中世ヨーロッパ風異世界で婚約破棄された貴族令嬢の物語

交易都市ミダダの都市貴族令嬢のソニア・ジル・ラドネイ。
彼女には、名門領主貴族の御曹司、アドルト・サー・インドミタブルという婚約者がいた。
政略結婚のための婚約であったが、ソニアはアドルトに恋をしていた。
しかし、ある日のことソニアの元に異端審問官が訪れる。

「アナタの魂を救済してあげます」

異端認定されれば最悪「火刑」。
もし、改宗が認められたとしても、婚約破棄は確実だった。

※史実の中世ヨーロッパの政治、宗教、文化、貴族の生活などの史実考証をベースに世界設定を行い、その中で「婚約破棄」という事件がどうなるか? という視点で書いた作品です。

■参考文献
「中世ヨーロッパの異教・迷信・魔術 」
野口 洋二 早稲田大学出版部

「中世ヨーロッパの騎士」
フランシス・ギース 講談社

「図解 中世の生活 」
池上 正太 新紀元社

「中世ヨーロッパの都市の生活」
ジョゼフ・ギース 講談社

「中世ヨーロッパの城の生活」
ジョゼフ・ギース 講談社

「血みどろの西洋史―狂気の一〇〇〇年 」
池上 英洋 河出書房新社

「異端審問―大国スペインを蝕んだ恐怖支配」
トビー グリーン 中央公論新社

「図説中世ヨーロッパ武器・防具・戦術」
マーティン J.ドアティ 原書房
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