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第五章:第二次ノンケ狩り戦争
第五八話:俺の遺伝子争奪戦!? 美少女だらけのガチホモ虐殺競争!
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「だけど、城壁ってどこから入るんだ?」
俺たちはガチホモ城の城壁の前まで到着。
だいたい歩いて3分くらいだった。
しかし、辺りに入れそうなところがない。びっちりと石が積み上げられた城壁だ。
黒っぽい硬そうな石だった。
「あはッ! ぶっ壊せばいいから。どこでも入れるだろ?」
ライサがすっと前に出た。腕を持ち上げ、指を伸ばす。はめ込んでいるメリケンサックをギュッと握りこむ。
空気が振動するような、巨大なエネルギーがその場に流れ込んでくるような錯覚。
ライサを中心とした空間が歪む。
ぐっと弓を弓を射るように、右手を引いた。
そして絶叫――
「ぶち殺してやる! ガチホモ! 死ね! 殺す! 殺す! 殺す! 殺す! クソがぁぁぁ!! ド畜生めがぁぁ!! 死ネェェーー!!」
空気がオゾン化したようなにおいが立ち込め、ライサの緋色の長髪が重力に逆らって舞い上がる。
バチバチと帯電しているかのように見える。
「おらぁぁぁあああああ!!」
空間そのものを破壊するような一撃が、城壁を直撃する。
ライサの右のストレート。耳がキーンと痛くなる。おそらく衝撃波が発生している。
爆音を上げ、グズグズに崩れ、吹っ飛ばされる城壁。
「むぅ…… まるで、バンカーバスターのような一撃――」
エルフの千葉がエアメガネを持ち上げ、感嘆の声を上げた。
ライサの一撃で5メートルぐらいの厚さのあった城壁に大穴が空いた。
穴の断面の石がグツグツと沸騰していた。
「あはッ! じゃあ、行こう! ねえ、アイン、一緒にガチホモたくさん殺そうね!」
俺の腕にギュッと抱きついてくる。緋色の髪の超絶美少女。
ルビーの瞳が潤んだように俺を見つめる。
「あんたねぇ! いきなりぶち壊して! 一気に敵が来るのよぉぉ!」
エロリィがライサを見つめて抗議の声を上げる。
「あはッ! 問題ね-だろ? 出てきたら、殺せばいいんだから?」
なんで、オマエはそんなことを言うんだ? という不思議そうな顔でエロリィを見つめるライサ。
拳を口元に当てて、考えるエロリィ。数秒。
「そうね。確かに、そうかもしれないわね。殺せばいいわね―― 見つけ次第殺すのよ。ひゃははははは!」
納得がいったようにエロリィは言った。
「しかし―― いませんね。ガチホモの気配がありません」
音もなく瓦礫を踏み越え、シャラートが進み出た。
おっぱいだけは、プルンプルンと揺れる。
「確かにそうね! なんでなのよッ! 奴隷! ほら、答えなさいよ!」
エロリィの素早い蹴りが、ガチホモのふくらはぎにヒットする。
幼女とは思えない、バランスのいい速度と重さを兼ね備えた蹴りだった。
やはり、エロリィの身体能力はかなり高い。
「あばあぐぅぅ、あばばばぁぁがぁ(あああがぁ―― おそらく、全軍大広間にて迎撃準備かと)」
「なによ? 大広間?」
「ガチホモ城の誇る、第一の関門でございますな―― 第一次ノンケ狩り戦争より変わっておりません」
唐突に淡々とした声が聞こえる。セバスチャンだった。声というか存在そのものがいきなり出現したような錯覚を覚える。
「要するに、そこで迎撃態勢を万全に整えているということか? 迂回は? 迂回ルートは無いのか?」
エルフの千葉が言った。机の脚をねじ切って作った槍の穂先を、ガチホモ奴隷に向けた。
さすがに、ガチホモの生首はもう捨てさせた。
「あばななああぐうふぅう(この道、一直線。その大広間にいくしないぞ! あははは、死ね! パンゲアのアホウどもめ! ごぉぉぉがががあ!!!!!)」
キュン―― と乳首を挟んでいる洗濯ばさみが挟む力をアップさせる。
さらに、全身を縛る荒縄のような魔道具がギシギシとガチホモ体に食いこんでいく。
悪態をついたガチホモが、ヒィヒィと声を上げる。
口にはボールギャグが突っ込まれているが、意思の疎通は問題ない。
「なんか、一瞬、洗脳が解けたんじゃないか? エロリィ」
俺は、ヒィヒィと苦しいのか、歓喜なのか、分からぬ声を上げ身をよじるガチホモを見る。
ほとんど汚物を見るような感じでその汚らしい存在を見た。
早く、殺すか捨てるかしてほしい。
「ん~、質問したのが、私じゃないから、少し支配が弱まったみたいなのよぉ、でも、問題ないのよ」
「ま、いいけどさ……」
俺はため息交じりにつぶやく。
『あははは! アイン、コイツもハーレムに加入させれば、面白いわ! 奴隷ハーレムは定番だわ』
『ねーよ! どこに、ガチホモ奴隷のハーレムメンバーがいる異世界ハーレムがあるんだよ! ねーよ! ドンビキだよ』
腐敗臭をぷんぷんさせる精霊様が嬉しそうに声を上げた。その声は俺にしか聞こえないが。
「とにかく、真っ直ぐいくしかないか……」
さっさとここのガチホモども駆除して、この城を出ないと、俺の精神が持たない。
まずは、ガチホモ1万人か……
俺は、目の前で一直線に伸びていく通路を見つめて、ガックリと肩を落とした。
なんの罰ゲームなんだこれ?
◇◇◇◇◇◇
たしかに、ガチホモ奴隷が言っていたように、この城は広い。
外から見たのでは分からないくらいに広かった。
俺たちはガチホモ1万人が待つという大広間に続く道をテクテクと歩いている。
敵は全然出てこない。
ガラーンとして、物音もしない。かなり不気味だ。
「あひゃあはっはっはあ! ほら、とっとと歩くのよ! 奴隷! もうね、奴隷以下なのよ、犬よ! 犬なのよぉ! 四つん這いになりなさいよぉぉ!」
金髪ツインテールの美しき幼女が獅子吼した。
その言葉さえも、キラキラと金色のフォントが飛び散る様な美しさ。
歩くのが嫌だと言っていたエロリィも奴隷を連れているせいか、生き生きしている。
絵ズラは最悪だけど。
先ほどまで直立歩行が許されていたガチホモ奴隷は、今は犬扱いになっている。
ゴッツイ、トゲトゲのある首輪をされ、そこからリードが伸びている。
その筋肉ムキムキの肉体には、荒縄にしか見えない魔道具が食いこんでいく。
どこからどうみても「亀甲縛り」にしか見えない。
おまけに、乳首には巨大な洗濯ばさみが挟まって、プラプラ揺れている。
「あががああああ、あががあぁぁ(ああああ、乳首が、乳首が痺れるぅぅ)」
巨大な洗濯ばさみにしか見えない、魔道具は、屈服すれば「快感」を逆らえば「苦痛」を与えるものだった。
「いいのよぉぉ、その調子で、ガチホモたちのところに案内するのよぉ! きちんとできたら、ご褒美上げてもいいのよぉ~」
リードを握りしめ、エロリィが言った。
神聖ロリコーン王国のプリンセスにして、禁呪使い。
リアルで動く、北欧幼女紀行表紙&グラビアである。
「ぬぐぐぐぐぐ―― 俺の馬では…… 俺の馬ではダメなのか……」
緑の髪の毛を揺らしながら、拳を握りしめるエルフ。
中身は、特濃ヲタの男子高校生の千葉君。
いつの間にか、一人称が「俺」に戻っている。
キャラを作っている余裕もなくなってきているようだった。
城の外で、エロリィの馬になることを却下され、そして今、目前でガチホモ奴隷がエロリィの犬となっている。
独特の価値観と感性を持っている特濃ヲタの千葉にとっては、ショックなのだろう。
新参者のガチホモに自分の立場を脅かされていると思っているのかもしれない。
「エロリィちゃん! 俺も、俺も犬に! 犬になりたい! エロリィちゃんの犬にぃぃ! ああ、もしその願いが叶うなら、我が身が原子レベルで分解され、永劫回廊の地獄へ堕ちることも厭わない! ああ、冥府魔道! 俺は冥府魔道に生きるぅぅぅ!!」
キラキラと美しい髪を振り乱し、四つん這いになってエロリィにすり寄っていく千葉。
おまえ、ガチホモ奴隷に対抗意識燃やすなよ。
つーか、高校生でその性癖どうなんだ? 俺ですらドンビキなんだけど。
「アンタね……」
エロリィが怒ったような視線をエルフに向ける。
長く金色のまつ毛が碧い瞳に被さるように動く。
「ああ、その視線、その視線だけで、ごはん3杯! ああ、白夜の光―― エロリィちゃんの瞳は白夜の光。ああ、それは極光なりぃぃ。俺はその光の中で、一睡の安息すら得られない。なぜならば、右手がぁ――」
「もうね、アンタもアインの許嫁なんだから、シャンとするのよ。アインの格が下がるのよぉ」
ビシッとエロリィが千葉に言った。
それは突き放した言葉であったが、なぜかその眼差しは、普段のエロリィにはない柔らかさがあった。
「エロリィちゃん……」
「アンタは、私の下僕だけど、犬じゃないのよ! それにアインの許嫁でもあるいのよ。しっかりするのよッ!」
俺の許嫁の間では意外に千葉の評価が高い。何故だかわからんが、コイツの存在がある種の潤滑油というか緩衝剤になっているという面もある。
千葉はゆっくりと四つん這いの状態から、立ち上がる――
「ぬぉぉぉ!! そうだ! この不肖・エルフの千葉! アインの許嫁として異世界に生きると決意したのだ。そうだ! エロリィちゃんありがとう!」
緑の髪を振り乱し、絶叫するエルフ。その手には血に染まった槍が握られている。
つーか、そんな重たい決意なんてしないでいいから――
そんな俺の思いを知らず、キュンとエルフの千葉は俺の方を向いた。
エメラルドグリーンの瞳がジッと俺を見つめる。
まさに幻想世界にいざなう神秘の瞳。
「俺の、俺のおっぱいを揉んでくれ―― 天成! いや、アイン――」
すっと優雅に腕を持ち上げ、俺の肩に繊細な指を置いた。
その動作一つ一つが、幻想という名の、夢の舞踏のようであった。
言ってることは最悪だったが。
「なんで、この場で、オマエのおっぱい揉まなきゃいけないんだよ! いい加減にしろよ!」
くるっとエルフの千葉が俺に背中を向けた。
細い体のラインがよく分かる。流れるような美しい四肢が伸びる。
「後ろだ! 後ろから手を回して、おもむろにおっぱいを揉んでくれ! ああ―- 決意だ。 俺がお前の許嫁であるという覚悟と決意を決戦の前に示さねばならぬ。そのためには、アイン―― オマエにおっぱいを強引に揉んでもらわねばらない」
突出した異常性をむき出しにして、俺に「おっぱいを揉め」と迫るエルフ。
後姿が、幻想的な上に色っぽいので、更に始末が悪い。
『これよ! 業に入らば業に従えね!』
『業じゃねーよ! 郷だよ』
もはや、俺は何しに、ここに来ているのか、分けが分からなくなってくる。もう、帰っていいですか?
「アイン―― 揉むのです。エルフの、おっぱいを揉みなさい」
「はい? なんですか? お姉様――」
「エルフの決意を汲んでやるのです。新世界の王となるアインの度量を示すのです――」
クイッとシャラートがメガネを持ち上げ言った。
ただ、鼻息が「ふー、ふー」と荒くなっているのを俺は見逃さない。
「お姉様、なんですかそれ?」
「アインはエルフのおっぱいを後ろから揉む。私がアインの可愛いおっぱいを摘まんであげます―― そして、ワタシとキスするのです」
なんだよ、その特殊プレイは?
お姉様、そんなシチュエーションで興奮するんですか?
確かに、ちょっとNTR要素とかあるかもしれませんけどね!
今、ここでやることですか?
反論したいが、俺はしない。シャラートに逆らうことが本能的にできない。
彼女は大きなおっぱいをギュッと俺に押し付けてきた。
柔らかく十分な弾力と体温が染み込んできた。くらくらとするいい匂いもしてきた。
「あはッ! 後ろからってのもいいね! シャラートは右でいいだろ! 私は左ね!」
そう言うと、ライサも後ろから俺に抱き着いてきた。
俺の首に手を回し、強引に顔を向けさせ、唇を重ねてきた。
柔らかい唇の感触で頭がぼーっとしてくる。
ニュルんと舌が捻じ込まれ、ベロチュウ開始。ニュルニュルと俺の口の中をライサの柔らかい舌が動き回る。
「あひぃぃぃああああああ~」
キュンと俺の乳首がつままれた。シャラートがつねる様に俺の乳首を摘まんだのだ。
脳天に電流が走ったような感じがした。
ライサとのベロチュウがそれで中断。離れた口に、白く細い指が突っ込まれた。シャラートの指だった。
「さあ、あのエルフのおっぱいを揉みなさい―― そうすれば、もっと……」
シャラートの切れ長の目が妖しく俺を見つめる。完全に欲情しているんですけど、このお姉様。
敵中ど真ん中で、これから1万人のガチホモが待っているのに、いいのこれ?
「あああん、天成君―― やっぱり、若い娘(こ)がいいのね……(でも、大人の女だって、負けないのよ。28歳のこの体を好きにしていいのは、天成君だけなの、うふ。ああん、もう教師でも生徒でもないわ。そう、これは男と女…… いいえ、牡と牝なの、うふ)」
エナメルのような艶々のボンデージを身にまとった狂乱の人外教師が、狂った内面描写を空間に垂れ流し。
もはや、どう収拾つければいいのか、意味不明である。
池内先生は、シャラート以上かと思われる巨大なおっぱいを揺らしながら俺に迫ってくる。
「もうね! アンタたちなにやってんのよ! アインは私の物なのよッ! ガチホモを殺しまくったら、アインと私が赤ちゃん作るのよぉぉ! アンタら、いい加減にするのよ!」
ガチホモ奴隷のリードを振りまわし、エロリィが荒れ狂う。
ガチホモの首が締まり、身悶えているが、喜びなのか、苦しみなのか判断に困る。
「アナタ達、少し静かにしなさい!」
ガンと槍の柄で床を叩く音。そして、凛とした声が響いた。
俺の母親であるルサーナだった。
「アインちゃんが、可愛くて、天才で、強くて、モテモテなのは仕方ありません。しかし、ここは敵地です。アインの許嫁として、自覚を持った行動をしなさい」
俺の許嫁たちが静かになった。さすがに異世界最強だろうと思われるルサーナに逆らう者はいない。
「いい機会です――」
ルサーナは言葉を切って、俺の許嫁たちを見やった。
サラサラとした銀色の髪がなびく。
その容姿は、永遠の17歳。
俺の母親なので、俺は全然エロい気持ちにならないが、超絶的な美人であることは間違いない。
そして、最強だ。
その佇まいは、反論の余地をゆるさない、まさに救国の英雄である「銀髪の竜槍姫」だった。
「私の可愛い、アインちゃんの素晴らしい遺伝子を残す相手は、それ相応に優秀な者でなければなりません――」
うんうんと、許嫁たちが頷いている。
「この先、ガチホモ戦士1万人―― 最も多く虐殺した者に、アインを一晩独占できる権利を与えます」
ギン――
と一気に、空気が殺気立つ。
ビシビシと音をたてて、空間に亀裂が入る様な緊張感が満ちてきた。
「それは―― 素晴らしい事です―― アインの遺伝子は一滴残らず私のものです」
シャラートが「ふーふー」と鼻息を荒くさせながらつぶやく。
「もうね、アインの遺伝子をバンバン残すのよ! 私で残すのよぉぉ!」
エロリィが金髪ツインテールを揺らしながら叫ぶ。全身が金色のフォトンに包まれる。
「あはッ! いいね! 殺して、殺して、殺しまくって、アインと熱く一晩過ごすんだ!」
ライサは、ギュンと釘バットを装備し首を振る。緋色の髪が流れるように舞う。
「いいねぇ、いいぞぉ。それでこそ、異世界…… この遺伝子争奪戦、この俺も参戦する。これは、夢だ。遥かなる二重螺旋の夢だ―― なあ、天成よ……」
緑の瞳を狂気に染め、エルフの千葉が言い放つ。
「ああん、いいの? 私でもいいのかしら? 天成君……(いいのよ。私の年上の体で遺伝子を…… うふ、真央をこんな気持ちにさせるなんて…… いいわ、大人の女の本気をみせてあげるの、うふふ)」
もはや、狂っているという以外ない人外女教師の内面描写垂れ流し。
なにこれ?
どーすんの?
自分の息子を褒賞に差し出すとか、ママ…… なにそれ?
俺はゆっくりとルサーナの方を振り向く。
「ママ……」
「ああ、アイン、容赦なく厳しいママを許して、これもアインのためなの。私のできるのは、このスリスリだけなの! ああ、これが母親なの。アインちゃん! 私の可愛いアインちゃん」
俺を抱きかかえ、スリスリを炸裂させるルサーナ。
ブンブンと柔らかいおっぱいが俺の頬をこすり上げる。
「では、私、セバスチャンが、アイン様の許嫁様方の、戦いを記録させていただきます――」
淡々とした超絶ドアホウ様の声がガチホモ城に響いた。
俺たちはガチホモ城の城壁の前まで到着。
だいたい歩いて3分くらいだった。
しかし、辺りに入れそうなところがない。びっちりと石が積み上げられた城壁だ。
黒っぽい硬そうな石だった。
「あはッ! ぶっ壊せばいいから。どこでも入れるだろ?」
ライサがすっと前に出た。腕を持ち上げ、指を伸ばす。はめ込んでいるメリケンサックをギュッと握りこむ。
空気が振動するような、巨大なエネルギーがその場に流れ込んでくるような錯覚。
ライサを中心とした空間が歪む。
ぐっと弓を弓を射るように、右手を引いた。
そして絶叫――
「ぶち殺してやる! ガチホモ! 死ね! 殺す! 殺す! 殺す! 殺す! クソがぁぁぁ!! ド畜生めがぁぁ!! 死ネェェーー!!」
空気がオゾン化したようなにおいが立ち込め、ライサの緋色の長髪が重力に逆らって舞い上がる。
バチバチと帯電しているかのように見える。
「おらぁぁぁあああああ!!」
空間そのものを破壊するような一撃が、城壁を直撃する。
ライサの右のストレート。耳がキーンと痛くなる。おそらく衝撃波が発生している。
爆音を上げ、グズグズに崩れ、吹っ飛ばされる城壁。
「むぅ…… まるで、バンカーバスターのような一撃――」
エルフの千葉がエアメガネを持ち上げ、感嘆の声を上げた。
ライサの一撃で5メートルぐらいの厚さのあった城壁に大穴が空いた。
穴の断面の石がグツグツと沸騰していた。
「あはッ! じゃあ、行こう! ねえ、アイン、一緒にガチホモたくさん殺そうね!」
俺の腕にギュッと抱きついてくる。緋色の髪の超絶美少女。
ルビーの瞳が潤んだように俺を見つめる。
「あんたねぇ! いきなりぶち壊して! 一気に敵が来るのよぉぉ!」
エロリィがライサを見つめて抗議の声を上げる。
「あはッ! 問題ね-だろ? 出てきたら、殺せばいいんだから?」
なんで、オマエはそんなことを言うんだ? という不思議そうな顔でエロリィを見つめるライサ。
拳を口元に当てて、考えるエロリィ。数秒。
「そうね。確かに、そうかもしれないわね。殺せばいいわね―― 見つけ次第殺すのよ。ひゃははははは!」
納得がいったようにエロリィは言った。
「しかし―― いませんね。ガチホモの気配がありません」
音もなく瓦礫を踏み越え、シャラートが進み出た。
おっぱいだけは、プルンプルンと揺れる。
「確かにそうね! なんでなのよッ! 奴隷! ほら、答えなさいよ!」
エロリィの素早い蹴りが、ガチホモのふくらはぎにヒットする。
幼女とは思えない、バランスのいい速度と重さを兼ね備えた蹴りだった。
やはり、エロリィの身体能力はかなり高い。
「あばあぐぅぅ、あばばばぁぁがぁ(あああがぁ―― おそらく、全軍大広間にて迎撃準備かと)」
「なによ? 大広間?」
「ガチホモ城の誇る、第一の関門でございますな―― 第一次ノンケ狩り戦争より変わっておりません」
唐突に淡々とした声が聞こえる。セバスチャンだった。声というか存在そのものがいきなり出現したような錯覚を覚える。
「要するに、そこで迎撃態勢を万全に整えているということか? 迂回は? 迂回ルートは無いのか?」
エルフの千葉が言った。机の脚をねじ切って作った槍の穂先を、ガチホモ奴隷に向けた。
さすがに、ガチホモの生首はもう捨てさせた。
「あばななああぐうふぅう(この道、一直線。その大広間にいくしないぞ! あははは、死ね! パンゲアのアホウどもめ! ごぉぉぉがががあ!!!!!)」
キュン―― と乳首を挟んでいる洗濯ばさみが挟む力をアップさせる。
さらに、全身を縛る荒縄のような魔道具がギシギシとガチホモ体に食いこんでいく。
悪態をついたガチホモが、ヒィヒィと声を上げる。
口にはボールギャグが突っ込まれているが、意思の疎通は問題ない。
「なんか、一瞬、洗脳が解けたんじゃないか? エロリィ」
俺は、ヒィヒィと苦しいのか、歓喜なのか、分からぬ声を上げ身をよじるガチホモを見る。
ほとんど汚物を見るような感じでその汚らしい存在を見た。
早く、殺すか捨てるかしてほしい。
「ん~、質問したのが、私じゃないから、少し支配が弱まったみたいなのよぉ、でも、問題ないのよ」
「ま、いいけどさ……」
俺はため息交じりにつぶやく。
『あははは! アイン、コイツもハーレムに加入させれば、面白いわ! 奴隷ハーレムは定番だわ』
『ねーよ! どこに、ガチホモ奴隷のハーレムメンバーがいる異世界ハーレムがあるんだよ! ねーよ! ドンビキだよ』
腐敗臭をぷんぷんさせる精霊様が嬉しそうに声を上げた。その声は俺にしか聞こえないが。
「とにかく、真っ直ぐいくしかないか……」
さっさとここのガチホモども駆除して、この城を出ないと、俺の精神が持たない。
まずは、ガチホモ1万人か……
俺は、目の前で一直線に伸びていく通路を見つめて、ガックリと肩を落とした。
なんの罰ゲームなんだこれ?
◇◇◇◇◇◇
たしかに、ガチホモ奴隷が言っていたように、この城は広い。
外から見たのでは分からないくらいに広かった。
俺たちはガチホモ1万人が待つという大広間に続く道をテクテクと歩いている。
敵は全然出てこない。
ガラーンとして、物音もしない。かなり不気味だ。
「あひゃあはっはっはあ! ほら、とっとと歩くのよ! 奴隷! もうね、奴隷以下なのよ、犬よ! 犬なのよぉ! 四つん這いになりなさいよぉぉ!」
金髪ツインテールの美しき幼女が獅子吼した。
その言葉さえも、キラキラと金色のフォントが飛び散る様な美しさ。
歩くのが嫌だと言っていたエロリィも奴隷を連れているせいか、生き生きしている。
絵ズラは最悪だけど。
先ほどまで直立歩行が許されていたガチホモ奴隷は、今は犬扱いになっている。
ゴッツイ、トゲトゲのある首輪をされ、そこからリードが伸びている。
その筋肉ムキムキの肉体には、荒縄にしか見えない魔道具が食いこんでいく。
どこからどうみても「亀甲縛り」にしか見えない。
おまけに、乳首には巨大な洗濯ばさみが挟まって、プラプラ揺れている。
「あががああああ、あががあぁぁ(ああああ、乳首が、乳首が痺れるぅぅ)」
巨大な洗濯ばさみにしか見えない、魔道具は、屈服すれば「快感」を逆らえば「苦痛」を与えるものだった。
「いいのよぉぉ、その調子で、ガチホモたちのところに案内するのよぉ! きちんとできたら、ご褒美上げてもいいのよぉ~」
リードを握りしめ、エロリィが言った。
神聖ロリコーン王国のプリンセスにして、禁呪使い。
リアルで動く、北欧幼女紀行表紙&グラビアである。
「ぬぐぐぐぐぐ―― 俺の馬では…… 俺の馬ではダメなのか……」
緑の髪の毛を揺らしながら、拳を握りしめるエルフ。
中身は、特濃ヲタの男子高校生の千葉君。
いつの間にか、一人称が「俺」に戻っている。
キャラを作っている余裕もなくなってきているようだった。
城の外で、エロリィの馬になることを却下され、そして今、目前でガチホモ奴隷がエロリィの犬となっている。
独特の価値観と感性を持っている特濃ヲタの千葉にとっては、ショックなのだろう。
新参者のガチホモに自分の立場を脅かされていると思っているのかもしれない。
「エロリィちゃん! 俺も、俺も犬に! 犬になりたい! エロリィちゃんの犬にぃぃ! ああ、もしその願いが叶うなら、我が身が原子レベルで分解され、永劫回廊の地獄へ堕ちることも厭わない! ああ、冥府魔道! 俺は冥府魔道に生きるぅぅぅ!!」
キラキラと美しい髪を振り乱し、四つん這いになってエロリィにすり寄っていく千葉。
おまえ、ガチホモ奴隷に対抗意識燃やすなよ。
つーか、高校生でその性癖どうなんだ? 俺ですらドンビキなんだけど。
「アンタね……」
エロリィが怒ったような視線をエルフに向ける。
長く金色のまつ毛が碧い瞳に被さるように動く。
「ああ、その視線、その視線だけで、ごはん3杯! ああ、白夜の光―― エロリィちゃんの瞳は白夜の光。ああ、それは極光なりぃぃ。俺はその光の中で、一睡の安息すら得られない。なぜならば、右手がぁ――」
「もうね、アンタもアインの許嫁なんだから、シャンとするのよ。アインの格が下がるのよぉ」
ビシッとエロリィが千葉に言った。
それは突き放した言葉であったが、なぜかその眼差しは、普段のエロリィにはない柔らかさがあった。
「エロリィちゃん……」
「アンタは、私の下僕だけど、犬じゃないのよ! それにアインの許嫁でもあるいのよ。しっかりするのよッ!」
俺の許嫁の間では意外に千葉の評価が高い。何故だかわからんが、コイツの存在がある種の潤滑油というか緩衝剤になっているという面もある。
千葉はゆっくりと四つん這いの状態から、立ち上がる――
「ぬぉぉぉ!! そうだ! この不肖・エルフの千葉! アインの許嫁として異世界に生きると決意したのだ。そうだ! エロリィちゃんありがとう!」
緑の髪を振り乱し、絶叫するエルフ。その手には血に染まった槍が握られている。
つーか、そんな重たい決意なんてしないでいいから――
そんな俺の思いを知らず、キュンとエルフの千葉は俺の方を向いた。
エメラルドグリーンの瞳がジッと俺を見つめる。
まさに幻想世界にいざなう神秘の瞳。
「俺の、俺のおっぱいを揉んでくれ―― 天成! いや、アイン――」
すっと優雅に腕を持ち上げ、俺の肩に繊細な指を置いた。
その動作一つ一つが、幻想という名の、夢の舞踏のようであった。
言ってることは最悪だったが。
「なんで、この場で、オマエのおっぱい揉まなきゃいけないんだよ! いい加減にしろよ!」
くるっとエルフの千葉が俺に背中を向けた。
細い体のラインがよく分かる。流れるような美しい四肢が伸びる。
「後ろだ! 後ろから手を回して、おもむろにおっぱいを揉んでくれ! ああ―- 決意だ。 俺がお前の許嫁であるという覚悟と決意を決戦の前に示さねばならぬ。そのためには、アイン―― オマエにおっぱいを強引に揉んでもらわねばらない」
突出した異常性をむき出しにして、俺に「おっぱいを揉め」と迫るエルフ。
後姿が、幻想的な上に色っぽいので、更に始末が悪い。
『これよ! 業に入らば業に従えね!』
『業じゃねーよ! 郷だよ』
もはや、俺は何しに、ここに来ているのか、分けが分からなくなってくる。もう、帰っていいですか?
「アイン―― 揉むのです。エルフの、おっぱいを揉みなさい」
「はい? なんですか? お姉様――」
「エルフの決意を汲んでやるのです。新世界の王となるアインの度量を示すのです――」
クイッとシャラートがメガネを持ち上げ言った。
ただ、鼻息が「ふー、ふー」と荒くなっているのを俺は見逃さない。
「お姉様、なんですかそれ?」
「アインはエルフのおっぱいを後ろから揉む。私がアインの可愛いおっぱいを摘まんであげます―― そして、ワタシとキスするのです」
なんだよ、その特殊プレイは?
お姉様、そんなシチュエーションで興奮するんですか?
確かに、ちょっとNTR要素とかあるかもしれませんけどね!
今、ここでやることですか?
反論したいが、俺はしない。シャラートに逆らうことが本能的にできない。
彼女は大きなおっぱいをギュッと俺に押し付けてきた。
柔らかく十分な弾力と体温が染み込んできた。くらくらとするいい匂いもしてきた。
「あはッ! 後ろからってのもいいね! シャラートは右でいいだろ! 私は左ね!」
そう言うと、ライサも後ろから俺に抱き着いてきた。
俺の首に手を回し、強引に顔を向けさせ、唇を重ねてきた。
柔らかい唇の感触で頭がぼーっとしてくる。
ニュルんと舌が捻じ込まれ、ベロチュウ開始。ニュルニュルと俺の口の中をライサの柔らかい舌が動き回る。
「あひぃぃぃああああああ~」
キュンと俺の乳首がつままれた。シャラートがつねる様に俺の乳首を摘まんだのだ。
脳天に電流が走ったような感じがした。
ライサとのベロチュウがそれで中断。離れた口に、白く細い指が突っ込まれた。シャラートの指だった。
「さあ、あのエルフのおっぱいを揉みなさい―― そうすれば、もっと……」
シャラートの切れ長の目が妖しく俺を見つめる。完全に欲情しているんですけど、このお姉様。
敵中ど真ん中で、これから1万人のガチホモが待っているのに、いいのこれ?
「あああん、天成君―― やっぱり、若い娘(こ)がいいのね……(でも、大人の女だって、負けないのよ。28歳のこの体を好きにしていいのは、天成君だけなの、うふ。ああん、もう教師でも生徒でもないわ。そう、これは男と女…… いいえ、牡と牝なの、うふ)」
エナメルのような艶々のボンデージを身にまとった狂乱の人外教師が、狂った内面描写を空間に垂れ流し。
もはや、どう収拾つければいいのか、意味不明である。
池内先生は、シャラート以上かと思われる巨大なおっぱいを揺らしながら俺に迫ってくる。
「もうね! アンタたちなにやってんのよ! アインは私の物なのよッ! ガチホモを殺しまくったら、アインと私が赤ちゃん作るのよぉぉ! アンタら、いい加減にするのよ!」
ガチホモ奴隷のリードを振りまわし、エロリィが荒れ狂う。
ガチホモの首が締まり、身悶えているが、喜びなのか、苦しみなのか判断に困る。
「アナタ達、少し静かにしなさい!」
ガンと槍の柄で床を叩く音。そして、凛とした声が響いた。
俺の母親であるルサーナだった。
「アインちゃんが、可愛くて、天才で、強くて、モテモテなのは仕方ありません。しかし、ここは敵地です。アインの許嫁として、自覚を持った行動をしなさい」
俺の許嫁たちが静かになった。さすがに異世界最強だろうと思われるルサーナに逆らう者はいない。
「いい機会です――」
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その容姿は、永遠の17歳。
俺の母親なので、俺は全然エロい気持ちにならないが、超絶的な美人であることは間違いない。
そして、最強だ。
その佇まいは、反論の余地をゆるさない、まさに救国の英雄である「銀髪の竜槍姫」だった。
「私の可愛い、アインちゃんの素晴らしい遺伝子を残す相手は、それ相応に優秀な者でなければなりません――」
うんうんと、許嫁たちが頷いている。
「この先、ガチホモ戦士1万人―― 最も多く虐殺した者に、アインを一晩独占できる権利を与えます」
ギン――
と一気に、空気が殺気立つ。
ビシビシと音をたてて、空間に亀裂が入る様な緊張感が満ちてきた。
「それは―― 素晴らしい事です―― アインの遺伝子は一滴残らず私のものです」
シャラートが「ふーふー」と鼻息を荒くさせながらつぶやく。
「もうね、アインの遺伝子をバンバン残すのよ! 私で残すのよぉぉ!」
エロリィが金髪ツインテールを揺らしながら叫ぶ。全身が金色のフォトンに包まれる。
「あはッ! いいね! 殺して、殺して、殺しまくって、アインと熱く一晩過ごすんだ!」
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「ああん、いいの? 私でもいいのかしら? 天成君……(いいのよ。私の年上の体で遺伝子を…… うふ、真央をこんな気持ちにさせるなんて…… いいわ、大人の女の本気をみせてあげるの、うふふ)」
もはや、狂っているという以外ない人外女教師の内面描写垂れ流し。
なにこれ?
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「ママ……」
「ああ、アイン、容赦なく厳しいママを許して、これもアインのためなの。私のできるのは、このスリスリだけなの! ああ、これが母親なの。アインちゃん! 私の可愛いアインちゃん」
俺を抱きかかえ、スリスリを炸裂させるルサーナ。
ブンブンと柔らかいおっぱいが俺の頬をこすり上げる。
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