48 / 137
45. ゴブリン・キング
しおりを挟む
さて、いよいよ10階層のフロアボスに挑戦となる。
先発隊は真剣な面持ちで、デカい鉄の扉の前に進んでいく。
――ゴゴゴゴゴッ!!
鉄の扉が観音開きに奥へ開いていく。
「エマ、がんばるんだぞ。シロ、クロナ頼むぞ」
「はい、カルロ兄さま。エマがんばります!」
と言って、後ろをふり向き手を振って答えてくれた。
そうしてシロは、エマを乗せたまま軽やかに中へ進んでいく。
挑戦者を迎え入れたあと、開いていた鉄の扉は またゆっくりと閉まっていった。
――戦闘開始である。
あれから、どのくらい時間が経過しただろうか? 感覚的には5分かそんなものだろう。
僕らがいる前にある鉄の扉が、音を立てて開いていくではないか。
おいおい、マジかよ……。
扉が開いたのであれば、攻略は完了したということだよな。
でも、ボスを倒したのはシロではないはず。
これは裏話になるのだが、シロは以前(数百年前)にここのボスを倒しているのだ。
では、なぜ入れるのか? 「管理者」だからである。
管理者であれば、ダンジョンの何処へでも出入りが出来てしまうのだ。そう、”ダンジョン・リビング” へもだ。
ダンジョン・リビングも気になるところであるだろうが、説明はまた次回にさせてもらう。
つまり、シロなら戦闘中のボス部屋であっても自由に入れるわけだ。
だが、自らモンスターを倒してはいけない。
倒すことはもちろん可能であるが、そうなるとボス戦自体が無効となるのだ。
そこで獲得した魔石も消えてしまい、奥の出口も開くことはない。
一度外に出てから、仕切り直しとなってしまうのだ。
以上の点からして、ここのボスを倒したのはシロ以外の誰かということになるのだ。
まあ、合流したら どのように戦ったのか聞いてみるかな。
と、いうことで次は僕らの番である。後発隊の僕、ジミー、メイドのカミラ、アン、ダイアナの5名は、横並びで開かれた入口から中に入っていく。
後ろで大きな音を立てながら、入口の扉が閉ざされた。
これより戦闘開始である。
十字槍を所持し仁王立ちをしている ゴブリン・キング 。その2m超す大きな体躯はなかなかの迫力である。
その ゴブリン・キング を守るように扇状に展開しているゴブリンライダーが10騎。
一斉に駆け出し、こちらに襲い掛かってくる。
まず、僕とダイアナが前に出て魔法で迎撃していく。
ダイアナの適性は風。
”かまいたち” のような風の刃を飛ばす、「エアカッター」を連続で発動させて左方向からのゴブリンライダー2騎を切り刻ざむ。
僕は雷魔法の「スタン」を使い、向かってくる敵をつぎつぎ麻痺させていく。
さらに、2騎のゴブリンライダーが攻撃魔法を掻い潜りこちらに切り込んできた。
しかし、先頭のウルフに乗っていたゴブリンがズルりと力なく崩れ落ちた。
仰向けに倒れたゴブリンの胸には1本の棒手裏剣が刺さっていた。
――カミラである。
投擲を行なった右手には、すでにクナイが握られており接近戦に備えている。
そして、もう1騎のゴブリンライダーには、アンが対応しているようだ。
刃渡り60㎝と短めのバスターソードを両手に持ち、ススっと敵の正面へ躍り出た。
迫りくるブラックウルフに対し、一旦右へフェイントを入れたのち、素早く左に切り返し後ろ脚を跳ね飛ばした。
ブラックウルフはゴブリンを放りだしながら転倒し、そこで短槍を構えたジミーがすかさず止めを刺していく。
おお、なかなかに連携が取れているではないか。
感心しながらも、こちらも此方で麻痺した敵に止めを差してまわった。
さて、最後に残ったのはフロアボスである ”ゴブリンキング” だけとなった。
このフロアの奥に陣取り、馬鹿の一つ覚えのように 十字槍をぶんぶん頭上で回している。
「おれが行く。危なくなったら援護を頼むな」
――ジミーである。
この1年で自信がついたのだろう。――言うようになった。
僕を除けば、この中で一番レベルが高いし。さらに、実用的な攻撃魔法も使えるようになっているのだ。
まったく止める理由がない。単独決戦は良い勉強になるだろう。
なんて、思っていたのだが蓋を開けてみれば、 ほぼ圧勝の状態で 少し拍子抜けしてしまった。
まず、十字槍を正眼に構えているゴブリンキングに対して、ジミーも短槍を持った右手を前に半身の構えだ。
相対距離7m、じりじりと間合いを詰めてくるジミーに対し、業を煮やしたのかゴブリンキングが飛び出し槍で突いてきた。
しかし、ジミーのほうは慌てることもなく一歩引きながら魔法を発動。
槍が空を突いたと同時にストーンバレットが炸裂した。
魔法をまともに受けたゴブリンキングは怯んでしまい棒立ちとなった。
この一瞬の隙をつき、ジミーは前へ大きく踏み込んで槍右手突きを放った。
左の送り足から、腰、肩、腕、それから短槍に至るまでが真っ直ぐ一直線に伸び、ゴブリンキングの喉を貫いていたのだ。
それは、綺麗なフィニッシュスタイルであった。
その場で崩れ落ちる ゴブリンキング。警戒しながら残身をとっているジミー。
次の瞬間、骸は ――ボフッと音をたてて魔石へ変わった。
「おおー、やったなジミー。かっこいいぞ!」
みんなで、惜しみない拍手を送った。
ゴブリンキングに対し、見事な単独勝利であったと思う。
ジミーのヤツ、本当に強くなったものだ。
鍛えた側からすれば、こんなに嬉しいことはない。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
エマちゃんもクロナも頑張ったんだよ。でも、ジミー回になってしまった。これ誰得……。ああ、カミラさんのひとり勝ちですな~。今夜は忙しく……(コラ! まったく……。
先発隊は真剣な面持ちで、デカい鉄の扉の前に進んでいく。
――ゴゴゴゴゴッ!!
鉄の扉が観音開きに奥へ開いていく。
「エマ、がんばるんだぞ。シロ、クロナ頼むぞ」
「はい、カルロ兄さま。エマがんばります!」
と言って、後ろをふり向き手を振って答えてくれた。
そうしてシロは、エマを乗せたまま軽やかに中へ進んでいく。
挑戦者を迎え入れたあと、開いていた鉄の扉は またゆっくりと閉まっていった。
――戦闘開始である。
あれから、どのくらい時間が経過しただろうか? 感覚的には5分かそんなものだろう。
僕らがいる前にある鉄の扉が、音を立てて開いていくではないか。
おいおい、マジかよ……。
扉が開いたのであれば、攻略は完了したということだよな。
でも、ボスを倒したのはシロではないはず。
これは裏話になるのだが、シロは以前(数百年前)にここのボスを倒しているのだ。
では、なぜ入れるのか? 「管理者」だからである。
管理者であれば、ダンジョンの何処へでも出入りが出来てしまうのだ。そう、”ダンジョン・リビング” へもだ。
ダンジョン・リビングも気になるところであるだろうが、説明はまた次回にさせてもらう。
つまり、シロなら戦闘中のボス部屋であっても自由に入れるわけだ。
だが、自らモンスターを倒してはいけない。
倒すことはもちろん可能であるが、そうなるとボス戦自体が無効となるのだ。
そこで獲得した魔石も消えてしまい、奥の出口も開くことはない。
一度外に出てから、仕切り直しとなってしまうのだ。
以上の点からして、ここのボスを倒したのはシロ以外の誰かということになるのだ。
まあ、合流したら どのように戦ったのか聞いてみるかな。
と、いうことで次は僕らの番である。後発隊の僕、ジミー、メイドのカミラ、アン、ダイアナの5名は、横並びで開かれた入口から中に入っていく。
後ろで大きな音を立てながら、入口の扉が閉ざされた。
これより戦闘開始である。
十字槍を所持し仁王立ちをしている ゴブリン・キング 。その2m超す大きな体躯はなかなかの迫力である。
その ゴブリン・キング を守るように扇状に展開しているゴブリンライダーが10騎。
一斉に駆け出し、こちらに襲い掛かってくる。
まず、僕とダイアナが前に出て魔法で迎撃していく。
ダイアナの適性は風。
”かまいたち” のような風の刃を飛ばす、「エアカッター」を連続で発動させて左方向からのゴブリンライダー2騎を切り刻ざむ。
僕は雷魔法の「スタン」を使い、向かってくる敵をつぎつぎ麻痺させていく。
さらに、2騎のゴブリンライダーが攻撃魔法を掻い潜りこちらに切り込んできた。
しかし、先頭のウルフに乗っていたゴブリンがズルりと力なく崩れ落ちた。
仰向けに倒れたゴブリンの胸には1本の棒手裏剣が刺さっていた。
――カミラである。
投擲を行なった右手には、すでにクナイが握られており接近戦に備えている。
そして、もう1騎のゴブリンライダーには、アンが対応しているようだ。
刃渡り60㎝と短めのバスターソードを両手に持ち、ススっと敵の正面へ躍り出た。
迫りくるブラックウルフに対し、一旦右へフェイントを入れたのち、素早く左に切り返し後ろ脚を跳ね飛ばした。
ブラックウルフはゴブリンを放りだしながら転倒し、そこで短槍を構えたジミーがすかさず止めを刺していく。
おお、なかなかに連携が取れているではないか。
感心しながらも、こちらも此方で麻痺した敵に止めを差してまわった。
さて、最後に残ったのはフロアボスである ”ゴブリンキング” だけとなった。
このフロアの奥に陣取り、馬鹿の一つ覚えのように 十字槍をぶんぶん頭上で回している。
「おれが行く。危なくなったら援護を頼むな」
――ジミーである。
この1年で自信がついたのだろう。――言うようになった。
僕を除けば、この中で一番レベルが高いし。さらに、実用的な攻撃魔法も使えるようになっているのだ。
まったく止める理由がない。単独決戦は良い勉強になるだろう。
なんて、思っていたのだが蓋を開けてみれば、 ほぼ圧勝の状態で 少し拍子抜けしてしまった。
まず、十字槍を正眼に構えているゴブリンキングに対して、ジミーも短槍を持った右手を前に半身の構えだ。
相対距離7m、じりじりと間合いを詰めてくるジミーに対し、業を煮やしたのかゴブリンキングが飛び出し槍で突いてきた。
しかし、ジミーのほうは慌てることもなく一歩引きながら魔法を発動。
槍が空を突いたと同時にストーンバレットが炸裂した。
魔法をまともに受けたゴブリンキングは怯んでしまい棒立ちとなった。
この一瞬の隙をつき、ジミーは前へ大きく踏み込んで槍右手突きを放った。
左の送り足から、腰、肩、腕、それから短槍に至るまでが真っ直ぐ一直線に伸び、ゴブリンキングの喉を貫いていたのだ。
それは、綺麗なフィニッシュスタイルであった。
その場で崩れ落ちる ゴブリンキング。警戒しながら残身をとっているジミー。
次の瞬間、骸は ――ボフッと音をたてて魔石へ変わった。
「おおー、やったなジミー。かっこいいぞ!」
みんなで、惜しみない拍手を送った。
ゴブリンキングに対し、見事な単独勝利であったと思う。
ジミーのヤツ、本当に強くなったものだ。
鍛えた側からすれば、こんなに嬉しいことはない。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
エマちゃんもクロナも頑張ったんだよ。でも、ジミー回になってしまった。これ誰得……。ああ、カミラさんのひとり勝ちですな~。今夜は忙しく……(コラ! まったく……。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
料理を作って異世界改革
高坂ナツキ
ファンタジー
「ふむ名前は狭間真人か。喜べ、お前は神に選ばれた」
目が覚めると謎の白い空間で人型の発行体にそう語りかけられた。
「まあ、お前にやってもらいたいのは簡単だ。異世界で料理の技術をばらまいてほしいのさ」
記憶のない俺に神を名乗る謎の発行体はそう続ける。
いやいや、記憶もないのにどうやって料理の技術を広めるのか?
まあ、でもやることもないし、困ってる人がいるならやってみてもいいか。
そう決めたものの、ゼロから料理の技術を広めるのは大変で……。
善人でも悪人でもないという理由で神様に転生させられてしまった主人公。
神様からいろいろとチートをもらったものの、転生した世界は料理という概念自体が存在しない世界。
しかも、神様からもらったチートは調味料はいくらでも手に入るが食材が無限に手に入るわけではなく……。
現地で出会った少年少女と協力して様々な料理を作っていくが、果たして神様に依頼されたようにこの世界に料理の知識を広げることは可能なのか。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる