47 / 137
44. 10階層
しおりを挟む
休み明けての翌日。今日も今日とて、放課後はみんなが僕の部屋に集合してしまう。
僕のプライベートはどこにいってしまったのだろう。――教えてシロえも~ん。
僕がシロをガン見していると、シロは不思議そうに首を横に捻っていた。――可愛い。
今日は、ダンジョン・サラ での戦利品を確認する予定だ。
みんなから預かった籠を取り出して、それぞれに渡していく。
籠の中味は倒したモンスターの魔石とドロップした駄菓子になる。
だが、アンの籠だけ量がやたらと少ない。まあ、お察しだろうから深く追及はしないのだが。
「さー出したぞ。昨日は行けなかったダイアナには ”暖かい気持ち” をたのむな」
「おう、そうだな。じゃあ、このうまか棒とこのキャベシ太郎、あとヤンクドーナツもな」
「ジミー……、ありがとう」
「おう、たんと食え。プリン出た時はたのむぜ」
「わたしは……ごめん。だいぶ食べちゃったの。これ、少ないけど」
「アン……、ありがとう。嬉しい」
「そして、僕とクロナからはコレ。チューブ入りゼリー10本だ! 」
「わぁ、すごい。こんなにありがとう」
するとみんなは、やいのやいの言いながら駄菓子の交換会を始めてしまった。
低階層のドロップ品としては、魔石2 : 駄菓子1 ぐらいの割合だったと思う。
それにモンスターの数も多めだし、1~2階層で十分稼げるため、初心者にはやさしいダンジョンとなっているようだ。
なるほど、女性冒険者が多いはずである。
しかし、お構いなしに男たちが突っ込んで行けば……。
と、思ってしまいがちだが。
いくら成人男性が頑張ってモンスターを狩ったとしても、ドロップ率が極端に落ちてしまうということだ。
「なーカルロ、これ何だと思う」
ジミーが僕に見せてきたのは、小さい長方形の袋に入った緑色の粉。
中にはご丁寧に細いストローが一緒にはいっている。
そう、あれを鼻で吸って…… // ちが~う、”メ○ンフレッシュソーダ” だな。――懐かしい。
「おお、それな。中に入っているストローでそのまま吸い込むんだ。シュワシュワでうまいぞー」
「おわ、ホントにシュワシュワだ。すげー」
そして僕は、昨日の駄菓子の中でジミーが喜びそうなものを見つけておいたのだ。
「ところで、ジミーくん。これなーんだ!」
「ん、んん、それプリンなのか? やけに小さくないか。どれどれ」
ジミーは僕からプリンちゃんチョコを奪い取り、匂いを嗅いでいる。
「おほーこの香しい匂いはまさにプリン。これくれるのか?」
俺が頷くと、ジミーは大きな口をあけプリンちゃんチョコをパクっと頬張るのであった。
▽
そして30日、ダンジョン・サラ の攻略は順調に進み、俺達は10階層まで到達した。
10階層に出没するモンスターはウルフ、ホブゴブリン、ホーンラビットそしてゴブリンライダーである。
このゴブリンライダーはゴブリンがブラックウルフに騎乗した形となる。
機動力が格段に上がるため、ゴブリンだとなめてかかると大きな痛手をこうむることになるのだ。
こちらは、いつもの学園組6名にエマが加わる布陣だ。
ん、ああ、エマね。
あれから、毎回の参加だ。最初のを入れて7回こちらのダンジョンに潜ったことになる。
レベルアップも早く、ただいまのところLv.6に到達している。
これはもちろん、女神さまの加護とシロのお陰だよな。
得物も、短槍だが最初使ってた物より少し長いヤツを使い始めたのだ。
この短槍も通常の物ではない。ミスリル合金より更に上の ”ミスリルマジック合金” で出来ているのだ。
つまり、魔力を纏わせたり、通したりできる夢の超合金なのである。
この短槍により、魔法の発動もスムーズに行えているはずだ。
それに例の ”シルバーマジックリング” も装備しているため、魔法を連発してもMPが枯渇しにくくなっているのだ。
お陰で今では、あの厄介なゴブリンライダーすら 楽に蹴散らす程に成長を遂げている。
そして、今も交戦中であるが、シロとの連携もスムーズになっており全く危なげない。
余りにも、みんなでスカスカ倒して進むものだから、まだ昼前だというのに10階層奥の大扉の前に到着してしまった。
そのまま扉まで行こうとしていたジミーを止め、ブリーフィングを行なうことにした。
みんなが集まり車座に座る。そして各々に飲み物を配りひと息いれた。
この大扉前のホールはモンスターが出なくなっているのだ。
まず、決めなくてはならないのは、ボス部屋に入るメンバーの構成だ。
8階層のコロシアムもそうだが、フロアボスに挑戦できるのは6名までになっている。
これには、使い魔は数に入らないが、従魔は頭数としてカウントされるようである。
だから僕らの場合、どうしても二手に別れる必要があるわけだ。
今のメンバーは 僕、(シロ)、クロナ、ポンタ、ジミー、カミラ、アン、ダイアナ、そしてエマちゃんの8名計算となる。
そして、いろいろ名前を呼びながら組み合わせを考えているところで、
「カルロ兄さま、エマはクロにゃんと組みたいです。ダメですか?」
なんだ? クロナの呼び方クロにゃんに変えたのかぁ。……あ、いや、それは良いのだが、クロナとかぁ。
それからも、みんなで協議した結果。
先発隊:シロ、ピーチャン、クロナ、ポンタ、エマ
後発隊:僕、ジミー、カミラ、アン、ダイアナ
という構成で、ボス戦に臨むことになったのである。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
駄菓子の交換なんて、すごくワクワクしてた記憶がある。遠足の時もしてたな~。バナナはどうだったか忘れたけどね。あと、プロ野球スナックなんてのもあって、特製カードホルダーを持っている友達がうらやましかったなぁ。さて次回は10階層ボス戦です。どうぞ、お楽しみに。
僕のプライベートはどこにいってしまったのだろう。――教えてシロえも~ん。
僕がシロをガン見していると、シロは不思議そうに首を横に捻っていた。――可愛い。
今日は、ダンジョン・サラ での戦利品を確認する予定だ。
みんなから預かった籠を取り出して、それぞれに渡していく。
籠の中味は倒したモンスターの魔石とドロップした駄菓子になる。
だが、アンの籠だけ量がやたらと少ない。まあ、お察しだろうから深く追及はしないのだが。
「さー出したぞ。昨日は行けなかったダイアナには ”暖かい気持ち” をたのむな」
「おう、そうだな。じゃあ、このうまか棒とこのキャベシ太郎、あとヤンクドーナツもな」
「ジミー……、ありがとう」
「おう、たんと食え。プリン出た時はたのむぜ」
「わたしは……ごめん。だいぶ食べちゃったの。これ、少ないけど」
「アン……、ありがとう。嬉しい」
「そして、僕とクロナからはコレ。チューブ入りゼリー10本だ! 」
「わぁ、すごい。こんなにありがとう」
するとみんなは、やいのやいの言いながら駄菓子の交換会を始めてしまった。
低階層のドロップ品としては、魔石2 : 駄菓子1 ぐらいの割合だったと思う。
それにモンスターの数も多めだし、1~2階層で十分稼げるため、初心者にはやさしいダンジョンとなっているようだ。
なるほど、女性冒険者が多いはずである。
しかし、お構いなしに男たちが突っ込んで行けば……。
と、思ってしまいがちだが。
いくら成人男性が頑張ってモンスターを狩ったとしても、ドロップ率が極端に落ちてしまうということだ。
「なーカルロ、これ何だと思う」
ジミーが僕に見せてきたのは、小さい長方形の袋に入った緑色の粉。
中にはご丁寧に細いストローが一緒にはいっている。
そう、あれを鼻で吸って…… // ちが~う、”メ○ンフレッシュソーダ” だな。――懐かしい。
「おお、それな。中に入っているストローでそのまま吸い込むんだ。シュワシュワでうまいぞー」
「おわ、ホントにシュワシュワだ。すげー」
そして僕は、昨日の駄菓子の中でジミーが喜びそうなものを見つけておいたのだ。
「ところで、ジミーくん。これなーんだ!」
「ん、んん、それプリンなのか? やけに小さくないか。どれどれ」
ジミーは僕からプリンちゃんチョコを奪い取り、匂いを嗅いでいる。
「おほーこの香しい匂いはまさにプリン。これくれるのか?」
俺が頷くと、ジミーは大きな口をあけプリンちゃんチョコをパクっと頬張るのであった。
▽
そして30日、ダンジョン・サラ の攻略は順調に進み、俺達は10階層まで到達した。
10階層に出没するモンスターはウルフ、ホブゴブリン、ホーンラビットそしてゴブリンライダーである。
このゴブリンライダーはゴブリンがブラックウルフに騎乗した形となる。
機動力が格段に上がるため、ゴブリンだとなめてかかると大きな痛手をこうむることになるのだ。
こちらは、いつもの学園組6名にエマが加わる布陣だ。
ん、ああ、エマね。
あれから、毎回の参加だ。最初のを入れて7回こちらのダンジョンに潜ったことになる。
レベルアップも早く、ただいまのところLv.6に到達している。
これはもちろん、女神さまの加護とシロのお陰だよな。
得物も、短槍だが最初使ってた物より少し長いヤツを使い始めたのだ。
この短槍も通常の物ではない。ミスリル合金より更に上の ”ミスリルマジック合金” で出来ているのだ。
つまり、魔力を纏わせたり、通したりできる夢の超合金なのである。
この短槍により、魔法の発動もスムーズに行えているはずだ。
それに例の ”シルバーマジックリング” も装備しているため、魔法を連発してもMPが枯渇しにくくなっているのだ。
お陰で今では、あの厄介なゴブリンライダーすら 楽に蹴散らす程に成長を遂げている。
そして、今も交戦中であるが、シロとの連携もスムーズになっており全く危なげない。
余りにも、みんなでスカスカ倒して進むものだから、まだ昼前だというのに10階層奥の大扉の前に到着してしまった。
そのまま扉まで行こうとしていたジミーを止め、ブリーフィングを行なうことにした。
みんなが集まり車座に座る。そして各々に飲み物を配りひと息いれた。
この大扉前のホールはモンスターが出なくなっているのだ。
まず、決めなくてはならないのは、ボス部屋に入るメンバーの構成だ。
8階層のコロシアムもそうだが、フロアボスに挑戦できるのは6名までになっている。
これには、使い魔は数に入らないが、従魔は頭数としてカウントされるようである。
だから僕らの場合、どうしても二手に別れる必要があるわけだ。
今のメンバーは 僕、(シロ)、クロナ、ポンタ、ジミー、カミラ、アン、ダイアナ、そしてエマちゃんの8名計算となる。
そして、いろいろ名前を呼びながら組み合わせを考えているところで、
「カルロ兄さま、エマはクロにゃんと組みたいです。ダメですか?」
なんだ? クロナの呼び方クロにゃんに変えたのかぁ。……あ、いや、それは良いのだが、クロナとかぁ。
それからも、みんなで協議した結果。
先発隊:シロ、ピーチャン、クロナ、ポンタ、エマ
後発隊:僕、ジミー、カミラ、アン、ダイアナ
という構成で、ボス戦に臨むことになったのである。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
駄菓子の交換なんて、すごくワクワクしてた記憶がある。遠足の時もしてたな~。バナナはどうだったか忘れたけどね。あと、プロ野球スナックなんてのもあって、特製カードホルダーを持っている友達がうらやましかったなぁ。さて次回は10階層ボス戦です。どうぞ、お楽しみに。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
料理を作って異世界改革
高坂ナツキ
ファンタジー
「ふむ名前は狭間真人か。喜べ、お前は神に選ばれた」
目が覚めると謎の白い空間で人型の発行体にそう語りかけられた。
「まあ、お前にやってもらいたいのは簡単だ。異世界で料理の技術をばらまいてほしいのさ」
記憶のない俺に神を名乗る謎の発行体はそう続ける。
いやいや、記憶もないのにどうやって料理の技術を広めるのか?
まあ、でもやることもないし、困ってる人がいるならやってみてもいいか。
そう決めたものの、ゼロから料理の技術を広めるのは大変で……。
善人でも悪人でもないという理由で神様に転生させられてしまった主人公。
神様からいろいろとチートをもらったものの、転生した世界は料理という概念自体が存在しない世界。
しかも、神様からもらったチートは調味料はいくらでも手に入るが食材が無限に手に入るわけではなく……。
現地で出会った少年少女と協力して様々な料理を作っていくが、果たして神様に依頼されたようにこの世界に料理の知識を広げることは可能なのか。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる