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8.魅惑の固縛プレイ開始
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細く流麗なフォルムの肢体に豊かな胸。
由里の裸体は完成された美の結晶のような美しさを持っていた。
(こんな綺麗な人となどもセックスできるなんて)
裕一は由里に被さるような形でベットに入った。
折れてしまいそうな身体に肌を合わせる。キュッと抱きしめる。
チュッとおっぱいを吸った。弾力と柔らかさの絶妙なバランスの中にある双丘が震える。
(ああ、なんて凄いおっぱいなんだ…… あああ、たまらないよぉ)
チュウチュウと乳首をを吸い、舌先で転がす。
「あふぁん。おちんちん、凄く硬くなってる。パンパンなのね。ふふ」
由里が股間に手を伸ばし、亀頭をクリクリト刺激する。
うっとりとした表情で裕介を見つめ、若竿の感触を堪能していた。
「あうッ」
亀頭粘膜が柔指に刺激され、思わず声を漏らす。
「触っただけでそんなに気持ちいいの。じゃあ、おっぱいで挟んだらどうなってしまうのかしら」
「おっぱいって……」
「パイズリしてあげるわ。裕介のおちんちんをおっぱいで挟んであげる」
由里は裕介に自分を跨いで身体を上に移動するするように誘う。
格闘技のマウントポジションのような体勢になった。
「これ、重くない?」
体重をかけないように脚に力をいれるが、それでも幾分かの重さはかかる。
太ももに、じっとりと汗ばんだ由里の肌を感じる。
「気にしなくていいわ。裕介のおちんちんをいっぱい気持ちよくさせたいの」
由里は真紅の唇に笑みの形を作った。
「由里……」
「ふふ。挟んであげるわ」
「ああああ、あふぁぁッ、気持ちいいッ」
由里は露となった肉槍を大きな胸で挟み込んだ。両手で双丘を押さえ裕介の物をサンドイッチにしてしまった。
柔肉に、ズブズブとペニスが沈み込む。それでも亀頭の先端がちょこんと顔を出していた。
「あん……とっても硬いの。ピクピクしてる。ああ、裕介のおちんちん、凄く熱い」
肉棒は汗ばみ、ひんやりとした肌に包まれる。
「ああ、たまらないようッ!」
由里は妖しい光を湛えた瞳で裕介を窺う。
「先っちょが出てるわ。舐めちゃうね」
由里は舌先を尖らせ、谷間から顔を出した亀頭先端に下で触れた。
ピンク色の舌が螺旋を描き、尿道口の筋に割って入ろうとする。
「あ、あ、あ、あ、痺れるよぉぉ! 良過ぎる、気持良過ぎるぅっ!」
「にゅる、ちゅぱ、れろ、れろ~ああん、またパンパンになってきている。素敵。食べちゃいたいわ」
チュッと亀頭先端にキスをされたかと思うと、一気に口の中に吸い込まれた。
「あぅッ! 由里ぃ! あ、あ、あ、あ」
(ああん、おちんちん凄く硬くなって、灼いの……舌がやけどしそう……)
由里の口腔粘膜を焼き尽くすかのような裕介のペニス。
それを口の中に頬張って、尿道口を穿るようにして舌を差し込んでいく。
肉棒の海綿体がピクピクと震える。キュッと胸で挟み込み擦り上げるのも忘れない。
「あああ、おっぱいと舌でぇぇ、あふぁぁぁ、頭が変になりそうだよぉ」
裕介はたまらず、由里の頭を掴んでいた。汗ばんだ髪の毛が指に絡みつく。
口内に突き立ったペニスを更に奥に突っ込んでいく。
肉槍に貫かれた唇は、深く、より深く、それを飲み込んでいくのであった。
「ああああ、気持ち良い、止まらないッ」
裕介は自分からもカクカクと腰を動かし、乳房を貫き、先端で由里の唇を犯していた。
グッチュ、グッチュと、湿った音が響く。
(ああ、じんじん来ちゃうのぉぉ、おちんちん好きぃぃ)
由里は白いふとももを捩り、身のうちに生じた快感に震えた。
裕介に口を犯されている感触は悪くなかった。
逞しい肉竿が、口腔内で暴れる。
「ああ、ああ、イク、イク、出るよぉぉ!」
「じゅぱッ、ああ~ん、出して、出していいの、飲んであげるわ」
由里は一瞬、口からペニスを解放すると、再び咥える。
自分の胸を押さえていた手は、いつの間にか股間に伸びていた。泥沼と化したそこを指で穿っていた。
「あ――ッ! 由里ぃっ!」
鈴口が震えた。割れ目が大きく開く。
ドクンッと、飛沫をあげるかのように、精液の塊が流れ込んできた。
液体というより固形物のような濃度だった。
ドビュドビュビュビュルルルウル――!!
脈動と共に、間欠泉のような精液の奔流が叩き込まれた。
「あああ、由里ぃ……」
(あふぁん、はふぃぃぃん、灼いのぉぉ~灼いのがいっぱい、来てるのぉぉぉ、お口が焼けちゃうぅぅ)
ドロドロのマグマのような白濁液が、喉を焼いていく。
嚥下するが、それを上回る速度で精液があふれ出してくる。
口の端から、白濁汁が零れ落ちる。唇を白く染めていくのだった。
「はぁ……気持ちよかった……」
気だるさと陶酔感の混ざったような声音で裕介は呟くように言った。
「あん、わたしも気持ちよかったの。荒々しいのも悪くないわ」
そう言ってピンクの舌がチロチロと、口周辺の残滓を舐めとっていく。
妖艶な瞳がメガネの奥で裕介を見つめる。淫らで幻想的な色をもった視線が絡みつくようだった。
「ふふ、今度はわたしが裕介の身体を好きにするわ」
由里はするっと裕介の下から出た。
「わたしが上になるから、裕介は寝て」
「うん」
言われるまま、裕介は仰向けに寝る。
その上に由里が重なってきた。
はちきれんばかりの胸が「みゅッ」と変形する。裕介の胸に密着し、肌が溶け合いそうになった。
「じゃあ、好きにするわ」
由里は上目遣いで裕介の顔を覗き込むようにしてみた。
「好きにするって、一体何を」
「それは、お楽しみよ。ふふ」
「――」
今日会ったばかりだけども、由里の性癖というか、セックスの傾向はなんとなく分かってきていた。
さっきみたいに受身で奉仕するのも、嫌いじゃないだろう。
けれども、本質はもっと攻撃的で男を貪るようなセックスが好みなんだろうと思っている。
(いったい、何をする気なんだろう)
「じゃあ、行くわよ」
「え? それは……」
由里は脱ぎ捨てたバスローブの紐を手にしていた。自分のものと、裕介のと二本だった。
口元には妖しく淫靡な笑みを浮かべ、濡れた瞳は発情の色を濃くしていた。
「縛られるのは嫌かしら。嫌っていっても縛るけど♥」
「え、嫌じゃないけど」
「じゃあ、手を伸ばして」
由里はバスローブの紐で裕介の手首を縛り、もう一方の先端をベッドの支柱に結わいつけた。
「きつくない?」
「いえ、別にそれは……」
(何この結び方見たことないやつなんだけど)
紐は固く巧みに無ばれていた。裕介が知っているような結び方ではなく、特殊な結び方だった。
ちょっと力を入れるが、全然緩まない。
(うわ、解けそうにない)
「うふふ、縛られた気分はどうかしら?」
「なんか、ドキドキする」
「うふふ、いい反応だわ。素敵」
由里は指を一本立てて、根本から舐めていく。
自分の指を唾液で十分に湿らせていく。
舌が指を這う光景もエロティックで官能を刺激するものだった。
「これから、何を?」
「ふふ、何かしら。裕介はどうされたいの?」
屈託の無い笑みを浮かべた由里。
その笑顔が裕介の中の情欲を更にかき立てる。
「ちょっと、待っていて」
由里は重力を感じさせない見の軽さでふわりとベッドから降りた。
ベットルームを出て行く。
(何をする気なんだろう……)
裕介の胸の内に針の先ほどの不安が生じた。
ただ、一方でこれから起きることに対する期待も大きくなっていく。
「うふふ、お待たせ」
由里が戻ってきたとき、手にしていたのは調理用のラップフィルムだった。
それに小さなバッグを提げていた。
(何が入っているんだろう)
「さあ、膝をちょっと曲げてちょうだい。痛くはしないわ」
「え? 膝を」
言われるまま、裕介は膝を曲げる。
由里は、ニコニコと笑いながら、裕介の脚をラプフィルムでグルグル巻きにした。
(うわッ! 拘束されている……)
人拘束するのに、ラップフィルムが使えるということは、小耳に挟んだことはあった。
が、自分がそれで拘束されてしまうとは、思っていなかった。
「痛くはないかしら?」
「それは大丈夫です」
「ふふ、いいわ……」
心臓がドキドキしてくる。手足を拘束され、完全に身動きできなくなっていた。
(どんなことをされるんだ……)
期待と不安が混ざり合い、なぜか股間が硬くなってくる。
「あら、緊縛されて、おちんちんを大きくするなんて、裕介はマゾの素養があるのかしら。うふふ」
妖艶に笑い、由里は勃起ペニスを弄り回す。
「ああ、あああ、あふぅぅ」
手足の自由を奪われた状態で、ペニスを攻撃されるのはたまらなかった。
「かわいいわ。これくらいでアヘっちゃうのね」
「由里。いったい?」
「大丈夫、痛いことはしないわ」
由里はちいさなバッグから何かを取り出した。
「それは……」
「ローションよ。見たことないの」
「知ってはいますけど」
それがローションだということは裕介でも分った。
しかし、使ったことは一回も無かった。
由里は、ローションをベットの上に置く。
「でね、これで裕介を気持ちよくさせてあげる」
「これって?」
「ジャーン! 電動ディルド、裕介の程じゃないけど逞しいでしょ」
「あうっ」
思わず声を飲み込んでしまう。
「そんな物をどう……」
「裕介はお尻が大好きっぽいから、開発してあげようと思うの。嫌かしら」
クールで切れ長の瞳が、裕介を捉える。
有無を言わさぬ「圧」がそこにあった。
「い、嫌じゃないです」
(お尻が気持ちいのを知ったのは確かだけど、あんなに太いのを……)
「震えてるの? 可愛いわ。大丈夫、痛くはしないから……多分」
由里は、ディルドにコンドームを被せると、ヌルヌルとしたローションで彩を加える。
粘度の高いローションがテラテラと淫靡な光沢を作り出していく。
「うふふ、男の子のお尻をこれで攻めると、どうなっちゃうのかしら」
スイッチを挿れると低い振動音が響く。
(うわっ…… ボクの中にそれを……)
不安の色が濃くなっていくに、ペニスは更に硬度を増し、屹立していく。
海綿体にぐんぐんと血液が流れ込んでいく。
「お尻にも塗ってあげる」
由里はローションを手にまずすと、肛門の周辺にローションを塗りたぐる。
「あわッ、冷たい!」
冷たい感触に思わず、声が漏れる。
「あら、冷たかったかしら?」
由里はローションを塗る指を止めた。
「うふふ、じゃあ、わたしが舐め舐めしてあげる」
「えッ! お尻を! それは汚いよ」
「裕介は可愛いから、汚いとこなんてないの」
由里は、固縛され開かれた股間に顔埋めると、尻穴をなめるのであった。
「あ、あ、あ、あ――由里ぃぃぃ!」
舌が硬くなり、にゅるにゅると、直腸内に侵入してくる。
痺れるような快感に身悶えしたいが、手足を固定され、ただイヤイヤをするように、首を振るだけだった。
「うふふ、これだけで、お尻が感じちゃうので、ちゅぱ、じゅるるる、ちゅぱぁ、ちゅぱぁ」
「あ~、あ~ あぁっ、がはぁッ!」
快感が固形化し、ズブズブと身を貫くような錯覚を覚える。
由里は、尻穴を舐めながら、硬くそそり立った、肉棒に手を伸ばした。
軽く扱き上げその硬さを確認する。
指は股間を這い、陰嚢の重さを確認するかのように弄ぶ。
「裕介はこういうプレイが好きなのかしら。おちんちんはパンパンだわ」
「ああああ、す、好きかも……」
由里の言葉を肯定するしかなかった。
裕介は視界が白くぼやけてくるのを感じる。
「入口だけでなく中もほぐしておかないと……」
由里は中指を窄まりに当てると、いっきに突き破った。
「あ――ッ!!」
身体の奥底を穿たれ、裕介は歓喜の声を上げた。
由里の裸体は完成された美の結晶のような美しさを持っていた。
(こんな綺麗な人となどもセックスできるなんて)
裕一は由里に被さるような形でベットに入った。
折れてしまいそうな身体に肌を合わせる。キュッと抱きしめる。
チュッとおっぱいを吸った。弾力と柔らかさの絶妙なバランスの中にある双丘が震える。
(ああ、なんて凄いおっぱいなんだ…… あああ、たまらないよぉ)
チュウチュウと乳首をを吸い、舌先で転がす。
「あふぁん。おちんちん、凄く硬くなってる。パンパンなのね。ふふ」
由里が股間に手を伸ばし、亀頭をクリクリト刺激する。
うっとりとした表情で裕介を見つめ、若竿の感触を堪能していた。
「あうッ」
亀頭粘膜が柔指に刺激され、思わず声を漏らす。
「触っただけでそんなに気持ちいいの。じゃあ、おっぱいで挟んだらどうなってしまうのかしら」
「おっぱいって……」
「パイズリしてあげるわ。裕介のおちんちんをおっぱいで挟んであげる」
由里は裕介に自分を跨いで身体を上に移動するするように誘う。
格闘技のマウントポジションのような体勢になった。
「これ、重くない?」
体重をかけないように脚に力をいれるが、それでも幾分かの重さはかかる。
太ももに、じっとりと汗ばんだ由里の肌を感じる。
「気にしなくていいわ。裕介のおちんちんをいっぱい気持ちよくさせたいの」
由里は真紅の唇に笑みの形を作った。
「由里……」
「ふふ。挟んであげるわ」
「ああああ、あふぁぁッ、気持ちいいッ」
由里は露となった肉槍を大きな胸で挟み込んだ。両手で双丘を押さえ裕介の物をサンドイッチにしてしまった。
柔肉に、ズブズブとペニスが沈み込む。それでも亀頭の先端がちょこんと顔を出していた。
「あん……とっても硬いの。ピクピクしてる。ああ、裕介のおちんちん、凄く熱い」
肉棒は汗ばみ、ひんやりとした肌に包まれる。
「ああ、たまらないようッ!」
由里は妖しい光を湛えた瞳で裕介を窺う。
「先っちょが出てるわ。舐めちゃうね」
由里は舌先を尖らせ、谷間から顔を出した亀頭先端に下で触れた。
ピンク色の舌が螺旋を描き、尿道口の筋に割って入ろうとする。
「あ、あ、あ、あ、痺れるよぉぉ! 良過ぎる、気持良過ぎるぅっ!」
「にゅる、ちゅぱ、れろ、れろ~ああん、またパンパンになってきている。素敵。食べちゃいたいわ」
チュッと亀頭先端にキスをされたかと思うと、一気に口の中に吸い込まれた。
「あぅッ! 由里ぃ! あ、あ、あ、あ」
(ああん、おちんちん凄く硬くなって、灼いの……舌がやけどしそう……)
由里の口腔粘膜を焼き尽くすかのような裕介のペニス。
それを口の中に頬張って、尿道口を穿るようにして舌を差し込んでいく。
肉棒の海綿体がピクピクと震える。キュッと胸で挟み込み擦り上げるのも忘れない。
「あああ、おっぱいと舌でぇぇ、あふぁぁぁ、頭が変になりそうだよぉ」
裕介はたまらず、由里の頭を掴んでいた。汗ばんだ髪の毛が指に絡みつく。
口内に突き立ったペニスを更に奥に突っ込んでいく。
肉槍に貫かれた唇は、深く、より深く、それを飲み込んでいくのであった。
「ああああ、気持ち良い、止まらないッ」
裕介は自分からもカクカクと腰を動かし、乳房を貫き、先端で由里の唇を犯していた。
グッチュ、グッチュと、湿った音が響く。
(ああ、じんじん来ちゃうのぉぉ、おちんちん好きぃぃ)
由里は白いふとももを捩り、身のうちに生じた快感に震えた。
裕介に口を犯されている感触は悪くなかった。
逞しい肉竿が、口腔内で暴れる。
「ああ、ああ、イク、イク、出るよぉぉ!」
「じゅぱッ、ああ~ん、出して、出していいの、飲んであげるわ」
由里は一瞬、口からペニスを解放すると、再び咥える。
自分の胸を押さえていた手は、いつの間にか股間に伸びていた。泥沼と化したそこを指で穿っていた。
「あ――ッ! 由里ぃっ!」
鈴口が震えた。割れ目が大きく開く。
ドクンッと、飛沫をあげるかのように、精液の塊が流れ込んできた。
液体というより固形物のような濃度だった。
ドビュドビュビュビュルルルウル――!!
脈動と共に、間欠泉のような精液の奔流が叩き込まれた。
「あああ、由里ぃ……」
(あふぁん、はふぃぃぃん、灼いのぉぉ~灼いのがいっぱい、来てるのぉぉぉ、お口が焼けちゃうぅぅ)
ドロドロのマグマのような白濁液が、喉を焼いていく。
嚥下するが、それを上回る速度で精液があふれ出してくる。
口の端から、白濁汁が零れ落ちる。唇を白く染めていくのだった。
「はぁ……気持ちよかった……」
気だるさと陶酔感の混ざったような声音で裕介は呟くように言った。
「あん、わたしも気持ちよかったの。荒々しいのも悪くないわ」
そう言ってピンクの舌がチロチロと、口周辺の残滓を舐めとっていく。
妖艶な瞳がメガネの奥で裕介を見つめる。淫らで幻想的な色をもった視線が絡みつくようだった。
「ふふ、今度はわたしが裕介の身体を好きにするわ」
由里はするっと裕介の下から出た。
「わたしが上になるから、裕介は寝て」
「うん」
言われるまま、裕介は仰向けに寝る。
その上に由里が重なってきた。
はちきれんばかりの胸が「みゅッ」と変形する。裕介の胸に密着し、肌が溶け合いそうになった。
「じゃあ、好きにするわ」
由里は上目遣いで裕介の顔を覗き込むようにしてみた。
「好きにするって、一体何を」
「それは、お楽しみよ。ふふ」
「――」
今日会ったばかりだけども、由里の性癖というか、セックスの傾向はなんとなく分かってきていた。
さっきみたいに受身で奉仕するのも、嫌いじゃないだろう。
けれども、本質はもっと攻撃的で男を貪るようなセックスが好みなんだろうと思っている。
(いったい、何をする気なんだろう)
「じゃあ、行くわよ」
「え? それは……」
由里は脱ぎ捨てたバスローブの紐を手にしていた。自分のものと、裕介のと二本だった。
口元には妖しく淫靡な笑みを浮かべ、濡れた瞳は発情の色を濃くしていた。
「縛られるのは嫌かしら。嫌っていっても縛るけど♥」
「え、嫌じゃないけど」
「じゃあ、手を伸ばして」
由里はバスローブの紐で裕介の手首を縛り、もう一方の先端をベッドの支柱に結わいつけた。
「きつくない?」
「いえ、別にそれは……」
(何この結び方見たことないやつなんだけど)
紐は固く巧みに無ばれていた。裕介が知っているような結び方ではなく、特殊な結び方だった。
ちょっと力を入れるが、全然緩まない。
(うわ、解けそうにない)
「うふふ、縛られた気分はどうかしら?」
「なんか、ドキドキする」
「うふふ、いい反応だわ。素敵」
由里は指を一本立てて、根本から舐めていく。
自分の指を唾液で十分に湿らせていく。
舌が指を這う光景もエロティックで官能を刺激するものだった。
「これから、何を?」
「ふふ、何かしら。裕介はどうされたいの?」
屈託の無い笑みを浮かべた由里。
その笑顔が裕介の中の情欲を更にかき立てる。
「ちょっと、待っていて」
由里は重力を感じさせない見の軽さでふわりとベッドから降りた。
ベットルームを出て行く。
(何をする気なんだろう……)
裕介の胸の内に針の先ほどの不安が生じた。
ただ、一方でこれから起きることに対する期待も大きくなっていく。
「うふふ、お待たせ」
由里が戻ってきたとき、手にしていたのは調理用のラップフィルムだった。
それに小さなバッグを提げていた。
(何が入っているんだろう)
「さあ、膝をちょっと曲げてちょうだい。痛くはしないわ」
「え? 膝を」
言われるまま、裕介は膝を曲げる。
由里は、ニコニコと笑いながら、裕介の脚をラプフィルムでグルグル巻きにした。
(うわッ! 拘束されている……)
人拘束するのに、ラップフィルムが使えるということは、小耳に挟んだことはあった。
が、自分がそれで拘束されてしまうとは、思っていなかった。
「痛くはないかしら?」
「それは大丈夫です」
「ふふ、いいわ……」
心臓がドキドキしてくる。手足を拘束され、完全に身動きできなくなっていた。
(どんなことをされるんだ……)
期待と不安が混ざり合い、なぜか股間が硬くなってくる。
「あら、緊縛されて、おちんちんを大きくするなんて、裕介はマゾの素養があるのかしら。うふふ」
妖艶に笑い、由里は勃起ペニスを弄り回す。
「ああ、あああ、あふぅぅ」
手足の自由を奪われた状態で、ペニスを攻撃されるのはたまらなかった。
「かわいいわ。これくらいでアヘっちゃうのね」
「由里。いったい?」
「大丈夫、痛いことはしないわ」
由里はちいさなバッグから何かを取り出した。
「それは……」
「ローションよ。見たことないの」
「知ってはいますけど」
それがローションだということは裕介でも分った。
しかし、使ったことは一回も無かった。
由里は、ローションをベットの上に置く。
「でね、これで裕介を気持ちよくさせてあげる」
「これって?」
「ジャーン! 電動ディルド、裕介の程じゃないけど逞しいでしょ」
「あうっ」
思わず声を飲み込んでしまう。
「そんな物をどう……」
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クールで切れ長の瞳が、裕介を捉える。
有無を言わさぬ「圧」がそこにあった。
「い、嫌じゃないです」
(お尻が気持ちいのを知ったのは確かだけど、あんなに太いのを……)
「震えてるの? 可愛いわ。大丈夫、痛くはしないから……多分」
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粘度の高いローションがテラテラと淫靡な光沢を作り出していく。
「うふふ、男の子のお尻をこれで攻めると、どうなっちゃうのかしら」
スイッチを挿れると低い振動音が響く。
(うわっ…… ボクの中にそれを……)
不安の色が濃くなっていくに、ペニスは更に硬度を増し、屹立していく。
海綿体にぐんぐんと血液が流れ込んでいく。
「お尻にも塗ってあげる」
由里はローションを手にまずすと、肛門の周辺にローションを塗りたぐる。
「あわッ、冷たい!」
冷たい感触に思わず、声が漏れる。
「あら、冷たかったかしら?」
由里はローションを塗る指を止めた。
「うふふ、じゃあ、わたしが舐め舐めしてあげる」
「えッ! お尻を! それは汚いよ」
「裕介は可愛いから、汚いとこなんてないの」
由里は、固縛され開かれた股間に顔埋めると、尻穴をなめるのであった。
「あ、あ、あ、あ――由里ぃぃぃ!」
舌が硬くなり、にゅるにゅると、直腸内に侵入してくる。
痺れるような快感に身悶えしたいが、手足を固定され、ただイヤイヤをするように、首を振るだけだった。
「うふふ、これだけで、お尻が感じちゃうので、ちゅぱ、じゅるるる、ちゅぱぁ、ちゅぱぁ」
「あ~、あ~ あぁっ、がはぁッ!」
快感が固形化し、ズブズブと身を貫くような錯覚を覚える。
由里は、尻穴を舐めながら、硬くそそり立った、肉棒に手を伸ばした。
軽く扱き上げその硬さを確認する。
指は股間を這い、陰嚢の重さを確認するかのように弄ぶ。
「裕介はこういうプレイが好きなのかしら。おちんちんはパンパンだわ」
「ああああ、す、好きかも……」
由里の言葉を肯定するしかなかった。
裕介は視界が白くぼやけてくるのを感じる。
「入口だけでなく中もほぐしておかないと……」
由里は中指を窄まりに当てると、いっきに突き破った。
「あ――ッ!!」
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