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人間関係は掛け算?
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朝ご飯の支度に取り掛かる前に、話が始まってしまった(汗)
アトランティーナと二人の時は、そのまま話を続けちゃうんだけど、
今日は、とりあえず、お客様が居るワケで、ここらで切り上げないと
マズイんじゃないかなって思い始めた。
「ね、話が止まらなくなっちゃうから、とりあえず、この辺で切り上げて、
ご飯の支度をしようよ」
「ミウの言う通りね。ここで一旦、話はお終い。弦夜、良いわよね?」
「もちろんです!」
「それにしても、ミウから言い出すなんて珍しいこともあるものね」
「うん。アトランティーナと二人の時だったら、そのまま話を進めちゃう
ところなんだけど、一応、今日はお客様が居るからね(汗)」
「えっ、僕はお客様なの?」
「うん。違うの?」
「なんか、僕の中では、もうこの家の一員みたいな気分でいたんだ。
だから、<お客様>って言われると、ちょっと寂しいかな」
「でも、弦夜は、今はお客様で間違っていないでしょ?それとも、
ここに引っ越して来る?」
「ちょっと、アトランティーナ、何言ってるの!部屋だって無いし、
ダメに決まってるじゃん、そんなの」
「そんなに激しく否定しなくても・・・。なんか僕、寂しいです。
アトランティーナ」
「あ~あ、ミウ。弦夜が拗ねちゃったわよ。どうするの?(笑)」
「どうするのって言いながら、笑ってるし・・・。だって、無理なものは
無理なんだから、拗ねられても困ります!そんなことより、ご飯の支度が先。
ご飯食べてから、ゆっくり話せば良いでしょ!ほら、弦ちゃんも
分かんないこと言ってないで、手伝ってね!」
「は~い・・・」
「うふふ。すっかりミウのペースね。でも弦夜、こういう感じが
良いんでしょ?弦夜は、引っ張って行くっていうよりも引っ張られて
ついていくってタイプだものね(笑)」
「バレてました?(笑)そうなんですよ。でも、仕事をしている時は、
しっかりしているように見えるらしくって、意外だって言われてきました」
「それで、フラれてきたの?」
「いつもフラれたみたいに言わないでくださいよ。でも、そういうことも
ありました。今までは、自分から告白したことがなかったんですよ。
つきあって欲しいって言われて、つきあってたって感じなので・・・。
だから、自分から好きになって、自分から告白したのは、ミウさんが
初めてなんです」
「ということは、今までおつきあいした女性たちのことは、本当は好きでは
なかったということ?」
「昨日も少し話しましたけど、好きではなかったというわけではありません。
でも、どうしても、何があっても、この人と一緒に居たいというほどでは
なかったのかなぁ・・・。だから、別れを切り出されても、引き留め
なかったし」
「弦ちゃん、引き留めないことで、更に揉めたりはしなかったの?」
「えっ、なんで分かるの?そうなんだよね。<なんで、引き留めないのよ!>
って、怒られたこともあった。でも、それが不思議でね。だって、<別れたい>
って言うから、<そうなの、じゃ仕方がないね。今までありがとう。さようなら>
って言って、何が悪いんだって思うじゃない。引き留めなくて怒るくらい
だったら、<別れたい>なんて言わなければ良いのに。そう思わない?」
「ま、確かにそうなんだけど、引き留めて欲しいっていう気持ちが
あるんだよ(苦笑)」
「ミウさんもそう?」
「うーん、私の場合は・・・どうだろう?<別れたい>って言う時には、
色々なことを考えた上で、『もう無理!』って思った時だから、引き留めて
欲しくないかもしれない(苦笑)もう関わりたくないって思った時に
<別れよう>って言うからね」
「そこが違うんじゃない?<なんで、引き留めないのよ!>って怒る女性は、
<別れたい>って言うんでしょ?でも、ミウの場合は、<別れたい>では
なくて、<別れよう>なのよね?この違い、弦夜には分かるかしら?」
「えっ、どういうことですか?」
「<別れたい>って言うのは、そこから話し合って、別れないように説得して
欲しいっていう気持ちが込められているんじゃないかしら?
一方、ミウみたいに<別れよう>って言うのは、もう気持ちが固まっているから、
話し合う余地が残されていないということなのよ。
だから、<別れたい>って言ったのに引き留めてくれないって怒りが湧いて
くるのね。でも、<別れよう>の方は、気持ちが固まってしまっているから、
引き留められても困るだけってことよ」
「だったら、最初から<別れたい>じゃなくて、<話し合いたい>って
言えば良いだけのことなんじゃないですか?<別れたい>って言われたら、
『別れたい人を引き留めても逆に申し訳ないな』って思うから、
引き留めないんですよ。なんか僕、変なこと、言ってます?」
「ううん。全然、変じゃないと思う。だから、女って面倒臭いんだよね。
って、私も女だけど(笑)たぶんだけど、自分が愛されている、求められて
いるっていう実感が欲しいんじゃないかな?だから、本当は別れる気なんて
ないのに、愛されていること、求められていることを試したくて、
<別れたい>って言うんだと思う。
私はね、相手を試すようなことはしたくないんだよね。もし、相手の気持ちを
試したいって思ったとしたら、そう思った時点で終わってると思うの。
だって、相手の愛情を感じられないから、『試したい』って思うワケでしょ?
弦ちゃんは、試されてるってことが分からないから、言葉通りに受け取って、
受け容れちゃうけど、試されてるってことに気づく人で、世間体とかを
気にする人だったら、引き留めると思うんだよね。でも、そんな関係は、
1秒でも早く終わらせた方が良いと思う。だって、一緒に居ても、
どちらも幸せじゃないでしょ?別れて、きちんと向き合って、思い合える
相手と新しく関係を築いた方が絶対、良いもん!」
「そうだよね!僕もそう思う。じゃ、怒られたことを気にする必要は
ないってことだ!良かった」
「弦夜、それはちょっと違うかな(苦笑)」
「えっ、何が違うんですか?」
「そもそもの話よ。本気で好きでもない人とつきあった弦夜に問題が
あるってこと。相手から告白されて、相手のことが、それほど好き
じゃなくてもつきあったんでしょ?そこがダメ。もし、そんなに好きじゃ
なくても、つきあうって決めたのなら、相手を本気で愛する努力を
しないとね。それが出来ないんだったら、断るのも礼儀なのよ」
「でも、断ったら悪いっていうか、悲しい思いをさせてしまうじゃない
ですか・・・。だったら、嫌いな相手でもないし、どちらかというと
好きに傾く相手だったら、受け容れた方が良いんじゃないかなって
思うんですよね」
「ミウは、どう思う?」
「私もアトランティーナの意見に賛成!でもね、相手も分かってるんだと
思うんだよね。『この人、そんなに私のこと、好きじゃないんだろうな』
って、分かってて告白してるんだと思う。だから、断られること覚悟の
告白をしてるから、OKされた時、めっちゃ嬉しかったんだと思う。
でも、いざつきあってみたら、やっぱり愛されてないことに寂しさを
感じちゃうんだと思うよ。最初から分かってたことでもね。それで、
『なんで、好きじゃないのにOKしたのよ!』って、逆ギレみたいな
感じになっちゃうんじゃないかなぁ(苦笑)」
「なるほどね。ま、どっちもどっちってことなのかな?(苦笑)
でも、そういう女性が弦夜に近づいたってことは・・・?」
「弦ちゃんも彼女たちと同じようなエネルギーを放ってたってこと
だよね?だから、やっぱり、どっちもどっちなんだね(笑)」
「そういうこと(笑)じゃ、食事にしましょうか」
「えっ、ちょっと待って、それ、どういう意味ですか?」
「つまり、弦ちゃんも愛に対して、誠実に向き合って来なかったって
ことだよ。だから、誠実に愛に向き合わない、ただ寂しさを埋める
ためだけの相手を求めるような人を引き寄せちゃったってこと」
「えっ、それって、今までつきあった女性たちは、ただ寂しさを
埋めるためだけに僕を求めたってこと?」
「そういうことになるんじゃない?<別れたい>って言うってことは、
<そんなこと言わないでよ>、<なんで別れたいの?>って言って
欲しかったのよ。そこで、慰められたい、寂しい気持ちを分かって
欲しいって訴えているの。
でもね、寂しいから誰かとつきあいたいって思うことが根本的に
違うのよ。人間関係は、掛け算なの。だから、寂しさを埋めて欲しいと
思って、誰かとつきあうと、その寂しさが倍になる。掛け算だからね。
逆に、独りで過ごす時間を楽しめる人は、誰かとつきあうと、
その楽しさが倍になるの。
よく、自分に足りないところを相手に補ってもらうなんていう話を聞く
けど、あれは違うのよ。どちらも100%だという意識を持って、
相手と向き合わないと上手くいかないのよ。大事なことだから、もう一度
言うけど、人間関係は掛け算なの。よ~く覚えておきなさい」
「なるほどね。確かに僕も相手のことが好きとかっていうよりも
独りで過ごす時間が寂しいから、誰かを求めていて、そこに来て
くれた人だから、つきあおうって思ったような気がします。
そっか、スタートからして、違っていたんですね。今、やっと
理解しました」
「そ。それは、良かったわ。じゃ、スッキリしたところで、
朝ご飯にしましょうね」
<次回へ続く>
アトランティーナと二人の時は、そのまま話を続けちゃうんだけど、
今日は、とりあえず、お客様が居るワケで、ここらで切り上げないと
マズイんじゃないかなって思い始めた。
「ね、話が止まらなくなっちゃうから、とりあえず、この辺で切り上げて、
ご飯の支度をしようよ」
「ミウの言う通りね。ここで一旦、話はお終い。弦夜、良いわよね?」
「もちろんです!」
「それにしても、ミウから言い出すなんて珍しいこともあるものね」
「うん。アトランティーナと二人の時だったら、そのまま話を進めちゃう
ところなんだけど、一応、今日はお客様が居るからね(汗)」
「えっ、僕はお客様なの?」
「うん。違うの?」
「なんか、僕の中では、もうこの家の一員みたいな気分でいたんだ。
だから、<お客様>って言われると、ちょっと寂しいかな」
「でも、弦夜は、今はお客様で間違っていないでしょ?それとも、
ここに引っ越して来る?」
「ちょっと、アトランティーナ、何言ってるの!部屋だって無いし、
ダメに決まってるじゃん、そんなの」
「そんなに激しく否定しなくても・・・。なんか僕、寂しいです。
アトランティーナ」
「あ~あ、ミウ。弦夜が拗ねちゃったわよ。どうするの?(笑)」
「どうするのって言いながら、笑ってるし・・・。だって、無理なものは
無理なんだから、拗ねられても困ります!そんなことより、ご飯の支度が先。
ご飯食べてから、ゆっくり話せば良いでしょ!ほら、弦ちゃんも
分かんないこと言ってないで、手伝ってね!」
「は~い・・・」
「うふふ。すっかりミウのペースね。でも弦夜、こういう感じが
良いんでしょ?弦夜は、引っ張って行くっていうよりも引っ張られて
ついていくってタイプだものね(笑)」
「バレてました?(笑)そうなんですよ。でも、仕事をしている時は、
しっかりしているように見えるらしくって、意外だって言われてきました」
「それで、フラれてきたの?」
「いつもフラれたみたいに言わないでくださいよ。でも、そういうことも
ありました。今までは、自分から告白したことがなかったんですよ。
つきあって欲しいって言われて、つきあってたって感じなので・・・。
だから、自分から好きになって、自分から告白したのは、ミウさんが
初めてなんです」
「ということは、今までおつきあいした女性たちのことは、本当は好きでは
なかったということ?」
「昨日も少し話しましたけど、好きではなかったというわけではありません。
でも、どうしても、何があっても、この人と一緒に居たいというほどでは
なかったのかなぁ・・・。だから、別れを切り出されても、引き留め
なかったし」
「弦ちゃん、引き留めないことで、更に揉めたりはしなかったの?」
「えっ、なんで分かるの?そうなんだよね。<なんで、引き留めないのよ!>
って、怒られたこともあった。でも、それが不思議でね。だって、<別れたい>
って言うから、<そうなの、じゃ仕方がないね。今までありがとう。さようなら>
って言って、何が悪いんだって思うじゃない。引き留めなくて怒るくらい
だったら、<別れたい>なんて言わなければ良いのに。そう思わない?」
「ま、確かにそうなんだけど、引き留めて欲しいっていう気持ちが
あるんだよ(苦笑)」
「ミウさんもそう?」
「うーん、私の場合は・・・どうだろう?<別れたい>って言う時には、
色々なことを考えた上で、『もう無理!』って思った時だから、引き留めて
欲しくないかもしれない(苦笑)もう関わりたくないって思った時に
<別れよう>って言うからね」
「そこが違うんじゃない?<なんで、引き留めないのよ!>って怒る女性は、
<別れたい>って言うんでしょ?でも、ミウの場合は、<別れたい>では
なくて、<別れよう>なのよね?この違い、弦夜には分かるかしら?」
「えっ、どういうことですか?」
「<別れたい>って言うのは、そこから話し合って、別れないように説得して
欲しいっていう気持ちが込められているんじゃないかしら?
一方、ミウみたいに<別れよう>って言うのは、もう気持ちが固まっているから、
話し合う余地が残されていないということなのよ。
だから、<別れたい>って言ったのに引き留めてくれないって怒りが湧いて
くるのね。でも、<別れよう>の方は、気持ちが固まってしまっているから、
引き留められても困るだけってことよ」
「だったら、最初から<別れたい>じゃなくて、<話し合いたい>って
言えば良いだけのことなんじゃないですか?<別れたい>って言われたら、
『別れたい人を引き留めても逆に申し訳ないな』って思うから、
引き留めないんですよ。なんか僕、変なこと、言ってます?」
「ううん。全然、変じゃないと思う。だから、女って面倒臭いんだよね。
って、私も女だけど(笑)たぶんだけど、自分が愛されている、求められて
いるっていう実感が欲しいんじゃないかな?だから、本当は別れる気なんて
ないのに、愛されていること、求められていることを試したくて、
<別れたい>って言うんだと思う。
私はね、相手を試すようなことはしたくないんだよね。もし、相手の気持ちを
試したいって思ったとしたら、そう思った時点で終わってると思うの。
だって、相手の愛情を感じられないから、『試したい』って思うワケでしょ?
弦ちゃんは、試されてるってことが分からないから、言葉通りに受け取って、
受け容れちゃうけど、試されてるってことに気づく人で、世間体とかを
気にする人だったら、引き留めると思うんだよね。でも、そんな関係は、
1秒でも早く終わらせた方が良いと思う。だって、一緒に居ても、
どちらも幸せじゃないでしょ?別れて、きちんと向き合って、思い合える
相手と新しく関係を築いた方が絶対、良いもん!」
「そうだよね!僕もそう思う。じゃ、怒られたことを気にする必要は
ないってことだ!良かった」
「弦夜、それはちょっと違うかな(苦笑)」
「えっ、何が違うんですか?」
「そもそもの話よ。本気で好きでもない人とつきあった弦夜に問題が
あるってこと。相手から告白されて、相手のことが、それほど好き
じゃなくてもつきあったんでしょ?そこがダメ。もし、そんなに好きじゃ
なくても、つきあうって決めたのなら、相手を本気で愛する努力を
しないとね。それが出来ないんだったら、断るのも礼儀なのよ」
「でも、断ったら悪いっていうか、悲しい思いをさせてしまうじゃない
ですか・・・。だったら、嫌いな相手でもないし、どちらかというと
好きに傾く相手だったら、受け容れた方が良いんじゃないかなって
思うんですよね」
「ミウは、どう思う?」
「私もアトランティーナの意見に賛成!でもね、相手も分かってるんだと
思うんだよね。『この人、そんなに私のこと、好きじゃないんだろうな』
って、分かってて告白してるんだと思う。だから、断られること覚悟の
告白をしてるから、OKされた時、めっちゃ嬉しかったんだと思う。
でも、いざつきあってみたら、やっぱり愛されてないことに寂しさを
感じちゃうんだと思うよ。最初から分かってたことでもね。それで、
『なんで、好きじゃないのにOKしたのよ!』って、逆ギレみたいな
感じになっちゃうんじゃないかなぁ(苦笑)」
「なるほどね。ま、どっちもどっちってことなのかな?(苦笑)
でも、そういう女性が弦夜に近づいたってことは・・・?」
「弦ちゃんも彼女たちと同じようなエネルギーを放ってたってこと
だよね?だから、やっぱり、どっちもどっちなんだね(笑)」
「そういうこと(笑)じゃ、食事にしましょうか」
「えっ、ちょっと待って、それ、どういう意味ですか?」
「つまり、弦ちゃんも愛に対して、誠実に向き合って来なかったって
ことだよ。だから、誠実に愛に向き合わない、ただ寂しさを埋める
ためだけの相手を求めるような人を引き寄せちゃったってこと」
「えっ、それって、今までつきあった女性たちは、ただ寂しさを
埋めるためだけに僕を求めたってこと?」
「そういうことになるんじゃない?<別れたい>って言うってことは、
<そんなこと言わないでよ>、<なんで別れたいの?>って言って
欲しかったのよ。そこで、慰められたい、寂しい気持ちを分かって
欲しいって訴えているの。
でもね、寂しいから誰かとつきあいたいって思うことが根本的に
違うのよ。人間関係は、掛け算なの。だから、寂しさを埋めて欲しいと
思って、誰かとつきあうと、その寂しさが倍になる。掛け算だからね。
逆に、独りで過ごす時間を楽しめる人は、誰かとつきあうと、
その楽しさが倍になるの。
よく、自分に足りないところを相手に補ってもらうなんていう話を聞く
けど、あれは違うのよ。どちらも100%だという意識を持って、
相手と向き合わないと上手くいかないのよ。大事なことだから、もう一度
言うけど、人間関係は掛け算なの。よ~く覚えておきなさい」
「なるほどね。確かに僕も相手のことが好きとかっていうよりも
独りで過ごす時間が寂しいから、誰かを求めていて、そこに来て
くれた人だから、つきあおうって思ったような気がします。
そっか、スタートからして、違っていたんですね。今、やっと
理解しました」
「そ。それは、良かったわ。じゃ、スッキリしたところで、
朝ご飯にしましょうね」
<次回へ続く>
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