11 / 94
一章 〜全ての始まり〜
十一話『思わぬ遭遇』
しおりを挟む
今回は一人で、プレゼントを買いたいと言ったらお父様とお母様と使用人に大いに驚かれた。そんなに驚くこと……?と言いたくなるほど驚かれて正直言って心外だったけど、冷静に考えてみたら私自分で買いに行く気がない癖に使用人に買わせたプレゼントに丁寧に一つ一つダメ出ししてた嫌な奴だったからね……
そりゃあ、驚かれるか……と反省し今までのことを謝ったらやっぱり驚かれた。
だけど、すぐ許してくれたし(使用人の立場もあるからだと思うけど)気持ちを切り替えて……
「お兄様のプレゼント買いに行こう!」
そう言いながら私は車に乗り込んだ。本当は自転車が良かったんだけどお父様とお母様が許してくれなかった。……心配してくれてたのは嬉しいけど……自転車ぐらい乗れるのになぁ……。
そう思いながら心の中でため息を吐いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
車に乗り込んで10分も立たない内にショッピングモールへとやってきた。ここならお兄様が欲しいと言っていたものが必ずある筈!
まぁ、お兄様本人からは気持ちだけで充分だと言われたが……
「(お兄様にああ言われたけども、やっぱりこういうのは形にしないと……!だってお兄様には迷惑沢山かけたし……)」
前世の記憶が戻る前まではお兄様の名前使ってやりたい放題してたしね……そのせいでお兄様ちょっと風評被害にもちょっとだけあったらしいし……
まぁ、そんな被害もお兄様の普段の行い見ていたらすぐ消されたらしいけど。というわけでいざお買い物だ。目指すはお兄様の欲しいもの!
「(こういうのは無難に消えものにするべき?お菓子の詰め合わせとか……?)」
お兄様が招待する子はお兄様のクラスの子だけだと言っていた。後はお父様関連のおじ様達が来ると言っていたっけ。
「貴方ってもしかして…悠真くんの妹さん?」
不意にそんな声がした。見に覚えのある声に私は振り向く。そこにはーー
「か、香織様……?」
思わぬ遭遇に私は間抜けな声を出すことしかできなかったが、香織様は嬉しそうにこう言った。
「あら?私のこと知っていてくれてたのね?嬉しいわ」
香織様を知らない人なんて学園内じゃいませんよ!?と心の中でそう思いながら、笑顔でこう言った。
「か、香織様はこんなところで何を…しているのですか?」
「悠真くんのプレゼントを買いに来たの。でも、悠真くんって何が欲しいとかそんなこと全然言ってくれなくて…」
悠真くん……ってお兄様の名前!お兄様ってば!香織様とそういう関係なの~!?下の名前で呼ぶ関係なの~~?
「だから、教えて欲しいの。悠真くんが何が欲しいのか……とか。良かったら教えてくれないかなぁって」
そう言って香織様はにっこりと笑う。…笑顔素敵すぎだろ。こんな笑みを浮かべて言ってくる人の頼みを断ることなんて出来ない。
「……わかりました。私に任せてください!香織様!」
そう言って私は胸を叩いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あの後、店を歩き回った。お兄様に相応しいプレゼントを見つけるために。だけどどれもこれも何か違う、という結論に至ってしまった。
「ありきたりなものは嫌じゃない?」
という香織様の言葉によって。私もありきたりなものは嫌だと思うので同意見だけどね。
「……何かが違うのよねぇ」
そう言って真剣な表情で、香織様は休憩用のベンチに座る。…….近くから見ても本当に綺麗だなこの人……毛穴一つないとか本当に羨ましいし、世の中不公平だなぁってそう思いもした。
「…ねぇ、透華ちゃん」
「は、はい!」
不意に名前で呼ばれてしまった。……こんな美人な人に間近で見られるの何のご褒美?お金とか払ってないですけど……?!てゆうか、この状況王子に見られたら私刺されない!?そっちの方も心配なんだけど……!
「今日はありがとう。私の我儘に付き合ってくれて」
そんなくだらないことを思っていると、香織様はそう言った。私は慌てて胸の前でバタバタと手を振りながら
「いいえ!香織様は悪くありません。私も何かが違う!と思ってましたから!どこにも我儘要素なんてありませんよ!」
「そう?そう言ってくれると嬉しいわ」
そう言って香織様は笑う。笑う姿は正に女神の微笑みだ。美しすぎる。絵になりそうなぐらい美しい……とそう思った直後ーー
「おい。香織!」
そんな声が聞こえてきた。振り向くと香織様は苦笑いを零しているが私も盛大に顔を歪めそうになってしまった。だって……そこにいるのが王子だからだ。王子は不機嫌そうに仁王立ちしながらこう言った。
「まだ?そんなにあいつのプレゼントに困難しているのなら俺が選んでやるって言ってるのに……」
「もう!わかってないわね!こういうのはね自分で選んだからこそ意味があるの!折角招待して貰ったのに適当に選んだり他の人が選んだものを渡したくないの!」
プンプンと怒っている香織様の横で私はうんうんと頷く。香織様はやっぱりこうだよね!原作通りで安心したわ。香織様は頑固で変なところでプライド高くてそして変なところで潔くてユーモアもあるお方だからね。そんな彼女に振り回される王子も満更じゃなさそうだし。だけど今回は焦るよね……何せ、男の人のプレゼントだし。
「とゆうか冬馬は来なくていいって言ったじゃん!」
「お前のお父様から頼まれたから……」
「もう、お父様の命令なんて聞かなくて良いって言ってるのに!」
そういえば香織様のお父様の命令で香織様と常に一緒にいるって設定だったよね……まぁ、王子としてはそっちの方が好都合でいいんだろうけど。
「……それで?そいつは?」
不意に私を指を刺す王子。げっ、も、もしかしてこれで認識されます?嫌だ~!そんなの!折角、関わりを無くしてたのに!と思いながら、私はふっとあるものが目に入った。それはーー
「あ、この子は……「香織様!」
私の紹介をする香織様を遮り、私はとある方向を指で刺す。その方向に香織様と王子は目を向けてそしてーー
「これ!お兄様がほしいって言っていました!」
まさしくこれがお兄様が欲しいと昔言っていたものだ!シリーズもので唯一これだけ集まらなかったの気がかりだって言ってたものね!昔からぬいぐるみ集めるの好きだったって言ってたし。
「は?これが?」
不可解そうな顔で王子はまじまじとこれを見つめている。
「……本当にこれ?」
「はい!本当にこれです!それに可愛いでしょ?!」
「は……?」
呆れたように王子はため息を吐く。何よー、可愛いでしょ?丸いつぶらな瞳とか。心の中で王子に文句を言っている私に対し、王子は横でプルプルと震える香織様に向かってこう言った。
「こいつじゃ話にならねー。やっぱり俺が……」
「これ!悠真くんも集めてるの?私もよ!」
選んでやる、とでも言いたげだった王子は呆気に取られたようにこのぬいぐるみを2度見した。
「ただ、この表情だけはどうしても買えなかったのよねぇ。こんなところで巡り会うなんてラッキーだわ!ありがとう!透華ちゃん!」
「どういたしまして!じゃあ、二つ買いましょ!香織様!」
王子を尻目に私達は二人で盛り上がっていたが王子は呆然と、
「香織って本当わけわかんね……そういうところが好きなんだけど……ってちょっと待って!それってペア……!」
そんな王子の焦り声が聞こえたが、私は聞こえないフリをした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
結局、その後王子にぬいぐるみは却下された。強引な形で戻され、強制的に私も乗せられた車の中で王子はこう言った。
「こういうものは手作りものに限るだろ!」
「え……?て、手作り?」
手作りプレゼント。ばっと思いつくのは肩たたき券ぐらいしか思い浮かばない……そもそも私お父様のプレゼントもお母様のプレゼントも使用人に買わせてたし……
「そう、手作り。心がこもってて一番いいと思うぞ。ま、今回はしなくていい……「それ凄くいいわね!」
「えっ」
キラキラな目をして香織様は私の手を握りながらこう言った。
「手作りプレゼント、良かったら私と一緒に作らない?悠真くんの誕生日まで一週間ぐらい時間あるし」
突然のお誘いに私は一瞬戸惑った。だってそれってもれなく王子が付いてくるってことですよね……?!そんなことを頭の中で葛藤していると、香織様は悲しそうな顔で……
「あ……やっぱり嫌?そうよね……いくら一週間前とは言え、急にこんなこと言ったら……」
うっ……香織様を悲しませるだなんて……!それはいけない!
「わ、わかりました……!私と香織様で一緒に手作りプレゼント作りましょう!」
私がそう言うと、パッと嬉しそうな顔をする香織様とその光景を面白くなさそうに見ている王子。『何お前余計なこと言ってんの?』みたいな視線だ。しょうがないでしょ?!香織様にあんな悲しそうな表情させたくなかったんだもん!
「あ、なら冬馬もやりましょう?三人で、ね」
差し伸ばされた手。……香織様は王子が唯一心を開き、そして惚れた女。だから、王子の言葉大方想像がつく。
「……まぁ、香織がするなら……やる」
案の定の返事に私はため息をこぼすしかなかった。
そりゃあ、驚かれるか……と反省し今までのことを謝ったらやっぱり驚かれた。
だけど、すぐ許してくれたし(使用人の立場もあるからだと思うけど)気持ちを切り替えて……
「お兄様のプレゼント買いに行こう!」
そう言いながら私は車に乗り込んだ。本当は自転車が良かったんだけどお父様とお母様が許してくれなかった。……心配してくれてたのは嬉しいけど……自転車ぐらい乗れるのになぁ……。
そう思いながら心の中でため息を吐いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
車に乗り込んで10分も立たない内にショッピングモールへとやってきた。ここならお兄様が欲しいと言っていたものが必ずある筈!
まぁ、お兄様本人からは気持ちだけで充分だと言われたが……
「(お兄様にああ言われたけども、やっぱりこういうのは形にしないと……!だってお兄様には迷惑沢山かけたし……)」
前世の記憶が戻る前まではお兄様の名前使ってやりたい放題してたしね……そのせいでお兄様ちょっと風評被害にもちょっとだけあったらしいし……
まぁ、そんな被害もお兄様の普段の行い見ていたらすぐ消されたらしいけど。というわけでいざお買い物だ。目指すはお兄様の欲しいもの!
「(こういうのは無難に消えものにするべき?お菓子の詰め合わせとか……?)」
お兄様が招待する子はお兄様のクラスの子だけだと言っていた。後はお父様関連のおじ様達が来ると言っていたっけ。
「貴方ってもしかして…悠真くんの妹さん?」
不意にそんな声がした。見に覚えのある声に私は振り向く。そこにはーー
「か、香織様……?」
思わぬ遭遇に私は間抜けな声を出すことしかできなかったが、香織様は嬉しそうにこう言った。
「あら?私のこと知っていてくれてたのね?嬉しいわ」
香織様を知らない人なんて学園内じゃいませんよ!?と心の中でそう思いながら、笑顔でこう言った。
「か、香織様はこんなところで何を…しているのですか?」
「悠真くんのプレゼントを買いに来たの。でも、悠真くんって何が欲しいとかそんなこと全然言ってくれなくて…」
悠真くん……ってお兄様の名前!お兄様ってば!香織様とそういう関係なの~!?下の名前で呼ぶ関係なの~~?
「だから、教えて欲しいの。悠真くんが何が欲しいのか……とか。良かったら教えてくれないかなぁって」
そう言って香織様はにっこりと笑う。…笑顔素敵すぎだろ。こんな笑みを浮かべて言ってくる人の頼みを断ることなんて出来ない。
「……わかりました。私に任せてください!香織様!」
そう言って私は胸を叩いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あの後、店を歩き回った。お兄様に相応しいプレゼントを見つけるために。だけどどれもこれも何か違う、という結論に至ってしまった。
「ありきたりなものは嫌じゃない?」
という香織様の言葉によって。私もありきたりなものは嫌だと思うので同意見だけどね。
「……何かが違うのよねぇ」
そう言って真剣な表情で、香織様は休憩用のベンチに座る。…….近くから見ても本当に綺麗だなこの人……毛穴一つないとか本当に羨ましいし、世の中不公平だなぁってそう思いもした。
「…ねぇ、透華ちゃん」
「は、はい!」
不意に名前で呼ばれてしまった。……こんな美人な人に間近で見られるの何のご褒美?お金とか払ってないですけど……?!てゆうか、この状況王子に見られたら私刺されない!?そっちの方も心配なんだけど……!
「今日はありがとう。私の我儘に付き合ってくれて」
そんなくだらないことを思っていると、香織様はそう言った。私は慌てて胸の前でバタバタと手を振りながら
「いいえ!香織様は悪くありません。私も何かが違う!と思ってましたから!どこにも我儘要素なんてありませんよ!」
「そう?そう言ってくれると嬉しいわ」
そう言って香織様は笑う。笑う姿は正に女神の微笑みだ。美しすぎる。絵になりそうなぐらい美しい……とそう思った直後ーー
「おい。香織!」
そんな声が聞こえてきた。振り向くと香織様は苦笑いを零しているが私も盛大に顔を歪めそうになってしまった。だって……そこにいるのが王子だからだ。王子は不機嫌そうに仁王立ちしながらこう言った。
「まだ?そんなにあいつのプレゼントに困難しているのなら俺が選んでやるって言ってるのに……」
「もう!わかってないわね!こういうのはね自分で選んだからこそ意味があるの!折角招待して貰ったのに適当に選んだり他の人が選んだものを渡したくないの!」
プンプンと怒っている香織様の横で私はうんうんと頷く。香織様はやっぱりこうだよね!原作通りで安心したわ。香織様は頑固で変なところでプライド高くてそして変なところで潔くてユーモアもあるお方だからね。そんな彼女に振り回される王子も満更じゃなさそうだし。だけど今回は焦るよね……何せ、男の人のプレゼントだし。
「とゆうか冬馬は来なくていいって言ったじゃん!」
「お前のお父様から頼まれたから……」
「もう、お父様の命令なんて聞かなくて良いって言ってるのに!」
そういえば香織様のお父様の命令で香織様と常に一緒にいるって設定だったよね……まぁ、王子としてはそっちの方が好都合でいいんだろうけど。
「……それで?そいつは?」
不意に私を指を刺す王子。げっ、も、もしかしてこれで認識されます?嫌だ~!そんなの!折角、関わりを無くしてたのに!と思いながら、私はふっとあるものが目に入った。それはーー
「あ、この子は……「香織様!」
私の紹介をする香織様を遮り、私はとある方向を指で刺す。その方向に香織様と王子は目を向けてそしてーー
「これ!お兄様がほしいって言っていました!」
まさしくこれがお兄様が欲しいと昔言っていたものだ!シリーズもので唯一これだけ集まらなかったの気がかりだって言ってたものね!昔からぬいぐるみ集めるの好きだったって言ってたし。
「は?これが?」
不可解そうな顔で王子はまじまじとこれを見つめている。
「……本当にこれ?」
「はい!本当にこれです!それに可愛いでしょ?!」
「は……?」
呆れたように王子はため息を吐く。何よー、可愛いでしょ?丸いつぶらな瞳とか。心の中で王子に文句を言っている私に対し、王子は横でプルプルと震える香織様に向かってこう言った。
「こいつじゃ話にならねー。やっぱり俺が……」
「これ!悠真くんも集めてるの?私もよ!」
選んでやる、とでも言いたげだった王子は呆気に取られたようにこのぬいぐるみを2度見した。
「ただ、この表情だけはどうしても買えなかったのよねぇ。こんなところで巡り会うなんてラッキーだわ!ありがとう!透華ちゃん!」
「どういたしまして!じゃあ、二つ買いましょ!香織様!」
王子を尻目に私達は二人で盛り上がっていたが王子は呆然と、
「香織って本当わけわかんね……そういうところが好きなんだけど……ってちょっと待って!それってペア……!」
そんな王子の焦り声が聞こえたが、私は聞こえないフリをした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
結局、その後王子にぬいぐるみは却下された。強引な形で戻され、強制的に私も乗せられた車の中で王子はこう言った。
「こういうものは手作りものに限るだろ!」
「え……?て、手作り?」
手作りプレゼント。ばっと思いつくのは肩たたき券ぐらいしか思い浮かばない……そもそも私お父様のプレゼントもお母様のプレゼントも使用人に買わせてたし……
「そう、手作り。心がこもってて一番いいと思うぞ。ま、今回はしなくていい……「それ凄くいいわね!」
「えっ」
キラキラな目をして香織様は私の手を握りながらこう言った。
「手作りプレゼント、良かったら私と一緒に作らない?悠真くんの誕生日まで一週間ぐらい時間あるし」
突然のお誘いに私は一瞬戸惑った。だってそれってもれなく王子が付いてくるってことですよね……?!そんなことを頭の中で葛藤していると、香織様は悲しそうな顔で……
「あ……やっぱり嫌?そうよね……いくら一週間前とは言え、急にこんなこと言ったら……」
うっ……香織様を悲しませるだなんて……!それはいけない!
「わ、わかりました……!私と香織様で一緒に手作りプレゼント作りましょう!」
私がそう言うと、パッと嬉しそうな顔をする香織様とその光景を面白くなさそうに見ている王子。『何お前余計なこと言ってんの?』みたいな視線だ。しょうがないでしょ?!香織様にあんな悲しそうな表情させたくなかったんだもん!
「あ、なら冬馬もやりましょう?三人で、ね」
差し伸ばされた手。……香織様は王子が唯一心を開き、そして惚れた女。だから、王子の言葉大方想像がつく。
「……まぁ、香織がするなら……やる」
案の定の返事に私はため息をこぼすしかなかった。
0
お気に入りに追加
64
あなたにおすすめの小説
勇者現代へ帰る。でも、国ごと付いてきちゃいました。
Azanasi
ファンタジー
突然召喚された卒業間近の中学生、直人
召喚の途中で女神の元へ……女神から魔神の討伐を頼まれる。
断ればそのまま召喚されて帰るすべはないと女神は言い、討伐さえすれば元の世界の元の時間軸へ帰してくれると言う言葉を信じて異世界へ。
直人は魔神を討伐するが帰れない。実は魔神は元々そんなに力があるわけでもなくただのハリボテだった。そう、魔法で強く見せていただけだったのだが、女神ともなればそれくらい簡単に見抜けるはずなおだが見抜けなかった。女神としては責任問題だここでも女神は隠蔽を施す。
帰るまで数年かかると直人に伝える、直人は仕方なくも受け入れて現代の知識とお買い物スキルで国を発展させていく
ある時、何の前触れもなく待望していた帰還が突然がかなってしまう。
それには10年の歳月がかかっていた。おまけにあろうことか国ごと付いてきてしまったのだ。
現代社会に中世チックな羽毛の国が現れた。各国ともいろんな手を使って取り込もうとするが直人は抵抗しアルスタン王国の将来を模索して行くのだった。
■小説家になろうにも掲載
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
先輩に退部を命じられた僕を励ましてくれたアイドル級美少女の後輩マネージャーを成り行きで家に上げたら、なぜかその後も入り浸るようになった件
桜 偉村
恋愛
別にいいんじゃないんですか? 上手くならなくても——。
後輩マネージャーのその一言が、彼の人生を変えた。
全国常連の高校サッカー部の三軍に所属していた如月 巧(きさらぎ たくみ)は、自分の能力に限界を感じていた。
練習試合でも敗因となってしまった巧は、三軍キャプテンの武岡(たけおか)に退部を命じられて絶望する。
武岡にとって、巧はチームのお荷物であると同時に、アイドル級美少女マネージャーの白雪 香奈(しらゆき かな)と親しくしている目障りな存在だった。
だから、自信をなくしている巧を追い込んで退部させ、香奈と距離を置かせようとしたのだ。
そうすれば、香奈は自分のモノになると思っていたから。
武岡の思惑通り、巧はサッカー部を辞めようとしていた。
しかし、そこに香奈が現れる。
成り行きで香奈を家に上げた巧だが、なぜか彼女はその後も彼の家を訪れるようになって——。
「これは警告だよ」
「勘違いしないんでしょ?」
「僕がサッカーを続けられたのは、君のおかげだから」
「仲が良いだけの先輩に、あんなことまですると思ってたんですか?」
甘酸っぱくて、爽やかで、焦れったくて、クスッと笑えて……
オレンジジュース(のような青春)が好きな人必見の現代ラブコメ、ここに開幕!
※これより下では今後のストーリーの大まかな流れについて記載しています。
「話のなんとなくの流れや雰囲気を抑えておきたい」「ざまぁ展開がいつになるのか知りたい!」という方のみご一読ください。
【今後の大まかな流れ】
第1話、第2話でざまぁの伏線が作られます。
第1話はざまぁへの伏線というよりはラブコメ要素が強いので、「早くざまぁ展開見たい!」という方はサラッと読んでいただいて構いません!
本格的なざまぁが行われるのは第15話前後を予定しています。どうかお楽しみに!
また、特に第4話からは基本的にラブコメ展開が続きます。シリアス展開はないので、ほっこりしつつ甘さも補充できます!
※最初のざまぁが行われた後も基本はラブコメしつつ、ちょくちょくざまぁ要素も入れていこうかなと思っています。
少しでも「面白いな」「続きが気になる」と思った方は、ざっと内容を把握しつつ第20話、いえ第2話くらいまでお読みいただけると嬉しいです!
※基本は一途ですが、メインヒロイン以外との絡みも多少あります。
※本作品は小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。
当て馬ポジションに転生してしまった件について〜番外編〜
かんな
恋愛
当て馬ポジションに転生してしまった件についての番外編です。
本編にちょっとしか出てこないキャラ達をフォーカスを当てて描いていけばいいと思ってます。
本編ではなかったざまぁ要素もほんの少し入れたいと思ってます(と言ってもそんなにざまぁはしません)
転生したら乙ゲーのモブでした
おかる
恋愛
主人公の転生先は何の因果か前世で妹が嵌っていた乙女ゲームの世界のモブ。
登場人物たちと距離をとりつつ学園生活を送っていたけど気づけばヒロインの残念な場面を見てしまったりとなんだかんだと物語に巻き込まれてしまう。
主人公が普通の生活を取り戻すために奮闘する物語です
本作はなろう様でも公開しています
深窓の悪役令嬢~死にたくないので仮病を使って逃げ切ります~
白金ひよこ
恋愛
熱で魘された私が夢で見たのは前世の記憶。そこで思い出した。私がトワール侯爵家の令嬢として生まれる前は平凡なOLだったことを。そして気づいた。この世界が乙女ゲームの世界で、私がそのゲームの悪役令嬢であることを!
しかもシンディ・トワールはどのルートであっても死ぬ運命! そんなのあんまりだ! もうこうなったらこのまま病弱になって学校も行けないような深窓の令嬢になるしかない!
物語の全てを放棄し逃げ切ることだけに全力を注いだ、悪役令嬢の全力逃走ストーリー! え? シナリオ? そんなの知ったこっちゃありませんけど?
目が覚めたら、カノジョの兄に迫られていた件
水野七緒
BL
ワケあってクラスメイトの女子と交際中の青野 行春(あおの ゆきはる)。そんな彼が、ある日あわや貞操の危機に。彼を襲ったのは星井夏樹(ほしい なつき)──まさかの、交際中のカノジョの「お兄さん」。だが、どうも様子がおかしくて──
※「目が覚めたら、妹の彼氏とつきあうことになっていた件」の続編(サイドストーリー)です。
※前作を読まなくてもわかるように執筆するつもりですが、前作も読んでいただけると有り難いです。
※エンドは1種類の予定ですが、2種類になるかもしれません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる