4 / 5
第1章「ハーデンベルク王国編」
3話「お預け」
しおりを挟む
あっちを見てもこっちを見てもヒューマン族が行き交う。子ども連れから何かを売る者まで、様々な人達がいる中でも武器を背負う者達が一番目につく。
あまり多くはないけど、慕わられているのか他の人々と親しげに見えた。
「あれはなんだ?」
「ヤンビー肉の串焼きだな、あそこのはタレが美味いんだ。俺のおすすめはあそこのリブロス肉のスープだ。さっぱりしたスープと柔らかく煮込んだリプロス肉のジューシーな旨味が最高なんだ!」
「おいおい、これからうちの食堂に行くっつーのに勧めてどうすんだよ…ったく。ここらでおすすめっつったらフィロット肉のサンドイッチだろ!どっしりした肉の旨味が甘いパンと濃厚なタレに合う!しかもあの太っ腹な量で安い!!最高だろ!」
人混みの中から漂ってくる色んな食べ物の匂いに喉が鳴る。
今すぐ食べてみたいけど、ハインさん自慢の料理に期待して今は我慢する事にした。けど2人の言うおすすめはどちらも美味しそうに聞こえて、早くも揺らぎそうになってしまった…。
上げていたフードを深く被り直し、なんとか見ないふりして我慢していたら花のような匂いに変わった。高さのある建物がいくつか見え初めていた。
「…ハンディーロープスのプチー煮込みも捨て難いが……。」
「———っ———!」
「煮込みも良いが、パイ包みもうめぇぞ」
「——かいち———!!」
「なに?!」
「お前が居ねえ間に出来た料理もあるからな…」
「テイッ…会長待ってく……!」
行き交う人混みの中を走り、何かを叫ぶ1人の若い男性の姿が目につく。
それはハインさんも同じだったようだ。荷車を人の少ない端に寄せて停めた。
「…シュヴィック、迎えが来たみてえだぞ」
「げっ……いや、俺はこのままお前んとこで飯を…。」
「テイラー会長……!」
シュヴィックさんの名を呼ぶ声に舌打ちする音が聞こえてきた気がして振り向くと、面倒だと言いたげなシュヴィックさんと目が合った。横目に人混みの中から何かを叫び続ける男性を見る。走るのが苦手なのか今にも躓きそうだ。その様子を見てか、頭を掻いて立ち上がった。
「…あー、仕方ねえ」
また後でな!と言い残したシュヴィックさんは颯爽と荷車から降り、人混みに紛れて去っていった。
その姿を見送ったハインさんが荷車を走らせる。ふと振り返れば、歩く人混みと同じぐらいの速さで走る男性が躓いてバランスを崩したところを抱き止めたシュヴィックさんの姿が一瞬、見えた気がした。
「ここがウチの食堂だ!こいつを置いてくっからここで待っててくれ」
「分かった」
大きな通りから少し離れた通りをしばらく進んだ先にハインさんの食堂があった。荷車を置きに行ったハインさんを見送り、邪魔にならないように1人階段の端で待つ事にした。
知識にある食堂とはだいぶ違った見た目の食堂には見上げる高さの緩やかな階段に、大きな窓ガラスが見えて食堂というよりレストランみたいだ。もっとも、ハインさんが言っていたように人気のお店なのは出入りする人の多さを見れば納得だ。よっぽど美味しいんだろう。以前ハインさんが作ってくれた簡単干し肉スープを食べた時はこんなにも肉が美味しいものだったなんてと驚いたのを思い出す。にしても、ハインさん遅いな…
「ちょっと、誰ぇ?ここにあんな汚い奴を連れてきたの……?」
「あら本当」
「貧乏人が来るところじゃないのよ」
背中側から複数人の大きめな声が聞こえて、またハインさんのお店から出てきたんだろう。
きっとあれが美味しかった、これが美味しかったと話しているに違いない。
「ちょっと!あなたよっあ、な、たっ!!」
「自覚が無いのかしら?」
「普段から汚い格好してると分からなくなるのでは??」
近付いてくる足音と声に振り返ってみればそれぞれ青、黄、赤の華やかな色の服を着た三人の女性が階段を降りてきていた。
階段の幅は広いのにわざわざ端っこにいる僕の方へ来る事に不思議に思っていると、
「ウギャアァ?!?」
「「きゃああぁあ?!」」
「!!?」
黄色の服を着た女性が階段から転げ落ちてきた。
咄嗟に落ちてきた女性を受け止めると、相当怖かったのか僕にしがみつき震えている。
「………おい、怪我は」
「あっ…イヤアァ!触らないで!!」
ちょっと待っても動かない女性に怪我があるのではと声をかけたが、かえって驚かせてしまったみたいだ。僕の腕の上で触られたくないと暴れられ、落ち着くように言っても益々暴れる女性をとにかく立たせようと、足を地面に触れさせる。
「こんな汚い男に触られたくない!放しなさいっ!!このっ……?!」
「っ…大丈夫か?」
足を捻ったのか、言葉が不自然に止まった事に慌てる。問いかけながら上を向くが、そこに痛みで歪む様子は無い。どちらかと言えば何かに驚いた様子だ。
このまま立たせて良いものか分からない。かと言って放すように言っていたから放した方が良いのかと、慌てたように階段から降りてきた2人の女性達を見て思う。知っている者の方が安心するだろう。
現に安心したのか、暴れなくなった様子に安堵する。あのまま暴れると怪我が悪化するかもしれなかった。
「…怪我をしているかもしれないが、触られたくないらしい。あとは君達に任せるが、頼めるか?」
「「……はい」」
「あ、いや…」
「良かった。君も2人の方が安心するだろう。今、手を放すから」
「放さなくて良い!放さなくていいから、貴方様のお名前を」
驚きに頬を赤らめたままの2人の女性達が小さく何度も頷くのを見て、これで安心するだろうと爪先だけついたままになっていた足をしっかり地面につけて立たせようとしたらなぜか真逆の事を言われた。さっきまで暴れるほど僕に触れられたくないと言っていた女性が今度は僕の腕を握りしめてくる。
「おい、なんの騒ぎだ……!って兄ちゃんじゃねえか。どうしたんだ?」
さっきより増えた人の気配の中からハインさんの声が聞こえた。振り向いたら目があった。
「あっあの、私…」
「こちらの女性が階段から落ちてきたんだ。怪我をしたかもしれないが、触れられたくないと言われ」
「いえ、いいえ!そんなっ…私、貴方様ならば」
「あー…なんとなく分かったわ」
話の途中で遮られたけど、ハインさんには通じたらしい。
さっきよりも顔を赤くしている女性から手を放し、その両腕を支えられて立っている様子に笑みが浮かぶ。
「あっ…あの!お礼だけでもっ!」
「気にしなくて良い。それより、綺麗な肌に傷が残らないといいな。お大事に」
「…は、はぃ」
ヒューマン族の女性は肌や髪を命のように大事にする者が多く、肌に傷が残っただけで生きていけない者もいるらしい、あの女性も傷が残らないといいな。
別れを告げてハインさんの元へ行くと、何故か呆れたような顔をされた。周りに集まっていた人々や女性達も、ハインさんの後ろにいたヒューマン族の中でも体格の良い男性3人に言われて去っていくのを見送った。
「兄ちゃんも罪な男だな…」
「何がだ?」
「いや、何でもねえ。それより待たせてすまねえな、早速ご馳走するぜ!」
へんな様子のハインさんを不思議に思いながら、美味しい料理が食べられると期待が膨らむ。
おすすめは何かと話しながら連れ立って階段を上って行くと、お店から出てくるヒューマン族の身綺麗な格好が目についた。
「悪いが先に宿へ行っても良いか?」
「なんだ、食っていかねえのか?」
「この格好は汚いらしいから風呂に入ってくるつもりだ」
「…言うほど汚れてねえぞ。誰が言ったんだそんな事…まあいい、風呂付きの宿っつったらレストリフの宿がおすすめだ。他より高えが部屋に風呂が付いてて他よりは安全だ。何より飯がうめぇ。ウチの方がうめぇがな?」
今もハインさんのお店に入って行く者達を横目に捉え、誇らしげに胸を張る様子はどこか嬉しそうだ。
折角だから案内してやると来た道を戻ることになった。
荷車で通った時とは違って地面に敷き詰められた石の隙間から飛び出る花を見つけたり、さっきは気づかなかった横道があったり、こう言うのをゲームって言うんだよな。
「そういや、もう隠さねえのか?」
問いかけられた言葉の意味が分からず、横から覗き込むように見上げていたハインさんと目が合う。
僕の様子に苦笑いしたあと、頭を指差した。
「顔、隠してたんじゃねえのか?」
「……あ…」
言われてみればフードが取れてはっきりと見えている。上を見ればお店の看板と旗がユラユラと風に煽られ、そのはるか先に真っ白な雲がぷかぷかと気持ちよさそうに浮かび流されている。
ふと右を見れば窓ガラスに僕の黒い服と白い髪がぼんやりと映っていた。
「隠してたんなら早く言った方が良かったか……?」
「いや、ありがとう」
いつ取れたんだと思いつつフードを被り、そうか?と照れ臭そうな声を上げるハインさんのあとを追った。
あまり多くはないけど、慕わられているのか他の人々と親しげに見えた。
「あれはなんだ?」
「ヤンビー肉の串焼きだな、あそこのはタレが美味いんだ。俺のおすすめはあそこのリブロス肉のスープだ。さっぱりしたスープと柔らかく煮込んだリプロス肉のジューシーな旨味が最高なんだ!」
「おいおい、これからうちの食堂に行くっつーのに勧めてどうすんだよ…ったく。ここらでおすすめっつったらフィロット肉のサンドイッチだろ!どっしりした肉の旨味が甘いパンと濃厚なタレに合う!しかもあの太っ腹な量で安い!!最高だろ!」
人混みの中から漂ってくる色んな食べ物の匂いに喉が鳴る。
今すぐ食べてみたいけど、ハインさん自慢の料理に期待して今は我慢する事にした。けど2人の言うおすすめはどちらも美味しそうに聞こえて、早くも揺らぎそうになってしまった…。
上げていたフードを深く被り直し、なんとか見ないふりして我慢していたら花のような匂いに変わった。高さのある建物がいくつか見え初めていた。
「…ハンディーロープスのプチー煮込みも捨て難いが……。」
「———っ———!」
「煮込みも良いが、パイ包みもうめぇぞ」
「——かいち———!!」
「なに?!」
「お前が居ねえ間に出来た料理もあるからな…」
「テイッ…会長待ってく……!」
行き交う人混みの中を走り、何かを叫ぶ1人の若い男性の姿が目につく。
それはハインさんも同じだったようだ。荷車を人の少ない端に寄せて停めた。
「…シュヴィック、迎えが来たみてえだぞ」
「げっ……いや、俺はこのままお前んとこで飯を…。」
「テイラー会長……!」
シュヴィックさんの名を呼ぶ声に舌打ちする音が聞こえてきた気がして振り向くと、面倒だと言いたげなシュヴィックさんと目が合った。横目に人混みの中から何かを叫び続ける男性を見る。走るのが苦手なのか今にも躓きそうだ。その様子を見てか、頭を掻いて立ち上がった。
「…あー、仕方ねえ」
また後でな!と言い残したシュヴィックさんは颯爽と荷車から降り、人混みに紛れて去っていった。
その姿を見送ったハインさんが荷車を走らせる。ふと振り返れば、歩く人混みと同じぐらいの速さで走る男性が躓いてバランスを崩したところを抱き止めたシュヴィックさんの姿が一瞬、見えた気がした。
「ここがウチの食堂だ!こいつを置いてくっからここで待っててくれ」
「分かった」
大きな通りから少し離れた通りをしばらく進んだ先にハインさんの食堂があった。荷車を置きに行ったハインさんを見送り、邪魔にならないように1人階段の端で待つ事にした。
知識にある食堂とはだいぶ違った見た目の食堂には見上げる高さの緩やかな階段に、大きな窓ガラスが見えて食堂というよりレストランみたいだ。もっとも、ハインさんが言っていたように人気のお店なのは出入りする人の多さを見れば納得だ。よっぽど美味しいんだろう。以前ハインさんが作ってくれた簡単干し肉スープを食べた時はこんなにも肉が美味しいものだったなんてと驚いたのを思い出す。にしても、ハインさん遅いな…
「ちょっと、誰ぇ?ここにあんな汚い奴を連れてきたの……?」
「あら本当」
「貧乏人が来るところじゃないのよ」
背中側から複数人の大きめな声が聞こえて、またハインさんのお店から出てきたんだろう。
きっとあれが美味しかった、これが美味しかったと話しているに違いない。
「ちょっと!あなたよっあ、な、たっ!!」
「自覚が無いのかしら?」
「普段から汚い格好してると分からなくなるのでは??」
近付いてくる足音と声に振り返ってみればそれぞれ青、黄、赤の華やかな色の服を着た三人の女性が階段を降りてきていた。
階段の幅は広いのにわざわざ端っこにいる僕の方へ来る事に不思議に思っていると、
「ウギャアァ?!?」
「「きゃああぁあ?!」」
「!!?」
黄色の服を着た女性が階段から転げ落ちてきた。
咄嗟に落ちてきた女性を受け止めると、相当怖かったのか僕にしがみつき震えている。
「………おい、怪我は」
「あっ…イヤアァ!触らないで!!」
ちょっと待っても動かない女性に怪我があるのではと声をかけたが、かえって驚かせてしまったみたいだ。僕の腕の上で触られたくないと暴れられ、落ち着くように言っても益々暴れる女性をとにかく立たせようと、足を地面に触れさせる。
「こんな汚い男に触られたくない!放しなさいっ!!このっ……?!」
「っ…大丈夫か?」
足を捻ったのか、言葉が不自然に止まった事に慌てる。問いかけながら上を向くが、そこに痛みで歪む様子は無い。どちらかと言えば何かに驚いた様子だ。
このまま立たせて良いものか分からない。かと言って放すように言っていたから放した方が良いのかと、慌てたように階段から降りてきた2人の女性達を見て思う。知っている者の方が安心するだろう。
現に安心したのか、暴れなくなった様子に安堵する。あのまま暴れると怪我が悪化するかもしれなかった。
「…怪我をしているかもしれないが、触られたくないらしい。あとは君達に任せるが、頼めるか?」
「「……はい」」
「あ、いや…」
「良かった。君も2人の方が安心するだろう。今、手を放すから」
「放さなくて良い!放さなくていいから、貴方様のお名前を」
驚きに頬を赤らめたままの2人の女性達が小さく何度も頷くのを見て、これで安心するだろうと爪先だけついたままになっていた足をしっかり地面につけて立たせようとしたらなぜか真逆の事を言われた。さっきまで暴れるほど僕に触れられたくないと言っていた女性が今度は僕の腕を握りしめてくる。
「おい、なんの騒ぎだ……!って兄ちゃんじゃねえか。どうしたんだ?」
さっきより増えた人の気配の中からハインさんの声が聞こえた。振り向いたら目があった。
「あっあの、私…」
「こちらの女性が階段から落ちてきたんだ。怪我をしたかもしれないが、触れられたくないと言われ」
「いえ、いいえ!そんなっ…私、貴方様ならば」
「あー…なんとなく分かったわ」
話の途中で遮られたけど、ハインさんには通じたらしい。
さっきよりも顔を赤くしている女性から手を放し、その両腕を支えられて立っている様子に笑みが浮かぶ。
「あっ…あの!お礼だけでもっ!」
「気にしなくて良い。それより、綺麗な肌に傷が残らないといいな。お大事に」
「…は、はぃ」
ヒューマン族の女性は肌や髪を命のように大事にする者が多く、肌に傷が残っただけで生きていけない者もいるらしい、あの女性も傷が残らないといいな。
別れを告げてハインさんの元へ行くと、何故か呆れたような顔をされた。周りに集まっていた人々や女性達も、ハインさんの後ろにいたヒューマン族の中でも体格の良い男性3人に言われて去っていくのを見送った。
「兄ちゃんも罪な男だな…」
「何がだ?」
「いや、何でもねえ。それより待たせてすまねえな、早速ご馳走するぜ!」
へんな様子のハインさんを不思議に思いながら、美味しい料理が食べられると期待が膨らむ。
おすすめは何かと話しながら連れ立って階段を上って行くと、お店から出てくるヒューマン族の身綺麗な格好が目についた。
「悪いが先に宿へ行っても良いか?」
「なんだ、食っていかねえのか?」
「この格好は汚いらしいから風呂に入ってくるつもりだ」
「…言うほど汚れてねえぞ。誰が言ったんだそんな事…まあいい、風呂付きの宿っつったらレストリフの宿がおすすめだ。他より高えが部屋に風呂が付いてて他よりは安全だ。何より飯がうめぇ。ウチの方がうめぇがな?」
今もハインさんのお店に入って行く者達を横目に捉え、誇らしげに胸を張る様子はどこか嬉しそうだ。
折角だから案内してやると来た道を戻ることになった。
荷車で通った時とは違って地面に敷き詰められた石の隙間から飛び出る花を見つけたり、さっきは気づかなかった横道があったり、こう言うのをゲームって言うんだよな。
「そういや、もう隠さねえのか?」
問いかけられた言葉の意味が分からず、横から覗き込むように見上げていたハインさんと目が合う。
僕の様子に苦笑いしたあと、頭を指差した。
「顔、隠してたんじゃねえのか?」
「……あ…」
言われてみればフードが取れてはっきりと見えている。上を見ればお店の看板と旗がユラユラと風に煽られ、そのはるか先に真っ白な雲がぷかぷかと気持ちよさそうに浮かび流されている。
ふと右を見れば窓ガラスに僕の黒い服と白い髪がぼんやりと映っていた。
「隠してたんなら早く言った方が良かったか……?」
「いや、ありがとう」
いつ取れたんだと思いつつフードを被り、そうか?と照れ臭そうな声を上げるハインさんのあとを追った。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
〖完結〗その子は私の子ではありません。どうぞ、平民の愛人とお幸せに。
藍川みいな
恋愛
愛する人と結婚した…はずだった……
結婚式を終えて帰る途中、見知らぬ男達に襲われた。
ジュラン様を庇い、顔に傷痕が残ってしまった私を、彼は醜いと言い放った。それだけではなく、彼の子を身篭った愛人を連れて来て、彼女が産む子を私達の子として育てると言い出した。
愛していた彼の本性を知った私は、復讐する決意をする。決してあなたの思い通りになんてさせない。
*設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
*全16話で完結になります。
*番外編、追加しました。
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
異世界でのんびり暮らしたい!?
日向墨虎
ファンタジー
前世は孫もいるおばちゃんが剣と魔法の異世界に転生した。しかも男の子。侯爵家の三男として成長していく。家族や周りの人たちが大好きでとても大切に思っている。家族も彼を溺愛している。なんにでも興味を持ち、改造したり創造したり、貴族社会の陰謀や事件に巻き込まれたりとやたらと忙しい。学校で仲間ができたり、冒険したりと本人はゆっくり暮らしたいのに・・・無理なのかなぁ?
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
異世界転生はうっかり神様のせい⁈
りょく
ファンタジー
引きこもりニート。享年30。
趣味は漫画とゲーム。
なにかと不幸体質。
スイーツ大好き。
なオタク女。
実は予定よりの早死は神様の所為であるようで…
そんな訳あり人生を歩んだ人間の先は
異世界⁈
魔法、魔物、妖精もふもふ何でもありな世界
中々なお家の次女に生まれたようです。
家族に愛され、見守られながら
エアリア、異世界人生楽しみます‼︎
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
オタクおばさん転生する
ゆるりこ
ファンタジー
マンガとゲームと小説を、ゆるーく愛するおばさんがいぬの散歩中に異世界召喚に巻き込まれて転生した。
天使(見習い)さんにいろいろいただいて犬と共に森の中でのんびり暮そうと思っていたけど、いただいたものが思ったより強大な力だったためいろいろ予定が狂ってしまい、勇者さん達を回収しつつ奔走するお話になりそうです。
投稿ものんびりです。(なろうでも投稿しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる