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幼少期 旅立ち編(前)
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アルクと王都を出てからは、2人で魔物を討伐したり、初めての野宿も経験した。初めてだらけで上手く行かない部分あったが、それはそれで楽しい旅だった。そして、早くも3日が経過し、2人は現在王都からは少し離れた所にあるギルドのある街、【ルクシア】に訪れていた。
「アーシャ!とりあえずギルドで魔物の核と部位を換金しよ!」
「うん!そうだね!結構あるもんね。」
ルクシアまでの道中で討伐した魔物がいるためギルドで売却するとお金がもらえる。
私はシリシアンが遺したお金で何不自由なく生きていけるだけお金を持っているが、それに手を出すつもりは無く、基本的には自分で稼いだお金で生活をしたいと考えていた。
ルクシアのギルドに入ると王都のギルド程ではないにしろ結構な人で盛り上がっていた。
「ここのギルドにも結構人っているもんだな。」
「そうだね。私も王都以外のギルドは初めて…」
内装は王都のギルドより少し古そうだが、しっかりしており、依頼の掲示板にはCランクまでの依頼書が貼られている。
2人はそれを横目に一旦受付に行く。
「こんにちは。ルクシアギルドの受付です。」
「こんにちは。魔物の部位の換金に来ました。」
受付に声をかける。
「承知しました。では、ギルドカードを提出して下さい。」
2人はギルドカードを受付に提出する。
「はい。Dランク冒険者のアーシェンリファー・ウンディオーネ様、同じくDランクのアルク様ですね。ありがとうございます。続いては、討伐された魔物の部位を提出下さい。」
2人は魔物の部位を出す。
「おや、結構な数を討伐されましたね?査定に少しお時間を頂きますので、お待ち下さい。」
「わかりました。」
そう言うとアルクと2人で待合場所に移動する。
「そういえば、まだご飯は食べてないからお腹空いたよね。」
「そうだな。この街の店でなんか食べようぜ!」
「そうだね~。」
2人で話をしていると不意に声をかけられる。
「ガキがこんな所で何をしている。」
「「え?」」
2人が同時に声がした方に振り返った。
そこには酔っ払っているおじさんがいた。
「ギルドはガキが遊びに来るところじゃねぇぞ。」
「…俺達も一応ギルドの冒険者登録をしている冒険者です。ですので、お構いなく。」
おじさんの言葉にアルクが返す。
「はぁ?お前らみたいなガキが冒険者だ?笑わせるなよ?」
おじさんがそう言うと1人でゲラゲラと下品な笑い方をしている。
「アルク…放っておこ?」
アルクに耳打ちする
「…そうだな…」
アルクはおじさんの話に返事をせず、そのままおじさんから顔を逸らした。
「…おい?なにシカトしとんじゃ!」
おじさんの怒りのボルテージがどんどん上がっている。
流石におじさんの声がギルドに響いたのか周りの人が事態に気付く。
おいおい…あのじじぃ…また無駄絡みかよ…
これだから酔っ払いは…
などと、周りから野次が飛んできていた。
「…とは言っても、僕達が冒険者なのは事実ですので…」
アルクのおじさんの声に対して冷静に返すが、だんだんと面倒くさくなってきていた。
「おい!この俺に口答えする気か?」
「えぇ…」
思わず声が漏れる
「俺はなぁ!Dランクの冒険者だぞ!お前らみたいな低ランクとは違うんだ!」
おじさんが更に声を大きくして豪語する。
「…はぁ。」
2人はどうしたら良いのか分からずにお互いの顔を見合わせた。
するとそこに助け舟が入る。
「アーシェンリファーさん、アルクさん、大変お待たせしました。査定が終わりましたので受付にお越し下さい。」
受付の方から声がかけられたのである。
「あ!はい!ありがとうございます!」
「アルク。行こ!」
ありがたいと思いながらアルクの手を引いて受付へ向かう。
「あ、それと…」
受付の方がアーシェンリファー達を呼び出した後にその場で呟く。
「ギルドは公平な場所です。ランクを振りかざして他者を脅す場所ではありません。これ以上騒ぎを起こすようであれば…容赦はしませんので…」
受付の人は目からハイライトが消えた状態で呟く。その言葉におじさんは完全に言葉を詰まらせてしまった。
「あと、このお2人は大変お若いですが、貴方と同じDランク冒険者です。覚えておいて下さいね?」
「は、はい…」
わーお。おじさん黙ったちゃった…あの人凄いなぁ。
呑気なことを考えていた。
「お騒がせしてすみませんでした。」
「いえいえ、お姉さんのせいではないですから。僕らが子供なのも事実ですし。」
「そう言って貰えるとありがたいです。さて、今回の魔物の部位査定ですが、トータルで12,000Gで買い取らせて頂けないでしょうか?」
「勿論!よろしくお願いします!」
「ありがとうございます。では、こちらが買取代金です。」
アルクが受付からお金を貰う。
「アーシャ、半分ずつでいいか」
「え?ほとんどアルクが討伐してたのに、半分も貰っていいの?」
「いいに決まってるだろ?俺が討伐している間他の事をしてくれただろ。」
「ありがとう。アルク。」
アルクから買取代金の半分を受け取る。
「あの、お2人は今日この街にいらしたんですよね?」
「はい、そうです。」
急は質問に返信をする
「そうですか、念の為にお話しておきますが、近頃街の外で盗賊の目撃情報が増えてきていますので、気をつけて下さい。」
「…盗賊ですか…はい。ありがとうございます。」
「いえ、こちらからは以上です。いきなりすみません。」
「いえいえ!助かりました!」
話が済んだので受付からは離れる。
「で結局、昼飯、どーする?」
その後にアルクが思い出したように言う。
「そうだね。とりあえず街の中を見つつ欲しいものがあったら買お!あと、今日の宿も取らないとだね。」
「そうか。街だし、宿で寝れるのか。」
「うん。むしろ、宿探しの方が先かもねぇ。」
「そうだな。」
2人はギルドを出て街の散策をした。
王都から近い街なだけあって食べる場所も宿もそれなりの所があった。子供同士なのもあって宿も一つの部屋で一緒にいることした。
ま、6歳と8歳でナニがあるって感じだ。
そもそも、前世も合わせてまともな恋愛経験のゼロの私にナニが出来るのか、と言う話だ。
アルクと一緒に取った宿の部屋を見渡しながらそんな事を考えていた。
宿は普通のホテルという感じでベットが2つに小さな机、椅子があり、扉の付近にはトイレとシャワールームがある。本当によく見るホテルの一室である。
現在アルクがシャワーを浴びており、私は先にシャワーを浴びていたのでベットでゆっくりしていた。
なんだかんだでアルクとも上手く旅が出来ててありがたいな。
ふとアルクの事を考えた。
(アルクは…ご両親とミズキを同時に亡くしたのに、笑顔で頑張ってる…本当に凄いな。弱音とか、吐かないのかな…。)
そんな事を考えているとシャワー室の方からガタっと音が聞こえる。
「?アルクー?大丈夫?」
シャワー室の前に移動してアルクに声をかける。
「…あっ!悪い!手を壁にぶつけちまっただけだ。」
アルクがシャワー室の中から答える。
「そっか!何もないからよかったよ」
アルクの返事に安心して洗面台から出る。しかし、気づいてしまった。
アルクは声が少し鼻声だった。きっとシャワー室の中で泣いてるんだ。でも、それは私が介入していい話じゃないんだろう。
アルクの声を聞いて自身も悲しくなってしまったが、アルクがシャワー室から出てくるまでには切り替えなければと別のことを考える。
(私も、家族が欲しいなぁ…今世では、愛し、愛される家族が欲しい。そんな人に私も出会えるかな…)
ベットで横になっているとアルクがシャワーから出てきた。
「…。アーシャ?どうかしたか?」
「え?ううん。なんでもないよ!ただ、私も将来旦那さんが欲しいなって思ってね。」
嘘ではない。
「なんだよ?急に。」
アルクが笑いながら言う。
「いや、お母さんが死んでから3ヶ月が経とうとしててさ、私も自分の家族が出来るのかなって…考えてた。親と兄弟を増やすことはもう出来ないから、家族増やすなら旦那さんかなって…」
エヘヘと笑う。
これも、母との約束の一つである。
母が死ぬ間際に放った言葉を思い出す。
「…そうか。確かに、そうだな。俺は…お嫁さんとかは暫くは考えられそうにないなぁ。」
(そりゃ、アルクにはミズキがいたもんね…)
ホテルの部屋に沈黙が走る。
「なんか、私が暗い話しちゃったから…ごめんね?」
「気にしてないぞ。そろそろ寝るか?」
「うん!私は明日も朝からトレーニングするから。」
「アーシャって、あれ、本当に毎日やるのな。スゲェ…」
アルクが感心したように言う。
「そう?慣れればなんて事ないよ?明日からアルクもやる?」
「う~ん。やれそうな所だけ一緒にやろうかな。」
「うんうん!それがいい!一緒にもっと強くなろ!」
「だな。じゃ、照明消すぞ」
「うん。おやすみ」
「おやすみ」
暗くなった部屋の中でそれぞれの布団に入る。
(私は…もっと強く、強くなって、自分の守りたいものを守れるようになるんだ。)
アルクが寝ている布団を見る。
(勿論、アルクだって守りたい者の1人だよ… )
そんなことを考えながら眠りについた。
「アーシャ!とりあえずギルドで魔物の核と部位を換金しよ!」
「うん!そうだね!結構あるもんね。」
ルクシアまでの道中で討伐した魔物がいるためギルドで売却するとお金がもらえる。
私はシリシアンが遺したお金で何不自由なく生きていけるだけお金を持っているが、それに手を出すつもりは無く、基本的には自分で稼いだお金で生活をしたいと考えていた。
ルクシアのギルドに入ると王都のギルド程ではないにしろ結構な人で盛り上がっていた。
「ここのギルドにも結構人っているもんだな。」
「そうだね。私も王都以外のギルドは初めて…」
内装は王都のギルドより少し古そうだが、しっかりしており、依頼の掲示板にはCランクまでの依頼書が貼られている。
2人はそれを横目に一旦受付に行く。
「こんにちは。ルクシアギルドの受付です。」
「こんにちは。魔物の部位の換金に来ました。」
受付に声をかける。
「承知しました。では、ギルドカードを提出して下さい。」
2人はギルドカードを受付に提出する。
「はい。Dランク冒険者のアーシェンリファー・ウンディオーネ様、同じくDランクのアルク様ですね。ありがとうございます。続いては、討伐された魔物の部位を提出下さい。」
2人は魔物の部位を出す。
「おや、結構な数を討伐されましたね?査定に少しお時間を頂きますので、お待ち下さい。」
「わかりました。」
そう言うとアルクと2人で待合場所に移動する。
「そういえば、まだご飯は食べてないからお腹空いたよね。」
「そうだな。この街の店でなんか食べようぜ!」
「そうだね~。」
2人で話をしていると不意に声をかけられる。
「ガキがこんな所で何をしている。」
「「え?」」
2人が同時に声がした方に振り返った。
そこには酔っ払っているおじさんがいた。
「ギルドはガキが遊びに来るところじゃねぇぞ。」
「…俺達も一応ギルドの冒険者登録をしている冒険者です。ですので、お構いなく。」
おじさんの言葉にアルクが返す。
「はぁ?お前らみたいなガキが冒険者だ?笑わせるなよ?」
おじさんがそう言うと1人でゲラゲラと下品な笑い方をしている。
「アルク…放っておこ?」
アルクに耳打ちする
「…そうだな…」
アルクはおじさんの話に返事をせず、そのままおじさんから顔を逸らした。
「…おい?なにシカトしとんじゃ!」
おじさんの怒りのボルテージがどんどん上がっている。
流石におじさんの声がギルドに響いたのか周りの人が事態に気付く。
おいおい…あのじじぃ…また無駄絡みかよ…
これだから酔っ払いは…
などと、周りから野次が飛んできていた。
「…とは言っても、僕達が冒険者なのは事実ですので…」
アルクのおじさんの声に対して冷静に返すが、だんだんと面倒くさくなってきていた。
「おい!この俺に口答えする気か?」
「えぇ…」
思わず声が漏れる
「俺はなぁ!Dランクの冒険者だぞ!お前らみたいな低ランクとは違うんだ!」
おじさんが更に声を大きくして豪語する。
「…はぁ。」
2人はどうしたら良いのか分からずにお互いの顔を見合わせた。
するとそこに助け舟が入る。
「アーシェンリファーさん、アルクさん、大変お待たせしました。査定が終わりましたので受付にお越し下さい。」
受付の方から声がかけられたのである。
「あ!はい!ありがとうございます!」
「アルク。行こ!」
ありがたいと思いながらアルクの手を引いて受付へ向かう。
「あ、それと…」
受付の方がアーシェンリファー達を呼び出した後にその場で呟く。
「ギルドは公平な場所です。ランクを振りかざして他者を脅す場所ではありません。これ以上騒ぎを起こすようであれば…容赦はしませんので…」
受付の人は目からハイライトが消えた状態で呟く。その言葉におじさんは完全に言葉を詰まらせてしまった。
「あと、このお2人は大変お若いですが、貴方と同じDランク冒険者です。覚えておいて下さいね?」
「は、はい…」
わーお。おじさん黙ったちゃった…あの人凄いなぁ。
呑気なことを考えていた。
「お騒がせしてすみませんでした。」
「いえいえ、お姉さんのせいではないですから。僕らが子供なのも事実ですし。」
「そう言って貰えるとありがたいです。さて、今回の魔物の部位査定ですが、トータルで12,000Gで買い取らせて頂けないでしょうか?」
「勿論!よろしくお願いします!」
「ありがとうございます。では、こちらが買取代金です。」
アルクが受付からお金を貰う。
「アーシャ、半分ずつでいいか」
「え?ほとんどアルクが討伐してたのに、半分も貰っていいの?」
「いいに決まってるだろ?俺が討伐している間他の事をしてくれただろ。」
「ありがとう。アルク。」
アルクから買取代金の半分を受け取る。
「あの、お2人は今日この街にいらしたんですよね?」
「はい、そうです。」
急は質問に返信をする
「そうですか、念の為にお話しておきますが、近頃街の外で盗賊の目撃情報が増えてきていますので、気をつけて下さい。」
「…盗賊ですか…はい。ありがとうございます。」
「いえ、こちらからは以上です。いきなりすみません。」
「いえいえ!助かりました!」
話が済んだので受付からは離れる。
「で結局、昼飯、どーする?」
その後にアルクが思い出したように言う。
「そうだね。とりあえず街の中を見つつ欲しいものがあったら買お!あと、今日の宿も取らないとだね。」
「そうか。街だし、宿で寝れるのか。」
「うん。むしろ、宿探しの方が先かもねぇ。」
「そうだな。」
2人はギルドを出て街の散策をした。
王都から近い街なだけあって食べる場所も宿もそれなりの所があった。子供同士なのもあって宿も一つの部屋で一緒にいることした。
ま、6歳と8歳でナニがあるって感じだ。
そもそも、前世も合わせてまともな恋愛経験のゼロの私にナニが出来るのか、と言う話だ。
アルクと一緒に取った宿の部屋を見渡しながらそんな事を考えていた。
宿は普通のホテルという感じでベットが2つに小さな机、椅子があり、扉の付近にはトイレとシャワールームがある。本当によく見るホテルの一室である。
現在アルクがシャワーを浴びており、私は先にシャワーを浴びていたのでベットでゆっくりしていた。
なんだかんだでアルクとも上手く旅が出来ててありがたいな。
ふとアルクの事を考えた。
(アルクは…ご両親とミズキを同時に亡くしたのに、笑顔で頑張ってる…本当に凄いな。弱音とか、吐かないのかな…。)
そんな事を考えているとシャワー室の方からガタっと音が聞こえる。
「?アルクー?大丈夫?」
シャワー室の前に移動してアルクに声をかける。
「…あっ!悪い!手を壁にぶつけちまっただけだ。」
アルクがシャワー室の中から答える。
「そっか!何もないからよかったよ」
アルクの返事に安心して洗面台から出る。しかし、気づいてしまった。
アルクは声が少し鼻声だった。きっとシャワー室の中で泣いてるんだ。でも、それは私が介入していい話じゃないんだろう。
アルクの声を聞いて自身も悲しくなってしまったが、アルクがシャワー室から出てくるまでには切り替えなければと別のことを考える。
(私も、家族が欲しいなぁ…今世では、愛し、愛される家族が欲しい。そんな人に私も出会えるかな…)
ベットで横になっているとアルクがシャワーから出てきた。
「…。アーシャ?どうかしたか?」
「え?ううん。なんでもないよ!ただ、私も将来旦那さんが欲しいなって思ってね。」
嘘ではない。
「なんだよ?急に。」
アルクが笑いながら言う。
「いや、お母さんが死んでから3ヶ月が経とうとしててさ、私も自分の家族が出来るのかなって…考えてた。親と兄弟を増やすことはもう出来ないから、家族増やすなら旦那さんかなって…」
エヘヘと笑う。
これも、母との約束の一つである。
母が死ぬ間際に放った言葉を思い出す。
「…そうか。確かに、そうだな。俺は…お嫁さんとかは暫くは考えられそうにないなぁ。」
(そりゃ、アルクにはミズキがいたもんね…)
ホテルの部屋に沈黙が走る。
「なんか、私が暗い話しちゃったから…ごめんね?」
「気にしてないぞ。そろそろ寝るか?」
「うん!私は明日も朝からトレーニングするから。」
「アーシャって、あれ、本当に毎日やるのな。スゲェ…」
アルクが感心したように言う。
「そう?慣れればなんて事ないよ?明日からアルクもやる?」
「う~ん。やれそうな所だけ一緒にやろうかな。」
「うんうん!それがいい!一緒にもっと強くなろ!」
「だな。じゃ、照明消すぞ」
「うん。おやすみ」
「おやすみ」
暗くなった部屋の中でそれぞれの布団に入る。
(私は…もっと強く、強くなって、自分の守りたいものを守れるようになるんだ。)
アルクが寝ている布団を見る。
(勿論、アルクだって守りたい者の1人だよ… )
そんなことを考えながら眠りについた。
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