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幼少期 旅立ち編(前)
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「いってきます」
アルクから国を出る話を聞いてから3日後、私は家の掃除をきっちり行い、戸締りを厳重にし、家の鍵を閉めると颯爽とギルドに向かった。
ギルドに着くとアルクは既にギルドに来ていた。
アルクは今日、この国を旅立つつもりでいるからか服装が変わっており、父の剣の他に自前の剣と、胸当てと巾着など、以前は装備していなかった物を装備していた。
「アルクっ!おはよう!」
「アーシャ…おはようっ!じゃないからっ!何時に集合かもわかんないから、俺めっちゃ待ったんだけど⁈」
アルクが少し不貞腐れたような言う。
「…アハハ…ごめん。」
そんなアルクに軽く謝罪をする
「まぁ…いいけどさ。で?ギルドに集合してどうするの?」
「うん!少し待っててもらえる?」
「あ、うん」
アルクに少し待つように言って受付のアカツキの所は行く。
「アカツキさん、こんにちは。」
「アーシェンリファーさん、こんにちは。本日はどのようなご用件で?」
「はい!私、今日からこの国を出ようと思います!」
「えっ⁈」「はぁ⁈」
私の突然の暴露に対して、アカツキは勿論、アルクも驚いていた。
「アーシェンリファーさん?それは、本気ですか?」
「はい!私、とりあえず、この国を出て、スイレン国に行きます!」
「スイレン国…ですか。それは、アーシェンリファーさんのお父様の…」
「アカツキさん、やっぱりご存知だったんですね?そうです。父の出身地らしいので」
「えぇ…いつかは行かれると思っていましたが、こんなに早く国を出て行かれるとは思っておらず…」
アカツキが少し呆れたように呟いた。
「はい!先日アルクがアーノルド国まで行くって言ってきたので、良い機会だから私も途中まで同行しよっかなって…。」
「はぁ⁈俺、聞いてないんだけどっ⁉︎」
「うん!言ってないもん‼︎アルク、途中までだけど、よろしくね?」
笑顔でアルクに言う。
「はぁ…まぁ俺もアーシャと一緒の方が心強いけど…なんでまた急に…」
「アルクの言葉を聞いて…私もこのままじゃ駄目だなって思ったの。だから、私も家族を探す旅に出ようって思ってさ…だから、アルク…私の気持ちを前向きにさせてくれて、ありがとう…」
アルクの手を握る
「…別に…俺は何もしてないよ。」
アルクはしょうがないな、とでも言うように微笑むと私の頭を撫でてくれた。
アルクは背が伸びたのか、私より少し背が高くなっていた。
「うん!」
「…お2人とも、旅に出るのは結構ですが、まだ子供ですから…気をつけて下さい。焦らず、ゆっくり行ってください。時間は有限ですが、急いでも駄目です。自分たちのペースで旅をして下さい。…そして、私はいつでもここに居ます。気が向いたらで結構ですので、たまには顔を出して下さいね。」
「「はい!」」
「ウフフ…いい返事です。さよならは言いません。また会える日を願って…いい旅を。」
「はい!」「ありがとうございました!」
アーシェンリファーとアルクはアカツキに挨拶を交わした後、ギルドを後にする。
「いや、しかし、アーシャが俺と同行する事になるとはな。正直、俺の一人旅になると思ってたから驚きだよ。」
「うん!サプライズだね!」
「いや、笑い事じゃないんだか?」
「エヘヘ」
「さっき、ギルドでアーシャの姿を見た時にいつもと格好違ったからなんかあるとは思ったけどさ!」
「うん!私も、旅に向けて、装備とか色々調達した。」
私の格好は、生前のシリシアンが着ていた白が基調のワンピースに似た服を着用していた。旅にスカートはどうなのか、とも考えたが意外と動きやすい。異空庫があるため、カバンは必要ないのだが、特殊な力をあまり周りに見せないように念の為肩下げカバンも購入し、最低限の荷物をそこに入れる。
武器はあまり使うタイプではないが、肉弾戦をする以上なにか必要と考えたアーシェンリファーは結局籠手を購入して手に装備している。
2人で街の中を他愛のない話をひながら笑い合った。
これから大きな旅に出る。
(お母さんっ‼︎私、がんばるね‼︎)
アルクと共に正門を出た。
外の景色を見るとあの日のEランク昇級試験を思い出す。
「…Eランクの昇級試験を思い出すな。」
「アルクも?…実は私も同じ事考えた!」
「あの日は、あんな事になるなんて夢にも思わなかったから、帰ったらなんて報告しようとか言い合ってたな。」
「そうだね…時間の大切さ、今のこの瞬間がどれだけの奇跡の上にあるのか、それを嫌でも思い知ったよ。」
「アーシャって…時々大人みたいな事を言うよな。」
「…そうかな?」
口にはしないが、実際今の精神年齢は34歳である。前世のアーシェンリファーの分を足すと59歳、冷静に考えるとおばさんである。
「それにしても、天気がいいな!」
「そうだね!」
「旅と言えば、野宿のイメージあるけど、あんまり野宿はしたくない。魔物も危険だから、俺らは子供だ。悪い大人に引っかかるのが1番怖い。」
「うん。そうだね。」
「だから、急がず領内を転々としながら、少しづつアーノルド国に向かおうと思うんだ。」
「うん。それに賛成!…ところで、アルクのお爺さんとお婆さんがいるのって、アーノルド国の何処なの?」
「…さぁ?」
「えぇ!」
「だから、アーノルド国に入っても探す所からなか?」
アルクはあっけらかんと言う。
「それ…何年かけて探すかだったの?」
アルクってお馬鹿なの…?
思ってしまったが口には出さない
「アーシャ…全部言ってるぞ。」
「えっ⁈やだ、本当?無意識だった」
皆まで言っていたらしい。
「強くなりたいって気持ちもあったから、家族探しに期限を付けるつもりはなかったんだよ。旅をしつつ、家族が見つかりゃいいかなってレベルだし…。だから俺1人で行くつもりだったんだよ。」
アルクが頬を掻きながら言う。
「ま、私も急いでないし、気長にアルクの家族探しでもするよ!」
「え?でも、アーシャは親父さん探すんじゃ…」
「私のお父さんは…それこそ急いでないし。お母さんの話しだと、大きな学園の先生って言ったのと、先日読んだ遺言書にはお母さんはスメラギ学園ってところに通ってたみたいだから、お父さんはその学園の先生かなって思ってる。つまり、場所はある程度絞れてるから、大丈夫ってわけ」
「流石アーシャの母ちゃんだな!俺の親父と違ってちゃんと具体的にヒントをくれてるんだな!」
「アハハ!そうかもね?」
「お?言ったな?」
アルクが私の頭を小突く。
「あ、そうだ。アルクー。今日はとりあえずここ、目指さない?」
世界地図を広げながら目的地に指差す。
「ん?」
「とりあえず、王都の隣町だね。今日はもう昼過ぎてるし、あんまり長く移動出来ないと思うからいったん隣町まで行こうと思うんだけど。どう?」
「そうだな!その辺、アーシャの方が賢いし、信じるよ。」
「何それ?ありがとう。」
アルクは笑い合いながら進み出した。
隣町までの道中には何体か下級の魔物に遭遇したが、お互いDランクになっていた事もあり、すんなり魔物を討伐して魔物の核を回収した。
「あ、隣町にはギルドないかも…」
「そうなのか?じゃあ、とりあえずこの魔物の部位は暫く保管だな…。」
「そうだね…あんまり長期間保管出来ないだろうし…ギルドのある街には早めに移動しないとね」
「そうだな…」
「まぁ…でもこのペースなら3日もあればギルドがあるこの街まで行けるんじゃない?」
「3日か…と、なると一泊は野宿確定かな…。」
「かもねぇ…今日の街である程度揃えて、2.3日目でギルドのある街まで行くって感じかな?」
「りょーかい!ま、気長に行こうぜ!」
2人は再び進み出す。
王都を出てから数時間が経過していたが、今日のペースは調子が良い。
隣の街にも18時頃には到着するだろう。
「いやーアーシャがいて助かったわぁ…俺
、なんも考えてなかったからさぁー。」
アルクがふと言葉を発する。
「何それー?もう、私よりお兄ちゃんなんだから、しっかりしてよね?」
それに対して小言を言うが内心はそんなこと思っていなかった。
(私も…アルクがいてくれて、助かってるよ。アルクがいなかったら、私は…きっとまだ王都の中だったから…。)
アルクと歩きながら感謝をした
アルクから国を出る話を聞いてから3日後、私は家の掃除をきっちり行い、戸締りを厳重にし、家の鍵を閉めると颯爽とギルドに向かった。
ギルドに着くとアルクは既にギルドに来ていた。
アルクは今日、この国を旅立つつもりでいるからか服装が変わっており、父の剣の他に自前の剣と、胸当てと巾着など、以前は装備していなかった物を装備していた。
「アルクっ!おはよう!」
「アーシャ…おはようっ!じゃないからっ!何時に集合かもわかんないから、俺めっちゃ待ったんだけど⁈」
アルクが少し不貞腐れたような言う。
「…アハハ…ごめん。」
そんなアルクに軽く謝罪をする
「まぁ…いいけどさ。で?ギルドに集合してどうするの?」
「うん!少し待っててもらえる?」
「あ、うん」
アルクに少し待つように言って受付のアカツキの所は行く。
「アカツキさん、こんにちは。」
「アーシェンリファーさん、こんにちは。本日はどのようなご用件で?」
「はい!私、今日からこの国を出ようと思います!」
「えっ⁈」「はぁ⁈」
私の突然の暴露に対して、アカツキは勿論、アルクも驚いていた。
「アーシェンリファーさん?それは、本気ですか?」
「はい!私、とりあえず、この国を出て、スイレン国に行きます!」
「スイレン国…ですか。それは、アーシェンリファーさんのお父様の…」
「アカツキさん、やっぱりご存知だったんですね?そうです。父の出身地らしいので」
「えぇ…いつかは行かれると思っていましたが、こんなに早く国を出て行かれるとは思っておらず…」
アカツキが少し呆れたように呟いた。
「はい!先日アルクがアーノルド国まで行くって言ってきたので、良い機会だから私も途中まで同行しよっかなって…。」
「はぁ⁈俺、聞いてないんだけどっ⁉︎」
「うん!言ってないもん‼︎アルク、途中までだけど、よろしくね?」
笑顔でアルクに言う。
「はぁ…まぁ俺もアーシャと一緒の方が心強いけど…なんでまた急に…」
「アルクの言葉を聞いて…私もこのままじゃ駄目だなって思ったの。だから、私も家族を探す旅に出ようって思ってさ…だから、アルク…私の気持ちを前向きにさせてくれて、ありがとう…」
アルクの手を握る
「…別に…俺は何もしてないよ。」
アルクはしょうがないな、とでも言うように微笑むと私の頭を撫でてくれた。
アルクは背が伸びたのか、私より少し背が高くなっていた。
「うん!」
「…お2人とも、旅に出るのは結構ですが、まだ子供ですから…気をつけて下さい。焦らず、ゆっくり行ってください。時間は有限ですが、急いでも駄目です。自分たちのペースで旅をして下さい。…そして、私はいつでもここに居ます。気が向いたらで結構ですので、たまには顔を出して下さいね。」
「「はい!」」
「ウフフ…いい返事です。さよならは言いません。また会える日を願って…いい旅を。」
「はい!」「ありがとうございました!」
アーシェンリファーとアルクはアカツキに挨拶を交わした後、ギルドを後にする。
「いや、しかし、アーシャが俺と同行する事になるとはな。正直、俺の一人旅になると思ってたから驚きだよ。」
「うん!サプライズだね!」
「いや、笑い事じゃないんだか?」
「エヘヘ」
「さっき、ギルドでアーシャの姿を見た時にいつもと格好違ったからなんかあるとは思ったけどさ!」
「うん!私も、旅に向けて、装備とか色々調達した。」
私の格好は、生前のシリシアンが着ていた白が基調のワンピースに似た服を着用していた。旅にスカートはどうなのか、とも考えたが意外と動きやすい。異空庫があるため、カバンは必要ないのだが、特殊な力をあまり周りに見せないように念の為肩下げカバンも購入し、最低限の荷物をそこに入れる。
武器はあまり使うタイプではないが、肉弾戦をする以上なにか必要と考えたアーシェンリファーは結局籠手を購入して手に装備している。
2人で街の中を他愛のない話をひながら笑い合った。
これから大きな旅に出る。
(お母さんっ‼︎私、がんばるね‼︎)
アルクと共に正門を出た。
外の景色を見るとあの日のEランク昇級試験を思い出す。
「…Eランクの昇級試験を思い出すな。」
「アルクも?…実は私も同じ事考えた!」
「あの日は、あんな事になるなんて夢にも思わなかったから、帰ったらなんて報告しようとか言い合ってたな。」
「そうだね…時間の大切さ、今のこの瞬間がどれだけの奇跡の上にあるのか、それを嫌でも思い知ったよ。」
「アーシャって…時々大人みたいな事を言うよな。」
「…そうかな?」
口にはしないが、実際今の精神年齢は34歳である。前世のアーシェンリファーの分を足すと59歳、冷静に考えるとおばさんである。
「それにしても、天気がいいな!」
「そうだね!」
「旅と言えば、野宿のイメージあるけど、あんまり野宿はしたくない。魔物も危険だから、俺らは子供だ。悪い大人に引っかかるのが1番怖い。」
「うん。そうだね。」
「だから、急がず領内を転々としながら、少しづつアーノルド国に向かおうと思うんだ。」
「うん。それに賛成!…ところで、アルクのお爺さんとお婆さんがいるのって、アーノルド国の何処なの?」
「…さぁ?」
「えぇ!」
「だから、アーノルド国に入っても探す所からなか?」
アルクはあっけらかんと言う。
「それ…何年かけて探すかだったの?」
アルクってお馬鹿なの…?
思ってしまったが口には出さない
「アーシャ…全部言ってるぞ。」
「えっ⁈やだ、本当?無意識だった」
皆まで言っていたらしい。
「強くなりたいって気持ちもあったから、家族探しに期限を付けるつもりはなかったんだよ。旅をしつつ、家族が見つかりゃいいかなってレベルだし…。だから俺1人で行くつもりだったんだよ。」
アルクが頬を掻きながら言う。
「ま、私も急いでないし、気長にアルクの家族探しでもするよ!」
「え?でも、アーシャは親父さん探すんじゃ…」
「私のお父さんは…それこそ急いでないし。お母さんの話しだと、大きな学園の先生って言ったのと、先日読んだ遺言書にはお母さんはスメラギ学園ってところに通ってたみたいだから、お父さんはその学園の先生かなって思ってる。つまり、場所はある程度絞れてるから、大丈夫ってわけ」
「流石アーシャの母ちゃんだな!俺の親父と違ってちゃんと具体的にヒントをくれてるんだな!」
「アハハ!そうかもね?」
「お?言ったな?」
アルクが私の頭を小突く。
「あ、そうだ。アルクー。今日はとりあえずここ、目指さない?」
世界地図を広げながら目的地に指差す。
「ん?」
「とりあえず、王都の隣町だね。今日はもう昼過ぎてるし、あんまり長く移動出来ないと思うからいったん隣町まで行こうと思うんだけど。どう?」
「そうだな!その辺、アーシャの方が賢いし、信じるよ。」
「何それ?ありがとう。」
アルクは笑い合いながら進み出した。
隣町までの道中には何体か下級の魔物に遭遇したが、お互いDランクになっていた事もあり、すんなり魔物を討伐して魔物の核を回収した。
「あ、隣町にはギルドないかも…」
「そうなのか?じゃあ、とりあえずこの魔物の部位は暫く保管だな…。」
「そうだね…あんまり長期間保管出来ないだろうし…ギルドのある街には早めに移動しないとね」
「そうだな…」
「まぁ…でもこのペースなら3日もあればギルドがあるこの街まで行けるんじゃない?」
「3日か…と、なると一泊は野宿確定かな…。」
「かもねぇ…今日の街である程度揃えて、2.3日目でギルドのある街まで行くって感じかな?」
「りょーかい!ま、気長に行こうぜ!」
2人は再び進み出す。
王都を出てから数時間が経過していたが、今日のペースは調子が良い。
隣の街にも18時頃には到着するだろう。
「いやーアーシャがいて助かったわぁ…俺
、なんも考えてなかったからさぁー。」
アルクがふと言葉を発する。
「何それー?もう、私よりお兄ちゃんなんだから、しっかりしてよね?」
それに対して小言を言うが内心はそんなこと思っていなかった。
(私も…アルクがいてくれて、助かってるよ。アルクがいなかったら、私は…きっとまだ王都の中だったから…。)
アルクと歩きながら感謝をした
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