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第4章 シスターの正体
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フリーウエイに入りビークルは速度を制限速度まで落とした。
追っ手の気配はないし、ここでスピード違反などで捕まっては元も子もない。
サンタはオート・ドライブに切り替えると、後部座席のセロリを振り返った。
「怪我はないか? ちょっと荒っぽかったか?」
「い、いえ……。大丈夫です。まるで絶叫マシンに乗っているようではありましたが」
「その割には絶叫してなかったな」
「はい。私は自制心の塊ですから……」
(実は声を出すことさえ、できなかったんですけどもね)
もしかしたら今のカーチェイスの間中、呼吸をしていなかったのではないか、と、セロリは改めて思った。
「さて、それはそれとして……、こうなった以上、バス・ステーションに戻る訳にもいかないだろうし、追加オーダーもいただいたことだし」
「あ、あれは、言葉のアヤです」
「いいよ。サービスしとくさ。港まで送ってやる」
「え? 本当ですか?」
「ああ。それこそ乗りかかった船って奴だ。あんな連中に追っかけられている娘をそこらで放り出す訳にはいかないからな。いずれにしてもそろそろゴルゴダは抜けるから地区警察はもう追っては来れない。あとはのんびりだと思うぜ。ただ……」
「何か?」
「いや、ちょっとな」
(それにしても何故バス・ステーションにおれたち、いや、セロリがいたのがわかったんだろう? 目立たないようにわざわざ修道衣でなく、羽衣の服に着替えさせていたのに……確かに『子供』ってだけで、このあたりでは目立つだろうが……)
先ほどの電話ボックスに細工がないのだとすれば、それを知っているのはジョーだけである。
だが、ジョーが密告をするような人間でないことは今までのつきあいでよくわかっていたし、またもしも信用できない類の男だったら、ヤバイ連中たちを相手にヤバイ町で永年商売を続けてなど来れなかっただろう。
「信用第一」が無法者との商売のキーワードなのだ。
(だとしたら……やっぱり盗聴? いや、しかし……羽衣がドジを踏むとは考えられないし)
釈然としない思いでサンタは運転席のシートをリクライニングさせる。
いずれにしても後は中央街区までオート・ドライブが運んでくれるのだからさほど気にするほどのことではないのかも知れないが……。
そんなことを考えていたとき出し抜けにフォン端末から着信音が響いた。
電話の主はそのジョーであった。
「どうした、ジョー? あんたが電話なんて珍しいじゃないか?」
『ああ、あの娘はもうバスの中か?』
「いや。今はフリーウエイだ。結局バスは止めて港まで送ることにした。どうして?」
『そうか。それは賢明な選択かも知れんな。実はな、思い出したんだ』
「何を?」
それからジョーがいくつかの情報を語り始めた。
サンタはそれに相槌を打ちながら、ときおりセロリを見て頷く。
どうやらその情報は、セロリに関わることらしい。
「……ああ。……ああ、なるほど……ふむ。そうか。わかった。そう云うことか……。じゃあな」
通話を終えるとかれは少しだけ真顔になり、それから後部座席のセロリを、もう一度、ちらりと見た。
セロリが怪訝そうな顔をする。
「何ですか? さっきから人の顔を、ちらちら、と……不愉快ですね」
「いや、別に……」
羽衣も不審そうな表情でサンタを下から覗き込むように見つめる。
「何だったの? 今の電話……何か悪い話?」
「そうじゃない。いや、もしかしたら悪い方へ転がるのかも知れないが」
「どう云うこと?」
サンタはリクライニングしたシートで腕を組んで、何かを考えているようである。
「あの、どうかしたんですか?」
そのサンタの態度に、今度は不安そうにセロリが訊ねる。
それにサンタが曖昧に頷いた。
それから。
「おまえ、星船で国へ帰る、と云ったよな? 国ってどこなんだ?」
唐突なサンタの質問だった。
「え? な、何故ですか?」
明らかに動揺しながら、セロリが逆に質問する。
しかしそれには答えず、サンタはポケットをまさぐり、セロリから『運び』の代金として受け取ったコインを取り出した。
「こいつは特殊なコインなんだってな」
「は? どう云うことでしょうか?」
「……リスタル金貨、だな?」
セロリが、わずかながらのためらいの後、ゆっくりと頷いた。
「ええ……、そうです」
「え? リスタルって、あの特別自治惑星のリスタル? ってか、リスタル金貨って、ものすごい価値があるんじゃなかったっけ? 確かリスタル大公家か、それにゆかりのある貴族しか持っていないのよね?」と、羽衣。
「そう云うことだ。ジョーがこのコインが何だったかを思い出したんで、連絡をくれたんだ。どうやらセロリが亜人ハーフだってことで思い出したらしい。何せリスタルと云えば、亜人の人権を連邦で初めて認めたことでも有名な公国惑星だからな」
「その通りです。よくご存知ですね」
セロリは少女らしからぬ寂しげな微笑を見せた。
その表情にどんな意味があるのかはわからなかったが。
「それでどうするつもりですか? ここでやめますか?」
「やめる? どうして? おれたちはおれたちの仕事をするだけさ。依頼された荷物、まあ、今回は荷物イコール依頼人だが……、それを無事に目的地まで送り届けるだけだ」
「でも、私なんかに関わると厄介ではないですか?」
「厄介さ。何せワガママで小憎たらしいからな」
「いえ、そうではなく……」
一人前に気をつかっている少女の姿に、サンタは思わず苦笑する。
「おれにとってはおまえが何者でも関係ない。云ったろう? おまえはただの依頼人だ。だからおれたちはちゃんとおまえの依頼は完遂するさ。だろ、羽衣?」
「ええ、もちろん」
羽衣は二つ返事である。
そのふたりの言葉にセロリは顔を曇らせた。
心苦しい、とでも云うような、そんな表情を見せる。
だがやがて心を決めたように、セロリは琥珀色の瞳に意志を込めた視線をふたりに向けた。
追っ手の気配はないし、ここでスピード違反などで捕まっては元も子もない。
サンタはオート・ドライブに切り替えると、後部座席のセロリを振り返った。
「怪我はないか? ちょっと荒っぽかったか?」
「い、いえ……。大丈夫です。まるで絶叫マシンに乗っているようではありましたが」
「その割には絶叫してなかったな」
「はい。私は自制心の塊ですから……」
(実は声を出すことさえ、できなかったんですけどもね)
もしかしたら今のカーチェイスの間中、呼吸をしていなかったのではないか、と、セロリは改めて思った。
「さて、それはそれとして……、こうなった以上、バス・ステーションに戻る訳にもいかないだろうし、追加オーダーもいただいたことだし」
「あ、あれは、言葉のアヤです」
「いいよ。サービスしとくさ。港まで送ってやる」
「え? 本当ですか?」
「ああ。それこそ乗りかかった船って奴だ。あんな連中に追っかけられている娘をそこらで放り出す訳にはいかないからな。いずれにしてもそろそろゴルゴダは抜けるから地区警察はもう追っては来れない。あとはのんびりだと思うぜ。ただ……」
「何か?」
「いや、ちょっとな」
(それにしても何故バス・ステーションにおれたち、いや、セロリがいたのがわかったんだろう? 目立たないようにわざわざ修道衣でなく、羽衣の服に着替えさせていたのに……確かに『子供』ってだけで、このあたりでは目立つだろうが……)
先ほどの電話ボックスに細工がないのだとすれば、それを知っているのはジョーだけである。
だが、ジョーが密告をするような人間でないことは今までのつきあいでよくわかっていたし、またもしも信用できない類の男だったら、ヤバイ連中たちを相手にヤバイ町で永年商売を続けてなど来れなかっただろう。
「信用第一」が無法者との商売のキーワードなのだ。
(だとしたら……やっぱり盗聴? いや、しかし……羽衣がドジを踏むとは考えられないし)
釈然としない思いでサンタは運転席のシートをリクライニングさせる。
いずれにしても後は中央街区までオート・ドライブが運んでくれるのだからさほど気にするほどのことではないのかも知れないが……。
そんなことを考えていたとき出し抜けにフォン端末から着信音が響いた。
電話の主はそのジョーであった。
「どうした、ジョー? あんたが電話なんて珍しいじゃないか?」
『ああ、あの娘はもうバスの中か?』
「いや。今はフリーウエイだ。結局バスは止めて港まで送ることにした。どうして?」
『そうか。それは賢明な選択かも知れんな。実はな、思い出したんだ』
「何を?」
それからジョーがいくつかの情報を語り始めた。
サンタはそれに相槌を打ちながら、ときおりセロリを見て頷く。
どうやらその情報は、セロリに関わることらしい。
「……ああ。……ああ、なるほど……ふむ。そうか。わかった。そう云うことか……。じゃあな」
通話を終えるとかれは少しだけ真顔になり、それから後部座席のセロリを、もう一度、ちらりと見た。
セロリが怪訝そうな顔をする。
「何ですか? さっきから人の顔を、ちらちら、と……不愉快ですね」
「いや、別に……」
羽衣も不審そうな表情でサンタを下から覗き込むように見つめる。
「何だったの? 今の電話……何か悪い話?」
「そうじゃない。いや、もしかしたら悪い方へ転がるのかも知れないが」
「どう云うこと?」
サンタはリクライニングしたシートで腕を組んで、何かを考えているようである。
「あの、どうかしたんですか?」
そのサンタの態度に、今度は不安そうにセロリが訊ねる。
それにサンタが曖昧に頷いた。
それから。
「おまえ、星船で国へ帰る、と云ったよな? 国ってどこなんだ?」
唐突なサンタの質問だった。
「え? な、何故ですか?」
明らかに動揺しながら、セロリが逆に質問する。
しかしそれには答えず、サンタはポケットをまさぐり、セロリから『運び』の代金として受け取ったコインを取り出した。
「こいつは特殊なコインなんだってな」
「は? どう云うことでしょうか?」
「……リスタル金貨、だな?」
セロリが、わずかながらのためらいの後、ゆっくりと頷いた。
「ええ……、そうです」
「え? リスタルって、あの特別自治惑星のリスタル? ってか、リスタル金貨って、ものすごい価値があるんじゃなかったっけ? 確かリスタル大公家か、それにゆかりのある貴族しか持っていないのよね?」と、羽衣。
「そう云うことだ。ジョーがこのコインが何だったかを思い出したんで、連絡をくれたんだ。どうやらセロリが亜人ハーフだってことで思い出したらしい。何せリスタルと云えば、亜人の人権を連邦で初めて認めたことでも有名な公国惑星だからな」
「その通りです。よくご存知ですね」
セロリは少女らしからぬ寂しげな微笑を見せた。
その表情にどんな意味があるのかはわからなかったが。
「それでどうするつもりですか? ここでやめますか?」
「やめる? どうして? おれたちはおれたちの仕事をするだけさ。依頼された荷物、まあ、今回は荷物イコール依頼人だが……、それを無事に目的地まで送り届けるだけだ」
「でも、私なんかに関わると厄介ではないですか?」
「厄介さ。何せワガママで小憎たらしいからな」
「いえ、そうではなく……」
一人前に気をつかっている少女の姿に、サンタは思わず苦笑する。
「おれにとってはおまえが何者でも関係ない。云ったろう? おまえはただの依頼人だ。だからおれたちはちゃんとおまえの依頼は完遂するさ。だろ、羽衣?」
「ええ、もちろん」
羽衣は二つ返事である。
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だがやがて心を決めたように、セロリは琥珀色の瞳に意志を込めた視線をふたりに向けた。
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