぅぅぅぅ――」
屈辱だった。が、無意識で舌を動かしていた。
(あああ、ダメ――、こんなのダメぇ……)
苦しさの中に、微かに身体の芯で疼くものがあった。先走りの男汁が、舌の上に苦味を広げていく。
唾液が溢れ出し、口の端から零れだす、ただ、垂れ流し男の欲棒をしゃぶりあげるだった。
「うぅ、出そうだ。まずは一回目だ。ひひひ、出すぞ、出す。出るぅぅ!」
ぶわッと、亀頭が膨れ上がり、ゴリンと、口内粘膜を抉るように襲撃する。
「ん―― あ、あ、あ、あ――」
(あふぁ、苦い、熱い、臭いぃぃ――ッ!)
黄ばんだ白濁汁が一気に放出される。それは体液というより、粘度が高く、固体が直撃するかのような射精だった。
「あうッ――出たぞ、飲め、一滴残らず、飲むんだぁぁ。ひひひ」
(ああああ、喉が、喉が焼けるぅ――)
咽頭奥に、射精を浴びせ、腰をカクカクと美貌にぶつけていく伊東。
腰の動きは杭打ち機のように強引でありながらリズミカルだった。
じゅぽっと、湿った音をたて、伊東は逸物を抜いた。
白濁したゼリー状の体液が、ドロリと由里の口から零れだす。
「あふぁぁ…… これでいいの。この負け犬。これで満足なの」
禍々しく妖異な巨根は黒くテラテラと光沢を放っている。
己のオス汁と、美女の唾液でコーティングされた亀頭はまだまだ獣欲を溜め込んでいる。
粘膜をパンパンに膨らませ、萎えることは無かった。
(うそ、更に大きくなっている……)
「いいぜ。もっと舐めたいのかい? 物欲しそうに俺のチンポを見つめてよぉ」
「違うわ。この外道」
「うひひ、俺のちんぽを美味しそうにしゃぶっていたくせに、よく言うぜ」
「そんなことないわ! 強引にしゃぶらせたんじゃないの」
「本当にそうかなぁ」
伊東は脱ぎ捨てたズボンを漁り、スマホを取り出した。
由里の顔色が変る。これから何をするのか容易に想像がついた。
「いや! 何する気!」
「撮影する気だよ。アンタの恥ずかしいところを細かく撮影して、本当に無理やりかどうか、確認してやるぜ」
「止めて!」
「やだね」
伊東はM字開脚された股間に手を伸ばす。
濃藍のパンティーをグいっと掴む。
ロッチの部分を指で挟みこんだ。
「あッ、止めて!」
「ふん!」
伊東はクロッチの部分を簡単に引き千切った。恐るべき指の力だった。
「ふひひ、股が涼しくなったろう。どうだ? 俺が温めてやるよ」
開かれた脚の間に頭を入れると、秘裂に、口を近づける。
舌先を伸ばし、陰唇を書き分け、膣前庭を舐め上げた。
「うはぁっ、止めッ。あああああ――」
心は拒絶するが、身体はどうしようもなく感じてしまう。
(ダメ、負け犬に乱れ顔を晒すなんて……ダメよ。絶対に)
薄皮一枚残った女の矜持に縋り、由里は歯を食いしばり、湧き上がる悦楽に耐える。
「なんだ? ウネウネ動いて、俺のチンポを誘っているのかい。舐めてやるから暫くそれで感じてろ」
「そんな……アンタのチンポなんて欲しくない! 殺してやるから!」
スマホを片手で持ちながら、伊東はぺちゃぺちゃと、クンニを続ける。
舌先を硬くして膣肉を貪るようにして侵入する。膣粘膜細胞から耐え切れないほどの快感が励起していく。
脳が揺さぶられ、痺れ、真っ白になっていく――。
「ああああ、あうッ……い、いやぁぁぁ」
「おふぉぉ、子宮が下りてきたんじゃないか。コリコリした物が、舌先に当たるぜ。んん~ん」
男が節くれだった親指で、包皮をめくり上げ、淫核をむき出しにする。
じゅるるるる――と、下卑た音をたて蜜汁を啜り、メス粘膜をしゃぶりつくす。
尾てい骨が痺れ、背骨が砕けそうになる激しい快楽が身を焼く。
「いやぁぁ、あうぅぅ――ッ」
身体を仰け反らせ、若鮎のように弾ける肢体。汗ばんだ肌から、雫が飛び散る。
「あはは、なんだぁ、おまんこがもっともっとってオネダリしてるのかい。ひひひ。セックスに餓えてるんじゃないのかい」
「あああ、そんなこと、無い!」
由里は「無い」という言葉に体重をかけ言い切る。
ただ膣は塗れそぼり、クリトリスは硬く勃起しきっていた。
そんな感じすぎる自分の身体が悔しかった。
(あああ、裕介……)
由里は裕介のことを思う。彼のことを思い、快感に抗うように、力を入れるのだった。
◇◇◇◇◇◇
「由里さん、遅いなぁ」
豪華なマンションの中でコンビ二弁当をつまみ、裕介はポツリと言った。
自分の家に着替えを取りに行き、由里と一緒に生活するつもり満々で戻ってきたのだが、肝心の由里が帰ってこないのだ。
「もう一〇時だけど、やっぱり社長は忙しいのかな」
ベンチャー系のIT企業の社長という由里は、会社を二年で辞めた自分とは比較にならないくらい忙しいのだろうとは思う。
裕介はスマホを見た。朝送ったLINEメッセージは既読になっていたが、新しいメッセージはなかった。
「ちょっとメッセージ送っておくかなぁ~」
スマホを操作して簡単なメッセージを送る。
由里が監禁拘束されているなど、裕介は夢にも思っていなかった。
か細い喘ぎ声だけが漏れる。
獣性をむき出しにしたねちっこい口淫が、由里の抵抗力を奪い去っていた。
頭がぼんやりしているのは、酸素不足のせいだろうか。それとも……。
「ああぅッ! あがッ」
由里は美貌を歪め、身体を捻る。
しかし、脚は強制開脚状態で緊縛されている。足枷と棒が一体になったSM用の道具を装着され、自由に動かせない。
M字開脚のまま、身を捩らせるしかなかった。
「本当にぐっしょりじゃないか。ええ~、キスでそんなに感じたいのかい?」
伊東が手をパンティの中にいれる。指が割れ目を割って、グリグリと擦り上げる。
「あ――ッ、ダメぇ! そこはッ! ああああ」
美しい相貌を真っ赤にし、長い黒髪を振り乱す。
凛とした勝気な瞳は今は無く、ただ虚ろな視線を男に向けるだけだった。
男は胸を揉みながら、股間を抉っていく。拘束された脚を引き攣らせ、腰をくねらせるが逃れることは出来ない。
「ふひひ、いい匂いだぜ。柔らけぇし、外見はツンツンしてるくせによぉぉ~」
細身であるが、男の目を惹きつけて止まない大きな胸を揉みしだく。股間の泥濘に指を差し込まれこねくり回す。
(あうッ、痺れる……)
圧倒的な暴力で屈服され、股間と胸を蹂躙されながら、由里は身体の奥から湧き起こる痺れを堪えることができなかった。
ジリジリととろ火で尾てい骨を炙られるような感覚が徐々に広がっていく。
「あうッうううう、止めてよッ。あああうん」
抵抗はできない。手足を緊縛され、脚はM字に開かれてしまっている。どうやったらこの状況から逃げられるのか――考えても解決策など見つからなかった。
頭の中が混濁し、狂いそうになる。膣内に侵入した指がザラつく粘膜を擦り上げた――。
「あきゃッ! あふぅ!」
(ダメ、感じちゃダメ!)
逃げることより、感じないこと。感じてしまうことは、それこそ敗北だと由里は思う。
恥辱と屈辱、羞恥の中で、メス快楽を堪えることだけが、由里が縋る最後の糸だった。
「なんだ、震えて、おい、気持ち良いのを我慢しなくていいんだぜ」
細く白い肩を震わせ、由里は戦慄きを堪える。淡雪を思わせる純白の肌が紅色に染まって行く。
伊東は耐える由里を見て発情のレベルを一段階上げるのだった。
「どうするか……、しゃぶってもらおうかなぁ~」
伊東はカチャカチャとズボンを脱ぐと、下着も脱ぎ捨てる。
(うそ……あうッ)
由里は息を飲む。
それは、グロテスクな逸物だった。
どす黒い色をして、ゴツゴツと無骨な血管が浮き出している。
長さは裕介の方があるだろうか。でも、太さでは遥かに伊東の方が上だった。
子どもの手首くらいはありそうな太さ――そんな、畸形的な大きさの肉棒だった。
「ふひひ、これをまず舐めてもらおうか。歯を立ててもいいぜ、噛み切れるもんならやってみな――んん~ん」
伊東勇作は逸物を由里の口までもっていく。
頤を押さえられ、強制的に開口させられる。
「あああ、嫌ぁ! あああ!」
首を振って避けようとするが、凄まじい力で押さえつけられ、動くことができない。
「ほら、ご馳走だ、味わって喰えよぉぉ」
「ああああ、はぅッ」
口の中に強引にねじ込まれた肉棒はあまりに太すぎ、硬すぎた。
噛み付くなんて出来そうになかった。文字通り歯が立たない。
「う、う、う、う、う――」
頭を押さえられ、イラマチオを強制される。
喉奥まで剛直が侵入し、口腔粘膜を犯し、陵辱していく。
緊縛され、抵抗する術を封じられた美貌の女社長・由里はただされるがままに口を汚されていく。
じゅぽっ、じゅぽっ、じゅぷッ、じゅぷッ――
男の太すぎる肉竿が、唇を割って口の中でピストン運動をする。
咽頭なでねじ込まれ、咽る。が、頭を押さえ込まれどうにもできない。
舌に亀頭をこすり付けられる。饐えた味が口内に広がり、吐きそうになる。
「あああ、ちんぽが溶かされてしまいそうだぁ。すげぇぞ。由里。こんな口使いができるんだなぁ」
「んんあ―― あぅ……」
抜き差しする怒張。膨れ上がった紅玉が唇に触れる。唇に火ぶくれが出来そうなほどの温度を感じた。
(ああああ、ダメ……苦しい。あああ、あふぁぁ……)
口を強制的に開かれ、喉奥まで犯される。手足を拘束され抵抗できないということが、今はかえってありがたかった。
抵抗できない理由をそこに見つけることが出来るからだ。
「たっぷり味わえよ。いいぞ、ほら、舌を絡めろぉぉ」
髪を引っ張られ、命令される。
怒張が口の中で膨れ上がり、焼け付くような温度を感じる。
「うッ、あああ、うぁぁ、ぬっ、じゅぽ、じゅるぅぅ、じゅるぅぅぅぅ――」
屈辱だった。が、無意識で舌を動かしていた。
(あああ、ダメ――、こんなのダメぇ……)
苦しさの中に、微かに身体の芯で疼くものがあった。先走りの男汁が、舌の上に苦味を広げていく。
唾液が溢れ出し、口の端から零れだす、ただ、垂れ流し男の欲棒をしゃぶりあげるだった。
「うぅ、出そうだ。まずは一回目だ。ひひひ、出すぞ、出す。出るぅぅ!」
ぶわッと、亀頭が膨れ上がり、ゴリンと、口内粘膜を抉るように襲撃する。
「ん―― あ、あ、あ、あ――」
(あふぁ、苦い、熱い、臭いぃぃ――ッ!)
黄ばんだ白濁汁が一気に放出される。それは体液というより、粘度が高く、固体が直撃するかのような射精だった。
「あうッ――出たぞ、飲め、一滴残らず、飲むんだぁぁ。ひひひ」
(ああああ、喉が、喉が焼けるぅ――)
咽頭奥に、射精を浴びせ、腰をカクカクと美貌にぶつけていく伊東。
腰の動きは杭打ち機のように強引でありながらリズミカルだった。
じゅぽっと、湿った音をたて、伊東は逸物を抜いた。
白濁したゼリー状の体液が、ドロリと由里の口から零れだす。
「あふぁぁ…… これでいいの。この負け犬。これで満足なの」
禍々しく妖異な巨根は黒くテラテラと光沢を放っている。
己のオス汁と、美女の唾液でコーティングされた亀頭はまだまだ獣欲を溜め込んでいる。
粘膜をパンパンに膨らませ、萎えることは無かった。
(うそ、更に大きくなっている……)
「いいぜ。もっと舐めたいのかい? 物欲しそうに俺のチンポを見つめてよぉ」
「違うわ。この外道」
「うひひ、俺のちんぽを美味しそうにしゃぶっていたくせに、よく言うぜ」
「そんなことないわ! 強引にしゃぶらせたんじゃないの」
「本当にそうかなぁ」
伊東は脱ぎ捨てたズボンを漁り、スマホを取り出した。
由里の顔色が変る。これから何をするのか容易に想像がついた。
「いや! 何する気!」
「撮影する気だよ。アンタの恥ずかしいところを細かく撮影して、本当に無理やりかどうか、確認してやるぜ」
「止めて!」
「やだね」
伊東はM字開脚された股間に手を伸ばす。
濃藍のパンティーをグいっと掴む。
ロッチの部分を指で挟みこんだ。
「あッ、止めて!」
「ふん!」
伊東はクロッチの部分を簡単に引き千切った。恐るべき指の力だった。
「ふひひ、股が涼しくなったろう。どうだ? 俺が温めてやるよ」
開かれた脚の間に頭を入れると、秘裂に、口を近づける。
舌先を伸ばし、陰唇を書き分け、膣前庭を舐め上げた。
「うはぁっ、止めッ。あああああ――」
心は拒絶するが、身体はどうしようもなく感じてしまう。
(ダメ、負け犬に乱れ顔を晒すなんて……ダメよ。絶対に)
薄皮一枚残った女の矜持に縋り、由里は歯を食いしばり、湧き上がる悦楽に耐える。
「なんだ? ウネウネ動いて、俺のチンポを誘っているのかい。舐めてやるから暫くそれで感じてろ」
「そんな……アンタのチンポなんて欲しくない! 殺してやるから!」
スマホを片手で持ちながら、伊東はぺちゃぺちゃと、クンニを続ける。
舌先を硬くして膣肉を貪るようにして侵入する。膣粘膜細胞から耐え切れないほどの快感が励起していく。
脳が揺さぶられ、痺れ、真っ白になっていく――。
「ああああ、あうッ……い、いやぁぁぁ」
「おふぉぉ、子宮が下りてきたんじゃないか。コリコリした物が、舌先に当たるぜ。んん~ん」
男が節くれだった親指で、包皮をめくり上げ、淫核をむき出しにする。
じゅるるるる――と、下卑た音をたて蜜汁を啜り、メス粘膜をしゃぶりつくす。
尾てい骨が痺れ、背骨が砕けそうになる激しい快楽が身を焼く。
「いやぁぁ、あうぅぅ――ッ」
身体を仰け反らせ、若鮎のように弾ける肢体。汗ばんだ肌から、雫が飛び散る。
「あはは、なんだぁ、おまんこがもっともっとってオネダリしてるのかい。ひひひ。セックスに餓えてるんじゃないのかい」
「あああ、そんなこと、無い!」
由里は「無い」という言葉に体重をかけ言い切る。
ただ膣は塗れそぼり、クリトリスは硬く勃起しきっていた。
そんな感じすぎる自分の身体が悔しかった。
(あああ、裕介……)
由里は裕介のことを思う。彼のことを思い、快感に抗うように、力を入れるのだった。
◇◇◇◇◇◇
「由里さん、遅いなぁ」
豪華なマンションの中でコンビ二弁当をつまみ、裕介はポツリと言った。
自分の家に着替えを取りに行き、由里と一緒に生活するつもり満々で戻ってきたのだが、肝心の由里が帰ってこないのだ。
「もう一〇時だけど、やっぱり社長は忙しいのかな」
ベンチャー系のIT企業の社長という由里は、会社を二年で辞めた自分とは比較にならないくらい忙しいのだろうとは思う。
裕介はスマホを見た。朝送ったLINEメッセージは既読になっていたが、新しいメッセージはなかった。
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