ブレイン・コード
従弟が死んだ。交通事故だと若月高志は聞いた。
そして、従弟が死の直前に書き残した謎の物語――
絵付の奇妙な「物語」を見せられる。
そして――
大学で「認知言語学」の教鞭をとる若月高志の日常が大きくゆがみ始める。
精神病院で続く不自然な連続死を高校時代の友人から知る。
患者4人が脳出血。医師1人、看護師1人が自殺していた。
その死んだ者たちが死の直前に描いた物語。
あの奇妙な「物語」だった。
従弟とほぼ同じ物語を書いていた。
『魔女に捕らわれた姫を救うため、勇者一行が旅にでる』
単純なシノプスの物語に隠された謎。それは何のメタファーなのか。
死に至る恐怖の物語。ただ、それは、それだけのモノではなかったとしたら……
意識とはなにか?
自我とはなにか?
そこに魂はあるのか?
それを、問いかける――
■参考文献
量子力学で生命の謎を解く ジム・アル=カリーリ、 ジョンジョー・マクファデン(著)
意識はいつ生まれるのか 脳の謎に挑む統合情報理論 ジュリオ・トノーニ、 マルチェッロ・マッスィミーニ(著)
〈わたし〉はどこにあるのか: ガザニガ脳科学講義 マイケル・S. ガザニガ(著)
あなたの知らない脳 意識は傍観者である デイヴィッド イーグルマン (著), 大田 直子 (翻訳)
目に見える世界は幻想か?~物理学の思考法~ 松原 隆彦 (著)
数学的な宇宙 究極の実在の姿を求めて マックス・テグマーク(著)
時間の言語学: メタファーから読みとく 瀬戸 賢一 (著)
言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学 野矢 茂樹、 西村 義樹 (著)
量子論のすべてがわかる本 科学雑学研究倶楽部 (著)
詩人のための量子力学―レーダーマンが語る不確定性原理から弦理論まで レーダーマン,レオン・M.、 ヒル,クリストファー・T. (著)
人類なら知っておきたい、「人工知能」の今と未来の話 開発社 (著), 本田 幸夫 (監修)
物語の法則 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術 クリストファー・ボグラー、 デイビッド・マッケナ(著)
脳はなぜ「心」を作ったのか「私」の謎を解く受動意識仮説 前野 隆司 (著)
科学の未解決問題 竹内薫(著)
そして、従弟が死の直前に書き残した謎の物語――
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そして――
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あの奇妙な「物語」だった。
従弟とほぼ同じ物語を書いていた。
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死に至る恐怖の物語。ただ、それは、それだけのモノではなかったとしたら……
意識とはなにか?
自我とはなにか?
そこに魂はあるのか?
それを、問いかける――
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他の方も書いてますがラノベではないですね、
感想ありがとうございます。
ホラーですから。可読性を上げるため、ラノベ的な表現も意図して使っているとこはあるのですけどね。
本文を読了後、また意見させて頂きます!
日曜日中には、新しい話を投下したいです。
よし!本編読みます!!!!!!!!とても期待できそう!後、意識とは何か。が知りたければ「教団X」という本わかりやすいですよ!
感想ありがとうございます。まだ未完ですが、そこそこ話が進んでいるかと思います。
とても興味深い意見を有難うございます。こちらも死に対する意見と次の質問を交えながら応えさせて頂きます!
中七七三さんの意見は、意識を手放した時がズバリ死。僕達に一番身近なところの、「眠り」 が永遠に続いた物が死である。ということですよね?では何故、僕達の眠っている時が「死」ではないのでしょう?
その答えは恐らく意識がまだ身体の何処かに存在しているからです。
意識が鉛筆で、その寝ている間意識が行く何処かを筆箱と例えるとしたら、普段はその鉛筆で紙に自由に何かを書き加えたりして、用が済んだら一時的に筆箱に鉛筆を仕舞う。そのくり返しみたいな感覚です。
中七七三さんの意見は、そんな感じに例えると、その鉛筆を入れた筆箱を、どこかにやってしまう。それ即ち「死」。という考えであるはず。ではその何処かにやってしまった意識は何処に行くのでしょうか。それは死後の世界ではないでしょうか?
おっと!脳死すれば意識も無くなるから死後の世界はなく、意識は無にかえる。というのは違うと思いますよ?
少し哲学者池田晶子さんの意見を載させて頂きます。
脳死が人の死と言うなら、その「死」を脳死した人の脳、あるいは身体から取りだして欲しい。
不可能でしょう?そこにあるのは死体だけであり死ではない。死は言葉だけの存在であり、物理的な物ではない。だからその死体が死を経験したかは誰にも分からないし意識が無くなればそれは死!と言い難い。もし「意識の手放し」が死だとしたら、その手放された意識は何処に行くのだろうか?死体が手放した意識は無にはかえらない。何故ならそこには無が存在するのだから。その無の存在こそが死後の世界かもしれない。
「魂とは何か。さて、死んだのは誰なのか。 池田晶子著、一部自分なりに変更、過筆しました。」」
ということなので恐らく意識が無にかえるのは無いと思います。どうでしょう?死後の世界はありそうですか?僕はその無に存在していると思います。詳しいことは後にして、どうでしょう?この質問に応えて頂きたいです。
お話は「意識」と「身体」が分離できるのか?
一元論か二元論化ということかと思います。私は基本的には一元論じゃですが、二元論を完全に否定しきれないという立場です。
「意識」とはなんであるのか、作中でも様々な説をご紹介しています。
量子力学者の中には「意識」が無限大であると主張するかたもいます。
不確定性理論にともなう観測問題があります。「観測」する意識によって世界が固定されるのでしょうか。
それとも「意識」が無限に重なり合う外部世界の内ひとつしか認識できず、それに対応し意識も無限に重なり合っているのでしょうか。「意識」が他の世界における「意識」できませんので、分かりません。
また、脳内のパルスをただ、受動し「意識」があると錯覚している可能性を指摘するかたもいます。
ただ、「意識」とは何かを考えることが、また面白く。なぜ、意識はそれを考えるのが面白いと感ずるのか?
という思いも湧くのです。
死が人の終わりではない可能性はあると思います。
ただ、それに明確な答えを物語の中以外では出すことは今のところ出来ないです。
この小説はもう文学ですね。時間が足りなくてまだ3話までしか読めていないのがとても残念です....時間を見つけてバンバン読んでいきたいと思います!
後、可能なら!可能ならばでよいのですが質問してもいいですか?その質問とは、「死とは何か」です。出来れば物理的(そもそも死自体は物理かどうか知りませんが)ではなく哲学的、つまり抽象的?な意見が聞きたいです!お願いします。この作品を見てみるととても興味深い意見が得れそうだったので...........頼んます!
感想ありがとうございます。死とはにかとは、生き物が生き物でなくなることです。外からみればそうです。
では、自分の死はどうか?
もし、自分が「寝た瞬間」を自覚できるなら「死」を自覚できると思います。
私はできません。そして目が覚めるとまた同じ「自分」がいます。
死の瞬間をその当事者は感じることが出来ないと思うのです。睡眠の瞬間と同じです。
よって、「死」という瞬間は「意識」は認識できない「意識」がなくなるのだから。
認識できないもを語るのは難しい。多分、目覚めない眠りではないかと思います。
ただ、もしかしたら連続しない「自己」は続くのかもしれないです。色々な説がありますので、今の私ではなんともいえません。ただ、作品の中で色々書いてはいきます。ありがとうございます。
怖いの苦手なんですが、物語の中にすっと入り込めました。続きを楽しみにしています。
感想ありがとうございます。すっと入っていけるとのことで嬉しいお褒めの言葉です。
読んでいると息苦しくなるような怖さがあります。
感想ありがとうございます。息苦しい描写は得意です。
もしかしたら、架空戦記を描いていたのが役立っているのかもしれません。
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