イキなり淫魔(サキュバス)ハーレムライフ -サキュバスが支配する異世界へ-

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その6:【儀式】サキュバス姉妹ドンブリ4P その2

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 このサキュバスの世界には、とくに名前はない。
 この世界のサキュバスにとっては「世界」は世界だ。

 サキュバスが女王として人間の男を支配する世界であるという事実があるだけだ。
 人間の男は、別の世界からサキュバスに拉致されこの世界に来た者たちである。
 そして、サキュバスの王国にとっては、貴重な労働力であり、資源であり、食糧でもあった。
 
 シノルリも「チャーム」により若い男を使役し、一気にこっちの世界に転移させようと思っていたのだ。
 しかし、大量の男をこの世界に転移させるのは、シノルリひとりの魔力ではできないのだ。
 
 シノルリが「チャーム」で堕とした男を運び込むには、姉妹の協力が必要だった。
 本来の計画はこうであった。

 1.シノルリが、「チャーム」で牡奴隷となる男を確保する。
 2.星の並びの良い時期に合わせ、魔力が強くなる時期に、シノルリだけこちらの世界に戻る。
 3.星の並びの良い時期に合わせ、3姉妹が、牡奴隷を確保した世界(日本)へのゲート開く。
 4.ゲートを通して、牡奴隷を王国に転移(拉致)させる。

 これにより、極めて少なくなった牡奴隷の数を回復させることが目的だった。
 星の周期も合わせ、計画には三年かかると思われていたのだ。

「そもそも、私だけの魔力で弥太郎を連れて、この国まで転移できるはずがないのよ。今の時期に――」

 歩きながら、シノルリが言った。長い脚が一歩を刻むたびに、大きなおっぱいがパユンパユンと揺れる。
 弥太郎は、重力に屈服しそうになっているおっぱいを支えてあげようかと思ったので、即行動に移した。

(そのおっぱいは俺以外に屈服してはダメだ。俺のだから。たとえ、重力であってもだ)

「おっぱい支えてあげるよ。シノルリ先生」

 背後から、手を回し褐色の肌に指を食いこませ、おっぱいを揉む弥太郎。
 当然、モミモミと乳首刺激は、無料サービスだった。
 揉まれることにより、重力と歩みによる軛から解放され、弥太郎の指の動きにおっぱいは屈服するのであった。

「あはぁ~ん♥ らめぇ、妹たちが見ているのにぃぃ~ あああん♥」

 おっぱいを揉まれただけで、シノルリは歓喜の声をがまんできなかった。
 弥太郎の精液を体中で吸収してからというもの、まるで全身が性感帯となっていた。
 元々の性感帯など、更にデンジャーさを増していた。
 長命でほとんど不死といえるサキュバスが、死を意識するほどの快楽に貫かれるのだ。

「お姉ちゃん、気持ちよさそう。私もお兄ちゃんに揉んで欲しいなぁ♥」

 少し小さめのおっぱいをスク水のような服に包んだレロラロが言った。
 胸を少しでも大きく見せようと、スク水の上から両手で寄せていた。
 その仕草は、可愛らしかった。可愛いサキュバスちゃんという感じだ。

「本当に! 儀式じゃなければ、アンタなんかのオチンチンに興味はないんだからね!」

 ラリルルは、姉によく似た涼やかでやや釣り目気味の目で弥太郎を見やって言った。
 言葉と裏腹に、その瞳の奥には情欲の火がチロチロと燃えていた。
 
「お姉ちゃん、なに? 濡れているよ」

「汗よ! 汗! 暑いのよ! お風呂場に近いと」

 ラリルルの褐色の頬が赤みを帯びる。
 姉よりは若干薄い褐色の肌。
 そして、その内股にキラキラ光る何かが流れていたのは間違いなかった。
 それは汗であるのかなんであるのか――

(俺のオチンチンと精液への期待で、濡れ始めているな)

 弥太郎はラリルルが発情し始めていると見切った。
 男の精がごちそうであるサキュバスだ。
 弥太郎を前にして、我慢しろと言うのが無理だった。

(お風呂プレーか…… 悪くないが)

「儀式ってお風呂場でやるんだ」

 弥太郎は確認するように言った。普通は神殿とか、それなりの宗教的な意味のある場所で行われるのが儀式であろうと思っている。
 そういった場所でのエッチプレイは背徳的で、いいなぁと思っていた。
 しかし、よく考えてみれば、サキュバスという存在そのものが背徳的なのだった。

 城の中を四人が歩く。弥太郎はシノルリ後ろから、おっぱいを揉む。

「あああん。弥太郎ぉぉぉ、下も、下もぉぉぉ、お指でいいからぁぁ♥」
「そりゃ、入れて歩くのは大変だからなぁ」

 シノルリの指おねだりに答え、弥太郎はサキュバスの穴器官に指を三本ぶち込んだ。

「あはぁぁぁん、い、いきなりぃぃ♥ あああ、歩けないぃぃ」
「じゃ、止めるか」
「あ、あるくぅぅ。歩くから、お指で中をグリグリしてぇぇ♥」

 弥太郎は歩きながら、シノルリの肉体に快感刺激を与え続ける。
 シノルリは、はぁはぁと息を切らし、バラの色をした唇から、濃厚な牝の吐息を吐き出していた。

「まだあるのかな?」
「もう、そろそろよ」

 快楽のため、脳内が真っ白になっている姉に変わりラリルルが答えた。
 見ない様に意識しているのだろうが、チラチラと姉と弥太郎のエッチプレイを観察している。

 それほど大きな城ではない。
 ただ、城のある城塞都市はそれなりに大きかった。
 そこには、そこそこの街があって、チラホラと若い牡奴隷がいた。
 サキュバスに使役され、精を吸われる家畜のような存在だ。

 しかし、弥太郎はそのような牡奴隷となる男とは何かが違っていたのだ。
 
(お姉さまがここまで、狂うなんて…… この男の精液とオチンチン…… いったい……)

 斜陽の詰みかけ王国とはいえ、サキュバスの女王である姉にここまでの痴態を演じさせる男。
 その正体に、ラリルルも興味をもった。いや、本当は最初からもっていたのだった。

「ついたよ! お兄ちゃん、ここで儀式をやるんだよ」

 一番下の妹であるレロラロが元気に言った。
 スク水に似た衣装。よく見ると、足もとには白ニーソのようなものまで履いているのだった。

「儀式です。三人の魔力で、オチンポス神を呼び出すのです」

 すでに、メガネの奥にある瞳は焦点が合っていない。
 しかし、その言葉は、思いのほかしっかりしていた。

        ◇◇◇◇◇◇

「あああん♥ すごぃぃ、あああ、らめぇぇ、溶けちゃう、サキュバスの大事なとこが溶けちゃうのぉォ~♥」

 儀式は始まっていた。
 ヌルヌルの聖なる液体が撒かれた柔らかい寝台がお風呂場にあった。
 大きな寝台だ。丸い寝台だった。
 
 風呂場の中は、薄ぐらい照明で、エロい雰囲気をいやがおうにも盛り上げるのだった。
 ベッドで三人の姉妹は、弥太郎の身体に飛び付いた。
 まるで、獲物を捕らえた捕食獣のように、弥太郎の身体を貪ろうとするのであった。
 
 しかし、弥太郎の指を股間にぶち込まれたレロラロが一気に達してまいそうになった。
 狭くキツイ肉をかき分け、一本だけいれていく。クリクリと中をかき混ぜながら奥に進む。
 プリンとした肉に当たる。サキュバスの子宮だった。
 それをブルブルと震わせてあげたのだった。
 
 もうすでに、弥太郎の技術は、高校生の手管ではなかった。
 
 童貞を捨て、濃密なシノルリとのエッチな時間。
 一日二五時間を超える常識を超えたエッチの繰り返し。
 それが、童貞高校生を地上最強の性獣・間具合弥太郎として完成させていたのだ。

 しかし――
 彼の秘密はそれだけではなかったのだ。

「もう、本当はアンタのオチンチンなんか入れたくないんだからね。でも……、儀式だから、仕方ないんだから……♥」
 
 そう言って、ラリルルが褐色の脚を広げ、弥太郎をまたいだ。
 騎乗位挿入だった。
 ぬるりと音を立てるかのように、弥太郎のオチンチンが沈み込んでいく。

「あ、あ、あ、ああはぁ…… なにこれ、こんなのぉぉ~ こんな、硬いなんてぇ、大きすぎるしぃぃ♥」

「ふふ、ラリルルちゃんには全部飲み込むのは無理かしら?」

 弥太郎の乳首をチュウチュウし、そして弥太郎におっぱいを揉まれていたシノルリが言った。
 艶っぽい声音がその空間に流れ出す。

「あうッ シノルリ先生。もっと、もっとおっぱいを強く。舐めて! 俺のおっぱいを噛んでくれぇ♡」

 乳首から口を離したとたんに弥太郎が声を上げた。
 乳首刺激のおねだりだった。
 弥太郎は、乳首を舐められたり、つねられたりという刺激が大好きだったのだ。

「ふふ、私と同じで、おっぱいが感じるのね」

 シノルリがおっぱいを吸う。歯を立てた。

「あふぅ!! 先生! いい! シノルリ先生っぇぇぇ♡」

「あがぁぁああああああ、あん♥ らめぇぇ、また、また大きくなったぁぁぁ~ このオチンチンが奥で膨らんでるぅ♥」

 弥太郎の叫びとラリルルの嬌声が混ざり合う。
 乳首刺激で、膨らんだ器官が、ラリルルの敏感な部分をえぐったのだ。
 
 ラリルルの脚が崩れる。踏ん張っていた脚が崩れたことにより、弥太郎のオチンチンが更に奥に突き刺さった。

「あああああああああ、らめぇ、死んじゃうぅぅぅ~、こんなオチンチン知らないぃぃぃ♥」

 弥太郎のオチンチンもまた、サキュバスの女王であるシノルリの愛液に磨かれたものだ。
 姉の魔力を帯びたオチンチンを体内奥深くにぶち込まれ、死を想起させる快感にラリルルは貫かれる。
 
 サキュバス三姉妹と間具合弥太郎の儀式――
 その饗宴は始まったばかりだった。
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