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4話:母は高貴なるエルフ
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「メイド長――」
「はい、ママデース様」
メイド長であるハイテイロンは自分の主(あるじ)の呼びかけに応えた。
同性の目から見ても、美しい主(あるじ)だった。
瞬きをするだけで、風をまといそうな長いまつ毛。
その下で神秘的な光を放つコバルトブルーの瞳。
その視線が、メイド長と呼ばれた彼女に向けられていた。
「ワテの可愛い娘。ミーナコロシチャルはどないしとるんや?」
ゆっくりと、バラの花の色をした唇が動いた。
ふわりとした銀色の髪。光の反射で七色に輝いてみえる。
その髪をかき分ける長い耳がエルフの証明だった。
「はい。今は、別のお部屋に移りました。倒れた授乳専用メイドも業務に戻っています」
真ん中分けの長い黒髪をしたメイド長・ハイテイロンが静かに答えた。
見た目は若い女である。
しかし、実年齢はもっと上であることを思わせる落ち着いた話し方だった。
「ワテの可愛いミーナに、襲撃(かちこみ)とか、舐めたマネさらしよったんはどこのアカンタレや?」
座っていた椅子の背もたれに身をあずけ、ママデースは言った。
「代紋(エンブレム)ランキング管理機構に照会中ですが……」
「ほう、そうかぁ、やっぱ、代紋(エンブレム)持ちかいな……」
「おそらくはランキング100位以下のランカーではないかと……」
「ドアホウのチンピラが自分のランキングが下がったちゅーことで、跳ね返ったんかい?」
ママデースは、高貴な血筋のエルフだった。
その言葉が美しかった。
平民エルフのハイテイロンたちとは全く違う高貴な発音。
華麗な「キングス・エルフ」の言葉であった。
聞く者の心を清らかにさせる響きのイントネーションだ。
「おそらくは、そうでしょう」
メイド長であるハイテイロンの言葉を聞きき、ママデースは「ふっ」と息を吐いた。
その吐息までバラの香りがするようであった。
「まさか、ワテの娘がこんなに早(はよ)う代紋(エンブレム)ランキングに入るとは、予想外やったで……」
その顔に物憂げな陰影を見せ、ママデースは吐息に言葉をつなげる。
すっと人差し指を伸ばし、思案気に口に当てた。
その細く嫋(たお)やかな指の全てにでっかい宝玉の指輪がハマっている。
「申し訳ございません。ミーナ様がこの時期に代紋(エンブレム)ランカーの襲撃(かちこみ)を受けるとは考えてもいませんでした」
娘とはミーナコロシチャル。「ミーナ」と呼ばれる赤ちゃんのことだ。
その中身は、史上最強の喧嘩師、人間極道兵器、素手ゴロ最強と呼ばれたヤクザだった。
異世界に転生し、今はエルフの女の子の赤ちゃんになっている。
「ところでなぁ」
「はい」
ママデースが席から上半身を乗り出すようにして見つめる。
「あの部屋を壊したのは、本当にミーナなんかい?」
「おそらくは間違いありません」
「なにがぁ、根拠なんや?」
「あのように部屋を破壊できるなら、なにも侵入することはないからです」
実際、あの部屋は石と煉瓦で要塞のように頑強に造られていたのだ。
壁の厚さが50センチを超えているのだ。
「なるほどなぁ~」
「あの破壊―― 魔法言語の起動などではないです。ただ、力任せに魔力をぶつけたのでしょう」
説明しながらも、彼女の脳裏にはその時の光景がまざまざと浮かんでいた。
メイド長のハイテイロンが轟音を聞いて駆け付けたとき、すでに事は終了していた。
ドアを開けた瞬間、「ムッ」とした熱気を感じた。
熱気は粉砕された天井や屋根の構造材から発せられていた。
それらが、融解して沸騰していたからだった。
石や煉瓦が溶け、ブクブクと泡を立て沸騰している光景を見たのだ。
夜の風がその熱気を運ぶ。部屋がサウナ風呂のような状態になっていた。
(なんなの…… これは……)
その時、彼女は息を飲み、言葉を失った。
職務に忠実で冷静なメイド長である彼女が動揺していた。
まるで地獄で魔女の釜をひっくり返したような状態だった。
熱気で部屋の大気が陽炎のように揺らぐ。
2人の「授乳専用メイド」が床に横たわっていた。
呼吸をしていることは分かった。
そして――
その上にいたのだ。
乳首にむしゃぶりついている赤ちゃんだった。
ミーナコロシチャル様だった。
2人の「授乳専用メイド」を並べ、2人の左右のおっぱいを交互に吸っていた。
ミーナコロシチャル様は、ハイテイロンの存在に気付いて顔を上げた。
歯の無い口は母乳で白くなっていた。
嗤(わら)った。はっきりとその口に笑みを浮かべた。
そして、ズリズリとこちらに這いずってきたのである。
戦慄した――
この可愛らしい、赤ちゃんがまるで得体の知れぬ「異形」の様に感じた。
そして気付いた。
ミーナ様の身体に巻かれていた「聖衣の布(カエアン)」が無くなっているのだ。
引きちぎられた布が床に散乱していた。
息を飲む。
魔力を帯びた「聖衣の布(カエアン)」は物理的な力では絶対に破壊できない。
魔力だ。
魔力の力で引きちぎったのだ。
強引にだ。
「これが、代紋(エンブレム)の力……」
つぶやく彼女にズルズルと近づくミーナ様。
自分を新しい「授乳専用メイド」と勘違いしているのかもしれない。
違った。
自分は「母乳噴出魔法」を受けていない。
母乳を出すことはできないのだ。
精緻な魔法言語により起動される「母乳噴出魔法」。
それは、細胞レベルでおっぱいを活性化させ、初潮前の幼女であっても母乳噴出を可能とする魔法であった。
「授乳専用メイド」たちはその魔法でおっぱいの能力を強化された「エルフの乙女」たちであった。
しかし、ミーナ様は途中で力尽きる様に、その場で眠ってしまった。
彼女はそのとき、声にならない言葉を口の中でつぶやいていたのだ。
「代紋(エンブレム)……」
見たのであった。
ミーナコロシチャル様の背中――
「聖衣の布(カエアン)」に隠されていたはずの背中だ。
そこには、数々の女神の代紋(エンブレム)があった。
異形の女神だった――
見たこともない代紋(エンブレム)だった。
「どうしたらええやろか? ハイテイロン」
ハッとするハイテイロン。
彼女の思考を主人の言葉が遮った。
「はい―― 『授乳専用メイド』だけでは対応できかねます。やはり護衛は必要かと」
「そないなこと言って…… 雑魚のチンピラ・ゴロツキとはいっても代紋(エンブレム)ランカーや、普通の護衛じゃアカンやろ?」
「まさか、ママデース様ご自身が……」
引退したとはいっても、ママデースもかつては代紋(だいもん)ランカーだった。
代紋(エンブレム)ランキングTOP10にまで迫った存在だったのである。
「ウチはアカンよ。1年後には、儀式がひかえとるんやで~」
「分かっております」
この世界、代紋(エンブレム)を背負い生まれてくる者がいる。それは魔力を持つ者の証でもあった。
代紋(エンブレム)持って生まれてくることだけで選ばれた者といえる。
そして、その中でも、代紋(エンブレム)ランカーと呼ばれる存在は限られた者だ。
この5つの大陸からなる世界。
その全世界の中でも300人しかいないのだ。
代紋(エンブレム)ランキング――
代紋を背負った者たちの強さのランキングといえる者だ。
この世界では、その価値は絶対的なものであった。
上位ランカーともなれば、その力は限りなく神に近いとさえ言われている。
「代紋(エンブレム)持ちにはやはり、エンブレム持ちやろうな…… ウチに心当たりがあるわ」
キングス・エルフの流麗な発音で、彼女は言った。
「はい、ママデース様」
メイド長であるハイテイロンは自分の主(あるじ)の呼びかけに応えた。
同性の目から見ても、美しい主(あるじ)だった。
瞬きをするだけで、風をまといそうな長いまつ毛。
その下で神秘的な光を放つコバルトブルーの瞳。
その視線が、メイド長と呼ばれた彼女に向けられていた。
「ワテの可愛い娘。ミーナコロシチャルはどないしとるんや?」
ゆっくりと、バラの花の色をした唇が動いた。
ふわりとした銀色の髪。光の反射で七色に輝いてみえる。
その髪をかき分ける長い耳がエルフの証明だった。
「はい。今は、別のお部屋に移りました。倒れた授乳専用メイドも業務に戻っています」
真ん中分けの長い黒髪をしたメイド長・ハイテイロンが静かに答えた。
見た目は若い女である。
しかし、実年齢はもっと上であることを思わせる落ち着いた話し方だった。
「ワテの可愛いミーナに、襲撃(かちこみ)とか、舐めたマネさらしよったんはどこのアカンタレや?」
座っていた椅子の背もたれに身をあずけ、ママデースは言った。
「代紋(エンブレム)ランキング管理機構に照会中ですが……」
「ほう、そうかぁ、やっぱ、代紋(エンブレム)持ちかいな……」
「おそらくはランキング100位以下のランカーではないかと……」
「ドアホウのチンピラが自分のランキングが下がったちゅーことで、跳ね返ったんかい?」
ママデースは、高貴な血筋のエルフだった。
その言葉が美しかった。
平民エルフのハイテイロンたちとは全く違う高貴な発音。
華麗な「キングス・エルフ」の言葉であった。
聞く者の心を清らかにさせる響きのイントネーションだ。
「おそらくは、そうでしょう」
メイド長であるハイテイロンの言葉を聞きき、ママデースは「ふっ」と息を吐いた。
その吐息までバラの香りがするようであった。
「まさか、ワテの娘がこんなに早(はよ)う代紋(エンブレム)ランキングに入るとは、予想外やったで……」
その顔に物憂げな陰影を見せ、ママデースは吐息に言葉をつなげる。
すっと人差し指を伸ばし、思案気に口に当てた。
その細く嫋(たお)やかな指の全てにでっかい宝玉の指輪がハマっている。
「申し訳ございません。ミーナ様がこの時期に代紋(エンブレム)ランカーの襲撃(かちこみ)を受けるとは考えてもいませんでした」
娘とはミーナコロシチャル。「ミーナ」と呼ばれる赤ちゃんのことだ。
その中身は、史上最強の喧嘩師、人間極道兵器、素手ゴロ最強と呼ばれたヤクザだった。
異世界に転生し、今はエルフの女の子の赤ちゃんになっている。
「ところでなぁ」
「はい」
ママデースが席から上半身を乗り出すようにして見つめる。
「あの部屋を壊したのは、本当にミーナなんかい?」
「おそらくは間違いありません」
「なにがぁ、根拠なんや?」
「あのように部屋を破壊できるなら、なにも侵入することはないからです」
実際、あの部屋は石と煉瓦で要塞のように頑強に造られていたのだ。
壁の厚さが50センチを超えているのだ。
「なるほどなぁ~」
「あの破壊―― 魔法言語の起動などではないです。ただ、力任せに魔力をぶつけたのでしょう」
説明しながらも、彼女の脳裏にはその時の光景がまざまざと浮かんでいた。
メイド長のハイテイロンが轟音を聞いて駆け付けたとき、すでに事は終了していた。
ドアを開けた瞬間、「ムッ」とした熱気を感じた。
熱気は粉砕された天井や屋根の構造材から発せられていた。
それらが、融解して沸騰していたからだった。
石や煉瓦が溶け、ブクブクと泡を立て沸騰している光景を見たのだ。
夜の風がその熱気を運ぶ。部屋がサウナ風呂のような状態になっていた。
(なんなの…… これは……)
その時、彼女は息を飲み、言葉を失った。
職務に忠実で冷静なメイド長である彼女が動揺していた。
まるで地獄で魔女の釜をひっくり返したような状態だった。
熱気で部屋の大気が陽炎のように揺らぐ。
2人の「授乳専用メイド」が床に横たわっていた。
呼吸をしていることは分かった。
そして――
その上にいたのだ。
乳首にむしゃぶりついている赤ちゃんだった。
ミーナコロシチャル様だった。
2人の「授乳専用メイド」を並べ、2人の左右のおっぱいを交互に吸っていた。
ミーナコロシチャル様は、ハイテイロンの存在に気付いて顔を上げた。
歯の無い口は母乳で白くなっていた。
嗤(わら)った。はっきりとその口に笑みを浮かべた。
そして、ズリズリとこちらに這いずってきたのである。
戦慄した――
この可愛らしい、赤ちゃんがまるで得体の知れぬ「異形」の様に感じた。
そして気付いた。
ミーナ様の身体に巻かれていた「聖衣の布(カエアン)」が無くなっているのだ。
引きちぎられた布が床に散乱していた。
息を飲む。
魔力を帯びた「聖衣の布(カエアン)」は物理的な力では絶対に破壊できない。
魔力だ。
魔力の力で引きちぎったのだ。
強引にだ。
「これが、代紋(エンブレム)の力……」
つぶやく彼女にズルズルと近づくミーナ様。
自分を新しい「授乳専用メイド」と勘違いしているのかもしれない。
違った。
自分は「母乳噴出魔法」を受けていない。
母乳を出すことはできないのだ。
精緻な魔法言語により起動される「母乳噴出魔法」。
それは、細胞レベルでおっぱいを活性化させ、初潮前の幼女であっても母乳噴出を可能とする魔法であった。
「授乳専用メイド」たちはその魔法でおっぱいの能力を強化された「エルフの乙女」たちであった。
しかし、ミーナ様は途中で力尽きる様に、その場で眠ってしまった。
彼女はそのとき、声にならない言葉を口の中でつぶやいていたのだ。
「代紋(エンブレム)……」
見たのであった。
ミーナコロシチャル様の背中――
「聖衣の布(カエアン)」に隠されていたはずの背中だ。
そこには、数々の女神の代紋(エンブレム)があった。
異形の女神だった――
見たこともない代紋(エンブレム)だった。
「どうしたらええやろか? ハイテイロン」
ハッとするハイテイロン。
彼女の思考を主人の言葉が遮った。
「はい―― 『授乳専用メイド』だけでは対応できかねます。やはり護衛は必要かと」
「そないなこと言って…… 雑魚のチンピラ・ゴロツキとはいっても代紋(エンブレム)ランカーや、普通の護衛じゃアカンやろ?」
「まさか、ママデース様ご自身が……」
引退したとはいっても、ママデースもかつては代紋(だいもん)ランカーだった。
代紋(エンブレム)ランキングTOP10にまで迫った存在だったのである。
「ウチはアカンよ。1年後には、儀式がひかえとるんやで~」
「分かっております」
この世界、代紋(エンブレム)を背負い生まれてくる者がいる。それは魔力を持つ者の証でもあった。
代紋(エンブレム)持って生まれてくることだけで選ばれた者といえる。
そして、その中でも、代紋(エンブレム)ランカーと呼ばれる存在は限られた者だ。
この5つの大陸からなる世界。
その全世界の中でも300人しかいないのだ。
代紋(エンブレム)ランキング――
代紋を背負った者たちの強さのランキングといえる者だ。
この世界では、その価値は絶対的なものであった。
上位ランカーともなれば、その力は限りなく神に近いとさえ言われている。
「代紋(エンブレム)持ちにはやはり、エンブレム持ちやろうな…… ウチに心当たりがあるわ」
キングス・エルフの流麗な発音で、彼女は言った。
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