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10話:濃緑色の色彩を持ったニッチな有意性
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ワシの手術は終わった。ワシが手術の間痛みを感じることがほとんど無かったのは、最初の激痛で意識を失うという最低の麻酔によるものであり、その意味において手術はきわめて原始的なものであった言うしかない。
医者は「手術は成功じゃ!」と言うのであるが、なにをもって成功とするのかは、様々な見解があり、医師と患者の言い分が食い違うこともあるのであり、ワシの場合もまさにそれ。
客観性をもって、手術の結果がワシに幸福をもたらしたのか不幸をもたらしたのかは、または、希望を持ちうるものであったのが絶望への跳躍を行ったものであるのか判断はできない。しかしながら、主観的に言わせてもらえればワシは驚愕したのであり、その手術の結果を素直に受け入れるのは困難であったのだ。
「ひひひ、成功じゃ! 成功じゃ!」
と、医師は剥げた部分が頭皮の50%以上を占める頭部を振り乱し、基地外のような音頭を踊るがごとく跳ね回っている。
「尻穴にホースが食い込んでいるのだが?」
「そこに破れた尻小玉からの濃緑色の粘液、尻小玉汁が流れるのじゃ」
「ホースの先には水鉄砲が付いているのだが」
「尻小玉汁をそこから発射できるのじゃ」
「なるほど」
ワシはこの手術が達成した機能的な部分については理解したのであるが、その意味については理解不能であった。確かに水鉄砲の引き金を引くと「ぴゅーッ」と濃緑色の粘液が噴出し、放物線を描くのである。空間に。
更に、発射してなくなった尻小玉汁はホースから水鉄砲に流れ込み、弾切れがないという必要以上に凝った仕様になっているようである。
ワシは何度か「ぴゅー、ぴゅー、ぴゅー」と水鉄砲から濃緑色の粘液を発射してみて、そこのことを確認してみたのであった。
「ひひひ、尽きること無い尻子玉汁を連射することが可能なのじゃ」
と、医者は益体も無いことを言っているわけである。尻小玉に直結され、肛門を突きぬけ外部に伸びたホースがありその先端に水鉄砲という姿は、いかなる状況、TPOにおいてもなんら社会に貢献できそうにない有様であり、ワシのうだつのあがらなさは相変わらずの状態で微動だにしないわけである。つまるところ、このようなワシを妻に見せたところで、妻の心持が「まあ、アナタ有意義な姿になったわね」となるとは考えづらく、妻を奪回せんがためのワシの目的は達成をより困難にしたのではないかと思うのである。
むしろ、尻穴からだらだらと濃緑色の粘液を垂れ流しているほうが、社会的弱者であるといういい訳の隠れ蓑の中に安息を見つけ出すことが可能であったのではないかと思うのだ。手術の結果装着された、ホースと水鉄砲はそのような社会的弱者という虚飾を剥ぎ取り、おもむろなワシという実存を社会にむき出しにするギミックと化していたのである。もはや、そこには何のメタファーの存在も許されそうになかった。
「しかし、どうしようもない妻の実家にいかねばならぬのだ……」
ワシは内面の葛藤を経て、当初の目的に回帰するしかなかったのである。それは克己心に起因するものではなく、ただ盲目的に当初の物語的、予定調和の結末に向け流されている結果といってもいいだろう。そこにワシの自由意志があるかと問われると甚だ危ういものがあるのだが、ここに至っては仕方ないのである。
「君の妻の実家は、ギバゴーンの大量棲息地帯の先にあるのじゃ」と、医者は言うとワシに地図を渡した。
地図には現在地と、妻の実家が記してあり、その間に赤丸がしてあった。
「この赤丸はなんですか?」
「ギバーゴーン密度の高いエリアを示したものなのだよ。ひほほほほ」
となんとも、どうしようもないことを言い切るわけであり、ワシはじっと地図を見るに、そのギバゴーン密集地帯を突破せねば、妻の実家に到達できないというのは明らかそうなのである。
そもそも、ワシの妻がギバゴーンなる、異様な怪異というか、怪物の棲息地帯の先に住んでいたというのが、信じられない事実であり、結婚前には気づかぬことであり、妻が家をでなければ一生気づくこともなかったであろう。ねぜならば、結婚してから妻は一度も実家に帰りたいともいわず、言い出さないのでワシも妻の実家に行くということはなかったからである。
とにかくワシは内面の複雑な思いを残しながらも、妻の実家を目指したのであった。
◇◇◇◇◇◇
「ウキャァァァァァ――!!」と、いう叫ぶ声とともに、怪異の生物が殺到してくるのであるたまらぬ。ギバゴーンの大群がワシを襲撃してきたのであった。今まで叫び声だけで姿を見せることは無く、ワシが目撃したのも鍋で調理される直前のギバゴーンだけであったのだから、肝っ玉が潰れそうになるのだった。尻小玉は破れており修繕してあるのであるが。
ワシは安っぽい緑のプラスチックで形成された、夏場の100円ショップで捕虫網やビーチボールと並んで売っていそうな水鉄砲を連射する。ワシに出来るのはそれしかなかったからであったが、これが意外に効果的というか、ギバゴーンに対しては殲滅殺戮、まさしく大量破壊兵器といった按配となってしまっていた。
濃緑色の粘液を浴びたギバゴーンは「ぎゃぁぁぁぁぁはぁぁぁ!!」と断末魔の絶叫を上げ、死んでしまうのであった。死体からは、宿主の生命活動が制止したことを察した蛆虫が大量に這い出してくるのである。
それでも、ギバゴーンは天敵たるワシに向かい、無数の寄生虫を飛ばしながら晩い来るのであるから、頭の狂った人間の想起する地獄絵図のようなものがそこに展開されていくのである。
蛆虫と、大量のギバゴーンの死体はワシの前方に堆く積み重なり、どうしても死体やら蛆虫をぐちゃぐちゃと踏みながら進まねばいかなかったのである。ときどき、くるぶしあたりに食い込んでくる寄生虫を穿り返し、気が遠くなりながらも、ここで気絶などしようものなら、寄生虫まみれになって、社会復帰不可能となることを思いワシは踏ん張るのであった。
ワシの足元はギバゴーンのどす黒に近い血と蛆虫の黄ばんだ体液で染まり、濃緑色の粘液がそこにアンサンブルとして加わる有様となってしまい、かなり人として如何なものであるか?という状況になっていた。
ただ、ワシの濃緑色の粘液を噴出する水鉄砲は、対ギバゴーン駆除兵器としては極めて有能であり、効果的であったのである。尻子玉汁に、ギバゴーンを倒すとあり得ないような狭すぎるニッチな分野での有意義な活用法があったことをワシは認識するのであった。ただ、このような有意義なことは、通常の社会においては、なんら意味をなす物ではなく、例えば、会社の採用面接において「特技はなんですか?」と訊かれ「濃緑色の粘液、いわゆる尻子玉液で、ギバゴーンを倒すことです」というのは基地外の妄想か、あるいはゲーム脳と判断されそうなものであり、全く持って役にたたないことが分かるのだから切ない。凄く切ないのである。
ワシは数多あるギバゴーンの屍を乗り越え、道を進む。もはやそれしかないのである。
「おお、民家ではないか!」
ワシは民家を発見したのであるが、それはやはり妻の実家であり、ワシは長い旅の末に、やっと妻の実家に到着したのである。
物語とは、欠損の穴埋めを行い、行って帰ってくるものであるとロシアの神話分析の学者が結論したという話は知っているのであるが、ワシのこの旅こそは、まさしく物語の典型例を踏襲した巡礼めいたものであったのではないかと脳裏に掠めるのだが、掠めただけで、ジャストミートはしなかったのであった。
ワシは、妻の実家のインターフォンを押した。
ピンポーンという日常極まりない音が非日常空間に溶け込むように響いた。
◇◇◇◇◇◇
結論として、ワシは妻を説得し、妻の両親も快諾し、妻を連れ元の家に帰還したのだった。
ワシの今までの経験を話すことは、決して無駄ではなく、妻の心になにかしらの変化を起こすことになったのであろうと思う。
ワシの尻に装着されたホースと水鉄砲も、ギバゴーンを倒すという有意義な経験をしており、無意味であると言い切ることはできないのであり、全ての兵器は運用される環境次第で評価が決定するという当たり前の結論にいきついたのであった。
このような姿となったワシであるが、今までよりも有意義生活ができるのではないかということは妻も考える余地があったのであろう。
ただ、結婚というものは、配偶者に提供される何かによって有意義になるのかならぬのかというものではなく、そのようなものを期待していたら、結婚生活など長くは続かないであろうとワシは思うのである。
であっても、それをあえて妻に口にすることも無い。
ワシの立場は尻から濃緑色の粘液を垂れ流し、オムツ着用が義務付けられる肉体から、自由意志によって濃緑色の粘液を発射できる肉体へと変貌したのであった。
これにより、ワシはハローワークに通うことが出来、つまり失業給付を受けることがでくるようになったのであるから、少しばかりうだつがあがったというものだ。
ちなみに、失業給付は4週間で6万500円である。
-完-
医者は「手術は成功じゃ!」と言うのであるが、なにをもって成功とするのかは、様々な見解があり、医師と患者の言い分が食い違うこともあるのであり、ワシの場合もまさにそれ。
客観性をもって、手術の結果がワシに幸福をもたらしたのか不幸をもたらしたのかは、または、希望を持ちうるものであったのが絶望への跳躍を行ったものであるのか判断はできない。しかしながら、主観的に言わせてもらえればワシは驚愕したのであり、その手術の結果を素直に受け入れるのは困難であったのだ。
「ひひひ、成功じゃ! 成功じゃ!」
と、医師は剥げた部分が頭皮の50%以上を占める頭部を振り乱し、基地外のような音頭を踊るがごとく跳ね回っている。
「尻穴にホースが食い込んでいるのだが?」
「そこに破れた尻小玉からの濃緑色の粘液、尻小玉汁が流れるのじゃ」
「ホースの先には水鉄砲が付いているのだが」
「尻小玉汁をそこから発射できるのじゃ」
「なるほど」
ワシはこの手術が達成した機能的な部分については理解したのであるが、その意味については理解不能であった。確かに水鉄砲の引き金を引くと「ぴゅーッ」と濃緑色の粘液が噴出し、放物線を描くのである。空間に。
更に、発射してなくなった尻小玉汁はホースから水鉄砲に流れ込み、弾切れがないという必要以上に凝った仕様になっているようである。
ワシは何度か「ぴゅー、ぴゅー、ぴゅー」と水鉄砲から濃緑色の粘液を発射してみて、そこのことを確認してみたのであった。
「ひひひ、尽きること無い尻子玉汁を連射することが可能なのじゃ」
と、医者は益体も無いことを言っているわけである。尻小玉に直結され、肛門を突きぬけ外部に伸びたホースがありその先端に水鉄砲という姿は、いかなる状況、TPOにおいてもなんら社会に貢献できそうにない有様であり、ワシのうだつのあがらなさは相変わらずの状態で微動だにしないわけである。つまるところ、このようなワシを妻に見せたところで、妻の心持が「まあ、アナタ有意義な姿になったわね」となるとは考えづらく、妻を奪回せんがためのワシの目的は達成をより困難にしたのではないかと思うのである。
むしろ、尻穴からだらだらと濃緑色の粘液を垂れ流しているほうが、社会的弱者であるといういい訳の隠れ蓑の中に安息を見つけ出すことが可能であったのではないかと思うのだ。手術の結果装着された、ホースと水鉄砲はそのような社会的弱者という虚飾を剥ぎ取り、おもむろなワシという実存を社会にむき出しにするギミックと化していたのである。もはや、そこには何のメタファーの存在も許されそうになかった。
「しかし、どうしようもない妻の実家にいかねばならぬのだ……」
ワシは内面の葛藤を経て、当初の目的に回帰するしかなかったのである。それは克己心に起因するものではなく、ただ盲目的に当初の物語的、予定調和の結末に向け流されている結果といってもいいだろう。そこにワシの自由意志があるかと問われると甚だ危ういものがあるのだが、ここに至っては仕方ないのである。
「君の妻の実家は、ギバゴーンの大量棲息地帯の先にあるのじゃ」と、医者は言うとワシに地図を渡した。
地図には現在地と、妻の実家が記してあり、その間に赤丸がしてあった。
「この赤丸はなんですか?」
「ギバーゴーン密度の高いエリアを示したものなのだよ。ひほほほほ」
となんとも、どうしようもないことを言い切るわけであり、ワシはじっと地図を見るに、そのギバゴーン密集地帯を突破せねば、妻の実家に到達できないというのは明らかそうなのである。
そもそも、ワシの妻がギバゴーンなる、異様な怪異というか、怪物の棲息地帯の先に住んでいたというのが、信じられない事実であり、結婚前には気づかぬことであり、妻が家をでなければ一生気づくこともなかったであろう。ねぜならば、結婚してから妻は一度も実家に帰りたいともいわず、言い出さないのでワシも妻の実家に行くということはなかったからである。
とにかくワシは内面の複雑な思いを残しながらも、妻の実家を目指したのであった。
◇◇◇◇◇◇
「ウキャァァァァァ――!!」と、いう叫ぶ声とともに、怪異の生物が殺到してくるのであるたまらぬ。ギバゴーンの大群がワシを襲撃してきたのであった。今まで叫び声だけで姿を見せることは無く、ワシが目撃したのも鍋で調理される直前のギバゴーンだけであったのだから、肝っ玉が潰れそうになるのだった。尻小玉は破れており修繕してあるのであるが。
ワシは安っぽい緑のプラスチックで形成された、夏場の100円ショップで捕虫網やビーチボールと並んで売っていそうな水鉄砲を連射する。ワシに出来るのはそれしかなかったからであったが、これが意外に効果的というか、ギバゴーンに対しては殲滅殺戮、まさしく大量破壊兵器といった按配となってしまっていた。
濃緑色の粘液を浴びたギバゴーンは「ぎゃぁぁぁぁぁはぁぁぁ!!」と断末魔の絶叫を上げ、死んでしまうのであった。死体からは、宿主の生命活動が制止したことを察した蛆虫が大量に這い出してくるのである。
それでも、ギバゴーンは天敵たるワシに向かい、無数の寄生虫を飛ばしながら晩い来るのであるから、頭の狂った人間の想起する地獄絵図のようなものがそこに展開されていくのである。
蛆虫と、大量のギバゴーンの死体はワシの前方に堆く積み重なり、どうしても死体やら蛆虫をぐちゃぐちゃと踏みながら進まねばいかなかったのである。ときどき、くるぶしあたりに食い込んでくる寄生虫を穿り返し、気が遠くなりながらも、ここで気絶などしようものなら、寄生虫まみれになって、社会復帰不可能となることを思いワシは踏ん張るのであった。
ワシの足元はギバゴーンのどす黒に近い血と蛆虫の黄ばんだ体液で染まり、濃緑色の粘液がそこにアンサンブルとして加わる有様となってしまい、かなり人として如何なものであるか?という状況になっていた。
ただ、ワシの濃緑色の粘液を噴出する水鉄砲は、対ギバゴーン駆除兵器としては極めて有能であり、効果的であったのである。尻子玉汁に、ギバゴーンを倒すとあり得ないような狭すぎるニッチな分野での有意義な活用法があったことをワシは認識するのであった。ただ、このような有意義なことは、通常の社会においては、なんら意味をなす物ではなく、例えば、会社の採用面接において「特技はなんですか?」と訊かれ「濃緑色の粘液、いわゆる尻子玉液で、ギバゴーンを倒すことです」というのは基地外の妄想か、あるいはゲーム脳と判断されそうなものであり、全く持って役にたたないことが分かるのだから切ない。凄く切ないのである。
ワシは数多あるギバゴーンの屍を乗り越え、道を進む。もはやそれしかないのである。
「おお、民家ではないか!」
ワシは民家を発見したのであるが、それはやはり妻の実家であり、ワシは長い旅の末に、やっと妻の実家に到着したのである。
物語とは、欠損の穴埋めを行い、行って帰ってくるものであるとロシアの神話分析の学者が結論したという話は知っているのであるが、ワシのこの旅こそは、まさしく物語の典型例を踏襲した巡礼めいたものであったのではないかと脳裏に掠めるのだが、掠めただけで、ジャストミートはしなかったのであった。
ワシは、妻の実家のインターフォンを押した。
ピンポーンという日常極まりない音が非日常空間に溶け込むように響いた。
◇◇◇◇◇◇
結論として、ワシは妻を説得し、妻の両親も快諾し、妻を連れ元の家に帰還したのだった。
ワシの今までの経験を話すことは、決して無駄ではなく、妻の心になにかしらの変化を起こすことになったのであろうと思う。
ワシの尻に装着されたホースと水鉄砲も、ギバゴーンを倒すという有意義な経験をしており、無意味であると言い切ることはできないのであり、全ての兵器は運用される環境次第で評価が決定するという当たり前の結論にいきついたのであった。
このような姿となったワシであるが、今までよりも有意義生活ができるのではないかということは妻も考える余地があったのであろう。
ただ、結婚というものは、配偶者に提供される何かによって有意義になるのかならぬのかというものではなく、そのようなものを期待していたら、結婚生活など長くは続かないであろうとワシは思うのである。
であっても、それをあえて妻に口にすることも無い。
ワシの立場は尻から濃緑色の粘液を垂れ流し、オムツ着用が義務付けられる肉体から、自由意志によって濃緑色の粘液を発射できる肉体へと変貌したのであった。
これにより、ワシはハローワークに通うことが出来、つまり失業給付を受けることがでくるようになったのであるから、少しばかりうだつがあがったというものだ。
ちなみに、失業給付は4週間で6万500円である。
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