67 / 137
63. 通常の3倍
しおりを挟む
ガルーダ大森林。
ガルーダ大森林は本大陸の東側に位置し、北から南へと続く大きな森林地帯である。その総面積はクルーガー王国の2/3に値するほど広大で、北端は我がクルーガー王国と接触している。また、北部はローザン王国に、南部はサンタクレス大帝国に大きく接しており、周りにある5ヶ国にはおおきな影響を及ぼしている。そして、森林の中には多くの獣や魔獣が生息しており、時折出てくる魔獣の対応にどの国も苦慮しているという。
僕らはモンソロからリマへと続く街道をゆっくり南下していた。
「……森行く……」
コリノさんである。まもなくリマの砦が見えてくるから、さっさと森林に入ろうということらしい。
「了解です。シロはピーチャンと先行、続いてコリノさん道案内をお願いします」
「……了……」
コリノさんは短く了承の意を伝えてくる。――ギャル語ではない。
森林に突入すると、樹木といろいろな草で鬱蒼としている。
そこを草の少ない獣道を見分けながら進んでいくのだ。
それに、いつ接敵してもおかしくない状況の中での偵察行動。普通の冒険者では すぐに疲弊してしまうだろう。
しかし、僕らはその森林の中を ”通常の3倍の速度” で移動しているのだ。
狭い獣道の中を僕らは1列になり進んで行く。
隊列はピーチャンを頭にドッキングさせたシロが先頭。
続いては案内役のコリノさん。そして、クロナが僕の前を行っており、殿は白狐のヤカンが務めている。
ここで、お稲荷様であった白狐の野干(ヤカン)についても触れておこう。
ヤカンは齢1500年の ”もののけ狐” である。
守っていた ”伏見のお山” が開かれた故 めでたくお役御免とあいなった。
そんな折に、カルロの前身であるゲンと出会い 従魔として迎えられたのである。
ヤカン Lv.18
年齢 ー
【契約者】 カルロ・アストレア
HP 163/163
MP 296/296
筋力 116
防御 108
魔防 160
敏捷 152
器用 72
知力 112
【特殊スキル】 状態異常耐性 感覚共有
【スキル】 鑑定 (6) 魔法適性(全) 魔力操作(8)
【魔法】 聖魔法(6) 炎魔法 (5) 氷魔法 (5)
水魔法(3) 結界魔法(5) 身体強化(4)
【加護】 ユカリーナ・サーメクス
お稲荷様として素の力はそれなりであった。
そこに、女神さまに加護を授かったお陰で とんでもなく強くなった。
体の強靭さに加え多彩な魔法。そして、心ねの優しさからも『聖獣』と呼んで差し支えないものと思っている。
そんな陣形で鬱蒼としたガルーダ大森林の中を突き進んでいるのだが、シロが闇雲にガンガンやっている訳ではない。
目の前の突き出た枝や雑草などは、ピーチャンのウインドカッターにより排除されていく。
もちろん、シロにもこの魔法は使えるのであるが……。
シロがやると、極力抑えた魔力で使用しても、スッキリさわやか何もない空間が広がってしまうのだ。
これでは、逆に目立ってしまい調査どころではなくなるだろう。
その点ピーチャンは、体が小さいのでウインドカッターの範囲も狭く、実にいい塩梅になるのだ。
それに、ドッキング状態のピーチャンは魔力切れの心配もないからね。
途中でおやつ休憩をはさみながら、この日は日没までがんばって行動した。
そして僕らは、浜辺にある ”海の家” にて休息し 食事の準備などをおこなっている。
ふぇっ?
――いい反応である。
何を隠そう、ここは ダンジョン・サラ 内部にある ”ダンジョン・リビング” なのだ。
シロは転移が使えるのだから、休むときには当然 安全な場所へ移動する。
あんな鬱蒼としたジャングルで一夜を明かす気など毛頭ない。
それに疲れた時は ”甘いもの” に限るよね。
そこで、一番近くにある ダンジョン・サラ へ寄ったというわけだ。
シロとヤカンは砂浜を駆け回り、クロナは波打ち際でおっかなびっくり 波を相手に行ったり来たりしている。
クロナのかっこは|全裸ではなく、貫頭衣を一枚かぶせている。ここは温泉施設ではないのだ。
ピーチャンは上空でピーヒャラ鳴きながら気持ち良さげに飛びまわっている。ここにはモンスターも出ないので気楽なものだ。
コリノさんは海の家にある丸テーブルに座り込み、サラの特製 ”チョコレートパフェ” を堪能している。
そして僕は、炭火をおこした網の上でトウモロコシを転がし焼いている。
夕食は、こっちの鉄板で ”焼きそば” といきたいところなんだが、目の前の海は 本物の海ではないので魚介類が手に入らない。
――仕方がない。
肉と野菜は豊富にあるので、今日は ”お好み焼き” をつくろう。
夕食の後は備え付けの ”ジャグジーバス” に入り、身も心もリフレッシュ! 睡眠も確りとって次の日に備えた。
そして次の日。
この日も目的地に向けどんどん進んでいく。
ん、魔獣?
前から来るヤツは、ピーチャンのウインドカッターで草や枝と一緒に刈り取ってしまう。
横から不意に襲われても結界に阻まれ、あとは各個撃破していくだけなので全く問題ない。
そうして、今日もサクサク森の中を進んでいると、
「……もうすぐ……」
と、夕刻近くになってコリノさんからお知らせがあった。
そうか、もう着いたのかぁ。
しかし、まもなく夜になる。
僕らは明日の朝コミュニティを訪ねることにして、再び ダンジョン・サラ へ転移して戻った。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
ガルーダ大森林に入りましたが、入っただけの外縁部です。そして奥に行くほど森も深くなり、出る魔獣も大きく強くなる傾向にあるようです。今回訪ねるエルフのコミュニティも外縁部沿いの比較的浅い所になります。
ガルーダ大森林は本大陸の東側に位置し、北から南へと続く大きな森林地帯である。その総面積はクルーガー王国の2/3に値するほど広大で、北端は我がクルーガー王国と接触している。また、北部はローザン王国に、南部はサンタクレス大帝国に大きく接しており、周りにある5ヶ国にはおおきな影響を及ぼしている。そして、森林の中には多くの獣や魔獣が生息しており、時折出てくる魔獣の対応にどの国も苦慮しているという。
僕らはモンソロからリマへと続く街道をゆっくり南下していた。
「……森行く……」
コリノさんである。まもなくリマの砦が見えてくるから、さっさと森林に入ろうということらしい。
「了解です。シロはピーチャンと先行、続いてコリノさん道案内をお願いします」
「……了……」
コリノさんは短く了承の意を伝えてくる。――ギャル語ではない。
森林に突入すると、樹木といろいろな草で鬱蒼としている。
そこを草の少ない獣道を見分けながら進んでいくのだ。
それに、いつ接敵してもおかしくない状況の中での偵察行動。普通の冒険者では すぐに疲弊してしまうだろう。
しかし、僕らはその森林の中を ”通常の3倍の速度” で移動しているのだ。
狭い獣道の中を僕らは1列になり進んで行く。
隊列はピーチャンを頭にドッキングさせたシロが先頭。
続いては案内役のコリノさん。そして、クロナが僕の前を行っており、殿は白狐のヤカンが務めている。
ここで、お稲荷様であった白狐の野干(ヤカン)についても触れておこう。
ヤカンは齢1500年の ”もののけ狐” である。
守っていた ”伏見のお山” が開かれた故 めでたくお役御免とあいなった。
そんな折に、カルロの前身であるゲンと出会い 従魔として迎えられたのである。
ヤカン Lv.18
年齢 ー
【契約者】 カルロ・アストレア
HP 163/163
MP 296/296
筋力 116
防御 108
魔防 160
敏捷 152
器用 72
知力 112
【特殊スキル】 状態異常耐性 感覚共有
【スキル】 鑑定 (6) 魔法適性(全) 魔力操作(8)
【魔法】 聖魔法(6) 炎魔法 (5) 氷魔法 (5)
水魔法(3) 結界魔法(5) 身体強化(4)
【加護】 ユカリーナ・サーメクス
お稲荷様として素の力はそれなりであった。
そこに、女神さまに加護を授かったお陰で とんでもなく強くなった。
体の強靭さに加え多彩な魔法。そして、心ねの優しさからも『聖獣』と呼んで差し支えないものと思っている。
そんな陣形で鬱蒼としたガルーダ大森林の中を突き進んでいるのだが、シロが闇雲にガンガンやっている訳ではない。
目の前の突き出た枝や雑草などは、ピーチャンのウインドカッターにより排除されていく。
もちろん、シロにもこの魔法は使えるのであるが……。
シロがやると、極力抑えた魔力で使用しても、スッキリさわやか何もない空間が広がってしまうのだ。
これでは、逆に目立ってしまい調査どころではなくなるだろう。
その点ピーチャンは、体が小さいのでウインドカッターの範囲も狭く、実にいい塩梅になるのだ。
それに、ドッキング状態のピーチャンは魔力切れの心配もないからね。
途中でおやつ休憩をはさみながら、この日は日没までがんばって行動した。
そして僕らは、浜辺にある ”海の家” にて休息し 食事の準備などをおこなっている。
ふぇっ?
――いい反応である。
何を隠そう、ここは ダンジョン・サラ 内部にある ”ダンジョン・リビング” なのだ。
シロは転移が使えるのだから、休むときには当然 安全な場所へ移動する。
あんな鬱蒼としたジャングルで一夜を明かす気など毛頭ない。
それに疲れた時は ”甘いもの” に限るよね。
そこで、一番近くにある ダンジョン・サラ へ寄ったというわけだ。
シロとヤカンは砂浜を駆け回り、クロナは波打ち際でおっかなびっくり 波を相手に行ったり来たりしている。
クロナのかっこは|全裸ではなく、貫頭衣を一枚かぶせている。ここは温泉施設ではないのだ。
ピーチャンは上空でピーヒャラ鳴きながら気持ち良さげに飛びまわっている。ここにはモンスターも出ないので気楽なものだ。
コリノさんは海の家にある丸テーブルに座り込み、サラの特製 ”チョコレートパフェ” を堪能している。
そして僕は、炭火をおこした網の上でトウモロコシを転がし焼いている。
夕食は、こっちの鉄板で ”焼きそば” といきたいところなんだが、目の前の海は 本物の海ではないので魚介類が手に入らない。
――仕方がない。
肉と野菜は豊富にあるので、今日は ”お好み焼き” をつくろう。
夕食の後は備え付けの ”ジャグジーバス” に入り、身も心もリフレッシュ! 睡眠も確りとって次の日に備えた。
そして次の日。
この日も目的地に向けどんどん進んでいく。
ん、魔獣?
前から来るヤツは、ピーチャンのウインドカッターで草や枝と一緒に刈り取ってしまう。
横から不意に襲われても結界に阻まれ、あとは各個撃破していくだけなので全く問題ない。
そうして、今日もサクサク森の中を進んでいると、
「……もうすぐ……」
と、夕刻近くになってコリノさんからお知らせがあった。
そうか、もう着いたのかぁ。
しかし、まもなく夜になる。
僕らは明日の朝コミュニティを訪ねることにして、再び ダンジョン・サラ へ転移して戻った。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
ガルーダ大森林に入りましたが、入っただけの外縁部です。そして奥に行くほど森も深くなり、出る魔獣も大きく強くなる傾向にあるようです。今回訪ねるエルフのコミュニティも外縁部沿いの比較的浅い所になります。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
料理を作って異世界改革
高坂ナツキ
ファンタジー
「ふむ名前は狭間真人か。喜べ、お前は神に選ばれた」
目が覚めると謎の白い空間で人型の発行体にそう語りかけられた。
「まあ、お前にやってもらいたいのは簡単だ。異世界で料理の技術をばらまいてほしいのさ」
記憶のない俺に神を名乗る謎の発行体はそう続ける。
いやいや、記憶もないのにどうやって料理の技術を広めるのか?
まあ、でもやることもないし、困ってる人がいるならやってみてもいいか。
そう決めたものの、ゼロから料理の技術を広めるのは大変で……。
善人でも悪人でもないという理由で神様に転生させられてしまった主人公。
神様からいろいろとチートをもらったものの、転生した世界は料理という概念自体が存在しない世界。
しかも、神様からもらったチートは調味料はいくらでも手に入るが食材が無限に手に入るわけではなく……。
現地で出会った少年少女と協力して様々な料理を作っていくが、果たして神様に依頼されたようにこの世界に料理の知識を広げることは可能なのか。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる