56 / 65
三章 〜半年が経って〜
十一話 『奇跡を信じるしか道がない』
しおりを挟む
「な、なるほど。貴方様がナタリー様の身体に入ったお方でしたか……」
「そうよ。迷惑にも程があるわ。私だって何もナタリー・アルディの身体に入ることを望んではいないわ。だから、別に戻らなくても私は別に構わないし……」
ため息を吐きながらも、彼女……リリィは少し悲しそうな目をしながらリリィはこう言った。
「……ナタリー様……ではなく、奈緒様も大変でしょうね。いきなり違う世界に飛ばされて、その上、わがまま娘のナタリー様の身体に入ってしまったのですから……」
苦笑いをしながらそういうリリィ。この子も割と容赦なく、ズケズケという子なのね……まぁ、そういう性格だからこそ、この歳で専属メイドになれたのかもしれないけど。
「そうね、ところでこのナタリー・アルディ……めちゃくちゃローラのこと貶してる…!」
モニターに映る映像を見て、私は驚いた。そこには、ローラを貶しまくるナタリー・アルディが映し出されていたからだ。正直、殺意しか湧かないから辞めろ。私の親友を貶すな。
「……酷いものですわ。でも……これこそがナタリー様ですから。ナタリー様はとても傲慢で、自分勝手な方です。ここの精神世界に来たナタリー様は、毎日モニターを覗き見しては毎日ローラ様や奈緒様を暴言を吐いたりしてましたし……」
「うへぇ……もう戻りたくない……」
こいつの尻拭いすることだけは絶対に嫌。なんで私がこんな奴の尻拭いをしないといけないの?絶対嫌だよ、そんなの。
「……それで奈緒様は……これからどうするおつもりですか?言っておきますがここで自殺しても何もありません。痛いとも感じませんし、ただ意識がなくなるだけです」
な、何その……もう自殺は試したから知ってるよみたいな言い方……!え……?こんな淡々と言うの……こわっ……。
私がドン引きしながらリリィを見ると、彼女はにっこりと微笑んでこう言った。
それは天使のような笑みではなく、悪魔のような笑みだった。
「もう自殺は何回もしましたから……でも一回も死ねません。それは……ここが現実世界ではなく、精神世界です。だから、自殺して死んでも痛みや苦しみはないんですよ」
「そ、そう……」
ドン引きしながら、私はモニターに映る映像を再度見る。そこでは、ナタリー・アルディがローラに向かって暴言を吐きまくっていた。ローラは唐突に変わった変貌に怯えているのか、震えていた。
可哀想に……何も悪くないのにあんなに怯えて…!
「ローラ・クレーヴ様ですよね?平民でありながらアシュリー・ベルナール様と同様光属性魔法を持っているという……ナタリー様は……ローラ・クレーヴ様のことが気に食わず、いじめているんですよ。そんなことをしても自分の評判が下がるだけなのに……」
ため息混じりにそう言うリリィ。何かこの子も……今のリリィも案外変わらないのでは?私はそんなことを思いながらも……
「と、ところで……リリィ、私のことは奈緒様じゃなくて普通に奈緒でいいわよ。敬語もやめて。堅苦しいし」
「ええ!そ、それはなりません。だって奈緒様はナタリー様の身体に入った身ですもの!敬語は当たり前ですわ!」
そう言って首を横に振るリリィ。これは意地でも自分の意見を曲げる気はなさそうだ。今リリィに入っているあいつも頑固だし今の奴とさほど変わらないのかもしれない。
「そう……まぁ、無理強いはするつもりはないけども……」
私はリリィの態度に諦めてそう呟くとリリィはニッコリと笑った。
ナタリー・アルディは相変わらず、ローラに対して暴言を吐いていた。それを……私は……
「もう限界……私、あの馬鹿令嬢に一言言いたいわ!どうやったらあいつの身体の主導権奪えるの?」
「主導権を奪うためには……修行あるのみです!精神世界で修行をして、現実世界でその成果を活かすのです」
修行……修行でどうにか出来るものなのか………?でも、やらないよりはマシだろう。ナタリー・アルディの好き勝手させるわけにはいかない! こうして……私とリリィは修行を始めたのであった。
△▼△▼
あの日から私は修行を始めた。修行といっても、瞑想して心を落ち着かせるという簡単なものだが……これが案外難しい。
瞑想中にナタリー・アルディの声が聞こえてきたりするとイラッとするし……正直修行どころじゃない。
そもそも、これが修行になるのか分からない。けど……やらないよりはマシだろうし。そんな感じで修行を続けて、半年が経った頃。
ついに……私は瞑想中にナタリー・アルディの声が聞こえなくなった!やったよ……私、瞑想上手くなってるよ……! その嬉しさに舞い上がっていると、
「奈緒様、おめでとうございます!瞑想上手くなりましたね!お見事です!」
そう言ってリリィはパチパチと拍手をしてきてめちゃくちゃ嬉しそうだ。……嬉しそうだけども……
「貴方は……しなくても良いの?」
「はい。私は奈緒様みたく、元の身体に戻りたいとは思いませんし…」
「どうして?だって貴方も早く戻りたいんじゃ……」
「いえ……私はもう既に死んでいる身ですから。この身体も仮初めの姿……いつまでもこの世界に居座るつもりはありませんよ。私の身体はあの人が乗っ取ってますし。でも、戻る理由はありません。もうこの世界に未練はないですから」
そう言ってニッコリと笑うリリィ。本人が未練がないというのなら……このままで良いのだろう……本当にいいのか?
それに……
「よくよく考えてみると、私もうナタリー・アルディの身体に入りたくないわ……欲を言うと……この身体のままナタリー・アルディのことを殴りたいわ……」
私は拳を握りしめながらそう言う。もうあんな傲慢で自分勝手な奴の身体になんて入りたくない。というか、あいつのせいでどれだけ私が苦労しているのか……! すると、リリィは苦笑いをしながらこう言った。
「残念ながら……ここの世界に戻る方法は……分かりません。ただ……ナタリー様が戻ったのは、瞑想して心を落ち着かせたから……だと思います。精神世界で瞑想をすれば、現実世界でも心が落ち着きますから……と、勝手ながら私は思っていました。それに半年もナタリー様は瞑想を続けられてやっと身体が入れ替わったわけですし……この精神世界を抜けるにはそれこそ…神様にでも頼まないと無理でしょうね……」
「神様に頼む……?それよ!それ!」
もう奇跡を信じるしかない!私がそう言うと、リリィはキョトンとした顔をして私を見ていたが、もうこの可能性に賭けるしかなかった。
「そうよ。迷惑にも程があるわ。私だって何もナタリー・アルディの身体に入ることを望んではいないわ。だから、別に戻らなくても私は別に構わないし……」
ため息を吐きながらも、彼女……リリィは少し悲しそうな目をしながらリリィはこう言った。
「……ナタリー様……ではなく、奈緒様も大変でしょうね。いきなり違う世界に飛ばされて、その上、わがまま娘のナタリー様の身体に入ってしまったのですから……」
苦笑いをしながらそういうリリィ。この子も割と容赦なく、ズケズケという子なのね……まぁ、そういう性格だからこそ、この歳で専属メイドになれたのかもしれないけど。
「そうね、ところでこのナタリー・アルディ……めちゃくちゃローラのこと貶してる…!」
モニターに映る映像を見て、私は驚いた。そこには、ローラを貶しまくるナタリー・アルディが映し出されていたからだ。正直、殺意しか湧かないから辞めろ。私の親友を貶すな。
「……酷いものですわ。でも……これこそがナタリー様ですから。ナタリー様はとても傲慢で、自分勝手な方です。ここの精神世界に来たナタリー様は、毎日モニターを覗き見しては毎日ローラ様や奈緒様を暴言を吐いたりしてましたし……」
「うへぇ……もう戻りたくない……」
こいつの尻拭いすることだけは絶対に嫌。なんで私がこんな奴の尻拭いをしないといけないの?絶対嫌だよ、そんなの。
「……それで奈緒様は……これからどうするおつもりですか?言っておきますがここで自殺しても何もありません。痛いとも感じませんし、ただ意識がなくなるだけです」
な、何その……もう自殺は試したから知ってるよみたいな言い方……!え……?こんな淡々と言うの……こわっ……。
私がドン引きしながらリリィを見ると、彼女はにっこりと微笑んでこう言った。
それは天使のような笑みではなく、悪魔のような笑みだった。
「もう自殺は何回もしましたから……でも一回も死ねません。それは……ここが現実世界ではなく、精神世界です。だから、自殺して死んでも痛みや苦しみはないんですよ」
「そ、そう……」
ドン引きしながら、私はモニターに映る映像を再度見る。そこでは、ナタリー・アルディがローラに向かって暴言を吐きまくっていた。ローラは唐突に変わった変貌に怯えているのか、震えていた。
可哀想に……何も悪くないのにあんなに怯えて…!
「ローラ・クレーヴ様ですよね?平民でありながらアシュリー・ベルナール様と同様光属性魔法を持っているという……ナタリー様は……ローラ・クレーヴ様のことが気に食わず、いじめているんですよ。そんなことをしても自分の評判が下がるだけなのに……」
ため息混じりにそう言うリリィ。何かこの子も……今のリリィも案外変わらないのでは?私はそんなことを思いながらも……
「と、ところで……リリィ、私のことは奈緒様じゃなくて普通に奈緒でいいわよ。敬語もやめて。堅苦しいし」
「ええ!そ、それはなりません。だって奈緒様はナタリー様の身体に入った身ですもの!敬語は当たり前ですわ!」
そう言って首を横に振るリリィ。これは意地でも自分の意見を曲げる気はなさそうだ。今リリィに入っているあいつも頑固だし今の奴とさほど変わらないのかもしれない。
「そう……まぁ、無理強いはするつもりはないけども……」
私はリリィの態度に諦めてそう呟くとリリィはニッコリと笑った。
ナタリー・アルディは相変わらず、ローラに対して暴言を吐いていた。それを……私は……
「もう限界……私、あの馬鹿令嬢に一言言いたいわ!どうやったらあいつの身体の主導権奪えるの?」
「主導権を奪うためには……修行あるのみです!精神世界で修行をして、現実世界でその成果を活かすのです」
修行……修行でどうにか出来るものなのか………?でも、やらないよりはマシだろう。ナタリー・アルディの好き勝手させるわけにはいかない! こうして……私とリリィは修行を始めたのであった。
△▼△▼
あの日から私は修行を始めた。修行といっても、瞑想して心を落ち着かせるという簡単なものだが……これが案外難しい。
瞑想中にナタリー・アルディの声が聞こえてきたりするとイラッとするし……正直修行どころじゃない。
そもそも、これが修行になるのか分からない。けど……やらないよりはマシだろうし。そんな感じで修行を続けて、半年が経った頃。
ついに……私は瞑想中にナタリー・アルディの声が聞こえなくなった!やったよ……私、瞑想上手くなってるよ……! その嬉しさに舞い上がっていると、
「奈緒様、おめでとうございます!瞑想上手くなりましたね!お見事です!」
そう言ってリリィはパチパチと拍手をしてきてめちゃくちゃ嬉しそうだ。……嬉しそうだけども……
「貴方は……しなくても良いの?」
「はい。私は奈緒様みたく、元の身体に戻りたいとは思いませんし…」
「どうして?だって貴方も早く戻りたいんじゃ……」
「いえ……私はもう既に死んでいる身ですから。この身体も仮初めの姿……いつまでもこの世界に居座るつもりはありませんよ。私の身体はあの人が乗っ取ってますし。でも、戻る理由はありません。もうこの世界に未練はないですから」
そう言ってニッコリと笑うリリィ。本人が未練がないというのなら……このままで良いのだろう……本当にいいのか?
それに……
「よくよく考えてみると、私もうナタリー・アルディの身体に入りたくないわ……欲を言うと……この身体のままナタリー・アルディのことを殴りたいわ……」
私は拳を握りしめながらそう言う。もうあんな傲慢で自分勝手な奴の身体になんて入りたくない。というか、あいつのせいでどれだけ私が苦労しているのか……! すると、リリィは苦笑いをしながらこう言った。
「残念ながら……ここの世界に戻る方法は……分かりません。ただ……ナタリー様が戻ったのは、瞑想して心を落ち着かせたから……だと思います。精神世界で瞑想をすれば、現実世界でも心が落ち着きますから……と、勝手ながら私は思っていました。それに半年もナタリー様は瞑想を続けられてやっと身体が入れ替わったわけですし……この精神世界を抜けるにはそれこそ…神様にでも頼まないと無理でしょうね……」
「神様に頼む……?それよ!それ!」
もう奇跡を信じるしかない!私がそう言うと、リリィはキョトンとした顔をして私を見ていたが、もうこの可能性に賭けるしかなかった。
10
お気に入りに追加
180
あなたにおすすめの小説
深窓の悪役令嬢~死にたくないので仮病を使って逃げ切ります~
白金ひよこ
恋愛
熱で魘された私が夢で見たのは前世の記憶。そこで思い出した。私がトワール侯爵家の令嬢として生まれる前は平凡なOLだったことを。そして気づいた。この世界が乙女ゲームの世界で、私がそのゲームの悪役令嬢であることを!
しかもシンディ・トワールはどのルートであっても死ぬ運命! そんなのあんまりだ! もうこうなったらこのまま病弱になって学校も行けないような深窓の令嬢になるしかない!
物語の全てを放棄し逃げ切ることだけに全力を注いだ、悪役令嬢の全力逃走ストーリー! え? シナリオ? そんなの知ったこっちゃありませんけど?
悪役令嬢の独壇場
あくび。
ファンタジー
子爵令嬢のララリーは、学園の卒業パーティーの中心部を遠巻きに見ていた。
彼女は転生者で、この世界が乙女ゲームの舞台だということを知っている。
自分はモブ令嬢という位置づけではあるけれど、入学してからは、ゲームの記憶を掘り起こして各イベントだって散々覗き見してきた。
正直に言えば、登場人物の性格やイベントの内容がゲームと違う気がするけれど、大筋はゲームの通りに進んでいると思う。
ということは、今日はクライマックスの婚約破棄が行われるはずなのだ。
そう思って卒業パーティーの様子を傍から眺めていたのだけど。
あら?これは、何かがおかしいですね。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
醜いと蔑まれている令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます
ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。
そして前世の私は…
ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。
とある侯爵家で出会った令嬢は、まるで前世のとあるホラー映画に出てくる貞◯のような風貌だった。
髪で顔を全て隠し、ゆらりと立つ姿は…
悲鳴を上げないと、逆に失礼では?というほどのホラーっぷり。
そしてこの髪の奥のお顔は…。。。
さぁ、お嬢様。
私のゴットハンドで世界を変えますよ?
**********************
『おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』の続編です。
続編ですが、これだけでも楽しんでいただけます。
前作も読んでいただけるともっと嬉しいです!
転生侍女シリーズ第二弾です。
短編全4話で、投稿予約済みです。
よろしくお願いします。
隻眼の覇者・伊達政宗転生~殺された歴史教師は伊達政宗に転生し、天下統一を志す~
髙橋朔也
ファンタジー
高校で歴史の教師をしていた俺は、同じ職場の教師によって殺されて死後に女神と出会う。転生の権利を与えられ、伊達政宗に逆行転生。伊達政宗による天下統一を実現させるため、父・輝宗からの信頼度を上げてまずは伊達家の家督を継ぐ!
戦国時代の医療にも目を向けて、身につけた薬学知識で生存率向上も目指し、果ては独眼竜と渾名される。
持ち前の歴史知識を使い、人を救い、信頼度を上げ、時には戦を勝利に導く。
推理と歴史が混ざっています。基本的な内容は史実に忠実です。一話が2000文字程度なので片手間に読めて、読みやすいと思います。これさえ読めば伊達政宗については大体理解出来ると思います。
※毎日投稿。
※歴史上に存在しない人物も登場しています。
小説家になろう、カクヨムでも本作を投稿しております。
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
前世を思い出しました。恥ずかしすぎて、死んでしまいそうです。
棚から現ナマ
恋愛
前世を思い出したフィオナは、今までの自分の所業に、恥ずかしすぎて身もだえてしまう。自分は痛い女だったのだ。いままでの黒歴史から目を背けたい。黒歴史を思い出したくない。黒歴史関係の人々と接触したくない。
これからは、まっとうに地味に生きていきたいの。
それなのに、王子様や公爵令嬢、王子の側近と今まで迷惑をかけてきた人たちが向こうからやって来る。何でぇ?ほっといて下さい。お願いします。恥ずかしすぎて、死んでしまいそうです。
女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?
青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。
そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。
そんなユヅキの逆ハーレムのお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる