ボクの女社長が寝取られて監禁子作り調教を受けてます

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1.女社長・由里

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 彼田裕介は無職の二四歳。童貞だった。
 裕介が無職であるのは、入った会社が潰れてしまったからであり、彼の責任ではない。
 が、現在あまり熱心に求職活動をしていなかった。
 潰れた会社がいわゆる「ブラック企業」で人使いが荒く、再就職に慎重になっているというのもあった。

 ――しばらくはゆっくりと生活したい。
 
 こう思っていたもの事実である。
 そんな彼がふと「マッチングアプリ」使ってみようと思ったのは、若さゆえだったろうか。
 
「ボクを食べさせてくれるお金持ちのお姉さまはいないかな~」

 と、不純な動機を丸出しにしてアプリに登録。
 そんな都合のいい女性など、いるわけはないと思う――
 だが――
 いた! いたのである。

「え! なに? これは……」

<生活の面倒は全部みます。人生飼い殺しのペットになってくれる男性を募集します!>

「わー!! これはすげぇ!」

 条件を見ると年齢は二〇代希望で問題なし。
 M属性も十分に持っていると自覚していた。
 性癖的に女の人に攻められることを妄想するタイプだ。
 オナニーネタもその傾向が強い。
 仕事も無いし、人生飼い殺しで面倒をみてくれるなら、願ったり叶ったりだった。
 裕介は震える指先で、この女性に申し込んだのだった。

        ◇◇◇◇◇◇

「佐名木由里です。ふふ」

「か、彼田裕介です」

(え? マジなの。こんな人が……)
 
 待ち合わせ場所にやってきたのはとんでもない美貌の持ち主だった。
 光沢を放った黒く流れる髪の毛。
 背の中ほどまである長髪はまるで、シャンプーのCMに出てくる女優のようだった。
 高級そうなメガネをかけていた。
 レンズの向こうの涼やかな瞳。陰ができるほどの長いまつげ。
 見つめられるだけで、脳髄が痺れてきそうだ。
 心持口の端を上げた淫蕩さを奥に秘めた笑みを浮かべている。

 流麗なフォルムの肢体。
 それでいて、びっくりするほどに胸が大きかった。
 服が張り裂けそうな感じすらする。

「裕介君ね。可愛い顔をしているわ。好みかもしれない」

 艶然とした笑みを浮かべる由里。

「え…… そうですか」

 まるで、機械音声のように言葉が硬くなる。

「じゃあ、行きましょう」

「は、はい」

「そこに車を停めてあるの」

 由里はそういうと、ふわりと身を回転させる。
 髪が舞い、いい匂いが風に混ざって流れ来る。

(うぁ、たまらないよぉぉ。こんな美人がぁ!)

 裕介は夢ではないかと己の網膜に映る全てを疑う。
 が、頬をつねるまでもまでもなく股間がパンパンになり痛みすら感じていた。
 夢ではないのだ。

 高級そうなSUV車に乗り込んだふたり。
 裕介は助手席に座る。車に詳しくないこの車が相当高級なものであることは想像できた。

「すごい車ですね」

「大したことないわ」

「そうなんですか」

「二〇〇〇万円くらいだったかしら……」

 なんでもない風に由里は言った。とんでもない金額をである。

「え! すごッ!」

 裕介はそう言って絶句してしまう。あくまでも彼は庶民であった。
 エンジンがかかる。エンジン音ですら荘厳な感じに聞こえてくる。 
 車が走り出た。

「あの、どこへ?」

「ふふ、どこかしら? どこへ行きたいの」

「え……」

(それって、いきなりラブホテルとか…… あうあうあう)
 
 最終的にはそれを期待していたものの、いきなりこんな美女とセックスすることになるかと思うと、心臓が耳の辺りに出来たのではないかと思うほど鼓動が響いた。

「会社よ。わたしの会社」

「わたしの? 会社?」

「そうよ、わたしは社長なの。これでも」

「マジですか」

 どこまでハイスペックな美女なのだ。
 二〇〇〇万円の車を乗り回す、会社社長だ。
 年齢はそんなに高くは見えない。女の人の年齢はよく分からないけども、自分よりは年上で三〇歳くらいかな、と裕介は思う。
 流石に齢は訊けないので、確かめる術はないのだけども。

「うふ、まずは面接をしたいの。あなたがわたしのペットに相応しいかどうか。いろいろテストをさせてほしいの」

「面接ですか」

 まるで就職のようだなと思う。
 裕介はこんな女社長の下でなら働きたいと思った。

(もし、ペットがダメなら、会社の方に就職できないかなぁ~)

 と、甘い考えに酔っていると、いきなり股間をキュッと握られた。

「あうッ」

「ふふ、こんなに硬くして。何を期待しているのかしら」

 たおやかで白く透き通った指先がうごめくくように、裕介の股間を這った。
 ベルトが外され、ファスナーが下ろされる音が仄かに聞こえてくる。

「あうッ そんな、いきなり……」

 裕介は白い喉を見せ、喘ぐように言葉を発した。
 スラックスでテントを張った肉棒を柔指が撫でるように刺激していく。
 まさぐるようにしてトランクスを下ろし、股間からペニスを穿りだした。
 ビンッ! と、爆ぜるようにして、股間から飛び出した怒張は、先端をぬめぬめにし、妖しい光を放っていた。
 
「すごいわ。こんな硬いの久しぶりかも、それに凄く太いわ。匂いも素敵……」

 視線は前方に固定したままだ。
 由里は指先で浮き上がる血管に指を這わせ、優しく愛撫するのだった。
 肉槍の形状を確認するかのように――

(うわぁぁ、たまらないよぉぉ)

 出来ることなら自分からも手を伸ばして、乳房を揉んでみたかった。しゃぶってみたかった。
 車の運転中なので、それは出来ないことであるけども。

「とても楽しみだわ…… 裕介君」

「あ、はい」

 おちんちんを弄くられながら、車はどんどん進んでいく。
 尾てい骨が蕩けそうになる甘美な快感が波となって襲ってくる。
 それでも射精まで至らないように由里は手加減を忘れない。

(いいわ。この子、とっても元気…… このおちんちん、期待しちゃうわ)

 由里の股間もすでに濡れていた。
 恵まれた環境にいると思われる由里であるが、男との出会い絶無だった。
 女社長として、多忙な日々を過ごし、部下と取引先のおっさんばかりである。
 部下に手を突けることは、社内に問題を起こすので絶対にやる気はなかった。
 取引先のセクハラしか能が無いような、おっさん連中は端から眼中に無かった。
 
 それで「マッチングアプリ」だった。

(まさか、こんな可愛い子がくるなんて思ってなかった……)

 クールに振舞っていたが、由里の心臓もバクン、バクンと、限界まで脈打っていた。

 疲れきった身を癒してくれる――
 頭の中を空っぽにしてくれる――
 何でも言うこと聞いてくれる――

 そんな男を妄想して、勢いでマッチングアプリに登録したのが、正解だったということになる。

(ああ、でも最後まで確認しないと。そう、焦っちゃだめ)

 由里は細指をペニスに絡め愛でるように摩り続ける。
 亀頭の先端からは、すでに先走り汁が溢れていた。
 それもまた、可愛らしいと、由里は思う。

「着いたわ。ここがわたしの会社よ」

「このビルが? 高級マンションですよね」

 それは高層マンションで、建物も高いが値段も高そうな物件だった。

「うふふ、七階の一室を事務所として借りているの」

「それでも、すごいなぁ」

 ビルの地下駐車場に入っていく。
 ふたりは、車を降り、七階の事務所に向かうのだった。

        ◇◇◇◇◇◇

 事務所は誰もいなかった。
 
「何の会社なんですか?」

「いわゆるIT企業ね」

「そうですか」

 由里は事務所に入ると、デスクの上にバッグを置いた。
 すっと身を翻し、裕介に近づく。一気に間合いを潰してくる。
 完璧といっていいフォルムを持つ肢体。
 裕介に密着する。

「うふふ、どうしたのかしら、ドキドキしてるの?」

「ああああ、それは……」

 由里はミニスカートから伸びる長く白い足を、裕介の股間に割り込ませていた。
 グリグリと、太ももが当たる。男の敏感な部分をえぐるように刺激する。
 細い身体からは信じられないほどのバストがある。

(すごい…… Gカップ? それ以上?)

 ブラウスが張り裂けそうだった。
 男を誘い込むような双丘が、密着する。
 女社長・由里の白く滑らかな腕が、裕介の首にかかる。

「とても元気、それに結構がっしりしているのね。好きよ。私の好み――」

「あ、どうも。本当に……」

 間抜けなことしかいえなかった。
 一応、学生時代から身体を鍛えていたのは事実だ。

(あ――、鍛えていて良かったぁぁ)

 裕介も女社長の腰を抱え込んだ。

(うわ、細い。内臓入っているのか)

 キュッとくびれた腰、豊満な胸、そしてヒップも大きい。
 男の妄想を結晶化したかのようなボディだった。

「まずは、キスよ。上手にできるかしら」

「あ、はい」

 潤んだ瞳がメガネの奥から、妖しい眼差しを送る。
 唇が近づく。由里の舌が口腔内に侵入してきた。まるで軟体動物のようだった。
 ヌルヌルと、歯茎、前歯、奥歯、口腔内を嘗め回す。ねっとりとした動き。軟体動物が交尾に誘っているかのようだった。

(あふぁ、すごいよ。これがキスなんだぁ……)

 陶然としてしまう。キスに酔った。
 裕介の背後に回った指が髪の毛に絡まり、頭皮に爪を立てた。
 その微かな痛みですら甘美の色を持っていた。

(あぁぁ、気持ちいいよぉ。由里さん……)

 キスと同時に、由里の脚が――正確には太ももが――股間を刺激し続ける。
 円を描くようにぐりぐりと、勃起を弄ぶのだった。
 裕介はその刺激に、うっとりと身を任せる。
 蕩けるほどに甘い刺激だった。
 
 舌がぬるりと絡みつき、そして唾液が流れ込む。
 裕介の唾液も由里にすすられた。
 ふたりの唾液交換で、官能のカクテルが作られていく。

(ああ、こんなキスも久しぶりだわ。あう、そんなに強く吸って…… ふふ、わたしの唾液がそんなに欲しいの?)

 由美も腰骨をとろ火で炙られたかのような媚快感に酔っていた。
 ただ、キスだけをいつまでも楽しむわけにはいかなかった。
 いかに気持ちよかろうと、先に進まねば――

 湿った音をたて、唇が離れた。
 銀色の糸がツーッと伸びて、それは淡雪のように消えていった。

「キスは上手なのね。ちょっとガッついていたけど」

 妖艶な笑みを浮かべ、女社長は優しく首に手を回す。

「ボク、初めてで……」

「あら、初めてって……」

「童貞です。キスも初めてでした」

 裕介は正直者だった。
 このようなタイプの女性に見栄を張っても仕方ないと思ったのもある。
 何も知らない童貞であることを明かした方がいいのではないかと思ったのだ。
 そしてそれは成功した。
 女社長は、目の前にご馳走が並んだかのように微笑む。

「うふふ、いいわ。それじゃ、お姉さんがいっぱい教えてあげる」

(ああ、可愛いわ。童貞だなんて…… うふふ。食べちゃっていいのかしら)
 
 由里は身体をくねらせ、膝を持ち上げ、裕介の股間を刺激する。
 
「あうッ…… 由里さ……ん」

「うふふ、由里でいいわ。じゃあ、まずは服を脱がせてみて」

 すっと身を離すと由里。
 メガネの奥から身が震えるほどのセクシーな視線を送るのだった。
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