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その49:シノルリの魅了(チャーム)で強制射精
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「あ、あ、あああああ―― あふぁぁぁ~ん♥、弥太郎ぉぉ♥、もっとぉぉ、もっと激しくぅぅ――」
褐色の大きく柔らかいおっぱいは、弥太郎に胸に押し付けられている。
それは、絶好のポジションでプルプルしていた。
サキュバスの女王、シノルリの誇る超絶的な巨乳だった。
その乳首が硬くしこり立ち上がり、弥太郎の乳首と擦れあっていたのだった。
「あふぉぉっ、せ、先生―― ち、乳首がぁぁ、俺の乳首とぉぉぉ先生の乳首がぁぁ、ああ、あ、あ、気もちいいよぉぉぉ」
この物語の主人公である間具合弥太郎もたまらないという風な喘ぎ声を上げる。
(ああ、先生の乳首と俺の乳首がぁぁ、擦れあって―― 溶けちゃうよぉぉ、エロすぎだよ先生……)
対面の駅弁ファックでふたりは愛を交わしていたのだ。
移動しながらだった。今日は、日本国との第二回の交渉の日だ。
まだ、女王様専用の移動セックス用リヤカーは完成していない。
日本に行くゲートは城内にある。城の地下室だった。
それほど、大きく移動するわけではない。
よって、駅弁ファックで歩きながらのセックスで移動もできた。
キュンッとシノルリのピンクの乳首が更に硬くなり、弥太郎の豆粒のような乳首をこするのだった。
ふたりの乳首が重なり合い、まるで「サルサ」のように踊っていた。
乳首刺激で弥太郎のオチンチンの硬度と大きさがさらに増すのだった。
グンッと、弥太郎は腰を突きいれ、シノルリの更に奥まで貫いていく。
「あぴゃぁぁぁぁ♥―― やたりょぉぉぉぉ♥~ あ♥、あ♥、あ♥、あ♥、あ♥、子宮がぁぁぁ、壊れりゅぅぅぅ♥~ あははは♥、おはぁぁぁぁ♥、ま゛ま゛ま゛ま゛ま゛ま゛ま゛!」
メスイキ絶頂アクメの歓喜の声で、褐色の肢体を蕩かせ震わせる。
そして、妖艶な所作で、弥太郎にしがみ付くシノルリ。
要求以上のガンガンと脳天まで突き抜ける動きに、サキュバスの女王は一瞬でアヘ顔になる。
激しい動きでズレたメガネの奥の瞳は完全にトロトロになって、焦点が定まっていなかった。
しかし――
それでも、彼女はサキュバスであり、その女王だった。
アクメ絶頂痙攣の中で、弥太郎のオチンチンをキュンと絞めつけるのだ。
「あふぁぁ…… せ、先生キツイよぉぉ。歩けなくなるよぉぉ、そんなにするとぉぉ~」
トロトロになり、半ば意識を喪失しながらも、シノルリは貪欲にオチンチンを求め腰をくねらせる。
弥太郎の「黄金の精液」を出すオチンチンはしっかりとシノルリの下の口に咥え込まれていた。
ぬちゃぬちゃ、と淫らな音をたて、蜜の匂いのする濃厚なサキュバス汁が流れ出している。
ふたりの激しくぶつかり合う腰の抽送で、結合部では細かく泡立ち、それが弾けていた。
「あはぁ♥…… いいわぁ♥、私もいいのぉぉ♥、あああ♥、チュウしてぇぇ♥、上でもつながりゅのぉぉ♥~ チュウゥゥゥゥ♥~」
トロ顔の美貌が、弥太郎の唇とベロを求め発情しまくる。
ピンクの唇を割って、ヌルリと彼女のベロが伸びる。弥太郎はそれを咥え吸ったのだった。
ある種の軟体動物が絡み合うような、ベロチュウが続く。
お互いの粘膜が溶けあい、脳の芯が痺れそうになるベロチュウだった。
「ああがはぁばぁはぁあああ―― はぁ、はぁはぁ、はぁ、ぁ、あ、あ、あ、あ~」
褐色の媚肉の内に生じた鮮烈な快感に耐えかねたように、シノルリの唇が離れた。
喘ぎ声と同時に酸素をかき集めるかのような荒い呼吸を続ける。
「あはぁぁぁ♥、弥たりょぉぉ♥、もぉぉ♥、出してぇぇぇ♥、ああああああ♥―― 弥たりょうのをぉぉ♥、ドピュドピュしてぇぇ♥」
「あ、あ、あ、あ、行くよぉぉ―― 先生ぇぇ♥、シノルリ先生ぇぇぇ♥」
シノルリの中で弥太郎のオチンチンが轟と唸りを上げた。
弥太郎は歩くのをやめその場でハードピストンを繰り返す。
シノルリの超ロングの銀髪が、サキュバスの世界の陽光の中できらめき、乱れ舞った。
削岩機のような弥太郎の腰の動きが更に速度を増していく。
炸裂音のような響きの尾を曳いて、弥太郎が射精した。
今の弥太郎の射精を普通の女性が受けたらどうなるか?
つまり「中出し」されたらどうなるかということだ。
確実に、ビームにように精液が子宮をぶち抜き、内臓をグズグスにして、頭がい骨を貫通し、脳天まで突き抜ける。そして、寝室の壁に穴を穿つだろう。
比喩ではなくだ――
それほどの、速度と質量、そして灼熱の温度を持った精液だった。
サキュバスでなければ、受けとめることも出来ない。
その精液を子宮に浴びまくる。シノルリの子宮が激しく揺さぶられポルチオ絶頂メスアクメで震えるのだった。
「あ゛ま゛ぁぁぁぁ~ じに゛ゅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛~ あががががぁぁぁ、あ、♥♥♥♥♥♥、ぁぁぁぁぁ♥♥♥♥♥♥~ あ、あ、あ、あ、あ、あ、め゛め゛め゛め゛め゛め゛め゛め゛♥♥♥♥♥♥」
ガックリと崩れ落ちるシノルリ。それを抱きかかえる弥太郎。
(先生が俺のオチンチンでメス絶頂アクメで気持ちよくなってくれている…… 可愛いよぉォ、先生。シノルリ先生、大好きだよぉぉ~)
弥太郎はシノルリを抱きかかえながら、そのおっぱいをモミモミするのだった。
愛ゆえに――
「先生、ねえ、先生―― 俺と結婚してくれるんだよね。日本国との交渉がまとまれば」
蕩ける瞳に銀色の長いまつ毛の影ができている。
シノルリは、目をはっきり開けることすら、快楽の中でおっくうに感じられた。
「あはぁぁぁ―― あ、あ、あ、ズルいのね♥、弥太郎ぉぉ、こんな時に~ もう―― 私は……」
シノルリの褐色のサキュバス・メス肉体は、すでに弥太郎のオチンチンに完堕ちしているのだ。
シノルリも弥太郎を愛している。ガチで惚れまくっている。
しかし、結婚となると大変なのだ。
シノルリは女王だ。簡単にはいかない。その思いが、シノルリを踏み留めさせていた。
しかし、それも、もう耐えられそうになかったのだ。
(ああ、お嫁さんに…… 生徒の…… ああ、弥太郎のお嫁さんになりたいの――)
「弥太郎―― 私はアナタの――」
「もう! お姉さま、バカ太郎! 少しは自重して欲しいですわ! まったく――」
「そうだよぉ! レロだって、お兄ちゃんに気持ちよくして欲しいよぉ。精液が欲しいよぉぉ」
シノルリの「OK」の言葉をふたりの姉妹が遮った。
ラリルルとレロラロだった。
今回はシノルリのふたりの妹も日本国との会談に同席するのだ。
日本国との会談に対し、このふたりを連れて行くのは「デモンストレーション」意味が大きい。
弥太郎は前回の会談で、四条院小百合警視正が、シノルリの雰囲気に圧倒されているのを見ている。
宮内大臣のジトーメ、外務大臣のイーテリーナも気づいていた。
つまり「王族の力を見せつけ、同盟した方が得だと思わせる」という戦略だ。
内務大臣のペラフェロは「王族を全員送り出すのは危険では――」と危惧していた。
しかし、シノルリ、ラリルル、レロラロの三人をどうにかできるような方法を日本国は持っていないと弥太郎は思っている。
そして、もしあったとしてもそれをこの段階で持ちだすとは思えなかった。
日本国は「サキュバスの国との交渉」という想定外の事態には慎重になるはずだ。
ロシアやアメリカであれば、話は別であろうが――
王族3人が日本に向かうことになったため、留守居役として内務大臣のペラフェロが王都に残り、緊急事態に備えることになった。
サキュバスの世界も、安定はしていない。
メガネースオーパイ王国と、ローリンババァヌ王国の「オチンポ牡奴隷」輸入に関する問題も緊張を孕んでいる。
だからこそ、日本国との同盟はなんとしても必要だった。
(日本の誇る科学技術と、シノルリたちの魔力があれば、こっちの世界の問題も解決できるはず)
と、弥太郎は思っている。日本国との同盟もって「メガネースオーパイ王国」の敗戦レジューム脱却を計画しているのだ。
1500年の長きにわたる「戦後」を終了させるために。
「先生、転移ゲートについたよ…… 降りる? 抱っこ?」
「あはぁぁ、いじわるぅ♥ もう抱っこぉぉ♥、弥太郎に抱っこして欲しいのぉぉ♥」
キュッと褐色の細く長い腕を弥太郎の首に絡めめるシノルリ。
弥太郎とシノルリ、そしてふたりの妹と、大臣たちがゲートをくぐる。
サキュバスの代表団が日本国へと転移したのであった。
◇◇◇◇◇◇
「大きなお城だねよッ! ねえ、お兄ちゃん! あれは?」
「ああ、霞が関ビルだな。日本で一番最初の超高層ビルだよ」
「ふーん。鮒橋より、大きな建物が多いね」
レロラロが正直な感想を口にする。
弥太郎、シノルリ、ラリルル、レロラロはパトカーに乗って移動する。
鮒橋警察のパトカーだ。
ゲートは、鮒橋市内のシノルリの借りているアパートの中にある。
そして、シノルリの魔法「魅了(チャーム)」によって鮒橋市警察署の組織は、ほぼサキュバスの制圧下にあったのだ。
ただ、「オチンポ牡奴隷獲得を邪魔するな」という命令しか与えてないので、市内の治安は普通に維持されている。
そして、オチンポ牡奴隷も、B級以下はローテーション体制で日本に帰しているのだった。
A級以上も望めば、日本に帰すのだが、サキュバスの国で「オチンポ牡奴隷」でいることを選ぶ者がほとんどだった。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ―― 弥太郎ぉぉぉ、弥太郎のぉぉぉ、オチンチンを触りたいのぉぉ、しゃぶりたいのぉぉ、ハメたいのぉぉぉ、精液もぉぉぉ、あはぁあああああ」
パトカーの後部座席で、おねだりを続けるのはシノルリだった。
弥太郎が助手席に座っているので、触ることができない。尻尾もこの体勢で届かないのだ。
「先生、ちゃんと会議中は、女王様らしく、我慢してよ。ほら、我慢したら、気もちいいでしょ?」
「あ、あ、ああ? 気もち良い? 気もち良いいのぉぉ? セックシュゥゥ―― 弥太郎とのセックシュゥゥゥ」
もはや、セックス中毒で脳が破壊された、淫売のパンスケにしか見えない。
しかし、彼女こそが、最強の魔力を持ったサキュバスの女王であり、交渉の切り札とも言える存在なのだ。
「もう! バカ太郎は、お姉さまとばかりで…… 私もだって―― もう、バカですわ! 本当に!」
「そうだよぉ、ラリお姉ちゃんの言うとおりだよ。レロも気持ちよくなりたいのに、お兄ちゃんとぉ~」
ツンデレ属性をもったラリルルと、1994歳の幼い肉の内に淫らな思いを抱くレロラロが言った。
ちなみに、三人姉妹の年齢は2003歳、1998歳、1994歳となっている。
16歳の弥太郎からみれば、全員年上の女の人なのだった。
「で、今日は警察庁の本庁庁舎で、会談だよね。藤島泡姫(アリエル)さん」
弥太郎は確認する。車は霞が関の官庁街の中を走っている。
「はい、そうです」
「ブタ…… 肉便器のブタ―― アナタ、私の弥太郎に話しかけたわね…… ふふ、死にたいのかしら?」
蕩けまくっていたシノルリが一転、絶対零度の言葉を吐きだす。
弥太郎に対しては、女王様なのに「M属性」が強く出てしまうが、メスの肉便器奴隷には容赦なしの「S」だった。
「ああ、お、お仕置きですか…… 女王様ぁぁ……」
プルプルとハンドルを握る手が震えた。
それが、恐怖のためか歓喜のためかは、よく分からない。
オチンポ牡奴隷に輪姦調教された、この婦警はサキュバスに逆らうことはできない肉便器だった。
「さぁ、なにがいいかしら…… ふふ―― ねえ、弥太郎ぉぉ、どうしたらいいのぉ? この肉便器を――」
「うーん…… 先生、それは会談が終わったら、考えようよ。あ、ほら見えてきた」
「あそこに、日本国の代表がいるのですの?」
ラリルルが窓の外を見て尋ねる。
眼鏡はないが、そのやや釣り目気味の涼やかな相貌は姉に似ていた。
「そうだね。今日はきちんと話の出来る相手が出席するはずだよ」
「そうですの―― なら、いいですが……」
ラリルルは隣でブツブツと「クスコで開いて子宮を…… いえ、苦悩の梨に…… ふふ、どうしたらいいかしら、ふふふふ――」とつぶやく姉をチラリと見た。
今日の会議の成否はこの女王様次第であるといえた。
◇◇◇◇◇◇
警察庁の本庁庁舎にて、会談が開始された。
サキュバスの「メガネースオーパイ王国」の代表が席について間もなく、日本国の代表がゾロゾロと入ってきた。
「Π」の字型に配置された長机の奥にサキュバスたちが座っている。
一応は上座ということになるが、サキュバスたちにはそんなことは分からないのだ。
「まずは、日本国にようこそいらっしゃいました。歓迎いたします」
年齢は50前後だろうか?
いかにも役人という感じの男が挨拶をした。
「今回の出席者は配布しましたレジュメの通りでございます」
そう言って、その男は弥太郎を見た。
ポカーンとするサキュバスたちだった。
確かに机の上には書類がおいてある。
しかし、この中で日本語を読めるのは、弥太郎だけだ。
弥太郎は仕方なく、手に取ってパラパラとみた。
(次官級会議じゃないかこれは―― 政治家いないじゃん)
この会議に参加していたのは、各省庁の次官だった。
確かに日本の国を動かしている実務レベルのトップではある。
しかし、何かを決定する立場の者はいないのだ。
「誰が決定権をもっていますか?」
凛とした声が広い会議室に響く。
シノルリが言った。
日本の代表団が息を飲む。
彼らも、シノルリの圧倒的な存在感。
彼女の褐色の肢体から流れ出す「淫気」「妖気」「魔力」により空間が歪んでしまっているように感じられたのだ。
「いえ…… 今回は事前の調整を…… あまりにも『想定外』な事態なため、情報の整理を――」
「嘘だったのですね?」
シノルリの声が大気を凍結させるかのような温度になる。
「私たちは、今後の両国の関係につき決定出来る者を要求し、それを了解したはずです――」
すっとシノルリが立ち上がった。
長い銀髪が揺れた――
眼鏡の奥の眸(め)がスッと刃のように細くなる。
175センチの長身。今はスーツ姿に身を包み、ヒールを履いているので、180センチくらいに見えるだろう。
いや、それ以上に身に纏ったオーラが日本の事務方トップを圧倒していた。
ここにいるのは、日本のトップエリートと言っていい存在だ。
その彼らがガクガクと震えだしていた。
「どうやら、私を甘く見ているようですね―― 弥太郎。この者たちにチャームをかけます。快感で、脳が焼き切れるかもしれません――」
「先生…… あんまり無茶は…… ちょっと、あの……」
ベッドの上だけでなく、どこでもセックスするふたり。
そして、セックスの主導権はほとんど弥太郎にあった。
発情し昂ぶるシノルリなら、弥太郎はどうにでもできる。
しかし、怒りにという感情に昂ぶってしまうと、どうにもならないのだ。
(あああ―― 先生…‥ その虫けら見るような目…… キレイだ…… ボクもそんな目で見られながら、オチンチンを踏まれたい――)
生粋の変態であり、異常性癖の総合商社である弥太郎にとっては、そのように豹変するシノルリに心を奪われてしまう。
彼でも、止められそうになかった。
「お姉さま、冷静に―― このバカどもに『力』を見せつけるのはいいですが、無茶はいけませんわ」
「そうだよ。人間の男なんて、みんな最初からオチンチン牡奴隷なんだよ(弥太郎以外)。ちょっと脅かすだけでいいよ」
ラリルルとレロラロの姉妹だった。
ふたりの妹の諫言(かんげん)ともいえる言葉を聞いて、それを無視するほどシノルリは無能な女王ではなかった。
「そうですね……」
ふぅぅと息を吐いて、シノルリは心を落ち着かせる。
「しかし、サキュバスの王族を甘く見た報いは必要です」
「先生、チャームかけてもいいけど、あまり過激なことをやらせない方が……」
やっと弥太郎が説得に回った。
「分かりました。手加減します―― ふふふ」
淫らで妖しい笑みを浮かべ、サキュバスの女王は次官たちを見つめた。
「魅了(チャーム)」
鮮烈なその言葉が魔力を帯びて、彼女口から発せられた。
その瞬間、ぶわっと銀髪が意志を持ったかのように大きく舞った。
「ああああああああああああ――!!」
「ガガガガガガガガガガガガ――!!」
「む゛む゛む゛む゛む゛む゛――!!」
「ぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺ――!!」
「ぐぴぴぴぴぴぴぴぴぴぃぃ――!!」
日本のトップエリートが崩れていった。前かがみになり、机に突っ伏す。
ビクビクと体を痙攣させ、白目をむいて泡を吹く。
だらしなく開け放った口からはダラダラと涎を流すだけだった。
そして、下半身からはそれ以上の大量の体液を垂れ流していた。
イスがビショビショになるくらいにだ。
「ふふ、腸液まで、漏らしているの? これでも、千分の一程度の力なのに、あはは―― もっと搾り取ってあげようかしら?」
まさにサキュバスの女王だった。
精液を垂れ流す、役人たちを睥睨する美麗なサキュバスの女王だ。
「ふふ、これくらいで分かるでしょう。サキュバスの女王を怒らすとどうなるかが――」
そう言って、シノルリは「魅了(チャーム)」を解除した。
「魅了(チャーム)」による、強制射精から解放された時間たちが、虚ろな目をして、荒い呼気をはきだしている。
「あ、ぁ、ア、ア、ア、ア―― こ、これが…… サ、サキュバス? あ、あ、あ、あ――」
「魅了(チャーム)」を解除しても、強制射精の快感余韻が尾を曳いているようだった。
「さあ、時間を上げます。3時間―― いえ、明日の朝―― それまでに、この国の最高責任者を連れて来なさい」
そして、熱い眼差しを愛する弥太郎に向けるのだった。
シノルリが3時間から、明日の朝へと言い直したのは、弥太郎と朝までセックスしたかったからだ。
それ以外の理由などない。
(ああ、場所を―― セックスし放題の場所を提供させます。そして、弥太郎と…… ふふ、いいわ。ラリルルとレロラロ、ジトーメたちが一緒でも…… うふふ)
その思考はすでに、淫靡なセックスによる快楽を貪欲に求めるメスとなっていた。
いや、それこそが、サキュバスの女王たる者であると言えるだろう。
褐色の大きく柔らかいおっぱいは、弥太郎に胸に押し付けられている。
それは、絶好のポジションでプルプルしていた。
サキュバスの女王、シノルリの誇る超絶的な巨乳だった。
その乳首が硬くしこり立ち上がり、弥太郎の乳首と擦れあっていたのだった。
「あふぉぉっ、せ、先生―― ち、乳首がぁぁ、俺の乳首とぉぉぉ先生の乳首がぁぁ、ああ、あ、あ、気もちいいよぉぉぉ」
この物語の主人公である間具合弥太郎もたまらないという風な喘ぎ声を上げる。
(ああ、先生の乳首と俺の乳首がぁぁ、擦れあって―― 溶けちゃうよぉぉ、エロすぎだよ先生……)
対面の駅弁ファックでふたりは愛を交わしていたのだ。
移動しながらだった。今日は、日本国との第二回の交渉の日だ。
まだ、女王様専用の移動セックス用リヤカーは完成していない。
日本に行くゲートは城内にある。城の地下室だった。
それほど、大きく移動するわけではない。
よって、駅弁ファックで歩きながらのセックスで移動もできた。
キュンッとシノルリのピンクの乳首が更に硬くなり、弥太郎の豆粒のような乳首をこするのだった。
ふたりの乳首が重なり合い、まるで「サルサ」のように踊っていた。
乳首刺激で弥太郎のオチンチンの硬度と大きさがさらに増すのだった。
グンッと、弥太郎は腰を突きいれ、シノルリの更に奥まで貫いていく。
「あぴゃぁぁぁぁ♥―― やたりょぉぉぉぉ♥~ あ♥、あ♥、あ♥、あ♥、あ♥、子宮がぁぁぁ、壊れりゅぅぅぅ♥~ あははは♥、おはぁぁぁぁ♥、ま゛ま゛ま゛ま゛ま゛ま゛ま゛!」
メスイキ絶頂アクメの歓喜の声で、褐色の肢体を蕩かせ震わせる。
そして、妖艶な所作で、弥太郎にしがみ付くシノルリ。
要求以上のガンガンと脳天まで突き抜ける動きに、サキュバスの女王は一瞬でアヘ顔になる。
激しい動きでズレたメガネの奥の瞳は完全にトロトロになって、焦点が定まっていなかった。
しかし――
それでも、彼女はサキュバスであり、その女王だった。
アクメ絶頂痙攣の中で、弥太郎のオチンチンをキュンと絞めつけるのだ。
「あふぁぁ…… せ、先生キツイよぉぉ。歩けなくなるよぉぉ、そんなにするとぉぉ~」
トロトロになり、半ば意識を喪失しながらも、シノルリは貪欲にオチンチンを求め腰をくねらせる。
弥太郎の「黄金の精液」を出すオチンチンはしっかりとシノルリの下の口に咥え込まれていた。
ぬちゃぬちゃ、と淫らな音をたて、蜜の匂いのする濃厚なサキュバス汁が流れ出している。
ふたりの激しくぶつかり合う腰の抽送で、結合部では細かく泡立ち、それが弾けていた。
「あはぁ♥…… いいわぁ♥、私もいいのぉぉ♥、あああ♥、チュウしてぇぇ♥、上でもつながりゅのぉぉ♥~ チュウゥゥゥゥ♥~」
トロ顔の美貌が、弥太郎の唇とベロを求め発情しまくる。
ピンクの唇を割って、ヌルリと彼女のベロが伸びる。弥太郎はそれを咥え吸ったのだった。
ある種の軟体動物が絡み合うような、ベロチュウが続く。
お互いの粘膜が溶けあい、脳の芯が痺れそうになるベロチュウだった。
「ああがはぁばぁはぁあああ―― はぁ、はぁはぁ、はぁ、ぁ、あ、あ、あ、あ~」
褐色の媚肉の内に生じた鮮烈な快感に耐えかねたように、シノルリの唇が離れた。
喘ぎ声と同時に酸素をかき集めるかのような荒い呼吸を続ける。
「あはぁぁぁ♥、弥たりょぉぉ♥、もぉぉ♥、出してぇぇぇ♥、ああああああ♥―― 弥たりょうのをぉぉ♥、ドピュドピュしてぇぇ♥」
「あ、あ、あ、あ、行くよぉぉ―― 先生ぇぇ♥、シノルリ先生ぇぇぇ♥」
シノルリの中で弥太郎のオチンチンが轟と唸りを上げた。
弥太郎は歩くのをやめその場でハードピストンを繰り返す。
シノルリの超ロングの銀髪が、サキュバスの世界の陽光の中できらめき、乱れ舞った。
削岩機のような弥太郎の腰の動きが更に速度を増していく。
炸裂音のような響きの尾を曳いて、弥太郎が射精した。
今の弥太郎の射精を普通の女性が受けたらどうなるか?
つまり「中出し」されたらどうなるかということだ。
確実に、ビームにように精液が子宮をぶち抜き、内臓をグズグスにして、頭がい骨を貫通し、脳天まで突き抜ける。そして、寝室の壁に穴を穿つだろう。
比喩ではなくだ――
それほどの、速度と質量、そして灼熱の温度を持った精液だった。
サキュバスでなければ、受けとめることも出来ない。
その精液を子宮に浴びまくる。シノルリの子宮が激しく揺さぶられポルチオ絶頂メスアクメで震えるのだった。
「あ゛ま゛ぁぁぁぁ~ じに゛ゅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛~ あががががぁぁぁ、あ、♥♥♥♥♥♥、ぁぁぁぁぁ♥♥♥♥♥♥~ あ、あ、あ、あ、あ、あ、め゛め゛め゛め゛め゛め゛め゛め゛♥♥♥♥♥♥」
ガックリと崩れ落ちるシノルリ。それを抱きかかえる弥太郎。
(先生が俺のオチンチンでメス絶頂アクメで気持ちよくなってくれている…… 可愛いよぉォ、先生。シノルリ先生、大好きだよぉぉ~)
弥太郎はシノルリを抱きかかえながら、そのおっぱいをモミモミするのだった。
愛ゆえに――
「先生、ねえ、先生―― 俺と結婚してくれるんだよね。日本国との交渉がまとまれば」
蕩ける瞳に銀色の長いまつ毛の影ができている。
シノルリは、目をはっきり開けることすら、快楽の中でおっくうに感じられた。
「あはぁぁぁ―― あ、あ、あ、ズルいのね♥、弥太郎ぉぉ、こんな時に~ もう―― 私は……」
シノルリの褐色のサキュバス・メス肉体は、すでに弥太郎のオチンチンに完堕ちしているのだ。
シノルリも弥太郎を愛している。ガチで惚れまくっている。
しかし、結婚となると大変なのだ。
シノルリは女王だ。簡単にはいかない。その思いが、シノルリを踏み留めさせていた。
しかし、それも、もう耐えられそうになかったのだ。
(ああ、お嫁さんに…… 生徒の…… ああ、弥太郎のお嫁さんになりたいの――)
「弥太郎―― 私はアナタの――」
「もう! お姉さま、バカ太郎! 少しは自重して欲しいですわ! まったく――」
「そうだよぉ! レロだって、お兄ちゃんに気持ちよくして欲しいよぉ。精液が欲しいよぉぉ」
シノルリの「OK」の言葉をふたりの姉妹が遮った。
ラリルルとレロラロだった。
今回はシノルリのふたりの妹も日本国との会談に同席するのだ。
日本国との会談に対し、このふたりを連れて行くのは「デモンストレーション」意味が大きい。
弥太郎は前回の会談で、四条院小百合警視正が、シノルリの雰囲気に圧倒されているのを見ている。
宮内大臣のジトーメ、外務大臣のイーテリーナも気づいていた。
つまり「王族の力を見せつけ、同盟した方が得だと思わせる」という戦略だ。
内務大臣のペラフェロは「王族を全員送り出すのは危険では――」と危惧していた。
しかし、シノルリ、ラリルル、レロラロの三人をどうにかできるような方法を日本国は持っていないと弥太郎は思っている。
そして、もしあったとしてもそれをこの段階で持ちだすとは思えなかった。
日本国は「サキュバスの国との交渉」という想定外の事態には慎重になるはずだ。
ロシアやアメリカであれば、話は別であろうが――
王族3人が日本に向かうことになったため、留守居役として内務大臣のペラフェロが王都に残り、緊急事態に備えることになった。
サキュバスの世界も、安定はしていない。
メガネースオーパイ王国と、ローリンババァヌ王国の「オチンポ牡奴隷」輸入に関する問題も緊張を孕んでいる。
だからこそ、日本国との同盟はなんとしても必要だった。
(日本の誇る科学技術と、シノルリたちの魔力があれば、こっちの世界の問題も解決できるはず)
と、弥太郎は思っている。日本国との同盟もって「メガネースオーパイ王国」の敗戦レジューム脱却を計画しているのだ。
1500年の長きにわたる「戦後」を終了させるために。
「先生、転移ゲートについたよ…… 降りる? 抱っこ?」
「あはぁぁ、いじわるぅ♥ もう抱っこぉぉ♥、弥太郎に抱っこして欲しいのぉぉ♥」
キュッと褐色の細く長い腕を弥太郎の首に絡めめるシノルリ。
弥太郎とシノルリ、そしてふたりの妹と、大臣たちがゲートをくぐる。
サキュバスの代表団が日本国へと転移したのであった。
◇◇◇◇◇◇
「大きなお城だねよッ! ねえ、お兄ちゃん! あれは?」
「ああ、霞が関ビルだな。日本で一番最初の超高層ビルだよ」
「ふーん。鮒橋より、大きな建物が多いね」
レロラロが正直な感想を口にする。
弥太郎、シノルリ、ラリルル、レロラロはパトカーに乗って移動する。
鮒橋警察のパトカーだ。
ゲートは、鮒橋市内のシノルリの借りているアパートの中にある。
そして、シノルリの魔法「魅了(チャーム)」によって鮒橋市警察署の組織は、ほぼサキュバスの制圧下にあったのだ。
ただ、「オチンポ牡奴隷獲得を邪魔するな」という命令しか与えてないので、市内の治安は普通に維持されている。
そして、オチンポ牡奴隷も、B級以下はローテーション体制で日本に帰しているのだった。
A級以上も望めば、日本に帰すのだが、サキュバスの国で「オチンポ牡奴隷」でいることを選ぶ者がほとんどだった。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ―― 弥太郎ぉぉぉ、弥太郎のぉぉぉ、オチンチンを触りたいのぉぉ、しゃぶりたいのぉぉ、ハメたいのぉぉぉ、精液もぉぉぉ、あはぁあああああ」
パトカーの後部座席で、おねだりを続けるのはシノルリだった。
弥太郎が助手席に座っているので、触ることができない。尻尾もこの体勢で届かないのだ。
「先生、ちゃんと会議中は、女王様らしく、我慢してよ。ほら、我慢したら、気もちいいでしょ?」
「あ、あ、ああ? 気もち良い? 気もち良いいのぉぉ? セックシュゥゥ―― 弥太郎とのセックシュゥゥゥ」
もはや、セックス中毒で脳が破壊された、淫売のパンスケにしか見えない。
しかし、彼女こそが、最強の魔力を持ったサキュバスの女王であり、交渉の切り札とも言える存在なのだ。
「もう! バカ太郎は、お姉さまとばかりで…… 私もだって―― もう、バカですわ! 本当に!」
「そうだよぉ、ラリお姉ちゃんの言うとおりだよ。レロも気持ちよくなりたいのに、お兄ちゃんとぉ~」
ツンデレ属性をもったラリルルと、1994歳の幼い肉の内に淫らな思いを抱くレロラロが言った。
ちなみに、三人姉妹の年齢は2003歳、1998歳、1994歳となっている。
16歳の弥太郎からみれば、全員年上の女の人なのだった。
「で、今日は警察庁の本庁庁舎で、会談だよね。藤島泡姫(アリエル)さん」
弥太郎は確認する。車は霞が関の官庁街の中を走っている。
「はい、そうです」
「ブタ…… 肉便器のブタ―― アナタ、私の弥太郎に話しかけたわね…… ふふ、死にたいのかしら?」
蕩けまくっていたシノルリが一転、絶対零度の言葉を吐きだす。
弥太郎に対しては、女王様なのに「M属性」が強く出てしまうが、メスの肉便器奴隷には容赦なしの「S」だった。
「ああ、お、お仕置きですか…… 女王様ぁぁ……」
プルプルとハンドルを握る手が震えた。
それが、恐怖のためか歓喜のためかは、よく分からない。
オチンポ牡奴隷に輪姦調教された、この婦警はサキュバスに逆らうことはできない肉便器だった。
「さぁ、なにがいいかしら…… ふふ―― ねえ、弥太郎ぉぉ、どうしたらいいのぉ? この肉便器を――」
「うーん…… 先生、それは会談が終わったら、考えようよ。あ、ほら見えてきた」
「あそこに、日本国の代表がいるのですの?」
ラリルルが窓の外を見て尋ねる。
眼鏡はないが、そのやや釣り目気味の涼やかな相貌は姉に似ていた。
「そうだね。今日はきちんと話の出来る相手が出席するはずだよ」
「そうですの―― なら、いいですが……」
ラリルルは隣でブツブツと「クスコで開いて子宮を…… いえ、苦悩の梨に…… ふふ、どうしたらいいかしら、ふふふふ――」とつぶやく姉をチラリと見た。
今日の会議の成否はこの女王様次第であるといえた。
◇◇◇◇◇◇
警察庁の本庁庁舎にて、会談が開始された。
サキュバスの「メガネースオーパイ王国」の代表が席について間もなく、日本国の代表がゾロゾロと入ってきた。
「Π」の字型に配置された長机の奥にサキュバスたちが座っている。
一応は上座ということになるが、サキュバスたちにはそんなことは分からないのだ。
「まずは、日本国にようこそいらっしゃいました。歓迎いたします」
年齢は50前後だろうか?
いかにも役人という感じの男が挨拶をした。
「今回の出席者は配布しましたレジュメの通りでございます」
そう言って、その男は弥太郎を見た。
ポカーンとするサキュバスたちだった。
確かに机の上には書類がおいてある。
しかし、この中で日本語を読めるのは、弥太郎だけだ。
弥太郎は仕方なく、手に取ってパラパラとみた。
(次官級会議じゃないかこれは―― 政治家いないじゃん)
この会議に参加していたのは、各省庁の次官だった。
確かに日本の国を動かしている実務レベルのトップではある。
しかし、何かを決定する立場の者はいないのだ。
「誰が決定権をもっていますか?」
凛とした声が広い会議室に響く。
シノルリが言った。
日本の代表団が息を飲む。
彼らも、シノルリの圧倒的な存在感。
彼女の褐色の肢体から流れ出す「淫気」「妖気」「魔力」により空間が歪んでしまっているように感じられたのだ。
「いえ…… 今回は事前の調整を…… あまりにも『想定外』な事態なため、情報の整理を――」
「嘘だったのですね?」
シノルリの声が大気を凍結させるかのような温度になる。
「私たちは、今後の両国の関係につき決定出来る者を要求し、それを了解したはずです――」
すっとシノルリが立ち上がった。
長い銀髪が揺れた――
眼鏡の奥の眸(め)がスッと刃のように細くなる。
175センチの長身。今はスーツ姿に身を包み、ヒールを履いているので、180センチくらいに見えるだろう。
いや、それ以上に身に纏ったオーラが日本の事務方トップを圧倒していた。
ここにいるのは、日本のトップエリートと言っていい存在だ。
その彼らがガクガクと震えだしていた。
「どうやら、私を甘く見ているようですね―― 弥太郎。この者たちにチャームをかけます。快感で、脳が焼き切れるかもしれません――」
「先生…… あんまり無茶は…… ちょっと、あの……」
ベッドの上だけでなく、どこでもセックスするふたり。
そして、セックスの主導権はほとんど弥太郎にあった。
発情し昂ぶるシノルリなら、弥太郎はどうにでもできる。
しかし、怒りにという感情に昂ぶってしまうと、どうにもならないのだ。
(あああ―― 先生…‥ その虫けら見るような目…… キレイだ…… ボクもそんな目で見られながら、オチンチンを踏まれたい――)
生粋の変態であり、異常性癖の総合商社である弥太郎にとっては、そのように豹変するシノルリに心を奪われてしまう。
彼でも、止められそうになかった。
「お姉さま、冷静に―― このバカどもに『力』を見せつけるのはいいですが、無茶はいけませんわ」
「そうだよ。人間の男なんて、みんな最初からオチンチン牡奴隷なんだよ(弥太郎以外)。ちょっと脅かすだけでいいよ」
ラリルルとレロラロの姉妹だった。
ふたりの妹の諫言(かんげん)ともいえる言葉を聞いて、それを無視するほどシノルリは無能な女王ではなかった。
「そうですね……」
ふぅぅと息を吐いて、シノルリは心を落ち着かせる。
「しかし、サキュバスの王族を甘く見た報いは必要です」
「先生、チャームかけてもいいけど、あまり過激なことをやらせない方が……」
やっと弥太郎が説得に回った。
「分かりました。手加減します―― ふふふ」
淫らで妖しい笑みを浮かべ、サキュバスの女王は次官たちを見つめた。
「魅了(チャーム)」
鮮烈なその言葉が魔力を帯びて、彼女口から発せられた。
その瞬間、ぶわっと銀髪が意志を持ったかのように大きく舞った。
「ああああああああああああ――!!」
「ガガガガガガガガガガガガ――!!」
「む゛む゛む゛む゛む゛む゛――!!」
「ぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺ――!!」
「ぐぴぴぴぴぴぴぴぴぴぃぃ――!!」
日本のトップエリートが崩れていった。前かがみになり、机に突っ伏す。
ビクビクと体を痙攣させ、白目をむいて泡を吹く。
だらしなく開け放った口からはダラダラと涎を流すだけだった。
そして、下半身からはそれ以上の大量の体液を垂れ流していた。
イスがビショビショになるくらいにだ。
「ふふ、腸液まで、漏らしているの? これでも、千分の一程度の力なのに、あはは―― もっと搾り取ってあげようかしら?」
まさにサキュバスの女王だった。
精液を垂れ流す、役人たちを睥睨する美麗なサキュバスの女王だ。
「ふふ、これくらいで分かるでしょう。サキュバスの女王を怒らすとどうなるかが――」
そう言って、シノルリは「魅了(チャーム)」を解除した。
「魅了(チャーム)」による、強制射精から解放された時間たちが、虚ろな目をして、荒い呼気をはきだしている。
「あ、ぁ、ア、ア、ア、ア―― こ、これが…… サ、サキュバス? あ、あ、あ、あ――」
「魅了(チャーム)」を解除しても、強制射精の快感余韻が尾を曳いているようだった。
「さあ、時間を上げます。3時間―― いえ、明日の朝―― それまでに、この国の最高責任者を連れて来なさい」
そして、熱い眼差しを愛する弥太郎に向けるのだった。
シノルリが3時間から、明日の朝へと言い直したのは、弥太郎と朝までセックスしたかったからだ。
それ以外の理由などない。
(ああ、場所を―― セックスし放題の場所を提供させます。そして、弥太郎と…… ふふ、いいわ。ラリルルとレロラロ、ジトーメたちが一緒でも…… うふふ)
その思考はすでに、淫靡なセックスによる快楽を貪欲に求めるメスとなっていた。
いや、それこそが、サキュバスの女王たる者であると言えるだろう。
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