ドラゴンレディーの目覚め

莉絵流

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愛と調和に溢れる?

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太陽、月、水星、それぞれの説明に加えて、12星座ごとの意味も
解説してもらって、めっちゃ濃厚な時間だったんだけど、
それでも、まだ、13時前っていうのがスゴイよね(汗)

もっと長い時間、勉強してたように感じるくらい、私もアトランティーナも、
実は、クタクタだったりするんだけどね(苦笑)

もちろん、私に関しては、目一杯楽しんでるんだけど、楽しいから
疲れないってことはない。ただ、その疲れ方が気持ち良いのか、
グッタリしちゃうのかっていう違いはあるけどね。

正直、身体と頭は、めっちゃ疲れてる。でも、ハートは元気なんだよね。
だから、気力も充分だし、もっと勉強したい、もっと知りたいって、
私のハートは叫んでるって感じなの(笑)不思議だよね。

アトランティーナと一緒にランチの準備をしたんだけど、
ホント、ちょっと長めの休憩みたいな感じだったから、いつも以上に
サクサクッと簡単に済ませちゃったんだ。それで、今は、食後のプチ休憩中なの。
あと5分くらいしたら、午後の部が始まるんじゃないかな。

私は、今からソワソワしてる。だって、午後のスタートは金星からだから。
子供の頃に大好きだった金星。でも、どうして好きだったのか、全然、覚えて
ないから、こうして勉強することで、好きだった理由も分かるかも
しれないじゃん!

「えっ、そこ!?」って言われちゃいそうだけど、私にとっては、大事って
いうか・・・知りたいからね。あっ、アトランティーナが立った!
そろそろ始まるかな?

「アトランティーナ、そろそろ始める?」

「な~に、ミウ。さっきからソワソワしているけど、そんなに早く始めたいの?」

「ん~・・・っていうか・・・金星が気になるんだよね(汗)
ほら、子供の頃、宵の明星に向かって、何やら呪文を唱えてたっていう記憶が
あるし、好きだったっていうことだけ、覚えてるから、呪文までは思い出さない
かもしれないけど、どうして金星が好きだったのか、その理由を思い出すかも
しれないじゃない?だから、私にとって、金星は、めっちゃ気になる
惑星なんだよね(苦笑)」

「なるほど・・・そういうことね。それなら、勉強しても思い出さないかも
しれない」

「えっ、なんで!?」

「だって、ミウが金星のことが気になるのは、かつて、金星に居たからだもの。
これ、話したと思うわよ。サナト・クマラと一緒に金星に居たって」

「えっ、違うよ!アトランティーナは、<もしかしたら、サナト・クマラと
一緒に金星に居たのかもしれないわね。それで、一緒に地球を救おうとして
いたのかもしれないわよ>って言ったんじゃん!でも、<かもしれない>
じゃなくて、そうだったの?」

「ええ、そうよ。私、そんな曖昧な言い方したかしら?(苦笑)
もし、そうなら謝るわ。<かもしれない>ではなくて、ミウは、かつて、
サナト・クマラと一緒に金星に居て、一緒に地球を救おうとしていたの。
だから、子供の頃は、朧げにその記憶が残っていて、金星に懐かしさを
感じていたのだと思うわ」

「そういうことね。実感は湧かないけど、納得はした」

「ミウの意識では半信半疑なんだけど、ミウの深いところが頷いている
という感じなのかしらね」

「そう!まさに、そんな感じ!さっすがぁ、アトランティーナ!」

「ミウがね、そういう顔をしていただけよ(笑)私が、<さっすがぁ>なのでは
なくて、ミウが素直なだけだから(笑)」

「えっ、私が、顔で言ってたってこと!?」

「そういうこと(笑)ミウは、思っていること、考えていることが顔に出るから、
本当に分かりやすいわ。だから、ウソが吐けない子なんだなって、すぐに分かる。
まぁ、ミウ自身、ウソを吐こうとか、ウソを吐きたいとも思っていないとは
思うけど、どうかしら?」

「まぁ・・・そうだね。ウソを吐きたいとか、ウソを吐こうとかは思って
ないんだけど、流石に顔で物を言うっていうのは、ちょっと、どうなのかなとは
思うよ。自分のことなんだけどね(苦笑)」

「別に良いんじゃない?ミウの近くに居る人は、安心すると思うわよ。
おそらく、誰に対してもじゃなくて、ミウが信頼している人の前だけで
起こることだと思うから。今後、恋人が出来た時も相手に変な誤解とかを
与えなくて済むから、私は、とっても良いと思う。何も言わなくても、
ミウが素直で、心の優しい子だっていうことも伝わるだろうしね」

「そうなのかなぁ・・・。ま、アトランティーナが良いって言うんだから、
良いのかもね(笑)」

「そうよ!私が良いって言うんだから、それは、ミウの良いところなのよ。
じゃ、午後の部、スタートしても良いかしら?」

「はい!お願いします」

「じゃ、お昼食べた後だし、あんまり飛ばさないで進めていくわね。
ではまず、金星が何を司っているのかというところから、話を始めるわね。

金星は、ヴィーナス。ヴィーナスと言えば、愛と美の女神よね。
だから、金星が司っているのは、愛と調和なの。ちなみに、太陽はサン、
月はムーン、水星はマーキュリーね。

ちょっとだけ脱線してしまったけど、だから、金星は、ミウの中にある、
愛したい気持ちや愛されたい気持ち、誰かや何かの幸せを願う気持ちと
大きく関係があるの。

愛したい、愛されたい、幸せを願うというと、対象は人だと思うかも
しれないけど、金星の対象は、人だけに限ったものではないのね。

例えば、芸術や景色の美しさに感動するとか、そういう感性が震えること、
喜びを感じることも金星が影響しているの。この世の喜びや楽しむもの、
全てを表しているのが金星なのよ。

ミウとミウの大切な人やその感情を結びつけてくれること、ミウが何に価値を
見出して、大切に愛を注ぐのかということを金星星座が示してくれるの。
だから、金星星座を知ることで、自分が何を愛し、その結果、どんな幸せを
そこから得ようとするのかが分かったりするの。

自分の金星星座を使いこなすことで、芸術的な分野でセンスを発揮したり、
愛と調和に溢れた生活を送るヒントを得ることが出来るのよね。
気になる人の金星星座を見れば、その人にとっての幸せ感も自ずと分かるように
なるから、重要よね。

自分の価値観と相手の価値観を客観的に知るためのツールとして、
金星を活用すると良いわよ。

あっ、そうそう、金星星座は、男性にとっての好みの異性を知る手がかりにも
なるわね。金星星座を見れば、どんな人が好みのタイプなのかが分かるのよ。

だから、どんなふうに振る舞ったら、相手に好かれるのかが金星を見れば分かる
ということになるわね。あと、相手が自分に興味を示すかどうかも・・・。
ま、ここで、ご縁があるかどうかを見極めるのもアリだと思うわ。

女性は火星星座に表れるのよ。だから、ミウの火星星座を読み解けば、
どんな男性が好みのタイプなのかが分かるの。意外と自分でも分かって
いないことが分かったりするから、興味深いわよね。

金星についての説明は以上だけど、何か質問や聞きたいことはあるかしら?」

「ううん。大丈夫。ねぇ、これから星座ごとに見ていくよね?
好みのタイプについてもレクチャーしてくれるの?」

「ご要望とあればするけど・・・」

「じゃ、簡単で良いので、それも加えてください」

「は~い、分かりました(苦笑)」

「アトランティーナ、面倒だなって思ったでしょ?(笑)」

「ん?少しだけ?(笑)」

「アトランティーナも今、めっちゃ顔に出てたよ(笑)」

「だって、ミウにウソを吐く気なんてないもの(笑)」

「そっか(笑)」


<次回へ続く>
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