イキなり淫魔(サキュバス)ハーレムライフ -サキュバスが支配する異世界へ-

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その54:シノルリ母乳噴出!

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 怒りのためSリバースしたシノルリの激しくエゲツない前戯とセックスで、弥太郎も失神。
 シノルリも、逆流させていた精液が一気に噴き出し、子宮直撃アクメのため、失神していた。
 
 しかし、ふたりがセックスに夢中になり失神していても、危機が無くなるわけではないのだ。
 王国の重鎮であり、やり手のキャリアウーマンのような美貌をもった内務大臣・ペラフェロが拉致された。
 それは、ローリンババァヌ王国からの明らかな挑戦と言ってよかった。
 
 かつて、サキュバスの世界で、最大の勢力を誇ったメガネースオーパイ王国は、敗戦により厳しい状況の中にあったのだ。

 ローリンババァヌ王国――
 ママホートミルク王国――
 クリマーラ王国――

 シノルリが女王であるメガネースオーパイ王国を寄ってたかって攻めた、サキュバスの国だ。
 この三国に敗れた、同国は厳しい戦後レジュームの中で、貧苦の生活を送っていた。
 
 それを救ったのが、一万年に一人しか生まれない「黄金の精液」の持ち主、間具合弥太郎だ。
 今や、非公認ではあるが、女王シノルリの婚約者として認められる勇者であった。
 
 サキュバスは「黄金の精液」を吸収することで、魔力を急激にレベルアップさせる。
 弥太郎とセックス三昧の日々を送っていたシノルリの魔力はもうかつて敗戦国の女王のものではない。
 
 その恐ろしさを、他のサキュバスの王国に知らしめる。
 そして、メガネースオーパイ王国の新たなる覇権を打ち立てる必要があるのだった。
        ◇◇◇◇◇◇

「ハァ、ハァ、ハァ……」

 弥太郎は荒い呼吸を繰り返していた。

(シノルリ先生のS責めは、なんで凄いんだぁ~ オチンチンが蕩けて無くなってしまいそうだぁ)

 変態性癖の総合商社ともいえる、高校二年生の間具合弥太郎。この物語の主人公である。
 彼は、射精寸前のオチンチンを握られ、強制射精中断され、更に下に向かって扱かれる「精液逆流責め」を受け昇天したのだ。
 いつも、シノルリたちサキュバスを黄金の精液の海に沈める弥太郎にとっては新鮮な感覚だった。

「ほうら、うふふふ♥、どうしたのかしら、いつもの元気は? あああん弥太郎ぉぉ♥」

 失神から回復した間具合弥太郎と、サキュバスの女王・シノルリは、騎乗位セックスを極めながら移動していた。
 以前、カーセックスの素晴らしさに目覚めたシノルリが開発させた移動用の車に乗ってであった。

 車といっても、自動車ではない。
 日本とサキュバス世界をむすぶゲートは、日本で高校教師をやっていたシノルリのアパートの一室が出口だ。
 車など運べるモノでは無かった。

 そこで、日本から持ち込んだリヤカーをつなぎ合わせ、周囲をアクリルガラスで密封したものを使っている。
 以前は、神輿形式の物で、セックスしながら移動していたのだ。

 だが、シノルリの股から豊潤に流れ出す「サキュバス汁」と、弥太郎の「黄金の精液」が作る混合物は、非常に危険な液体となっている。流れ出した大地では、生物の遺伝子を狂わせ、その匂いは、ガスマスクを装着しても失神不可避のものだった。

 密閉されたアクリルガラスの中は、ふたりの濃厚な体液が混ざり合った匂いが充満している。
 そして、それが、ふたりの官能に火をつけ、激しく燃え上げるのだった。
 サキュバスのレベルから見ても、既にこのふたりは、セックスの怪物と化していたのである。
 

「あああん♥、オチンチンもっとぉォぉ♥~ やらりょぉの精子ぃぃ♥~ 子宮の奥にドピュドピュ精子が欲しいのぉぉぉ♥~」

「せ、先生がオチンポ汁を逆流させたからぁぁ、ああ、頭が変になりそうだよぉぉぉ~」
 
 褐色の肢体が弥太郎に跨がり、揺れていた。巨大なおっぱいが唸りを上げるように上下する。
 細い腰に連なるみっちりと張のあるお尻を激しくグラインドさせ、シノルリがメスの嬌声を上げていた。
 弥太郎の兇悪でぶっといオチンチンが褐色のサキュバス穴に貪られていた。

「あはぁぁ、見たいのぉ? 弥太郎ぉぉ、先生と繋がっているとこを見て、ばびゅばびゅらしてぇぇ~♥」

 貪欲でエゲツない底なしの性欲の持ち主であるサキュバスのシノルリは、弥太郎に結合部を見せつける。
 まあ、サキュバスにとっては、セックスは食事である。
 最高の精液の持ち主は、最高の料理人だ。
 シノルリは、それを与えてくれる、存在に対し敬意をもって結合部を見せているのかもしれなかったし、ただ単に性欲が強烈で淫乱淫靡で、結合部を見せつけることで、興奮し、相手も興奮させ、早く精液が欲しくてたまらないからなのかもしれない。

 学術的な見解に立てば、その二つの解釈はまだ仮説にすぎない。
 この辺りの、サキュバスと人類の性文化における差異については、まだ不明な点が多いのだ。

「全部なのぉぉ、私の全部。このおっぱいも弥太郎の専用なのぉぉ♥―― 揉んでぇぇ♥、激しくぅぅ♥ あ、あはぁん、おっぱいでもイクのぉぉぉ♥――」

 バイン、バインと巨大な褐色おっぱいを揺らし、シノルリがアヘ顔で、喘ぎまくる。
 もはや、彼女もアクメ寸前のとこまで来ているのだ。

 ただ、愛する弥太郎の射精を受け、メスアクメ絶頂を決めたいという本能で動いているのだ。

「先生ぇぇ、大好きだよぉぉ、シノルリ先生ぇぇぇ!! おっぱい凄いよぉぉぉ~」
 
 なんで、こんなに柔からく、弾力があるのか――
 指が最上のマシュマロに包み込まれるかのようであった。

 ぴゅ――――

 その時であった、シノルリの乳首から母乳が吹きだしたのだ!
 シノルリは、排卵を意識でコントロールできる。
 よって、現在、孕んでいることはない。
 弥太郎の赤ちゃんを孕んで、産みたいという思いは激しく強い。
 しかし、再建中の王国の女王であるという立場が辛うじて、排卵を押しとどめていたのだ。

「先生!! 先生!! 母乳がぁぁ!!」
「ああああ、赤ちゃんができてないのにぃぃ、おっぱいだけが出るようになっちゃったのぉぉぉ」

 弥太郎は騎乗位の体勢から、対面座位に体位を変える。
 激しく揺れる銀色のシノルリの長い髪を頬に感じ、おっぱいに吸いつくのだった。

(母乳だ!! 先生の母乳ぅぅ!! あああ、なんてすごいよぉぉぉ、ああ溶ける…… 脳が溶けてバカになりそうだぁぁ……)

 弥太郎は乳首にむしゃぶりつき、一心不乱に母乳を吸った。

 吸った。
 吸った。
 吸った。
 更に吸った。
 口の中にアムリタの甘き芳香が広がっていく。

 弥太郎はシノルリの最高のおっぱいに対し、ひとつだけ注文があったのだ。
 それは、母乳が出ないこと。
  
 しかし、いつかシノルリと結婚し、孕ませ、その褐色巨乳から母乳を噴出させると誓っていた。
 その願いが、孕ませる前にかなったのだ。
 いや…… もしかしたら…… その思いが弥太郎の脳裏によぎる。

「あはぁぁ、出ちゃうのぉぉぉ♥、好きすぎて出ちゃうのぉぉぉ♥、弥太郎がだいしゅきだから、母乳がぴゅーぴゅーしゅるのぉぉぉ~♥」

「先生、出るよよぉぉ、俺のオチンポミルクもぉぉ、濃厚なのが出るよぉぉぉ―― あ、あ、あ、あ、あ、あ!!」

 ドクドク脈打つ海綿体動脈。キュンと激しく括約筋が締まっていく。
 精子管の中で、煮詰めたシチューのようにドロドロになっていた弥太郎の精子が一気に噴き出したのだった。
 海綿体が激しく収縮し、極超音速で撃ちだされる、濃厚な精液。
 それは、0距離で厚さ50センチクラスの複合装甲板をぶち抜く威力があっただろう。

 その威力をシノルリの子宮頚管はくぱぁと開き、全てを受け入れ、子宮の中に流し込んでいく。
 子宮内粘膜が焼けるような温度を持ち、それがシノルリの快感神経を興奮させるのだ。
 パンパンに膨れ上がる子宮に、ドクドクと脈動を繰り返し、精液を流し込む弥太郎。

「あ♥、あ♥、あ♥、あ♥、あしゅごいのぉぉ、ドロドロにょぉぉ、オチンポ汁がぁぁ、子宮が壊れるのぉぉぉ、あがははははあああぁぁぁ♥♥!!」

 ゼロ距離で戦艦の主砲の一撃を股に喰らったようなものだ。
 それでも、そこから、無限の快楽を搾り取り、トロトロに蕩けたアヘ顔で、喘ぎ続けるシノルリだった。
 メガネがズレ、淫蕩な色に染まった瞳が露わとなる。
 
「先生―― 好きだ」

「あああああ♥、やたりょぉぉぉ♥――」

 ふたりは唇を合わせ、そして舌を絡めあう。
 上と下の口で接合し、ドロドロになった一体に生命体のように、ふたりは快感の海の中で進化を続けていたのだった。
 ふたりのセックスで生まれる快感に限界など存在しないかのように――

        ◇◇◇◇◇◇

「女王陛下―― 到着です」

 リヤカーを二台接合して作った、シノルリと弥太郎のセックスしながら移動専用車が止まった。
 すでに、ふたりは快感の海から上がり、二本の脚で大地に立っていた。

 海辺だった。対岸には大きな大陸が見える。

「あれが、ローリンババァヌ王国のある大陸かな……」

 弥太郎は太陽の出ている方角と、以前見た地図を脳内で重ねあわせ、そのように推測した。
 というか、この期に及んで、他の場所に来る理由もないのだ。

「うふ♥、さすが、弥太郎なの。一目でそれが分かるのね……」

「いや、まあ……」

 まだ一糸も纏わぬ姿のシノルリがスッと身を寄せ、弥太郎を抱きしめた。
 シノルリの方が弥太郎より背が高い。
 
「可愛いし、優秀なの。大好き、弥太郎]

  先ほど母乳を噴出したおっぱいが顔に押し当てられた。
 まさに極楽浄土だ。

「うふふふ♥、あ♥~ 濃厚な弥太郎の精液で、魔力がパンパンだわ…… 魔力が母乳になって溢れだすくらいに……」

「そうだったんだ。先生――」

「そうよ。女の身体はそういう風に出来ているのよ。弥太郎―― ふふ、これからも色々教えてあげるわ♥」

 そう言うとシノルリは、スッと弥太郎から離れ、二三歩前に進んだ。
 
「あああん、この魔力のパンパン具合…… あのアホウのクソビッチの国なんて一瞬で、灰にできそう。ふふふ」

 すっとシノルリが優雅な所作で両手水平にを上げた。
 拳銃を持っていれば、それを構えているかのように見えるポースだった。

「大陸ごと、吹き飛ばせそうですわ…… ふふふふ」

 シノルリがそう言うと、ブーンと低い羽音のような音が響いてきた。
 そして、褐色の腕の周りに無数の積層魔法陣が出来あがる。
 それがクルクルと回転しながら、鮮烈な魔力光を放っていた。
 
「女王陛下、魔法のプラズマ光弾の攻撃をする気ですか!! 戦争になります!」

 宮内大臣のジトーメが言った。サキュバスの高級貴族で、女王の側近中の側近だ。
 彼女も美貌のサキュバスであり、弥太郎と何度も複数セックスプレイをしている。
 弥太郎の精液を失神しても容赦なく中出しされているので、魔力も上がっているはずだった。

 そのジトーメが、完全に女王の雰囲気に威圧されていた。

「あっちは、こっちの大臣を拉致したのよ。舐めてくれるわ。それに、一発だけなら誤射かもしれないわ。ふふ」

 重低音の唸りが大きくなり、シノルリの両手が青白い光に包まれていく。

「プラズマ光球って……」

 プラズマは通常大気に触れれば、その場でエネルギーを解放してしまう。
 指向性のある兵器として利用するならな、磁場などでプラズマを囲い込み、それを射出する必要がある。
 それは、SFの世界にしかないような兵器だ。
 どれほどの破壊力を持っているのか、弥太郎ですら分からない。

「女王陛下! 自重を! せめて、脅しに止め、上空を通過させる程度で――」

「うーん、山を一個吹き飛ばす程度にしたらどうだろう。なんか、山がいっぱいあるし」

 弥太郎は地形を見て何の気なしに言った。
 
「ふふ、分かりました。全力発射は止めましょう。そうですね。あの一番高い生意気そうな山を吹き飛ばしましょう。ふふ」

 そう言って、両手をその方向に向けた。

「あはははは! 死ね! クソろりビッチの、売女(ばいた)がぁぁ! 発達不良のパンスケの分際で、でかい顔すんじゃないわよぉぉぉ!!」

 シノルリの絶叫とともに、サキュバスの攻撃魔法が炸裂。
 衝撃波を置いてきぼりにして、真っ青に煌めく光球が一直線に敵国の大陸に向け吹っ飛んでいった。
 周囲の酸素が一瞬オゾン化し、嫌なにおいとなる。

「撃っちゃいましたね……」

 ジトーメは言った。呆れたような半開きの眼で、女王・シノルリを見つめる。

「あはははは、いいのよ。さあ、行くのよ!! 弥太郎! 今度はあのズべ公の国に行って、ペラフェロを取り返すわ。転移魔法よ!! あはははは!!」

 全裸でテンションあがりまくりのシノルリだった。
 呪文を唱え、転移魔法陣を形成していく。

「高位のサキュバスだって、短距離の転移は困難なのに…… 女王様」

 魔法陣から青白い光が立ち上がる。
 弥太郎は何の躊躇もなく、その光の中に入っていく。
 ジトーメもそれに続こうとする。

 そのときであった、対岸の大陸に凄まじい閃光が走った。
 シノルリの攻撃魔法、プラズマ光球弾が命中したのだ。
 狙いを付けた山が吹っ飛び、巨大なキノコ雲が天に向かって伸びて行く。
 おそらくあの山は跡形も無くなっているだろう。
 
「あははは、いいザマだわ。いい、脅しになったわ。さすが弥太郎だわ。うふふ」

 メガネの奥の瞳は狂的なサディスティックな光に満ちていた。

(あああ、キレイだ―― 責めに回った先生はなんてきれいなんだ)

 弥太郎のマゾ性癖を刺激する、その瞳の光は、自分の家臣の方に向けられた。

「ジトーメ」

「はい。女王陛下」

 彼女も既に転移魔法陣の中に入っていた。
 側近として当然、同行するつもりだった。

「待ちなさい。アナタは王国で待機です。あのようなアホウどもは、私と弥太郎で十分です――」

 そして、シノルリは弥太郎に同意を求めるかのように見つめた。
 敵地に向かうという気負いも悲壮感もそこにはない。

 己の魔力に対する絶対の自信。
 愛する弥太郎への絶対の信頼。
 そして、身の内に湧き上がるサディスティックな快楽。

 もはや、サキュバスの女王シノルリを止める者など存在しなかった。 
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