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124.闇ギルド
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ホテルのスタッフから来客があるとの連絡を受け、僕は客室の扉を少し開いてそっと確認してみた。
やっぱりティファニアである。ニコニコと屈託のない笑顔を晒し扉のまえに佇んでおいでだ。
どこかのデリヘルのように、
『あの~、チェンジお願いします』 と、言えれば良かったのだが そんな訳にもいかない。
ため息をつきたくなるのをグッと堪え、ティファニアを客室リビングへ招き入れた。
すると、どこに隠れていたのだろうか。
黒を基調としたミニスカメイド服に身を包んだ女の子が、いつのまにやらティファニアの隣りに立っているではないか。
ほほう、気配を消すのが上手いな。油断していると痛い目にあいそうだ。
「こっちは私の部下よぉ、我が王宮が誇る戦闘メイドが一人 お銀と言うの。よろしくねぇ」
「お銀です。どうぞ良しなに」
髪はシルバーのショートボブ、キリリとした目元が印象的な美人さんである。
某 ”青髪メイド” のように いずれデレさせてみたいものである。
とりあえず、ソファーに座ってもらいお茶を用意してもらった。
まずは、お近づきの印にシュークリームを出してみた。――餌づけ作戦である。
おお、表情が変わった! ビックリ驚き顔である。
よしよし、次はお口をリセットする為に さやえんどうスナック を出してと……。
「カルロ様、カルロ様、おお~い! どうかしたの~?」
おっ、おお、いかんいかん。
「いえ、大丈夫です。賊は いったい何者なのか? とねっ」 ――キリッ!
「フフフッ! 分かってますよぉ。ま~た、おねーちゃんの胸を見ていたんでしょ。男の子だから仕方ないわよねぇ」
「カ ル ロ さま?」(怒!)
ばっ、ばか、違うわ!
だから、ティファニアも自分の胸を押し上げるのはヤメい。
クロナもそいつの言葉を真に受けるんじゃありません!
「それで、どこまで話していましたっけ?」
「もうっ、すぐ ごまかそうとするんだから……。おねーちゃんは悲しいわ」
「たしか、西のスラムの話をしていましたよねぇ」
―― ピヨピヨ ――
なるほど、こちらの状況説明にティファニアたちの出した答えは、
「その組織だった動きから、闇ギルドのひとつが関与しているでしょう。西のスラムに限定するならば スカンチを頭とする一派でしょう」
と、答えていくお銀。更につづけて、
「このスカンチが率いる一派は ここ王都マルゴーでも最大規模の闇ギルドで、構成員の数は200~220人に登ります」
「そんな大所帯の闇ギルドなら取り締まりもしやすいのではないか? ここは王都なんだし、騎士と衛兵とで何とかなりそうなものだが」
「それがね~、いつも逃げられちゃうの。拠点を潰しても数人捕まるだけで、すぐ違う所に移っちゃうの~。おねーちゃんバレないようにやっているのよぉ」
ティファニアは涙を浮かべて訴えかけてくるのだが、それはどこかで漏れているのだろうな。
それだけ、大規模な組織なら衛兵や役人の中にスパイが居たとしてもおかしくはないからな。
すると、再び お銀が口を開いた。
「これは公にされてはいないのですが、西のスラムの闇ギルドにはバックに貴族が付いているようなのです」
そして、お銀はどこか確認をとるような眼差しで隣にいるティファニアを見ている。
それに呼応するように、ティファニアもお銀の目を見てコクコクと2回頷いた。
「その者たちを裏で操っているのが エバンキ子爵 だと言われています」
「言われています?」
「はい、繋がっているのは確かなのです」
「ですが、状況証拠はあがるのですが 決め手になる物的証拠を掴むことが出来ずに……」
「そうなの、肝心なところでいつも逃げられちゃうの。それに、エバンキ子爵は王弟派に属する貴族で力があるものだから、ほんと困っちゃうの」
「なるほど」
僕は次なる手として『麦チョコ』をセレクトした。インパクトも大事なのである。
話を続けながらも袋を開け、木の器にパラパラパラと麦チョコを山のように盛っていく。
テーブルに麦チョコ入りの皿を置き 手振りで『どうぞ』と勧めてみたのだが、お銀は黒い山を凝視するばかりで手を出そうとしない。
これは、何なのですか??? という顔だ。
仕方がないので、僕は麦チョコを手に取り数粒口に放りこんだ。
うーん、うまい。麦チョコって たまに無性に食べたくなるんだよねぇ。
すると、お銀も数粒手に取って一粒づつ食べ始めた。
そして次、また次にと どんどん手を伸ばしていく。こうなると もう止まらない!
そこにティファニアの手も伸びて来て、2人でムシャムシャやりだしたのである。
―― ピヨピヨ ――
しまった! どうやら、商品セレクトに誤りがあったようだ。
まさか、ここまで音がするほど ”カッポリ” ハマってしまうとは思わなかった。
恐るべし、麦チョコパワー!
追加追加で何回か器に麦チョコを出してあげた。……これでホントに終わりだからね!
徳用の袋に入っていた結構な量の麦チョコは、この僅かな時間で2人の胃袋へと消えていった。
やれやれ、困ったものだ。
ん、何だよ! 何故みんなで僕を見るの?
シロもヤカンも 後に居る二人も、そんな目で主人を見てはいけません。
まったく、すべて僕が悪いみたいじゃないか……。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
えっ、デリヘル? 頼んだことはありませんよ! 本当です。 ミニスカメイド服+網タイツのベストチョイスです。 キリリとした目元ですから、どちらかと言えばラムよりです。胸も……ラムよりです! デレさせるというよりも、笑顔が見てみたい的な感じですかねぇ。 麦チョコはうまいです。止められなくなりますよね。
やっぱりティファニアである。ニコニコと屈託のない笑顔を晒し扉のまえに佇んでおいでだ。
どこかのデリヘルのように、
『あの~、チェンジお願いします』 と、言えれば良かったのだが そんな訳にもいかない。
ため息をつきたくなるのをグッと堪え、ティファニアを客室リビングへ招き入れた。
すると、どこに隠れていたのだろうか。
黒を基調としたミニスカメイド服に身を包んだ女の子が、いつのまにやらティファニアの隣りに立っているではないか。
ほほう、気配を消すのが上手いな。油断していると痛い目にあいそうだ。
「こっちは私の部下よぉ、我が王宮が誇る戦闘メイドが一人 お銀と言うの。よろしくねぇ」
「お銀です。どうぞ良しなに」
髪はシルバーのショートボブ、キリリとした目元が印象的な美人さんである。
某 ”青髪メイド” のように いずれデレさせてみたいものである。
とりあえず、ソファーに座ってもらいお茶を用意してもらった。
まずは、お近づきの印にシュークリームを出してみた。――餌づけ作戦である。
おお、表情が変わった! ビックリ驚き顔である。
よしよし、次はお口をリセットする為に さやえんどうスナック を出してと……。
「カルロ様、カルロ様、おお~い! どうかしたの~?」
おっ、おお、いかんいかん。
「いえ、大丈夫です。賊は いったい何者なのか? とねっ」 ――キリッ!
「フフフッ! 分かってますよぉ。ま~た、おねーちゃんの胸を見ていたんでしょ。男の子だから仕方ないわよねぇ」
「カ ル ロ さま?」(怒!)
ばっ、ばか、違うわ!
だから、ティファニアも自分の胸を押し上げるのはヤメい。
クロナもそいつの言葉を真に受けるんじゃありません!
「それで、どこまで話していましたっけ?」
「もうっ、すぐ ごまかそうとするんだから……。おねーちゃんは悲しいわ」
「たしか、西のスラムの話をしていましたよねぇ」
―― ピヨピヨ ――
なるほど、こちらの状況説明にティファニアたちの出した答えは、
「その組織だった動きから、闇ギルドのひとつが関与しているでしょう。西のスラムに限定するならば スカンチを頭とする一派でしょう」
と、答えていくお銀。更につづけて、
「このスカンチが率いる一派は ここ王都マルゴーでも最大規模の闇ギルドで、構成員の数は200~220人に登ります」
「そんな大所帯の闇ギルドなら取り締まりもしやすいのではないか? ここは王都なんだし、騎士と衛兵とで何とかなりそうなものだが」
「それがね~、いつも逃げられちゃうの。拠点を潰しても数人捕まるだけで、すぐ違う所に移っちゃうの~。おねーちゃんバレないようにやっているのよぉ」
ティファニアは涙を浮かべて訴えかけてくるのだが、それはどこかで漏れているのだろうな。
それだけ、大規模な組織なら衛兵や役人の中にスパイが居たとしてもおかしくはないからな。
すると、再び お銀が口を開いた。
「これは公にされてはいないのですが、西のスラムの闇ギルドにはバックに貴族が付いているようなのです」
そして、お銀はどこか確認をとるような眼差しで隣にいるティファニアを見ている。
それに呼応するように、ティファニアもお銀の目を見てコクコクと2回頷いた。
「その者たちを裏で操っているのが エバンキ子爵 だと言われています」
「言われています?」
「はい、繋がっているのは確かなのです」
「ですが、状況証拠はあがるのですが 決め手になる物的証拠を掴むことが出来ずに……」
「そうなの、肝心なところでいつも逃げられちゃうの。それに、エバンキ子爵は王弟派に属する貴族で力があるものだから、ほんと困っちゃうの」
「なるほど」
僕は次なる手として『麦チョコ』をセレクトした。インパクトも大事なのである。
話を続けながらも袋を開け、木の器にパラパラパラと麦チョコを山のように盛っていく。
テーブルに麦チョコ入りの皿を置き 手振りで『どうぞ』と勧めてみたのだが、お銀は黒い山を凝視するばかりで手を出そうとしない。
これは、何なのですか??? という顔だ。
仕方がないので、僕は麦チョコを手に取り数粒口に放りこんだ。
うーん、うまい。麦チョコって たまに無性に食べたくなるんだよねぇ。
すると、お銀も数粒手に取って一粒づつ食べ始めた。
そして次、また次にと どんどん手を伸ばしていく。こうなると もう止まらない!
そこにティファニアの手も伸びて来て、2人でムシャムシャやりだしたのである。
―― ピヨピヨ ――
しまった! どうやら、商品セレクトに誤りがあったようだ。
まさか、ここまで音がするほど ”カッポリ” ハマってしまうとは思わなかった。
恐るべし、麦チョコパワー!
追加追加で何回か器に麦チョコを出してあげた。……これでホントに終わりだからね!
徳用の袋に入っていた結構な量の麦チョコは、この僅かな時間で2人の胃袋へと消えていった。
やれやれ、困ったものだ。
ん、何だよ! 何故みんなで僕を見るの?
シロもヤカンも 後に居る二人も、そんな目で主人を見てはいけません。
まったく、すべて僕が悪いみたいじゃないか……。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
えっ、デリヘル? 頼んだことはありませんよ! 本当です。 ミニスカメイド服+網タイツのベストチョイスです。 キリリとした目元ですから、どちらかと言えばラムよりです。胸も……ラムよりです! デレさせるというよりも、笑顔が見てみたい的な感じですかねぇ。 麦チョコはうまいです。止められなくなりますよね。
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