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7《彼女視点》
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何分、もしかしたら何時間かもしれない
そんな錯覚するほどの沈黙が続いた
どんな返事が返ってくるのかが怖くて、それでいて期待してしまう
早くはっきりと振ってくれたらいいのにと思ってしまう程だった
そんな中、津田君の手が私の手から離されてしまった
咄嗟に嫌だとわがままな私が出てしまい、繋いでいた温もりを追うように無意識に手が彷徨ってしまう
すぐに手を引っ込めたが、津田君の温もりが無くなった手は酷く冷めているようにさえ思えた
だがその代わりとばかりに左頬に津田君の手が添えられ、上を向くと、やっと治りかけていた熱がぶり返すような感覚がした
怖いだけの捕食者のような目の奥深くに、熱が見えた気がした
が、その目に集中していたため津田君が何を言ったのか分からなかった
「俺と付き合いたい?」
ただ、その言葉がぐるぐると回るようだった
言葉はわかるのに、何を言っているのか分からない
今の私の顔は相当間抜け面だと言う事ぐらいはわかった
そんな中、津田君は止めをさしてきた
「…桜坂さん
俺と、付き合いたいよね?」
再度発せられた言葉は、左耳に息がかかる程の至近距離だった
いつもは盗み聞きをしていた好きな人の声は、それだけで破壊的だった
声が出せていれば殺す気か!?と言っていたと思う程に…
そんな錯覚するほどの沈黙が続いた
どんな返事が返ってくるのかが怖くて、それでいて期待してしまう
早くはっきりと振ってくれたらいいのにと思ってしまう程だった
そんな中、津田君の手が私の手から離されてしまった
咄嗟に嫌だとわがままな私が出てしまい、繋いでいた温もりを追うように無意識に手が彷徨ってしまう
すぐに手を引っ込めたが、津田君の温もりが無くなった手は酷く冷めているようにさえ思えた
だがその代わりとばかりに左頬に津田君の手が添えられ、上を向くと、やっと治りかけていた熱がぶり返すような感覚がした
怖いだけの捕食者のような目の奥深くに、熱が見えた気がした
が、その目に集中していたため津田君が何を言ったのか分からなかった
「俺と付き合いたい?」
ただ、その言葉がぐるぐると回るようだった
言葉はわかるのに、何を言っているのか分からない
今の私の顔は相当間抜け面だと言う事ぐらいはわかった
そんな中、津田君は止めをさしてきた
「…桜坂さん
俺と、付き合いたいよね?」
再度発せられた言葉は、左耳に息がかかる程の至近距離だった
いつもは盗み聞きをしていた好きな人の声は、それだけで破壊的だった
声が出せていれば殺す気か!?と言っていたと思う程に…
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