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消えゆく芸術
16.「うまれる」作品
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人は産まれ、多彩なモノを生み出す。
神秘的に感じるこの想いは、一体どこから流れてくるのだろう? 体? 脳? それとも……心だろうか?
ワケも分からないままに、私は親が残した書類メモの紙とペンで、その想いをしたためた。それが、八歳の時、初めて描いた、私の作品だった。
「……これは……日記?」
最早、氷漬けとなった恋人の傍で、完全な放心状態となったノアに、これ以上の捜査と仕事を続行すること……そして真実を知ることは困難だと判断したヴァルは、自分だけで進める事を決意した。
そしてヴァルは現在、その意思をシェリア・ノエルズのAIに伝えると、彼女が案内すると言って指示された場所に、連れられていた。
そこは、まるで表彰台のように飾られたシェリア・ノエルズとは正反対の方向にあり、氷漬けになった女性達が並ぶ……回廊のようになった先の、更に奥のところに静かに存在した五十平米あるかないか程の小さな空間。
彼女に案内されたその空間は、まるで小さなアトリエのようだった。
水彩絵の具等の描く為の道具が、端っこに寄せられ、薄く埃をかぶって佇んでいる様子から、数ヶ月以上は経っている事が分かる。
だが、そんな小さなアトリエにあるものは、道具を除けば、やや大きめの長方形の木製デスクと、その上に古ぼけた数千頁はありそうな非常に分厚い、A4より一回り程大きめの書籍の様なアナログノートが、真ん中に置かれているだけ。
ヴァルは何も言わずに、そのアナログノートに近づいて、薄くかぶった埃を息で吹き飛ばす。
そして、ヴァルがその分厚いノートの表紙をめくった一番最初の頁に、最初の数行の言葉だけが書かれていた。
パッと見た感じでは……ドンベルトの物に思えるんだが……。
実際、ヴァルのその読みは外れてなかったようで、シェリアに視線を向けると、ヴァルの思いを読み取るように、ゆっくりと頷く。
―― 私も後で知りましたが……彼の最後に残した手記です。 ――
「……このノートにあんた達……消えた芸術家達の、真相が眠ってるってのか?」
ヴァルの問いに、シェリアは何も言わず、ただ悲しい表情のまま後ろを振り返って、同じように、ただ悲しみに暮れて氷漬けにされた本当のシェリアの身体……彼女の傍から俯いたまま一歩も動かないノアの方へと、歩いて行った。
……こんなことになるとは、流石にヴァルも予想はしていなかった。まさか、ここまで来ておきながら、本当に自分一人で仕事を進めることになるとはね……。
だが、相棒がああなってしまった以上……自分で真実を見るしかないだろう。
この真相がどんな結末であろうと……最悪のパターンも考えてから読む覚悟を決め、ヴァルはたった数行が書かれた最初の頁と、菊の花の絵が描かれた二頁を見てから、次の頁をめくる。
十月十日
日記なんて、わたしには向いてない。だけど、ここ最近の変化は、デジタルでなく、自分の手で書き記すべきだと、感じた。だから、わたしはここに日々の変化を書き記す。 ―ドンベルト・ワーナー
ここから本格的に日記を始めたからか、しっかりと日付と、最後に自分の名前を書き記している。
隣の頁に描かれている絵は、水彩で夜のアルティストストリートだった。
十月二十日
わたしは十という日付と、数字が好きだ。なぜかは分からないが、その日付の日になると筆も乗るし……何より、特別に感じる。わたしは別に十月でも、十日産まれでもないのに。なぜだろうか。 ―ドンベルト・ワーナー
描かれている絵は、満月と、月下美人。
十月三十日
伝説の芸術家達。わたしはその内の一人として名を載せられていた。どうやらラッキーセブンの意味を含めて現在七名いるらしい。私が知っている範囲では六名だった。どうやら、前に覗きに行った個展の少女が七人目として追加され発表したらしい。確かに、彼女の描く絵は力強く、美しい。 ―ドンベルト・ワーナー
描かれている絵は……シェリア・ノエルズだった。
ヴァルは、一瞬次の頁をめくるのを、ここで躊躇った。
予想が、外れてほしいと願ってしまったから……。だが、その予想は的中しないわけがなかった。そしてきっと……この予想こそが、彼女が言っていた「私のせい」という意味なのだろう。
十一月十日
どうにもここ最近体調がおかしい。すぐに心臓が、おかしくなってしまう。筆も中々、乗るようで乗らない。気が付けば、シェリア・ノエルズには彼氏というものが出来ていた。公にこそなっていないが……あれが恋人同士というものだろう。そこからだろうか。彼女は確かに魅力的だ。だが、それ以外の何かを感じる。 ―ドンベルト・ワーナー
この日も、シェリア・ノエルズ……と、ノアが、描かれていた。だがはっきりとは描かれていない……銀髪の長身で、若干輪郭が描かれているだけだった。
顔がしっかりと描かれているのはシェリアの方のみ……。
十一月二十日
ああ、なんてことだろう。わたしはなんておろかなことを! 彼女に告白ならぬものをしてしまった。わたしを困惑して否定する彼女のその姿は、美しくとても憎く思えた。女というのは、こうなのだろうか? 私は女というものに感じる、この神秘的存在に焦点を置いてみることにした。 ―ドンベルト・ワーナー
描かれているのは……泣いている姿のシェリア・ノエルズ……。ただ泣いてるだけなのに、なぜか伝わるドンベルトが感じた彼女に対しての官能的な姿に、ヴァルは少しばかり、身震いを覚えた。
十一月三十日
あれから二人の女性と付き合いなるものをしてみた。なにか、なにかが違う。だが……なんだ? この女というものが持つ、不可思議なふんいきは? 女というだけで、こんなに、魅力に感じる何かがあるのだろうか? これが、俗に言う男の、人類の本能に近いのか? ―ドンベルト・ワーナー
描かれているのは女性二人……。恐らく、ドンベルト氏自身が付き合ったであろう女性だろうが……何だろうか。
顔はしっかりと描かれず、そんなボヤけた顔でさえ髪の毛で半分以上隠されている。逆になぜか、その女性の体のラインをやたらと強調して描いているように見えた。
ヴァルは、自分でも気付かないうちに頁をめくる手が、指が、軽く震えていた。
恐れからくる震えなのか、彼のこの絵から伝わる、狂気に近い何かを感じ取っているからなのか、芸術に関わってこなかったヴァルには当然、分かるわけがない。
ただ嫌な汗が、流れ続ける事だけが……唯一分かる事。
十二月十日
分かってきた。女は、わたしや男に持たないモノを持っているから魅力的なのだ。ああ、わたしはなぜきづかなかったのか! こんなにも素晴らしいモノがそばに溢れかえっていたなんて! ―ドンベルト・ワーナー
ヴァルは、ここの頁で確実に、心の底から震えた。
描かれているのは、子宮……。
まだ、ここで官能的な性器がダイレクトに描かれていた方がマシだと、ヴァルは何度も頭で思った。
その色使いはかなりリアルで……本物の血で描かれているように見えて、それが気持ち悪いのか、そう感じさせる彼の画力の才能に感動してるのか……。
どちらにせよ、ヴァルの脳みそが得る色素情報と感性が混乱して爆発しそうだった。
それでも、頁をめくる手を止めることができないのは……もう仕事の為だからとは、ヴァルは口が裂けても言えない。
十二月二十日
美しい。女性は、美しく神秘的で……その存在そのもがもし神がいるとするならば、それは神が作り上げた最高傑作というのが、とてもよくわかる。肉体的に、その精神……。
髪の毛や見た目から伝わる、彼女たちの美しくありたいと願うすがた。そして……その全てを詰め込んだものが『うまれる』場所……そのお腹はから伝わる曲線美は、まさに生まれ持った美しさだろう! ―ドンベルト・ワーナー
描かれているのは……妊婦の女性と……子宮とそこに宿る……赤子……いや、生命……なんだろうか。赤子のようにも見えるが、ほぼ白く描かれてまるで発光しているかのようなソレは、恐らく生命を表しているように思えた。
なんてことだろうか……ドンベルト・ワーナーは……もう、きっと『彼』ではなくなったのだ。シェリア・ノエルズという、彼にとっての運命の女性に出会った、その日から。
あのドンベルトのAIに出会ったとき……いや、それよりも前、彼のクローンで作られた作品を見た時、既に気付くべきだったんだ……!
「クソ……!」
ヴァルは、思わずデスクを叩いていた。
それは、十二月の末……十二月三十日の日記で、ヴァルの当たって欲しくない予想……彼がれっきとした異常者であることを、確信へと変えてしまったから。
十二月三十日
女を一人、モデルとして呼んだ。だが、彼女はわたしのアトリエでそのモデルを突然断った。
許されない。わたしの作品が完成しない。だから、大人しくさせ、その作品をオーディションで公表した。それは、世界で最も高い金額で売れた。
それはそうだろう、わたしが感じ得る本能、女の美しさを詰め込んだのだから。 ―ドンベルト・ワーナー
描かれていたのは……水辺に浮かぶ裸体の女性……目をつむり、美しく見えたが……そのお腹は血まみれで、ユーカリの花が咲いていた。
ユーカリの花言葉は……『新生』。
神秘的に感じるこの想いは、一体どこから流れてくるのだろう? 体? 脳? それとも……心だろうか?
ワケも分からないままに、私は親が残した書類メモの紙とペンで、その想いをしたためた。それが、八歳の時、初めて描いた、私の作品だった。
「……これは……日記?」
最早、氷漬けとなった恋人の傍で、完全な放心状態となったノアに、これ以上の捜査と仕事を続行すること……そして真実を知ることは困難だと判断したヴァルは、自分だけで進める事を決意した。
そしてヴァルは現在、その意思をシェリア・ノエルズのAIに伝えると、彼女が案内すると言って指示された場所に、連れられていた。
そこは、まるで表彰台のように飾られたシェリア・ノエルズとは正反対の方向にあり、氷漬けになった女性達が並ぶ……回廊のようになった先の、更に奥のところに静かに存在した五十平米あるかないか程の小さな空間。
彼女に案内されたその空間は、まるで小さなアトリエのようだった。
水彩絵の具等の描く為の道具が、端っこに寄せられ、薄く埃をかぶって佇んでいる様子から、数ヶ月以上は経っている事が分かる。
だが、そんな小さなアトリエにあるものは、道具を除けば、やや大きめの長方形の木製デスクと、その上に古ぼけた数千頁はありそうな非常に分厚い、A4より一回り程大きめの書籍の様なアナログノートが、真ん中に置かれているだけ。
ヴァルは何も言わずに、そのアナログノートに近づいて、薄くかぶった埃を息で吹き飛ばす。
そして、ヴァルがその分厚いノートの表紙をめくった一番最初の頁に、最初の数行の言葉だけが書かれていた。
パッと見た感じでは……ドンベルトの物に思えるんだが……。
実際、ヴァルのその読みは外れてなかったようで、シェリアに視線を向けると、ヴァルの思いを読み取るように、ゆっくりと頷く。
―― 私も後で知りましたが……彼の最後に残した手記です。 ――
「……このノートにあんた達……消えた芸術家達の、真相が眠ってるってのか?」
ヴァルの問いに、シェリアは何も言わず、ただ悲しい表情のまま後ろを振り返って、同じように、ただ悲しみに暮れて氷漬けにされた本当のシェリアの身体……彼女の傍から俯いたまま一歩も動かないノアの方へと、歩いて行った。
……こんなことになるとは、流石にヴァルも予想はしていなかった。まさか、ここまで来ておきながら、本当に自分一人で仕事を進めることになるとはね……。
だが、相棒がああなってしまった以上……自分で真実を見るしかないだろう。
この真相がどんな結末であろうと……最悪のパターンも考えてから読む覚悟を決め、ヴァルはたった数行が書かれた最初の頁と、菊の花の絵が描かれた二頁を見てから、次の頁をめくる。
十月十日
日記なんて、わたしには向いてない。だけど、ここ最近の変化は、デジタルでなく、自分の手で書き記すべきだと、感じた。だから、わたしはここに日々の変化を書き記す。 ―ドンベルト・ワーナー
ここから本格的に日記を始めたからか、しっかりと日付と、最後に自分の名前を書き記している。
隣の頁に描かれている絵は、水彩で夜のアルティストストリートだった。
十月二十日
わたしは十という日付と、数字が好きだ。なぜかは分からないが、その日付の日になると筆も乗るし……何より、特別に感じる。わたしは別に十月でも、十日産まれでもないのに。なぜだろうか。 ―ドンベルト・ワーナー
描かれている絵は、満月と、月下美人。
十月三十日
伝説の芸術家達。わたしはその内の一人として名を載せられていた。どうやらラッキーセブンの意味を含めて現在七名いるらしい。私が知っている範囲では六名だった。どうやら、前に覗きに行った個展の少女が七人目として追加され発表したらしい。確かに、彼女の描く絵は力強く、美しい。 ―ドンベルト・ワーナー
描かれている絵は……シェリア・ノエルズだった。
ヴァルは、一瞬次の頁をめくるのを、ここで躊躇った。
予想が、外れてほしいと願ってしまったから……。だが、その予想は的中しないわけがなかった。そしてきっと……この予想こそが、彼女が言っていた「私のせい」という意味なのだろう。
十一月十日
どうにもここ最近体調がおかしい。すぐに心臓が、おかしくなってしまう。筆も中々、乗るようで乗らない。気が付けば、シェリア・ノエルズには彼氏というものが出来ていた。公にこそなっていないが……あれが恋人同士というものだろう。そこからだろうか。彼女は確かに魅力的だ。だが、それ以外の何かを感じる。 ―ドンベルト・ワーナー
この日も、シェリア・ノエルズ……と、ノアが、描かれていた。だがはっきりとは描かれていない……銀髪の長身で、若干輪郭が描かれているだけだった。
顔がしっかりと描かれているのはシェリアの方のみ……。
十一月二十日
ああ、なんてことだろう。わたしはなんておろかなことを! 彼女に告白ならぬものをしてしまった。わたしを困惑して否定する彼女のその姿は、美しくとても憎く思えた。女というのは、こうなのだろうか? 私は女というものに感じる、この神秘的存在に焦点を置いてみることにした。 ―ドンベルト・ワーナー
描かれているのは……泣いている姿のシェリア・ノエルズ……。ただ泣いてるだけなのに、なぜか伝わるドンベルトが感じた彼女に対しての官能的な姿に、ヴァルは少しばかり、身震いを覚えた。
十一月三十日
あれから二人の女性と付き合いなるものをしてみた。なにか、なにかが違う。だが……なんだ? この女というものが持つ、不可思議なふんいきは? 女というだけで、こんなに、魅力に感じる何かがあるのだろうか? これが、俗に言う男の、人類の本能に近いのか? ―ドンベルト・ワーナー
描かれているのは女性二人……。恐らく、ドンベルト氏自身が付き合ったであろう女性だろうが……何だろうか。
顔はしっかりと描かれず、そんなボヤけた顔でさえ髪の毛で半分以上隠されている。逆になぜか、その女性の体のラインをやたらと強調して描いているように見えた。
ヴァルは、自分でも気付かないうちに頁をめくる手が、指が、軽く震えていた。
恐れからくる震えなのか、彼のこの絵から伝わる、狂気に近い何かを感じ取っているからなのか、芸術に関わってこなかったヴァルには当然、分かるわけがない。
ただ嫌な汗が、流れ続ける事だけが……唯一分かる事。
十二月十日
分かってきた。女は、わたしや男に持たないモノを持っているから魅力的なのだ。ああ、わたしはなぜきづかなかったのか! こんなにも素晴らしいモノがそばに溢れかえっていたなんて! ―ドンベルト・ワーナー
ヴァルは、ここの頁で確実に、心の底から震えた。
描かれているのは、子宮……。
まだ、ここで官能的な性器がダイレクトに描かれていた方がマシだと、ヴァルは何度も頭で思った。
その色使いはかなりリアルで……本物の血で描かれているように見えて、それが気持ち悪いのか、そう感じさせる彼の画力の才能に感動してるのか……。
どちらにせよ、ヴァルの脳みそが得る色素情報と感性が混乱して爆発しそうだった。
それでも、頁をめくる手を止めることができないのは……もう仕事の為だからとは、ヴァルは口が裂けても言えない。
十二月二十日
美しい。女性は、美しく神秘的で……その存在そのもがもし神がいるとするならば、それは神が作り上げた最高傑作というのが、とてもよくわかる。肉体的に、その精神……。
髪の毛や見た目から伝わる、彼女たちの美しくありたいと願うすがた。そして……その全てを詰め込んだものが『うまれる』場所……そのお腹はから伝わる曲線美は、まさに生まれ持った美しさだろう! ―ドンベルト・ワーナー
描かれているのは……妊婦の女性と……子宮とそこに宿る……赤子……いや、生命……なんだろうか。赤子のようにも見えるが、ほぼ白く描かれてまるで発光しているかのようなソレは、恐らく生命を表しているように思えた。
なんてことだろうか……ドンベルト・ワーナーは……もう、きっと『彼』ではなくなったのだ。シェリア・ノエルズという、彼にとっての運命の女性に出会った、その日から。
あのドンベルトのAIに出会ったとき……いや、それよりも前、彼のクローンで作られた作品を見た時、既に気付くべきだったんだ……!
「クソ……!」
ヴァルは、思わずデスクを叩いていた。
それは、十二月の末……十二月三十日の日記で、ヴァルの当たって欲しくない予想……彼がれっきとした異常者であることを、確信へと変えてしまったから。
十二月三十日
女を一人、モデルとして呼んだ。だが、彼女はわたしのアトリエでそのモデルを突然断った。
許されない。わたしの作品が完成しない。だから、大人しくさせ、その作品をオーディションで公表した。それは、世界で最も高い金額で売れた。
それはそうだろう、わたしが感じ得る本能、女の美しさを詰め込んだのだから。 ―ドンベルト・ワーナー
描かれていたのは……水辺に浮かぶ裸体の女性……目をつむり、美しく見えたが……そのお腹は血まみれで、ユーカリの花が咲いていた。
ユーカリの花言葉は……『新生』。
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