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1話:お兄ちゃん、お嫁さんにしてモード
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「ああぁぁん、らめぇ~ らめなのぉぉ、そんなパンパン激しくされたら、壊れちゃうののぉぉ」
深夜アニメヒロインの声をサンプリングして、エロさを添加したような声が響く。
「え? 壊れる」
腰を振っていた男が動きをとめる。
「らめぇ! やめちゃ、らめなのぉぉ、もっと、もっと、もっとしてほしいのぉ、ギュッとしてぇぇ」
細く白い脚がキュッと男の腰にからむ。
嫋やかといっていい腕が男の首に絡みつく。
「え、え、え、え、え~ あ、あ、あ、あ、あ…… 出るぅ、出ちゃうぅぅ」
男は腰を痙攣させる。己の遺伝子を含んだ白濁液を、繁殖のための器官から大量に吐き出していた。
快感が脳天を貫き、呆けた顔となっていく。いわゆる「アヘ顔」であった。
男にしがみついている女。
いや、美少女といっていいだろう。
彼女も、全身をビクビクと痙攣させていた。
「あぁぁん、こんな、こんな濃いのを出されたら、孕んじゃう。絶対に孕んじゃう……」
大きな碧い瞳。
そこに影ができるくらいの長く厚みのあるまつ毛。
すっと通った鼻筋に、桜色をした滑るような唇。
男は体重を女の子に預けた。柔らかい肌。胸にある2つの柔らかく魅惑的な器官が「むにゅん」と密着する。
体温が肌に溶けこむように混じりあう。
(ああ…… 本物みたい……)
激しかった事後の吐息が空間に流れ出した。
どがぁぁぁ!!
静寂がぶち壊された。唐突にだ。
激しい音を上げてドアが開いた。
「てめぇ!! 高河! テスターとしてやる気あるのかぁぁ!!」
絶叫しながら、その部屋に乱入してきた者。
女性だ。妙齢の女性。
「てめぇ、真面目にやってんのかぁ!!」
甲高い声だ。怒気を含んだ声だ。
「姫宮主任、なんで…… いきなり入ってくるんですか!」
高河と呼ばれた男は素っ裸のまま、ベッドの上で立ち上がる。
とりあえず、股間を隠す。
姫宮主任と呼ばれた女が「ふん」と鼻息を吹いて、その姿を見やる。
「てめぇ、どうせマジックミラーで隣から丸見えなんだよ! データも取ってるしな」
腕を組んで断言した。
組んだ腕が大きな胸(つまり、おっぱい)の下に隠れそうだった。
長いストレートの黒髪が艶やかに光を反射していた。
「でも、こっちの気分がぁ……」
「気分もクソもあるかぁぁ! こりゃ、仕事だ! いいか? 仕事なんだよ! んん? 童貞小僧がぁぁ」
「やってます。一生懸命やってます。でも、ボクは、入社するまで……」
「クソ童貞のいい訳なんか聞きたくねぇんだ!」
そう言うと、姫宮主任は、すっと歩を進める。
スラリと長い脚。
高河は思わずそこに目がいってしまう。
それは、黒ガータストッキングに包まれた芸術品だった。
さっき発射したばかりだというのに、女の子を孕ませる器官は、再び稼働を開始していた。
血液が海綿体に流れ込んで硬度を増していく。
「いいかぁ! 我が社の新入社員の役割の一つなんだよ。新製品のテスター(テスト要員)は!」
そう言って、先ほどまで、高河と激しく体をぶつけ、まるで混ざり合うような行為をしていた「物」を指さした。
ウィッグをつけたデッサン人形――
そのように表現するのが一番、適当ではないかと思われるものだ。
潰れた蛙のように股を開いてそこにあった。
のっぺらぼうの顔。四肢には自由度の高い関節がある。
頭からコードが伸び、部屋の外に繋がっていた。
電源、データ送受信用のケーブルだった。
股間だけが、やけにリアルに出来ているのが、妙な感じだ。
高河の放った遺伝子を含んだ体液がこぼれ出し、ヌルヌルとローションのような液体と混ざり合っている。
それは「汎用セックス人造人間」だった。
その名をアクメリオン――
その開発初号機であった。
「一生懸命、やってます…… けど…… 気持ちよすぎて…… それに、可愛いし……」
彼はデッサン人形に目をやる。
高河の目にはコンタクトタイプの「ウェアラブル情報端末」が装着されていた。
そこに流れ込む仮想視覚データが、このデッサン人形を「絶世の美少女」にしていた。
キラキラと光を織り込んだような長い金髪。
大きく憂いをもった碧い瞳。
黄金比の数式で作り上げたかのような鼻梁のライン。
桜の花びらの色をみせる艶やかな唇。その口の端から漏れるヨダレも――
年齢はおそらく18歳前後の設定だろうか。美しくはあるが、どことなく成長途上の幼さを感じさせる。
胸は美しいラインを描いているが、決して巨乳というわけではない。
とくに、目の前の高宮主任に比べれば問題にならない。彼女の胸は凶器だった。
「仕事だぜぇ、これは。いいか、童貞小僧。てめぇが、気持ちいいだけじゃデータがとれねぇんだよ」
高河は「じゃあ、もっと相応しい人をテスターにして下さい」という言葉がのど元まで出かかる。
それを思いとどまる。この会社には、若い男は自分しかいないことを知っているからだ。
社運をかけた新製品の、総合テストを外注はできなかった。それにそんな金もないのだろう。
22世紀の初頭。
人工知能の開発は、予想以上の困難に突き当たっていた。
前世紀で、脳科学の驚異的な発展が、人工知能の開発を加速した。
しかしだ――
皮肉なことに、脳科学の発展が脳のシステムを解き明かし「意識」「自由意思」のメカニズムを解析するほどに、人工知能の開発は障害にぶつかった。
脳という器官は、ニューロン回路の階層構造だけでは、どうにも、説明できない動きがあった。
それを「魂」と呼んでいいのかどうかは分からない。
ただ、人工知能として、人の脳をコンピュータ上で完ぺきに再現するのは困難であったのだ。
21世紀中盤で訪れると予測された「技術的特異点」。つまり、「人工知能が人の知脳を超える日」はまだやって来ていない。
だが、疑似的な部分で、それを再現する技術は驚異的に発展した。
それは、チューリングテストなど、過去の遺物とするくらいな勢いだった。
そして、人を越えない人工知能を使った産業の隆盛。
新たな技術が、「性」つまり「エロ」に結びつく。それは、歴史の当然の流れだった。
古くは写真――
そして、家庭用VTR。
インターネットコンテンツ。
新技術の開発と普及に「エロ」の後押しがあった例は枚挙にいとまない。
セックス産業に人工知能ビジネスに進出するのは当然であった。
2流大学を2留で卒業した彼が入社できたのは、元々は、「性具」つまり「大人のおもちゃ」のメーカーだ。
親戚にはなにをしている会社なのか説明できない。
新入社員だが24歳。そして童貞であった。
いや正確には「人間童貞」というべきなのか?
アンドロイド相手には再三、セックスしているのだ。
ただ、それが「自慰」なのか「セックス」なのか、突き詰めて考えれば難しい。
昔は、ヤギ、ヒツジ、ニワトリ相手に、セックスをすることもあったらしい。
そのような経験をしたものは、童貞であるのか?
つまり「非童貞」と「童貞」定義。それはどこで線を引くべきなのか。
彼は、仮想現実を見せるコンタクト端末を通して、アンドロイドを見つめた。
「彼女」とのセックスは「セックス」であり、自分は童貞ではないのか?
現実と一寸とも違わぬ仮想現実の行為は、果たして真実ではないのか――
「てめぇは、根性いれて腰振れ! もっと、腰を振り続けるんだ! いいか! 3分でいくなよ! データがとれないんだよ! 早漏の小僧が!」
目の前の女性上司の怒りの声で、高河は我に返った。
そして、その怒声がなぜか、チリチリと体の奥に火を着けている感じがした。
もっと、この人に罵倒されたい――
ふと、そんなことを思う。
「でも、凄い締め付けで…… ウネウネと絡みついて、搾り取るように動くんです。しかも、先っぽを、こう何かが突っついてくるし……」
とってつけたような言い訳だ。事前の仕様説明で分かっていたことだ。
彼だって、開発スタッフなのだ。
「ああ、『子宮が覚えちゃうシステム』か…… 確かに気持ちいいかもしれんが…… 耐えろ。テスト項目の消化ができないだろ?」
彼女はそう言って、分厚いテスト票を見せつける。いまだに紙ベースで出力するのは、どうかと思うのだが。
そこには「後ろから、ケツ穴につっこでん指で前をほじったときの反応は正常か?」とか書いてあるのだ。
色々な行為を行い、「アクメリオン」が正しく機能しているかどうかをテストしなければいけない。
現在「恋人風、イチャラブエッチをしたときに、正常に機能するか」のテストで進捗が止まっているのだ。
その責任は、確かに高河にあった。
「とりあえず、これを飲んで、ガンバレ」
ふぅ、と吐息を吐いて姫宮主任は、高河にドリンク剤を渡した。
「分かりました」
そう言って、ドリンク剤の栓を開け、高河は一気にそれを飲んだ。
そんな彼を、ジッと見つめる姫宮主任。
彼女の口の端にあるかなしかの笑みが浮かんでいた。
彼はそれに気付くことができなかった。
高河の肩にヒンヤリしたものが触れた。
トンと置かれた上司の手であった。
「もう一度、ガンバレ―― オマエには期待しているんだ」
姫宮主任は彼を見つめた。
ストレートで長い黒髪に細い楕円のメガネ。
そのメガネを人差し指で持ち上げた。メガネの奥には目縁(まぶち)のはっきりとした理知的な目があった。
長く、厚みすら感じさせるまつ毛の下には涼しげな色をもった瞳。
その双眸は、涼しげを通りこして刃物の冷たさを持っていた。
下手すれば、殺意すら帯びているように感じる。
どことなくであった――
「アクメリオン」と面影が似ていると高河は思った。
髪の色も、目の色も違う。しかし、雰囲気だ。それが似ている。
もしかしたら――
テストルームのベッドで股を開いているアクメリオンの素材データは……
そんなことを考えた。
「アクメリオン」プロジェクトの責任者は彼女であり、その設計を行い、製造の管理を行っている。
「おお、いいじゃないかぁ~、童貞小僧。無駄に立派なものが準備完了になってるぜ――」
股間を隠すのをいつの間にか忘れていた。
彼の「孕ませ器官」は遺伝子を吐き出さんがために、硬度を増し更に先端をヌメヌメとさせていた。
それを美しい双眸で見つめられている。
そのことを脳が咀嚼することにより、さらに血流が流れ込む。
股間の脈打つ音が、脳に響くようであった。
「やります! ボクは『アクメリオン』のテスターです!」
24歳童貞男子は力強く宣言したのであった。
◇◇◇◇◇◇
『では、「お兄ちゃん、お嫁さんにしてモード」に入る――』
微細な振動が骨伝導し、音声となり脳の聴覚野に伝達される。
上司の美しい声であった。
『了解――』
彼は自分の「孕ませ器官」を握り締める。
硬度は十分だった。先ほどのドリンクになにかの薬でも入っていたのか?
もう、15発は発射していたが、それは、萎えることがなかった。
ただ、痺れるような快感の余韻だけが体を支配している。
「ああん、お兄ちゃん。ダメだよぉぉ。だって、兄妹だよ…… そんな…… 初めてなのに……」
散々突っ込まれて、ドロドロになっている股間を閉じて、可愛い声で囁く。
伏し目がちな大きな瞳。それがすっとこちらを向いた。
全て、デッサン人形の上に重ね合わせされている映像であるが、それを感じることは無い。
「大丈夫だから。いくよ。入れるからね――」
「うん、お兄ちゃんのお嫁さんにして」
アクメリオンは、すっと両手を迎え入れる様にこちらに広げた。
エロ漫画では定番のポージングだった。
それを、リアルな人造人間で体験できるのだ。
高河はぐっと、己の「孕ませ器官」を突き入れたようとする。
「らめぇ、まずはチュウ、チュウしてからぁ…… ギュッとしてぇ、お兄ちゃん」
アクメリオンは「お兄ちゃん、お嫁さんにしてモード」として正しく機能していた。
いきなりの、挿入に対し、チュウをねだる。
この場合、ユーザは強制的に挿入するか、チュウをするか、それとも、他の行動に出るか、選択肢は無限だった。
人工知能開発問題である「フレーム問題」これはセックスにおいても同様の障壁だった。
現実にはあらゆる可能性があり、人工知能には「あらゆる可能性」に対処するをもたせるのが困難であるという問題だ。
ただセックスにおいても、その選択肢は無限。
しかし、絞り込みは可能だった。例外は例外処置をするしかない。
高宮は挿入をやめ、割れ目に固い物をこすり付けた。
「あああん、硬いぃ、熱いのぉ、お兄ちゃんのが、当たってるぅ」
そして、彼は桜色の乳首に唇を当て、軽く吸う。
柔らかく、本当に幼い乳首を吸っているようであった。
「はうぅっ」
アクメリオンが敏感な反応を見せる。
緩やかな膨らみを見せる胸を吸いながら、股間を刺激する。
ヌルヌルとしたローションが股間から流れ出しているのを感じる。
(そろそろろ、ローションを補充しなくていいのか)
彼がそう思うほどに、ドロドロに濡れていく。
『主任、濡れすぎじゃないですか?』
『ん、オマエの乳首吸いが、イレギュラーな反応示しているな。いいぞ。いいデータがとれた』
姫宮主任に褒められ、高河の股間が少し柔らかくなった。
「どうしたの、お兄ちゃん。元気がなくなってきている? 私の体は変かな……」
「そんなことないよ、最高だよ。里佳――」
里佳とは「アクメリオン開発初号機」のコードネームだった。
「おっぱい、もっと、おっぱいを―― お願い…… お兄ちゃん」
おねだりを開始する里佳だった。
高宮は、優しくおっぱいを揉む。乳首を手のひらで転がすようにだ。
膨らむ胸への攻めをそのままに、手を里佳の割れ目に伸ばした。
自分の「孕ませ器官」をこすり付けながらだった。
「うぅぅ、ら、らめぇぇ、お豆をそんなにいじられると、頭が真っ白になっちゃうぅぅ、らめぇ、お兄ちゃん、バカになっちゃうよぉぉ~」
ビクビクンと若鮎のように肢体を弾ませ、首を振る。
そこには、兄に凌辱さえる妹が存在していたのだった。
高分子シリコンのボディと、空気圧により体のサイズは可変できる。
バリアブル・体型システム。「VT」システムにより、今の彼女は、小柄な女の子並みの体型だ。
『指を膣道に挿入します。主任――』
『了解、データは追跡中だ』
高河は主任にそう伝えると、中指を割れ目の中に突っ込んで行く。
ヌルヌルとした体液―― いや、人工的なローションだ。
それにより、指は吸いこまれるように中におさまっていく。
(すごい…… 生き物みたい)
里佳(アクメリオン)の膣道はかなり狭くなっている。
今は、指1本でも目いっぱいな感じだ。
キュン――
指を締め付けてくる。
媚粘膜の上の方をひっかくようにクリクリと動かした。
「あうぅぅ、そこ、そこ、凄いぃぃ!! らめ、らめぇ、お指でいっちゃゆぅ、お兄ちゃんのお指でぇ、怖いよぉぉ、なんか来るぅぅ」
「大丈夫だからね」
彼の言葉にキュッと抱き着いてくる里佳。中指でグリグリと膣内をかき混ぜて見た。
ビクンビクンと激しく震える。抱き着く彼女の肢体からその反応が伝わる。
じゅぼっ……
じゅぼっ……
にゅるうぅ……
にゅるうぅ……
べちょ……
べちょ……
「ほら、里佳のここ、凄いことになってるよ。もうグチョグチョだよ……」
高河は指をヌキ、ヌルヌルのローションにまみれた中指を突きつける。
霞のかかった潤んだ瞳でそれを見つめる里佳。アクメリオン初号機。
「……い、いやぁ、そんなの。お兄ちゃんがへんなことするからぁ……」
「じゃあ、止めるかい」
「いやなのぉ、ちゃんと、最後までぇ。お兄ちゃんの、お嫁さんにしてほしいのぉ」
まるで耐えきれなくなったかのように里佳は両脚で高河の脚を挟み込む。
そして自分の股間をこすり付ける様にして腰を振る。
(すこし、ビッチではないか…… どうなんだろう)
ちらりと、思う。しかし、これが大衆の需要なのかもしれないと、彼は自分の疑問を消していく。
恥骨が自分の脚に当たっているのを高河は感じていた。
「じゃあ、入れちゃおうか?」
「本当に? ちゃんと入れてね」
「痛かったら、言うんだよ」
「大丈夫だから。お兄ちゃんのお嫁さんになるんだもん」
高河は、レッド―ブースト状態の「孕ませ器官」を割れ目に押し当てた。
今度は滑らさない。ヌルヌルとした感触を先っちょで感じながら、一気に押し込んだ。
「あぐぅぅ…… ああああ、あふぅ、いい…… 気持ちいいよぉぉ、お兄ちゃんと一つになれた……」
アクメリオン、つまり里佳の反応は良かった。
人工知能は、兄に処女を奪われ、破瓜の痛みに耐える少女を見事に再現していた。
「あああああ、なんだぁ。里佳ぁぁ。締めるなぁ。そんな急にぃぃ~」
キュンと、凄い締め付けが、孕ませ器官を襲っていた。
甘美な万力とでもいうべきだろうか。全体を包み込み、まるでうねる様な動きを見せながら、絞り込んでいくのだった。
「子宮がぁ、子宮が下りてきちゃうぅぅ、お兄ちゃん。私の子宮とチュウして、チュウ――」
先っちょに柔らかいなにかが当る。そして、それが更に「孕ませ器官」先っちょを飲み込む。
「ああああ、入っていくぅぅ。赤ちゃんのお部屋にィぃ~ お兄ちゃんのが入ってくるのぉぉ。形を覚えちゃう。出して、早く出してぇぇ」
「里佳、里佳、里佳、里佳ぁぁぁ、すごいよぉぉ、熱くて締め付けがぁぁぁ、そんなぁ」
高河は、アクメリオンのコードネーム「里佳」繰り返す。ほとんど絶叫だった。
頭の中が真っ白になる様な快感が突き抜ける。
テストどころではない。
無茶苦茶に腰を振る。
自分と里佳の喘ぎ声が混ざり合い、部屋の中に溶け込んでいく。
「はふぅぅ…… 来る、来ちゃうぅ。お兄ちゃん、凄い。出来ちゃうのぉぉ。お兄ちゃんの赤ちゃんができちゃうぅぅ」
まるで別の意志をもった口腔動物のようにうねる膣内。人工の物とは思えない。
いや、最新のテクノロジーが作りだした人口の膣であるからこその快感なのか……
里佳はびくびくと、媚粘膜を震わせる。腰をしゃくりあげ、あまりの良さに泣く様な声を上げた。
まるで、本当に魂がこもっているかのような声だった。
「っっっっっっっっ~、いい、ああ、か、ぎくぅーん、いっちゃうよぉ……」
「ああああ、イク! ボクも、ボクもぉぉ」
「お兄ちゃん、一緒に! 一緒だからぁぁぁ」
そして、高河はアクメリオンの中に大量の遺伝子液を放っていた。
同時に、甘美を越え、痺れるような快感で脳が震える。痙攣のように全身が震えた。
「お兄ちゃん、すごい。ダイスキ…… これで、お兄ちゃんのお嫁さんになれたね」
耳元で里佳というコードネームのアクメリオンが囁いた。
深夜アニメヒロインの声をサンプリングして、エロさを添加したような声が響く。
「え? 壊れる」
腰を振っていた男が動きをとめる。
「らめぇ! やめちゃ、らめなのぉぉ、もっと、もっと、もっとしてほしいのぉ、ギュッとしてぇぇ」
細く白い脚がキュッと男の腰にからむ。
嫋やかといっていい腕が男の首に絡みつく。
「え、え、え、え、え~ あ、あ、あ、あ、あ…… 出るぅ、出ちゃうぅぅ」
男は腰を痙攣させる。己の遺伝子を含んだ白濁液を、繁殖のための器官から大量に吐き出していた。
快感が脳天を貫き、呆けた顔となっていく。いわゆる「アヘ顔」であった。
男にしがみついている女。
いや、美少女といっていいだろう。
彼女も、全身をビクビクと痙攣させていた。
「あぁぁん、こんな、こんな濃いのを出されたら、孕んじゃう。絶対に孕んじゃう……」
大きな碧い瞳。
そこに影ができるくらいの長く厚みのあるまつ毛。
すっと通った鼻筋に、桜色をした滑るような唇。
男は体重を女の子に預けた。柔らかい肌。胸にある2つの柔らかく魅惑的な器官が「むにゅん」と密着する。
体温が肌に溶けこむように混じりあう。
(ああ…… 本物みたい……)
激しかった事後の吐息が空間に流れ出した。
どがぁぁぁ!!
静寂がぶち壊された。唐突にだ。
激しい音を上げてドアが開いた。
「てめぇ!! 高河! テスターとしてやる気あるのかぁぁ!!」
絶叫しながら、その部屋に乱入してきた者。
女性だ。妙齢の女性。
「てめぇ、真面目にやってんのかぁ!!」
甲高い声だ。怒気を含んだ声だ。
「姫宮主任、なんで…… いきなり入ってくるんですか!」
高河と呼ばれた男は素っ裸のまま、ベッドの上で立ち上がる。
とりあえず、股間を隠す。
姫宮主任と呼ばれた女が「ふん」と鼻息を吹いて、その姿を見やる。
「てめぇ、どうせマジックミラーで隣から丸見えなんだよ! データも取ってるしな」
腕を組んで断言した。
組んだ腕が大きな胸(つまり、おっぱい)の下に隠れそうだった。
長いストレートの黒髪が艶やかに光を反射していた。
「でも、こっちの気分がぁ……」
「気分もクソもあるかぁぁ! こりゃ、仕事だ! いいか? 仕事なんだよ! んん? 童貞小僧がぁぁ」
「やってます。一生懸命やってます。でも、ボクは、入社するまで……」
「クソ童貞のいい訳なんか聞きたくねぇんだ!」
そう言うと、姫宮主任は、すっと歩を進める。
スラリと長い脚。
高河は思わずそこに目がいってしまう。
それは、黒ガータストッキングに包まれた芸術品だった。
さっき発射したばかりだというのに、女の子を孕ませる器官は、再び稼働を開始していた。
血液が海綿体に流れ込んで硬度を増していく。
「いいかぁ! 我が社の新入社員の役割の一つなんだよ。新製品のテスター(テスト要員)は!」
そう言って、先ほどまで、高河と激しく体をぶつけ、まるで混ざり合うような行為をしていた「物」を指さした。
ウィッグをつけたデッサン人形――
そのように表現するのが一番、適当ではないかと思われるものだ。
潰れた蛙のように股を開いてそこにあった。
のっぺらぼうの顔。四肢には自由度の高い関節がある。
頭からコードが伸び、部屋の外に繋がっていた。
電源、データ送受信用のケーブルだった。
股間だけが、やけにリアルに出来ているのが、妙な感じだ。
高河の放った遺伝子を含んだ体液がこぼれ出し、ヌルヌルとローションのような液体と混ざり合っている。
それは「汎用セックス人造人間」だった。
その名をアクメリオン――
その開発初号機であった。
「一生懸命、やってます…… けど…… 気持ちよすぎて…… それに、可愛いし……」
彼はデッサン人形に目をやる。
高河の目にはコンタクトタイプの「ウェアラブル情報端末」が装着されていた。
そこに流れ込む仮想視覚データが、このデッサン人形を「絶世の美少女」にしていた。
キラキラと光を織り込んだような長い金髪。
大きく憂いをもった碧い瞳。
黄金比の数式で作り上げたかのような鼻梁のライン。
桜の花びらの色をみせる艶やかな唇。その口の端から漏れるヨダレも――
年齢はおそらく18歳前後の設定だろうか。美しくはあるが、どことなく成長途上の幼さを感じさせる。
胸は美しいラインを描いているが、決して巨乳というわけではない。
とくに、目の前の高宮主任に比べれば問題にならない。彼女の胸は凶器だった。
「仕事だぜぇ、これは。いいか、童貞小僧。てめぇが、気持ちいいだけじゃデータがとれねぇんだよ」
高河は「じゃあ、もっと相応しい人をテスターにして下さい」という言葉がのど元まで出かかる。
それを思いとどまる。この会社には、若い男は自分しかいないことを知っているからだ。
社運をかけた新製品の、総合テストを外注はできなかった。それにそんな金もないのだろう。
22世紀の初頭。
人工知能の開発は、予想以上の困難に突き当たっていた。
前世紀で、脳科学の驚異的な発展が、人工知能の開発を加速した。
しかしだ――
皮肉なことに、脳科学の発展が脳のシステムを解き明かし「意識」「自由意思」のメカニズムを解析するほどに、人工知能の開発は障害にぶつかった。
脳という器官は、ニューロン回路の階層構造だけでは、どうにも、説明できない動きがあった。
それを「魂」と呼んでいいのかどうかは分からない。
ただ、人工知能として、人の脳をコンピュータ上で完ぺきに再現するのは困難であったのだ。
21世紀中盤で訪れると予測された「技術的特異点」。つまり、「人工知能が人の知脳を超える日」はまだやって来ていない。
だが、疑似的な部分で、それを再現する技術は驚異的に発展した。
それは、チューリングテストなど、過去の遺物とするくらいな勢いだった。
そして、人を越えない人工知能を使った産業の隆盛。
新たな技術が、「性」つまり「エロ」に結びつく。それは、歴史の当然の流れだった。
古くは写真――
そして、家庭用VTR。
インターネットコンテンツ。
新技術の開発と普及に「エロ」の後押しがあった例は枚挙にいとまない。
セックス産業に人工知能ビジネスに進出するのは当然であった。
2流大学を2留で卒業した彼が入社できたのは、元々は、「性具」つまり「大人のおもちゃ」のメーカーだ。
親戚にはなにをしている会社なのか説明できない。
新入社員だが24歳。そして童貞であった。
いや正確には「人間童貞」というべきなのか?
アンドロイド相手には再三、セックスしているのだ。
ただ、それが「自慰」なのか「セックス」なのか、突き詰めて考えれば難しい。
昔は、ヤギ、ヒツジ、ニワトリ相手に、セックスをすることもあったらしい。
そのような経験をしたものは、童貞であるのか?
つまり「非童貞」と「童貞」定義。それはどこで線を引くべきなのか。
彼は、仮想現実を見せるコンタクト端末を通して、アンドロイドを見つめた。
「彼女」とのセックスは「セックス」であり、自分は童貞ではないのか?
現実と一寸とも違わぬ仮想現実の行為は、果たして真実ではないのか――
「てめぇは、根性いれて腰振れ! もっと、腰を振り続けるんだ! いいか! 3分でいくなよ! データがとれないんだよ! 早漏の小僧が!」
目の前の女性上司の怒りの声で、高河は我に返った。
そして、その怒声がなぜか、チリチリと体の奥に火を着けている感じがした。
もっと、この人に罵倒されたい――
ふと、そんなことを思う。
「でも、凄い締め付けで…… ウネウネと絡みついて、搾り取るように動くんです。しかも、先っぽを、こう何かが突っついてくるし……」
とってつけたような言い訳だ。事前の仕様説明で分かっていたことだ。
彼だって、開発スタッフなのだ。
「ああ、『子宮が覚えちゃうシステム』か…… 確かに気持ちいいかもしれんが…… 耐えろ。テスト項目の消化ができないだろ?」
彼女はそう言って、分厚いテスト票を見せつける。いまだに紙ベースで出力するのは、どうかと思うのだが。
そこには「後ろから、ケツ穴につっこでん指で前をほじったときの反応は正常か?」とか書いてあるのだ。
色々な行為を行い、「アクメリオン」が正しく機能しているかどうかをテストしなければいけない。
現在「恋人風、イチャラブエッチをしたときに、正常に機能するか」のテストで進捗が止まっているのだ。
その責任は、確かに高河にあった。
「とりあえず、これを飲んで、ガンバレ」
ふぅ、と吐息を吐いて姫宮主任は、高河にドリンク剤を渡した。
「分かりました」
そう言って、ドリンク剤の栓を開け、高河は一気にそれを飲んだ。
そんな彼を、ジッと見つめる姫宮主任。
彼女の口の端にあるかなしかの笑みが浮かんでいた。
彼はそれに気付くことができなかった。
高河の肩にヒンヤリしたものが触れた。
トンと置かれた上司の手であった。
「もう一度、ガンバレ―― オマエには期待しているんだ」
姫宮主任は彼を見つめた。
ストレートで長い黒髪に細い楕円のメガネ。
そのメガネを人差し指で持ち上げた。メガネの奥には目縁(まぶち)のはっきりとした理知的な目があった。
長く、厚みすら感じさせるまつ毛の下には涼しげな色をもった瞳。
その双眸は、涼しげを通りこして刃物の冷たさを持っていた。
下手すれば、殺意すら帯びているように感じる。
どことなくであった――
「アクメリオン」と面影が似ていると高河は思った。
髪の色も、目の色も違う。しかし、雰囲気だ。それが似ている。
もしかしたら――
テストルームのベッドで股を開いているアクメリオンの素材データは……
そんなことを考えた。
「アクメリオン」プロジェクトの責任者は彼女であり、その設計を行い、製造の管理を行っている。
「おお、いいじゃないかぁ~、童貞小僧。無駄に立派なものが準備完了になってるぜ――」
股間を隠すのをいつの間にか忘れていた。
彼の「孕ませ器官」は遺伝子を吐き出さんがために、硬度を増し更に先端をヌメヌメとさせていた。
それを美しい双眸で見つめられている。
そのことを脳が咀嚼することにより、さらに血流が流れ込む。
股間の脈打つ音が、脳に響くようであった。
「やります! ボクは『アクメリオン』のテスターです!」
24歳童貞男子は力強く宣言したのであった。
◇◇◇◇◇◇
『では、「お兄ちゃん、お嫁さんにしてモード」に入る――』
微細な振動が骨伝導し、音声となり脳の聴覚野に伝達される。
上司の美しい声であった。
『了解――』
彼は自分の「孕ませ器官」を握り締める。
硬度は十分だった。先ほどのドリンクになにかの薬でも入っていたのか?
もう、15発は発射していたが、それは、萎えることがなかった。
ただ、痺れるような快感の余韻だけが体を支配している。
「ああん、お兄ちゃん。ダメだよぉぉ。だって、兄妹だよ…… そんな…… 初めてなのに……」
散々突っ込まれて、ドロドロになっている股間を閉じて、可愛い声で囁く。
伏し目がちな大きな瞳。それがすっとこちらを向いた。
全て、デッサン人形の上に重ね合わせされている映像であるが、それを感じることは無い。
「大丈夫だから。いくよ。入れるからね――」
「うん、お兄ちゃんのお嫁さんにして」
アクメリオンは、すっと両手を迎え入れる様にこちらに広げた。
エロ漫画では定番のポージングだった。
それを、リアルな人造人間で体験できるのだ。
高河はぐっと、己の「孕ませ器官」を突き入れたようとする。
「らめぇ、まずはチュウ、チュウしてからぁ…… ギュッとしてぇ、お兄ちゃん」
アクメリオンは「お兄ちゃん、お嫁さんにしてモード」として正しく機能していた。
いきなりの、挿入に対し、チュウをねだる。
この場合、ユーザは強制的に挿入するか、チュウをするか、それとも、他の行動に出るか、選択肢は無限だった。
人工知能開発問題である「フレーム問題」これはセックスにおいても同様の障壁だった。
現実にはあらゆる可能性があり、人工知能には「あらゆる可能性」に対処するをもたせるのが困難であるという問題だ。
ただセックスにおいても、その選択肢は無限。
しかし、絞り込みは可能だった。例外は例外処置をするしかない。
高宮は挿入をやめ、割れ目に固い物をこすり付けた。
「あああん、硬いぃ、熱いのぉ、お兄ちゃんのが、当たってるぅ」
そして、彼は桜色の乳首に唇を当て、軽く吸う。
柔らかく、本当に幼い乳首を吸っているようであった。
「はうぅっ」
アクメリオンが敏感な反応を見せる。
緩やかな膨らみを見せる胸を吸いながら、股間を刺激する。
ヌルヌルとしたローションが股間から流れ出しているのを感じる。
(そろそろろ、ローションを補充しなくていいのか)
彼がそう思うほどに、ドロドロに濡れていく。
『主任、濡れすぎじゃないですか?』
『ん、オマエの乳首吸いが、イレギュラーな反応示しているな。いいぞ。いいデータがとれた』
姫宮主任に褒められ、高河の股間が少し柔らかくなった。
「どうしたの、お兄ちゃん。元気がなくなってきている? 私の体は変かな……」
「そんなことないよ、最高だよ。里佳――」
里佳とは「アクメリオン開発初号機」のコードネームだった。
「おっぱい、もっと、おっぱいを―― お願い…… お兄ちゃん」
おねだりを開始する里佳だった。
高宮は、優しくおっぱいを揉む。乳首を手のひらで転がすようにだ。
膨らむ胸への攻めをそのままに、手を里佳の割れ目に伸ばした。
自分の「孕ませ器官」をこすり付けながらだった。
「うぅぅ、ら、らめぇぇ、お豆をそんなにいじられると、頭が真っ白になっちゃうぅぅ、らめぇ、お兄ちゃん、バカになっちゃうよぉぉ~」
ビクビクンと若鮎のように肢体を弾ませ、首を振る。
そこには、兄に凌辱さえる妹が存在していたのだった。
高分子シリコンのボディと、空気圧により体のサイズは可変できる。
バリアブル・体型システム。「VT」システムにより、今の彼女は、小柄な女の子並みの体型だ。
『指を膣道に挿入します。主任――』
『了解、データは追跡中だ』
高河は主任にそう伝えると、中指を割れ目の中に突っ込んで行く。
ヌルヌルとした体液―― いや、人工的なローションだ。
それにより、指は吸いこまれるように中におさまっていく。
(すごい…… 生き物みたい)
里佳(アクメリオン)の膣道はかなり狭くなっている。
今は、指1本でも目いっぱいな感じだ。
キュン――
指を締め付けてくる。
媚粘膜の上の方をひっかくようにクリクリと動かした。
「あうぅぅ、そこ、そこ、凄いぃぃ!! らめ、らめぇ、お指でいっちゃゆぅ、お兄ちゃんのお指でぇ、怖いよぉぉ、なんか来るぅぅ」
「大丈夫だからね」
彼の言葉にキュッと抱き着いてくる里佳。中指でグリグリと膣内をかき混ぜて見た。
ビクンビクンと激しく震える。抱き着く彼女の肢体からその反応が伝わる。
じゅぼっ……
じゅぼっ……
にゅるうぅ……
にゅるうぅ……
べちょ……
べちょ……
「ほら、里佳のここ、凄いことになってるよ。もうグチョグチョだよ……」
高河は指をヌキ、ヌルヌルのローションにまみれた中指を突きつける。
霞のかかった潤んだ瞳でそれを見つめる里佳。アクメリオン初号機。
「……い、いやぁ、そんなの。お兄ちゃんがへんなことするからぁ……」
「じゃあ、止めるかい」
「いやなのぉ、ちゃんと、最後までぇ。お兄ちゃんの、お嫁さんにしてほしいのぉ」
まるで耐えきれなくなったかのように里佳は両脚で高河の脚を挟み込む。
そして自分の股間をこすり付ける様にして腰を振る。
(すこし、ビッチではないか…… どうなんだろう)
ちらりと、思う。しかし、これが大衆の需要なのかもしれないと、彼は自分の疑問を消していく。
恥骨が自分の脚に当たっているのを高河は感じていた。
「じゃあ、入れちゃおうか?」
「本当に? ちゃんと入れてね」
「痛かったら、言うんだよ」
「大丈夫だから。お兄ちゃんのお嫁さんになるんだもん」
高河は、レッド―ブースト状態の「孕ませ器官」を割れ目に押し当てた。
今度は滑らさない。ヌルヌルとした感触を先っちょで感じながら、一気に押し込んだ。
「あぐぅぅ…… ああああ、あふぅ、いい…… 気持ちいいよぉぉ、お兄ちゃんと一つになれた……」
アクメリオン、つまり里佳の反応は良かった。
人工知能は、兄に処女を奪われ、破瓜の痛みに耐える少女を見事に再現していた。
「あああああ、なんだぁ。里佳ぁぁ。締めるなぁ。そんな急にぃぃ~」
キュンと、凄い締め付けが、孕ませ器官を襲っていた。
甘美な万力とでもいうべきだろうか。全体を包み込み、まるでうねる様な動きを見せながら、絞り込んでいくのだった。
「子宮がぁ、子宮が下りてきちゃうぅぅ、お兄ちゃん。私の子宮とチュウして、チュウ――」
先っちょに柔らかいなにかが当る。そして、それが更に「孕ませ器官」先っちょを飲み込む。
「ああああ、入っていくぅぅ。赤ちゃんのお部屋にィぃ~ お兄ちゃんのが入ってくるのぉぉ。形を覚えちゃう。出して、早く出してぇぇ」
「里佳、里佳、里佳、里佳ぁぁぁ、すごいよぉぉ、熱くて締め付けがぁぁぁ、そんなぁ」
高河は、アクメリオンのコードネーム「里佳」繰り返す。ほとんど絶叫だった。
頭の中が真っ白になる様な快感が突き抜ける。
テストどころではない。
無茶苦茶に腰を振る。
自分と里佳の喘ぎ声が混ざり合い、部屋の中に溶け込んでいく。
「はふぅぅ…… 来る、来ちゃうぅ。お兄ちゃん、凄い。出来ちゃうのぉぉ。お兄ちゃんの赤ちゃんができちゃうぅぅ」
まるで別の意志をもった口腔動物のようにうねる膣内。人工の物とは思えない。
いや、最新のテクノロジーが作りだした人口の膣であるからこその快感なのか……
里佳はびくびくと、媚粘膜を震わせる。腰をしゃくりあげ、あまりの良さに泣く様な声を上げた。
まるで、本当に魂がこもっているかのような声だった。
「っっっっっっっっ~、いい、ああ、か、ぎくぅーん、いっちゃうよぉ……」
「ああああ、イク! ボクも、ボクもぉぉ」
「お兄ちゃん、一緒に! 一緒だからぁぁぁ」
そして、高河はアクメリオンの中に大量の遺伝子液を放っていた。
同時に、甘美を越え、痺れるような快感で脳が震える。痙攣のように全身が震えた。
「お兄ちゃん、すごい。ダイスキ…… これで、お兄ちゃんのお嫁さんになれたね」
耳元で里佳というコードネームのアクメリオンが囁いた。
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