転生先では幸せになります

RUU

文字の大きさ
上 下
41 / 67
幼少期 旅立ち編(前)

40

しおりを挟む
「はい、そこまでです」

私の首がサーベルによって斬られる寸前に聞こえた突然の声に、ラインハルトのサーベルの動きが止まる。

「…早いねぇ、流石Sランクだ」

「少し急ぎました」

「クラークさん…」

「アーシェンリファーさん、遅くなってしまって申し訳ありません。アルクさんは怪我はしましたが無事です。」

私はクラークさんの存在とアルクの無事を聞いて力が抜けていくのが分かる。

「そうですか…良かった」

「ですから、次は貴方を助ける番です。良く耐えてくれましたね」

「私ではラインハルトを捕える事が出来ませんでした、後は頼んでもいいですか?」

「勿論です、任せてください」

「おいおい、俺を前によくも堂々とそんな話できたな?」

ラインハルトがクラークさんへ魔法を放つが、クラークさんはその魔法を炎魔法で難なく相殺した。

(凄いな、炎魔法をあんなふうに操れるのは…)

私はクラークさんの魔法に魅入っていた。

「先輩とは、後輩の前では格好つけたい生き物なのです。ですので、大人しく捕まって下さいね?」

クラークさんはラインハルトに向かって歩きだした。
一見いつも通りのマイペースなクラークさんに見えるが、何故かこれ以上は近づいてはいけないような、そんな雰囲気を感じる。

ラインハルトもクラークさんからの雰囲気を感じ取っているのか、先程まで私と対峙していた時とは違い、動きが鈍くなっていた。

ラインハルトの額から汗が流れている。

すると、

歩いていたクラークさんの動きが速くなり目にも止まらぬ速さで一瞬でラインハルトの前に現れた。

「がはっっ」

クラークさんの蹴りがラインハルトの腹に当たり、ラインハルトが一瞬にして吹き飛んだ。

壁にぶち当たったラインハルトに対して炎魔法を放つ。
先程の蹴り技が相当なダメージだったのか、ラインハルトは動けずにおり、クラークさんが放った魔法をモロに受けていた。

「あぁ…魔物じゃないので、殺したら駄目でしたね?程々にしないと…」

クラークさんは顔色1つ変えずにそう呟くと、ラインハルトの側により更に蹴り上げている。

「クソっ…」

クラークさんは汗ひとつかいていないが、ラインハルトは先程の攻撃で大分ダメージが入っているようで息が上がっているのが分かる。

(これが、Sランク冒険者…私も前世では周りからこんな風に見えていたのかな)

私は痛む身体を労わりながらクラークさんとラインハルトの動きを見ていた。

先程まで苦戦していたラインハルトが、クラークさんの前では全然手も足も出ていなかった。

クラークさんの打撃と魔法を受けて、もうほぼ動けない状態にまで追い詰めれたラインハルトは、身体をフラフラさせていた。

「流石Sランク…化け物だな…」

「失礼な…。僕はまだまだ人間ですよ。本当の化け物を見た事が無いようですね?」

「フッ…SSランクの奴らの事を言っているのか?そんなの世界に100人もいないのだから俺が出会う訳ないだろう。Sランクですら珍しいのに」

「それはそうかもしれませんね…SSランクかれらは何かしらの無限を称する事多いですからね。努力だけではどうにもならない壁と言うものがあるのでしょうね。つまり何が言いたいかというと、僕は全然優しい存在であると言う事です。」

「どの口が言うか…」

「さて、そろそろ捕まって下さいね?」

クラークさんがそういう時一瞬にしてラインハルトの背後に回り込み捕獲用の手錠をかけた。

「なっ⁈」

「散々遊んであげたんですから、もうそろそろいいですよね?僕、これからアーシェンリファーさんとアルクさんをお医者様に診てもらわなければいけないので…」

「クソっ…お前にとって俺なんか取るに足らないってか…」

「…」

ラインハルトの言葉に対してクラークさんは特になにも言葉を返さなかった。

「あ、そうだ…」

クラークさんが呟くと捕獲したラインハルトを蹴り上げた。

ラインハルトが完全に意識を飛ばした。

「これは、アーシェンリファーさんを蹴り上げた分の仕返しです…ってこれはもう聞こえていませんね?」

クラークさんが笑顔で言った。

(このタイプの人は絶対怒らせちゃダメだな…)

私はクラークさんとラインハルトの戦闘を見ていて思ったことであった。

「アーシェンリファーさん、お待たせしました」

「クラークさん、助けて下さりありがとうございました!」

「本当、アーシェンリファーさんが無事で良かったです。外の盗賊たちの人数が想定以上に多くて捕えるのに時間が掛かってしまいました…Bランク冒険者を相手にあそこまで持ち堪えてくれて本当に凄いです」

「クラークさんがいなかったら、どうなっていたか…」

「そもそも、僕の任務ですからね…」

「それもそうですね」

クラークさんが私に近づき壁に寄りかかっていた私の身体を抱える。

「えっ⁉︎クラークさんっ⁉︎」

私は驚きクラークさんの腕の中で少しバタバタと身体を動かす。

「おやおや…怪我をしてるのですから、あまり動かないで下さい。とりあえず外で待っているアルクさんの所まで貴方を運びますから」

「は、はい…」

クラークさんが私を抱えて動き出す。
恥ずかしい気持ちもあるが、実際身体が結構しんどかったので素直に運ばれることにした。
村長の家を出ると盗賊達が全員まとまって捕獲させていた。

「本当に結構な人数居たんですね…」

「そうなんですよ、虫のように色んな家から湧き出てきて…流石に僕も驚きましたね」

「虫って…クラークさんって結構毒舌ですよね?」

「そうですか?考えた事もなかったですね」

(やっぱりこういうタイプの人間は敵に回しちゃ駄目だな)

なんて事を改めて認識させられた。

盗賊達が捕獲されている所にアルクも一緒に座り込んでおり、こちらに気づくと立ち上がって手を振ってきた。

「アーシャ!クラークさん!無事で良かったです!」

「アルクさん、僕はラインハルトをここへ持ってくるのでアーシェンリファーさんとここで待っていて下さい!」

クラークさんがアルクの側で私を降ろす。

「クラークさん、運んで下さりありがとうございます」

「いえいえ、アーシェンリファーさんは大分お疲れでしょうから、アルクさんとここで少し休んでください。僕は一旦戻りますね」

「はい」

クラークさんはラインハルトの身柄もここに移すため、もう一度村長の家に戻って行った。

アルクと2人になり、お互いを見つめあった。

「アーシャ、随分怪我してるじゃないか?痛かっただろ?」

「アルクそこ、顔に大きな痣なんて作って…これ、痛いでしょ?」

「まぁな~、途中で盗賊達に捕まって袋叩きにされてたからな…アイツら、相手が子供でも容赦ないんだぜ?まじで酷いよなぁ~」

「そっか…怪我は痛そうだけど…無事で良かったよ」

「それは俺のセリフだから!アーシャ、クラークさんに俺を先に助けてくれって言ったんだって?ラインハルト相手にその怪我で済んだから良かったけど…」

「まぁね…なんとか無事で良かったよ、流石に死ぬかもって思ったし」

「たくっ、暫く無茶は控えよーぜ?」

「それもそうだね」

2人でその場に座り込んだ。

「あ、そうだ、お互い怪我してるし、治癒魔法をかけて少しでもマシな状態にしよっか」

「【回復ヒール】」

私はアルクに【回復ヒール】をかけて怪我の治療をする。
アルクの身体にあった怪我が少しずつ治癒されていく。

「アーシャ、もう結構治ったからいいぞ?自分の怪我も治しな?」

「え、でも…」

「でも、じゃない。【回復ヒール】は魔力消費が激しいんだから、俺にばっかり使ってたら自分の怪我が治せないだろ?」

「わかったよ…」

私はアルクの言葉に負けて自分の身体に【回復ヒール】をかける。ラインハルトにやられて怪我をしていた身体が少しずつ楽になっていく。しかし、アルクの言う通り【回復ヒール】、というより、人間が使うにはあまりにも珍しい光属性と闇属性の魔法はとにかく魔力消費が激しい。今使っている【回復ヒール】は光属性の基礎魔法ではあるが、魔力消費が他の属性の数倍いにも及ぶ。今の私ではお互いの傷を全快にする程の魔力がないのが現実である。

(もっと、魔力を増やさないとな…)

私は自分の身体が少し楽になった所で【回復ヒール】を止めた。

「アーシャ、もう大丈夫なのか?」

「うん、正直全快って事はないけど、魔力の残りを考えるとこのくらいでいいかなって…」

「そっか、俺もアーシャのおかげで楽になったよ。ありがとうな」

「ううん、気にしないで、お互い無事で良かったよね」

「だな、でもさ、俺たちまだ子供なのに盗賊の捕獲に関わるって凄くないか⁈」

「それはそうだね!」

「だろ?俺、盗賊達にやられてた時は辛かったけど、いい経験になったなって思う!」

「うん、そうだね、私ももっともっと頑張らないとって思った。」

「だな」

アルクと2人でそんな会話をしているとクラークさんがラインハルトを担いでこちらに戻ってきた。

「おや、2人共元気そうですね?」

「はい!休ませてもらったのでこの通り!」

クラークさんの問いにアルクが腕を振りながら答える。

「…アーシェンリファーさんは治癒魔法も使えるんですね~。凄いです。」

「やっぱりバレちゃいましたか?」

「流石にわかります。まぁ今のアーシェンリファーさんなら力を隠して程々にやられる方が確かにいいと思いますのね、僕も周りには言わないようにしますね。」

「はい、助かります。」

クラークさんがいい人でよかった、と思いつつも、その直後にクラークさんがラインハルトを地面に放り投げる姿を見て、やっぱり怖いな、なんて考えてしまった。

「さて、お2人が治癒魔法によって想定以上に元気そうですから、このままここでルクシアからの盗賊捕獲用の馬車を待ちましょう。先日ルクシアギルドに馬車の要請をしたので、明日の朝には到着すると思います。」

「分かりました、じゃあ、今日は盗賊達とここで泊まる感じですね?」

「そうなりますね~。僕は盗賊達をここに縛り付けて確実に逃げれないようにしてから休憩を取らせて貰いますので、2人は空いている家を借りて先に休んでいて下さい」

「そんなっ!俺達も手伝いますよ!」

「アルクさん、貴方もまだ怪我が治りきっていないんですから、休んでください。今回の試験では大分無理をさせてしまいましたから。それに、僕は無傷ですから~」

「そ、そうですか…」

「アルク、ここはクラークさんに甘えよ?」

「そうだな」

「クラークさん、よろしくお願いします」

「はい~頼まれました~」

私はクラークさんに一言お礼を伝えてアルクと一緒に近くの民家に入った。

中は良くある一般的な家の間取りをしており寝室にはベットが3個並んでいた。
私もアルクはそのベットに横になった。

(他人ベットを借りるなんて…)

「なんか、他人のベットを借りるのは申し訳ないな…」

「そうだね、私もそう思った」

アルクも同じ事を考えていたようだ。
そのまま2人は特に会話をする事もなく、そのままベットで眠りについた。




ーー同時刻、クラークーー

「ふぅ~。これでひと段落かな」

クラークは自分と子供達とで捕らえた意識が飛んでいる盗賊達を一箇所にまとめた後に自身の炎魔法で円を描くように囲み、意識が戻った後でも逃げられないようにした。

「それにしても、あの2人は将来ビックな子になるだろうなぁ~。」

2人が入って行った民家の方を見つめながら言葉を漏らす。

「アルク君は純粋に努力で力を付けているタイプで、アーシェンリファーさんは…」

(彼女は、圧倒的な才能と同じくらいの努力…か。またシリシアンあの方はとんでもない子を遺されましたね…)

クラークは生前のシリシアンが娘の自慢をしながら、「私に何かあったら娘をよろしく」なんて軽口を叩かれたのを思い出す。

「まぁ、託されてしまったからにはなるべく見届けないといけませんね。」

クラークは夜空を見ながらいつもと同じ笑顔で呟いた。




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

鋼なるドラーガ・ノート ~S級パーティーから超絶無能の烙印を押されて追放される賢者、今更やめてくれと言われてももう遅い~

月江堂
ファンタジー
― 後から俺の実力に気付いたところでもう遅い。絶対に辞めないからな ―  “賢者”ドラーガ・ノート。鋼の二つ名で知られる彼がSランク冒険者パーティー、メッツァトルに加入した時、誰もが彼の活躍を期待していた。  だが蓋を開けてみれば彼は無能の極致。強い魔法は使えず、運動神経は鈍くて小動物にすら勝てない。無能なだけならばまだしも味方の足を引っ張って仲間を危機に陥れる始末。  当然パーティーのリーダー“勇者”アルグスは彼に「無能」の烙印を押し、パーティーから追放する非情な決断をするのだが、しかしそこには彼を追い出すことのできない如何ともしがたい事情が存在するのだった。  ドラーガを追放できない理由とは一体何なのか!?  そしてこの賢者はなぜこんなにも無能なのに常に偉そうなのか!?  彼の秘められた実力とは一体何なのか? そもそもそんなもの実在するのか!?  力こそが全てであり、鋼の教えと闇を司る魔が支配する世界。ムカフ島と呼ばれる火山のダンジョンの攻略を通して彼らはやがて大きな陰謀に巻き込まれてゆく。

悪役令嬢、資産運用で学園を掌握する 〜王太子?興味ない、私は経済で無双する〜

言諮 アイ
ファンタジー
異世界貴族社会の名門・ローデリア学園。そこに通う公爵令嬢リリアーナは、婚約者である王太子エドワルドから一方的に婚約破棄を宣言される。理由は「平民の聖女をいじめた悪役だから」?——はっ、笑わせないで。 しかし、リリアーナには王太子も知らない"切り札"があった。 それは、前世の知識を活かした「資産運用」。株式、事業投資、不動産売買……全てを駆使し、わずか数日で貴族社会の経済を掌握する。 「王太子?聖女?その程度の茶番に構っている暇はないわ。私は"資産"でこの学園を支配するのだから。」 破滅フラグ?なら経済で粉砕するだけ。 気づけば、学園も貴族もすべてが彼女の手中に——。 「お前は……一体何者だ?」と動揺する王太子に、リリアーナは微笑む。 「私はただの投資家よ。負けたくないなら……資本主義のルールを学びなさい。」 学園を舞台に繰り広げられる異世界経済バトルロマンス! "悪役令嬢"、ここに爆誕!

異世界『魔術師』の孫〜婚約者のためなら国一つ消しても良いと思ってます(本音)〜

紫南
ファンタジー
現在女子高生の【東理修】(あずまりず) 天才魔術師であり、異世界【トゥルーベル】からやって来た祖父の後継者として、祖父の死後も異世界と現世を行き来している。 魔術師である事は家族も知らず、知っているのは亡くなった祖父だけだった。その幼い頃からの目標は、祖父の友人でもあった【魔王の妻】になること。 夢は偉大な伝説にもなった魔術師の祖父リュートリールを越える『魔術師』になる事だ。 魔術師名【リズリール】と名乗り世界を渡る二重生活。現世でのアルバイトは、異能者の組織でなぜかトラブル担当。 上司は魔女や雪女、龍神? 世界を自由に渡れるリズのここでの主な仕事は、異世界に召喚された『勇者のお迎え』? 【トゥルーベル】では祖父の友人達を繋いで国などの問題を手伝ったり、冒険者ギルドからの仕事依頼が舞い込む。 そんな中、忙しくても世界を渡る一番の理由は、大切な【婚約者】に会う為! 家族に明かせない秘密を抱えながらも学校に、仕事に大忙し! 天才魔術師のクールな日常。 ◎息抜きで書き上げた作品です。 難しく考えずにお気軽にお読みください☆ ◉『女神なんてお断りですっ。』と同時期に別サイトで公開していたものを改稿の後に投稿しています。文庫化の記念にお楽しみください♪

黒豚辺境伯令息の婚約者

ツノゼミ
ファンタジー
デイビッド・デュロックは自他ともに認める醜男。 ついたあだ名は“黒豚”で、王都中の貴族子女に嫌われていた。 そんな彼がある日しぶしぶ参加した夜会にて、王族の理不尽な断崖劇に巻き込まれ、ひとりの令嬢と婚約することになってしまう。 始めは同情から保護するだけのつもりが、いつの間にか令嬢にも慕われ始め… ゆるゆるなファンタジー設定のお話を書きました。 誤字脱字お許しください。

転生令嬢の食いしん坊万罪!

ねこたま本店
ファンタジー
   訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。  そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。  プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。  しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。  プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。  これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。  こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。  今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。 ※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。 ※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。

オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!

みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した! 転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!! 前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。 とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。 森で調合師して暮らすこと! ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが… 無理そうです…… 更に隣で笑う幼なじみが気になります… 完結済みです。 なろう様にも掲載しています。 副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。 エピローグで完結です。 番外編になります。 ※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。

異世界に転生したので幸せに暮らします、多分

かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。 前世の分も幸せに暮らします! 平成30年3月26日完結しました。 番外編、書くかもです。 5月9日、番外編追加しました。 小説家になろう様でも公開してます。 エブリスタ様でも公開してます。

10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)

犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。 意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。 彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。 そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。 これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。 ○○○ 旧版を基に再編集しています。 第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。 旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。 この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。

処理中です...