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その46:四条院小百合警視正と交渉開始
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「しかし、ここまですんなり行くとは思いませんでした」
宮内大臣のジトーメが言った。
今は、サキュバスのユニフォームである黒ボンテージではなく、こっちで調達したスーツを着ている。
褐色肌に半開きのジト目はいつも通りではあるが。
「うん、まあ相手もこっちの正体を知りたいし、うかつに動けないというのもあるんじゃないかな」
この物語の主人公である間具合弥太郎は言った。
今、弥太郎、サキュバスの女王・シノルリ、そして貴族であり宮内大臣のジトーメ、外務大臣のイーテリーナが室内に座っていた。
千葉県警本部にある応接室だった。
作りは質素であるが、調度品などは、しっかりとした物だった。
警護のサキュバスと、肉便器奴隷となった江川、藤島のふたりの婦警は室外に待機している。
「いざとなれば私の魔力でここら一帯の男という男をチャームします。ふふ――」
理知的で怜悧な瞳をメガネの奥で光らせ、シノルリは言った。
そこには、弥太郎とのセックスに狂いまくっている痴女淫乱ビッチ変態サキュバスの姿は無かった。
凛とした威厳のある女王の言葉であり、御姿であった。
(ボンテージや裸のシノルリ先生もいいけど、女教師のスーツ姿もいいよなぁ)
弥太郎はシノルリの久しぶりに見る教師然とした姿に見とれる。
なにせ、この姿のシノルリに童貞を奪われたのだ。
初めての女の肉体を教授してくれた存在なのだから。
「確かに、こちらには陛下の魔法という切り札がありますから……」
外務大臣のイーテリーナが言った。白衣姿が似合う理系女子的な感じがする美貌の持ち主。
よって、今回は白衣をコーディネートしている。全く違和感がない。
外国(インド当たりの)の女性研究者のような雰囲気があった。
「まあ、そうならないように話をまとめないとね」
弥太郎は一応高校の制服姿になっている。
さすがに日本の県警本部内で「裸がユニフォーム」でフルチンといわけにはいかない。
性癖的には手遅れの変態高校生であるが、最低限の常識は一応は備えていた。
「ああ―― まとまらない場合は、私の魔力で蹂躙します。そして、その後、弥太郎とカーセックスをします。あああ♥、弥太郎ぉぉぉ♥、終わったらお願いなのぉぉ♥、たっぷりカーセックスなのぉぉ♥」
高校生とサキュバスの手遅れ変態アホウカップルに、日本とサキュバスの王国の命運がかかっていた。
「陛下、自重をお願いします。会議中にセックスを開始しないでください――」
「ふふ、分かっています。ここでの我慢がカーセックスの快楽にスパイスになるのですから。ねえ、弥太郎ぉぉぉ。あぁぁん、好きぃぃぃ♥」
弥太郎のことを考えるとどうしてもセックスをしたくなるシノルリだった。
しかし、股をキュッと閉じ堪える。
サキュバスの女王としての矜持、誇り、王国の運命、牙無き民草のために――
メガネースオーパイ王国の敗戦レジュームからの脱却のために――
そして、なによりも我慢の先にある絶頂アクメ快楽のために――
シノルリは己の肉の内に湧き出る情欲の炎を抑え込む。
「先生が会談中にオチンチンを触ってこないように、席を変えようか……」
弥太郎の一言にシノルリは一瞬泣きそうな顔になる。
下を向くシノルリだった。歯を食いしばる。
一瞬たりとも、弥太郎と離れるのは嫌だった。
弥太郎のオチンチンが手の届かないところに行ってしまう。
それが少しの間だとしても……
しかし――
(ああああ、ダメ…… でも私は女王なの。サキュバスの女王なのよ。ここは、オチンチンを我慢しないと。ちょっとの間ですもの。できる。できるわシノルリ―― あああああ……)
膝の上でグッと拳を握りしめ、キッと顔を上げた。
そこには、毅然とした女王の顔があった。
オチンチンを触らず、会談を乗り切れる決心をしたサキュバスの女王の顔であった。
「では、席を変えましょう。えー、とりあえず、陛下と弥太郎様の間に私とイーテリーナが入るということで」
「ん…… まあ、いいでしょう。それも王国のためです。ジトーメ」
そして、席を入れかえたと同時にノックの音が響いた。
「どうぞ」
弥太郎が言うと、ドアが開き、女性4人が入ってきた。
こちらに数を合わせてきたのだろう。
「千葉県警の警視正、四条院小百合です」
おそらくはほどけば長い髪。それを後ろでまとめていた。
美人ではあったが、鋭い眼光は並みの男では接近するのもためらう感じだった。
ピッと背筋の通ったいかにも警察官僚という立ち姿。
「間具合弥太郎です。そして彼女がサキュバスの国の『メガネースオーパイ王国』のシノルリ女王になります」
シノルリが強い光を放つ瞳で、四条院小百合警視正を見つめた。
室内の空気の質が変わった。
弥太郎のオチンチンに餓えたメスサキュバスではなかった。
圧倒的なオーラをまとったサキュバス女王が静かに、その相手を見つめていたのだった。
四条院小百合警視正はその瞬間、背筋に氷柱を突っ込まれたかのように感じていたのだった。
◇◇◇◇◇◇
「つまり、サキュバス世界には4つの王国があり、その内のひとつが『メガネースオーパイ王国』であると」
「そうですわ――」
四条院小百合警視正は戦慄していた。
彼女たちの説明は理解できた。信じる信じないで言えば、信じられない話だ。
しかし――
この目の前の存在が、話の真否を問う気持ちを萎えさせていく。
(サキュバスの女王…… シノルリ)
彼女は目の前に座っているメガネをかけた褐色肌で銀髪の女性を見やる。
何度見ても変わらない。
これだけの圧倒的な威圧感、雰囲気をもった女性に出会ったことが無かった。
いや、男を含めてすら比較の対象が思い浮かばない……
せいぜいが、四条院財閥の当主である自分の父親でどうかという感じだ。
彼女とて、キャリアとして安閑としてきたわけではない。
数々の修羅場を乗り越えてきた警察官僚だ。
それでも、シノルリと名乗る褐色、銀髪のサキュバスと対峙するだけで背中からの嫌な汗が止まらなかった。
それは一緒に入ってきた彼女の部下も感じているようであった。
まるで、石の地蔵のように固まっているだけだったのだ。
(怪物だわ…… この女……)
四条院小百合警視正は手の震えを抑え込み、なんとかお茶を口に運ぶ。
口の中がパリパリに乾いていたのだ。乾ききった大地に水がしみこむ様にお茶が口に広がっていく。
警視正である彼女の本能は、シノルリの持つ圧倒的な力を感じていたのだ。
その気になれば、彼女だけで日本をどうにでも出来るだけの力がある。
目の前に存在するのは、褐色巨乳メガネ銀髪美女の姿をした「兵器」だった。
「そして、日本国との友好的な交流を願っていると―― そういう訳ですね」
口の中を湿らせ、四条院小百合警視正はなんとか言葉をつなげる。
「そうですわ。対等でお互いの利益となる友好な関係です。不服でしょうか?」
「い、いえ。私個人が答えられるレベルを超えています――」
「あら、そうなのですか…… 弥太郎、どうしますか?」
この化物のような雰囲気をもった女王の声音が妙に優しくなる。湿ったメスの声音だった。
弥太郎という日本人の高校生を名乗る男に話しかける時だけは――
「うーん…… 警視正なら、公安通して内閣、でもって、総理大臣まで話は行けると思うんだよね」
「お詳しいですね――」
「できないかな?」
「すぐには無理です―― こちらに、上を説得する材料が」
すっと端に座っていたシノルリ女王の唇が動く。
「ならば、面倒です。日本国の男全部をチャームしてしまえばいいのです。どうかしら? 弥太郎。ふふ(ああああ、早く終わらせて、弥太郎とカーセックスしたいのぉぉ、もうぉぉ)」
メスの情欲丸出しの内面とは裏腹に、その真紅のバラのような唇から出る言葉は刃のようだった。
少なくとも、対峙する婦警たちにはそう感じられたのだった。
「シノルリ先生、それはマズイよ。完全に敵対するのはぁ、お互いに損だよ」
「畏れながら陛下。国益を考えますと、それはあまりにも、性急すぎるかと」
弥太郎と外務大臣のイーテリーナが再考を求める。
「まあ、そうですわね。私とて無益な敵対を望んではいません。ただ、時間は貴重なのです。悠長に交渉する気はありません(あ、あ、あ、あ、らめえぇぇ、もう我慢ができなくなってきそおぉぉ、弥太郎の、オチンチン、オチンチン、オチンチン、オチンチンがぁぁぁぁ、欲しいのぉぉぉ、ああああ~)」
「じゃあ、何日あれば回答をもらえるかな。少なくとも、回答をもらえるレベルの人。政治家とか閣僚とか…… そういったレベルの人と話をする機会を作りたいんだ」
間具合弥太郎の言葉に、四条院小百合警視正は自然と頷いていた。
高校生くらいの年齢の男。いや、37歳の彼女から見れば「男の子」といってもいいだろう。
それなのに、やけに老成した雰囲気があるのだ。
言っていることも、この場に限れば、無理難題というわけではない。
「一週間―― それだけあれば、おそらくは……」
「ふーん。どうするシノルリ先生」
「まあ、いいわ。次にもっと話のできる人間に会えるということですね」
「はい。それはお約束できます」
「じゃあ、それでいいわ。ふふ、楽しみにしているわ――(ああ! やった終わったわ。これで弥太郎とセックスがぁぁ! カーセックスゥゥ!! あああああ、いっぱい、一杯やって欲しいんのぉぉぉ)」
その瞬間、歓喜がシノルリの全身を貫く。
今まで湧き上がるメスの情欲を我慢し耐えてきた女王の矜持という堤防が決壊してしまったのだ。
ドッっと濃厚なサキュバス汁が流れ出していた。ドロドロの蜜のような汁が太ももと伝わり、イスから床に流れ出す。聖なる大河がそこに出現していたのだった。
「先生! まずいよぉぉ!」
「あうぅッ――」
「うぐぅッ――」
「げふぅッ――」
「きゃぅッ――」
一瞬にして、4人の婦警が白目をむいて、昏倒した。
ビクンビクンビクンと絶え間のない痙攣を起こし、口から泡を吹いている。
同時に全員が失禁していた。
シノルリのサキュバス汁の香りが接待室の中に充満する。
それは、人間の女性を一気にアクメ絶頂失神させてしまったのだ。
下手すれば死んでしまう。
「へ、陛下…… い、急いで――」
宮内大臣のジトーメがドアを開ける。
弥太郎は換気のために窓を全開させた。
「とにかく、後始末はオチンポ牡奴隷と、肉便器の婦警たちに任せましょう。ここは退避です」
外務大臣のイーテリーナも口と鼻を押さえていた。
上級貴族とはいえ、シノルリの蜜の匂いをダイレクトに嗅いでしまっては、正気を保つのは難しいのだ。
「うん、大丈夫。息はある。心臓も動いている」
弥太郎がその点はぬかりなく確認する。
そして、一応、応接室から外に運び出す。
命には別条ないだろう。
「あはぁぁぁ、セックシュぅぅ、あはぁぁ、もういいのおぉぉ、ここでやってもいいのぉぉ、弥太郎ぉぉぉ、オチンポが欲しいのぉぉぉ~」
そんな中、シノルリはうわごとのように、情欲まみれの言葉を漏らしていた。
女王として振る舞うために作っていた性欲の防波堤が決壊。
もはや、情欲の濁流が留まることを知らず、シノルリの肉の中で荒れ狂うのだった。
痴女で変態でビッチ、底なしの性欲をもったサキュバス女王の帰還であった。
◇◇◇◇◇◇
ギシギシと激しい音をたて、パトカーが揺れていた。
「あああああ、いいのぉぉぉ、あふぅぅ~ 弥太郎ぉぉぉ、あああ、そんなぁぁ。一気に奥にぃぃぃ~」
シノルリの甘ったるい喘ぎ声がパトカーの中に響いていく。
狭い車の中、シートを倒して弥太郎とシノルリはカーセックスを始めていた。
高校生の弥太郎は当然免許を持っていない。
カーセックスには免許は必要ないが、車の中に慣れていないことは確かだった。
いかに「黄金の精液」を持ち、兇悪なオチンチンを持っているといっても経験がないのだった。
しかし、それでも何とか対応してしまうのが、間具合弥太郎の凄まじい才能だった。
セックスの天才――
ホモサピエンスの歴史が生み出した屈指のオチンチンを持つ男に相応しい才能だった。
ドロドロになったサキュバス穴に弥太郎のオチンチンがズブズブと沈み込む。
そして奥で、まずは一回目の射精だった。
濃厚で、灼熱の温度をもった精液がシノルリの子宮に高速で襲い掛かった。
子宮口が犯された。
「あふぅぅぅ―― あ、あ、あ、あ、あ、しゅごいのぉぉぉ、イクのぉぉ、おちんぽみりゅくぅぅぅがぁぁぁぁ~」
腰をぶつけるような激しい動きは車の中では難しい。
弥太郎はもどかしいお思いをしながらも、ズブズブとシノルリ美肉を犯していくのだった。
「すごいよぉぉ、先生の褐色巨乳がプルンプルンしてるぅぅ~」
側位とバックに近い体位で彼女のメス穴を穿つのだった。
そして、両手に余る巨乳を揉みしだくのだ。
「あはぁぁぁ、揉んでぇぇぇ、激しく揉んでぇぇぇ、あはぁぁ、あああ」
弥太郎はシノルリのリクエストに応える。更に乳首をキュッとつまみ上げるのだ。
いきなりの刺激に、シノルリはガクガクと震える、同時にサキュバス尻尾がピーンと硬直し細かく震えた。
「あ、あああ、ああ、弥太郎ぉぉぉ―― いきなりぃぃ」
「すごいよ、先生。もうヌルヌルで。こんなにビショビショじゃ、パトカー使えなくなるよぉぉぉ、あああああああ、キツイぃぃぃ」
キュンと締まるシノルリのサキュバス穴。
たまらず、弥太郎はドッと射精する。一回の射精で、バレール(159リットル)単位の精液がシノルリの身体を貫くのだ。
「ああああああ、出てりゅぅぅ、しゅごいのぉぉぉ~ カーセックシュゥゥ(あ、あ、ああいいわ。なんか、この狭い空間がぁぁぁ、癖になってしまいそうにゃのぉぉぉぉぉ)」
サキュバスの女王シノルリは最愛の男・間具合弥太郎に貫かれ、長い歓喜の喘ぎ声を上げるのであった。
女王としての重圧から解放され、男に愛されるメスサキュバスの喜びを全身で感じていた。
宮内大臣のジトーメが言った。
今は、サキュバスのユニフォームである黒ボンテージではなく、こっちで調達したスーツを着ている。
褐色肌に半開きのジト目はいつも通りではあるが。
「うん、まあ相手もこっちの正体を知りたいし、うかつに動けないというのもあるんじゃないかな」
この物語の主人公である間具合弥太郎は言った。
今、弥太郎、サキュバスの女王・シノルリ、そして貴族であり宮内大臣のジトーメ、外務大臣のイーテリーナが室内に座っていた。
千葉県警本部にある応接室だった。
作りは質素であるが、調度品などは、しっかりとした物だった。
警護のサキュバスと、肉便器奴隷となった江川、藤島のふたりの婦警は室外に待機している。
「いざとなれば私の魔力でここら一帯の男という男をチャームします。ふふ――」
理知的で怜悧な瞳をメガネの奥で光らせ、シノルリは言った。
そこには、弥太郎とのセックスに狂いまくっている痴女淫乱ビッチ変態サキュバスの姿は無かった。
凛とした威厳のある女王の言葉であり、御姿であった。
(ボンテージや裸のシノルリ先生もいいけど、女教師のスーツ姿もいいよなぁ)
弥太郎はシノルリの久しぶりに見る教師然とした姿に見とれる。
なにせ、この姿のシノルリに童貞を奪われたのだ。
初めての女の肉体を教授してくれた存在なのだから。
「確かに、こちらには陛下の魔法という切り札がありますから……」
外務大臣のイーテリーナが言った。白衣姿が似合う理系女子的な感じがする美貌の持ち主。
よって、今回は白衣をコーディネートしている。全く違和感がない。
外国(インド当たりの)の女性研究者のような雰囲気があった。
「まあ、そうならないように話をまとめないとね」
弥太郎は一応高校の制服姿になっている。
さすがに日本の県警本部内で「裸がユニフォーム」でフルチンといわけにはいかない。
性癖的には手遅れの変態高校生であるが、最低限の常識は一応は備えていた。
「ああ―― まとまらない場合は、私の魔力で蹂躙します。そして、その後、弥太郎とカーセックスをします。あああ♥、弥太郎ぉぉぉ♥、終わったらお願いなのぉぉ♥、たっぷりカーセックスなのぉぉ♥」
高校生とサキュバスの手遅れ変態アホウカップルに、日本とサキュバスの王国の命運がかかっていた。
「陛下、自重をお願いします。会議中にセックスを開始しないでください――」
「ふふ、分かっています。ここでの我慢がカーセックスの快楽にスパイスになるのですから。ねえ、弥太郎ぉぉぉ。あぁぁん、好きぃぃぃ♥」
弥太郎のことを考えるとどうしてもセックスをしたくなるシノルリだった。
しかし、股をキュッと閉じ堪える。
サキュバスの女王としての矜持、誇り、王国の運命、牙無き民草のために――
メガネースオーパイ王国の敗戦レジュームからの脱却のために――
そして、なによりも我慢の先にある絶頂アクメ快楽のために――
シノルリは己の肉の内に湧き出る情欲の炎を抑え込む。
「先生が会談中にオチンチンを触ってこないように、席を変えようか……」
弥太郎の一言にシノルリは一瞬泣きそうな顔になる。
下を向くシノルリだった。歯を食いしばる。
一瞬たりとも、弥太郎と離れるのは嫌だった。
弥太郎のオチンチンが手の届かないところに行ってしまう。
それが少しの間だとしても……
しかし――
(ああああ、ダメ…… でも私は女王なの。サキュバスの女王なのよ。ここは、オチンチンを我慢しないと。ちょっとの間ですもの。できる。できるわシノルリ―― あああああ……)
膝の上でグッと拳を握りしめ、キッと顔を上げた。
そこには、毅然とした女王の顔があった。
オチンチンを触らず、会談を乗り切れる決心をしたサキュバスの女王の顔であった。
「では、席を変えましょう。えー、とりあえず、陛下と弥太郎様の間に私とイーテリーナが入るということで」
「ん…… まあ、いいでしょう。それも王国のためです。ジトーメ」
そして、席を入れかえたと同時にノックの音が響いた。
「どうぞ」
弥太郎が言うと、ドアが開き、女性4人が入ってきた。
こちらに数を合わせてきたのだろう。
「千葉県警の警視正、四条院小百合です」
おそらくはほどけば長い髪。それを後ろでまとめていた。
美人ではあったが、鋭い眼光は並みの男では接近するのもためらう感じだった。
ピッと背筋の通ったいかにも警察官僚という立ち姿。
「間具合弥太郎です。そして彼女がサキュバスの国の『メガネースオーパイ王国』のシノルリ女王になります」
シノルリが強い光を放つ瞳で、四条院小百合警視正を見つめた。
室内の空気の質が変わった。
弥太郎のオチンチンに餓えたメスサキュバスではなかった。
圧倒的なオーラをまとったサキュバス女王が静かに、その相手を見つめていたのだった。
四条院小百合警視正はその瞬間、背筋に氷柱を突っ込まれたかのように感じていたのだった。
◇◇◇◇◇◇
「つまり、サキュバス世界には4つの王国があり、その内のひとつが『メガネースオーパイ王国』であると」
「そうですわ――」
四条院小百合警視正は戦慄していた。
彼女たちの説明は理解できた。信じる信じないで言えば、信じられない話だ。
しかし――
この目の前の存在が、話の真否を問う気持ちを萎えさせていく。
(サキュバスの女王…… シノルリ)
彼女は目の前に座っているメガネをかけた褐色肌で銀髪の女性を見やる。
何度見ても変わらない。
これだけの圧倒的な威圧感、雰囲気をもった女性に出会ったことが無かった。
いや、男を含めてすら比較の対象が思い浮かばない……
せいぜいが、四条院財閥の当主である自分の父親でどうかという感じだ。
彼女とて、キャリアとして安閑としてきたわけではない。
数々の修羅場を乗り越えてきた警察官僚だ。
それでも、シノルリと名乗る褐色、銀髪のサキュバスと対峙するだけで背中からの嫌な汗が止まらなかった。
それは一緒に入ってきた彼女の部下も感じているようであった。
まるで、石の地蔵のように固まっているだけだったのだ。
(怪物だわ…… この女……)
四条院小百合警視正は手の震えを抑え込み、なんとかお茶を口に運ぶ。
口の中がパリパリに乾いていたのだ。乾ききった大地に水がしみこむ様にお茶が口に広がっていく。
警視正である彼女の本能は、シノルリの持つ圧倒的な力を感じていたのだ。
その気になれば、彼女だけで日本をどうにでも出来るだけの力がある。
目の前に存在するのは、褐色巨乳メガネ銀髪美女の姿をした「兵器」だった。
「そして、日本国との友好的な交流を願っていると―― そういう訳ですね」
口の中を湿らせ、四条院小百合警視正はなんとか言葉をつなげる。
「そうですわ。対等でお互いの利益となる友好な関係です。不服でしょうか?」
「い、いえ。私個人が答えられるレベルを超えています――」
「あら、そうなのですか…… 弥太郎、どうしますか?」
この化物のような雰囲気をもった女王の声音が妙に優しくなる。湿ったメスの声音だった。
弥太郎という日本人の高校生を名乗る男に話しかける時だけは――
「うーん…… 警視正なら、公安通して内閣、でもって、総理大臣まで話は行けると思うんだよね」
「お詳しいですね――」
「できないかな?」
「すぐには無理です―― こちらに、上を説得する材料が」
すっと端に座っていたシノルリ女王の唇が動く。
「ならば、面倒です。日本国の男全部をチャームしてしまえばいいのです。どうかしら? 弥太郎。ふふ(ああああ、早く終わらせて、弥太郎とカーセックスしたいのぉぉ、もうぉぉ)」
メスの情欲丸出しの内面とは裏腹に、その真紅のバラのような唇から出る言葉は刃のようだった。
少なくとも、対峙する婦警たちにはそう感じられたのだった。
「シノルリ先生、それはマズイよ。完全に敵対するのはぁ、お互いに損だよ」
「畏れながら陛下。国益を考えますと、それはあまりにも、性急すぎるかと」
弥太郎と外務大臣のイーテリーナが再考を求める。
「まあ、そうですわね。私とて無益な敵対を望んではいません。ただ、時間は貴重なのです。悠長に交渉する気はありません(あ、あ、あ、あ、らめえぇぇ、もう我慢ができなくなってきそおぉぉ、弥太郎の、オチンチン、オチンチン、オチンチン、オチンチンがぁぁぁぁ、欲しいのぉぉぉ、ああああ~)」
「じゃあ、何日あれば回答をもらえるかな。少なくとも、回答をもらえるレベルの人。政治家とか閣僚とか…… そういったレベルの人と話をする機会を作りたいんだ」
間具合弥太郎の言葉に、四条院小百合警視正は自然と頷いていた。
高校生くらいの年齢の男。いや、37歳の彼女から見れば「男の子」といってもいいだろう。
それなのに、やけに老成した雰囲気があるのだ。
言っていることも、この場に限れば、無理難題というわけではない。
「一週間―― それだけあれば、おそらくは……」
「ふーん。どうするシノルリ先生」
「まあ、いいわ。次にもっと話のできる人間に会えるということですね」
「はい。それはお約束できます」
「じゃあ、それでいいわ。ふふ、楽しみにしているわ――(ああ! やった終わったわ。これで弥太郎とセックスがぁぁ! カーセックスゥゥ!! あああああ、いっぱい、一杯やって欲しいんのぉぉぉ)」
その瞬間、歓喜がシノルリの全身を貫く。
今まで湧き上がるメスの情欲を我慢し耐えてきた女王の矜持という堤防が決壊してしまったのだ。
ドッっと濃厚なサキュバス汁が流れ出していた。ドロドロの蜜のような汁が太ももと伝わり、イスから床に流れ出す。聖なる大河がそこに出現していたのだった。
「先生! まずいよぉぉ!」
「あうぅッ――」
「うぐぅッ――」
「げふぅッ――」
「きゃぅッ――」
一瞬にして、4人の婦警が白目をむいて、昏倒した。
ビクンビクンビクンと絶え間のない痙攣を起こし、口から泡を吹いている。
同時に全員が失禁していた。
シノルリのサキュバス汁の香りが接待室の中に充満する。
それは、人間の女性を一気にアクメ絶頂失神させてしまったのだ。
下手すれば死んでしまう。
「へ、陛下…… い、急いで――」
宮内大臣のジトーメがドアを開ける。
弥太郎は換気のために窓を全開させた。
「とにかく、後始末はオチンポ牡奴隷と、肉便器の婦警たちに任せましょう。ここは退避です」
外務大臣のイーテリーナも口と鼻を押さえていた。
上級貴族とはいえ、シノルリの蜜の匂いをダイレクトに嗅いでしまっては、正気を保つのは難しいのだ。
「うん、大丈夫。息はある。心臓も動いている」
弥太郎がその点はぬかりなく確認する。
そして、一応、応接室から外に運び出す。
命には別条ないだろう。
「あはぁぁぁ、セックシュぅぅ、あはぁぁ、もういいのおぉぉ、ここでやってもいいのぉぉ、弥太郎ぉぉぉ、オチンポが欲しいのぉぉぉ~」
そんな中、シノルリはうわごとのように、情欲まみれの言葉を漏らしていた。
女王として振る舞うために作っていた性欲の防波堤が決壊。
もはや、情欲の濁流が留まることを知らず、シノルリの肉の中で荒れ狂うのだった。
痴女で変態でビッチ、底なしの性欲をもったサキュバス女王の帰還であった。
◇◇◇◇◇◇
ギシギシと激しい音をたて、パトカーが揺れていた。
「あああああ、いいのぉぉぉ、あふぅぅ~ 弥太郎ぉぉぉ、あああ、そんなぁぁ。一気に奥にぃぃぃ~」
シノルリの甘ったるい喘ぎ声がパトカーの中に響いていく。
狭い車の中、シートを倒して弥太郎とシノルリはカーセックスを始めていた。
高校生の弥太郎は当然免許を持っていない。
カーセックスには免許は必要ないが、車の中に慣れていないことは確かだった。
いかに「黄金の精液」を持ち、兇悪なオチンチンを持っているといっても経験がないのだった。
しかし、それでも何とか対応してしまうのが、間具合弥太郎の凄まじい才能だった。
セックスの天才――
ホモサピエンスの歴史が生み出した屈指のオチンチンを持つ男に相応しい才能だった。
ドロドロになったサキュバス穴に弥太郎のオチンチンがズブズブと沈み込む。
そして奥で、まずは一回目の射精だった。
濃厚で、灼熱の温度をもった精液がシノルリの子宮に高速で襲い掛かった。
子宮口が犯された。
「あふぅぅぅ―― あ、あ、あ、あ、あ、しゅごいのぉぉぉ、イクのぉぉ、おちんぽみりゅくぅぅぅがぁぁぁぁ~」
腰をぶつけるような激しい動きは車の中では難しい。
弥太郎はもどかしいお思いをしながらも、ズブズブとシノルリ美肉を犯していくのだった。
「すごいよぉぉ、先生の褐色巨乳がプルンプルンしてるぅぅ~」
側位とバックに近い体位で彼女のメス穴を穿つのだった。
そして、両手に余る巨乳を揉みしだくのだ。
「あはぁぁぁ、揉んでぇぇぇ、激しく揉んでぇぇぇ、あはぁぁ、あああ」
弥太郎はシノルリのリクエストに応える。更に乳首をキュッとつまみ上げるのだ。
いきなりの刺激に、シノルリはガクガクと震える、同時にサキュバス尻尾がピーンと硬直し細かく震えた。
「あ、あああ、ああ、弥太郎ぉぉぉ―― いきなりぃぃ」
「すごいよ、先生。もうヌルヌルで。こんなにビショビショじゃ、パトカー使えなくなるよぉぉぉ、あああああああ、キツイぃぃぃ」
キュンと締まるシノルリのサキュバス穴。
たまらず、弥太郎はドッと射精する。一回の射精で、バレール(159リットル)単位の精液がシノルリの身体を貫くのだ。
「ああああああ、出てりゅぅぅ、しゅごいのぉぉぉ~ カーセックシュゥゥ(あ、あ、ああいいわ。なんか、この狭い空間がぁぁぁ、癖になってしまいそうにゃのぉぉぉぉぉ)」
サキュバスの女王シノルリは最愛の男・間具合弥太郎に貫かれ、長い歓喜の喘ぎ声を上げるのであった。
女王としての重圧から解放され、男に愛されるメスサキュバスの喜びを全身で感じていた。
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