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44 ダンジョンの管理と情報交換
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てしてし! てしてし!
おっ、朝かぁ?
まだ、頭がぼ~としている。
『おきる、いたい、どこ、うれしい、あたま、あそぶ』
へっ? あぁ~。
気を失ってたのか……。サラ (ダンジョン・コア) のヤロー!
[申し訳ありません! 申し訳ありません! あんな事になるとは想定外でした]
…………まぁ、いい。一応生きているようだし。
(知らなかったのなら仕方がない。これから気をつけろー。いいか、少しずつだ。少しずつな)
[かしこまりました!]
よしっ。
「シロも心配かけたなぁ。ごめんな~」
首もとをワシャワシャともふりたおした。
すると横からアーツが、
「ゲン、大丈夫なのかー。かなりうなされていたぞ」
「おう、すまん。ちょっと頭痛がな……。もう大丈夫だから」
「もう少し休んでおくな」
そう言って俺は再び横になった。
シロもまだ心配なようで俺の前で体をくっつけて寝ている。――可愛い。
これはまだ誰にも言えないな。
ダンジョンの管理者権限なんてどのような影響が出るのか未知の状態だしな。
ある程度の基礎知識は確かに頭に入っている。
しかし、これはあくまでもデータに過ぎないんだよな。
少しづつ検証が必要だな。
(なぁ、サラ。俺がここに居なくてもダンジョンの運営はできるんだよな)
[はい、特に問題はございません]
(他のダンジョンとリンクしたりも出来るのか?)
[はい、可能です。距離的に現在2ヶ所のダンジョンとリンクが可能になっています]
(えっ、2ヶ所? 西にあるダンジョンは分かるが、もう1ヶ所はどこだ?)
[はい、方角でいいますと南西ですね。大きな山脈の山中にございます]
ほうほう、なるほど。未承認の野良ダンジョンがあるわけね。
ただ、こちらのダンジョンは山の中にあり、更に麓は原生林が広がっているという。
つまり、ほとんど人が訪れないということだな。
(では、その2ヶ所のダンジョンには俺みたいな管理者はいないんだな)
[現在のところ登録はございません]
(こちらで管理することは可能か?)
[はい、問題ございません。登録なさいますか?]
(ちょ、ちょっと待て! 登録することで何ら制約が発生することってあるのか?)
[これといって制約などはございません。ですが『ネーム・ド・ダンジョン』になりますとダンジョン自体が活性化し洗練されます]
(具体的にはどういうことだ)
[はい、ダンジョンは1つの知的生命体です。目標や目的がない場合、取得エネルギーの90%以上が貯蔵されるようになっているのです。そのためダンジョンは地上生物がたとえ滅びようとも数千年は維持できるように出来ているのです]
ふむ……、それで活性化し洗練されるとは?
[はい、貯蔵されるエネルギーの10%を還元に回しただけでもダンジョン内の環境がかなり改善されます。具体的には居住区間・各階層の転移門・ミスリルやオリハルコンといった鉱石の採掘量・エリクサーなどの迷宮産ポーション・迷宮薬草・魔法リングや魔法ブレスレットなどの魔道具・各種宝箱など、これらを増産するようになり一気に魅力的なダンジョンへと変貌を遂げるのです]
へぇ~、そういうことなんだね。
目標や目的を指定しないと、生きること自体が目標になってしまい『1日でも、1時間でも長く存続できるように』となってしまうわけか。
では、ダンジョン・エネルギーの貯蔵料を確認した上で取得エネルギーからの還元率をこちらで決めてやれば、あとは各自で運営してくれるというわけだな。
[はい、そのような考え方で概ねよろしいかと]
なるほどね。何となくだけどダンジョンの在り方というのが分かってきたよ。
あと、人が入るだけでも違うのか? それとも人や物を吸収しないとダメなのか?
[人族だけに限りませんがダンジョン内に侵入。またはダンジョンが影響を及ぼせる範囲に入ってもらえるだけでかなりのエネルギーを確保することが可能です]
影響を及ぼせる範囲とはどのくらいなんだ?
[ダンジョンの入り口より半径10kmの範囲になります]
ということは迷宮都市なんかはその殆どが範囲内ということになるのか……。
俺はダンジョンの仕様などについてサラ (ダンジョン・コア) と検討を重ねている。
おそらくここにも、ダンジョンを中心とした迷宮都市が出来ることだろう。
人が寄りさえすればダンジョンの外に魔獣を出す必要もなくなるらしい。
スタンピードも人類などから注目してもらえるように行っているのだとか。
それで、サラといろいろ話をしていく中で……。
ダンジョンの運営においてもっとも重要なこと。それは『帰りやすさではないか?』と俺は提案してみた。
手軽に行き来ができるのであれば、
また来ようとも思うだろうし、人の回転も良くなるだろう。
それにダンジョン探索の場合、代償が命ということになる。
故に、それに見合う夢を持たせることが集客を伸ばすカギになるのだ。
いわゆる、ギャンブルと同じように考えればいいのではないか?
こんなことを言っていると、何やらお店の出店計画でも立てているように聞こえてしまうのだが……。
[まさに逆転の発想です。さすがマスターです!]
サラはとても喜んでいた。
………………
それからというもの、俺とサラ (ダンジョン・コア) はサービスの向上に重点をおいて検討していった。
その結果、5階層おきの転移門の設置。ボス部屋ならダンジョンのどこに居ても使える、投げればダンジョンの入り口に戻れる転移玉などのアイデアを出していくのだった。
ミスリル鉱石なんかも数百トン単位で保有していた。――おいおい。
それらも市場の混乱を避けるため、小指サイズのものをボスドロップや宝箱などで少しずつ出すようにと伝えた。
はっきりいってミスリルの価値も分っていはいなかった。
まあ、ダンジョンに人間の価値観を求めてもな……。
これからはその辺の事もしっかりとすり合わせをおこなう必要があるな。
これも聞きたかったことの一つなのだが、
この国には以前からダンジョンが存在しているのにミスリルが枯渇しているのはどうしてなのか?
何か知っていることはあるか?
[はい、少々お待ちください。只今リンクをしているダンジョンから情報を入手しております]
迷宮都市カイルのダンジョンと情報交換をしているということか。
このあと、リンクが完全な状態になるのをまって残り2ヶ所あるダンジョンの管理者権限も取得することになった。
因みに迷宮都市のダンジョンは名称そのままに『カイル』。
そして、オーレン山脈の山中にあるダンジョンは『デレク』と名付けた。
山脈の名称はカイルに教えてもらった。
それに聞くところによれば、ダンジョンどうしを結んでいるリンクは地脈を通して行っているらしい。
各ダンジョンはこの地脈により一直線に繋がっているということだ。
俺はダンジョンマスターなのでダンジョン内はもちろん、地脈でつながっている所にならどこへでも転移できるらしい。
リンクしている違うダンジョンにも問題なく行き来ができるそうだ。
んん、待てよ……、ってことは!
なあサラ、地脈の上なら転移陣なんかを設置することが出来るんじゃないか?
[はい、マスター。もちろんです。地脈の上もダンジョンの力が及びますので]
との答えだ。
地脈の太さが幅でいうと10km程あるらしい。さすがダンジョン! 地脈も太いよねぇ。
つまりこの範囲内ならダンジョンの力を自由に使える。
地脈が通っている上に存在する都市や村ならば転移陣を設置して、冒険者などをダンジョンに引き入れることが可能なわけだ。
すると、デレクが悩んでいる『山中までいかに人を招くか?』という問題は一気に解決するんじゃないか?
それをサラを通してデレクに伝えてやると、それは大変な驚きようだったらしい。
『いつだ! それはいつになるのだ!』と催促されたのだが、こちらにも段取りというものがある。
なので、しばらく待つように伝えると。
『ゆっくりしていたら人類が居なくなってしまう!』 と妙なことを言いだした。
いったいどれだけ待つつもりなんだよ! これだからダンジョンは……。
まぁ、基準が違うのか。基準が。
だから、『100回日が昇るぐらいまでには何とか』そう伝えたところ。
それぐらいなら待ってるうちには入らないんだとっ。――勝手にしろ!
[マスター、分かりました!]
おっ、そうか。 カイルの方は何だって?
[はい、ミスリルの貯蔵料はこちらとほぼ変わりません。そして、ミスリルの排出量ですが以前の2倍の量を出しているとの事です]
えっ? それはおかしいじゃないか。
2倍も出していて枯渇するというのは?
[詳しく聞いたのですが、どうもある特定の集団がダンジョンの鉱山地帯を占拠しているもようです。そのため人の流れも悪くなり少し困った状況にあるようです]
それは理解したが、なんで2倍しに増やしたんだ?
[人間が居座るのは満足いかないからで、それで採掘量を増やしてやれば満足して居なくなるのではと、そのように対策をとっていたそうです]
__________________________________
作中、ダンジョン・サラとのやり取りは念話でおこなうため、本来は(カッコ)が付きます。
ですが、あまりにサラとのやり取りが長かったので文章の整理のため、わざと(カッコ)を外した箇所があります。
なにとぞご理解ください。 マネキネコ φ(ΦωΦ )
おっ、朝かぁ?
まだ、頭がぼ~としている。
『おきる、いたい、どこ、うれしい、あたま、あそぶ』
へっ? あぁ~。
気を失ってたのか……。サラ (ダンジョン・コア) のヤロー!
[申し訳ありません! 申し訳ありません! あんな事になるとは想定外でした]
…………まぁ、いい。一応生きているようだし。
(知らなかったのなら仕方がない。これから気をつけろー。いいか、少しずつだ。少しずつな)
[かしこまりました!]
よしっ。
「シロも心配かけたなぁ。ごめんな~」
首もとをワシャワシャともふりたおした。
すると横からアーツが、
「ゲン、大丈夫なのかー。かなりうなされていたぞ」
「おう、すまん。ちょっと頭痛がな……。もう大丈夫だから」
「もう少し休んでおくな」
そう言って俺は再び横になった。
シロもまだ心配なようで俺の前で体をくっつけて寝ている。――可愛い。
これはまだ誰にも言えないな。
ダンジョンの管理者権限なんてどのような影響が出るのか未知の状態だしな。
ある程度の基礎知識は確かに頭に入っている。
しかし、これはあくまでもデータに過ぎないんだよな。
少しづつ検証が必要だな。
(なぁ、サラ。俺がここに居なくてもダンジョンの運営はできるんだよな)
[はい、特に問題はございません]
(他のダンジョンとリンクしたりも出来るのか?)
[はい、可能です。距離的に現在2ヶ所のダンジョンとリンクが可能になっています]
(えっ、2ヶ所? 西にあるダンジョンは分かるが、もう1ヶ所はどこだ?)
[はい、方角でいいますと南西ですね。大きな山脈の山中にございます]
ほうほう、なるほど。未承認の野良ダンジョンがあるわけね。
ただ、こちらのダンジョンは山の中にあり、更に麓は原生林が広がっているという。
つまり、ほとんど人が訪れないということだな。
(では、その2ヶ所のダンジョンには俺みたいな管理者はいないんだな)
[現在のところ登録はございません]
(こちらで管理することは可能か?)
[はい、問題ございません。登録なさいますか?]
(ちょ、ちょっと待て! 登録することで何ら制約が発生することってあるのか?)
[これといって制約などはございません。ですが『ネーム・ド・ダンジョン』になりますとダンジョン自体が活性化し洗練されます]
(具体的にはどういうことだ)
[はい、ダンジョンは1つの知的生命体です。目標や目的がない場合、取得エネルギーの90%以上が貯蔵されるようになっているのです。そのためダンジョンは地上生物がたとえ滅びようとも数千年は維持できるように出来ているのです]
ふむ……、それで活性化し洗練されるとは?
[はい、貯蔵されるエネルギーの10%を還元に回しただけでもダンジョン内の環境がかなり改善されます。具体的には居住区間・各階層の転移門・ミスリルやオリハルコンといった鉱石の採掘量・エリクサーなどの迷宮産ポーション・迷宮薬草・魔法リングや魔法ブレスレットなどの魔道具・各種宝箱など、これらを増産するようになり一気に魅力的なダンジョンへと変貌を遂げるのです]
へぇ~、そういうことなんだね。
目標や目的を指定しないと、生きること自体が目標になってしまい『1日でも、1時間でも長く存続できるように』となってしまうわけか。
では、ダンジョン・エネルギーの貯蔵料を確認した上で取得エネルギーからの還元率をこちらで決めてやれば、あとは各自で運営してくれるというわけだな。
[はい、そのような考え方で概ねよろしいかと]
なるほどね。何となくだけどダンジョンの在り方というのが分かってきたよ。
あと、人が入るだけでも違うのか? それとも人や物を吸収しないとダメなのか?
[人族だけに限りませんがダンジョン内に侵入。またはダンジョンが影響を及ぼせる範囲に入ってもらえるだけでかなりのエネルギーを確保することが可能です]
影響を及ぼせる範囲とはどのくらいなんだ?
[ダンジョンの入り口より半径10kmの範囲になります]
ということは迷宮都市なんかはその殆どが範囲内ということになるのか……。
俺はダンジョンの仕様などについてサラ (ダンジョン・コア) と検討を重ねている。
おそらくここにも、ダンジョンを中心とした迷宮都市が出来ることだろう。
人が寄りさえすればダンジョンの外に魔獣を出す必要もなくなるらしい。
スタンピードも人類などから注目してもらえるように行っているのだとか。
それで、サラといろいろ話をしていく中で……。
ダンジョンの運営においてもっとも重要なこと。それは『帰りやすさではないか?』と俺は提案してみた。
手軽に行き来ができるのであれば、
また来ようとも思うだろうし、人の回転も良くなるだろう。
それにダンジョン探索の場合、代償が命ということになる。
故に、それに見合う夢を持たせることが集客を伸ばすカギになるのだ。
いわゆる、ギャンブルと同じように考えればいいのではないか?
こんなことを言っていると、何やらお店の出店計画でも立てているように聞こえてしまうのだが……。
[まさに逆転の発想です。さすがマスターです!]
サラはとても喜んでいた。
………………
それからというもの、俺とサラ (ダンジョン・コア) はサービスの向上に重点をおいて検討していった。
その結果、5階層おきの転移門の設置。ボス部屋ならダンジョンのどこに居ても使える、投げればダンジョンの入り口に戻れる転移玉などのアイデアを出していくのだった。
ミスリル鉱石なんかも数百トン単位で保有していた。――おいおい。
それらも市場の混乱を避けるため、小指サイズのものをボスドロップや宝箱などで少しずつ出すようにと伝えた。
はっきりいってミスリルの価値も分っていはいなかった。
まあ、ダンジョンに人間の価値観を求めてもな……。
これからはその辺の事もしっかりとすり合わせをおこなう必要があるな。
これも聞きたかったことの一つなのだが、
この国には以前からダンジョンが存在しているのにミスリルが枯渇しているのはどうしてなのか?
何か知っていることはあるか?
[はい、少々お待ちください。只今リンクをしているダンジョンから情報を入手しております]
迷宮都市カイルのダンジョンと情報交換をしているということか。
このあと、リンクが完全な状態になるのをまって残り2ヶ所あるダンジョンの管理者権限も取得することになった。
因みに迷宮都市のダンジョンは名称そのままに『カイル』。
そして、オーレン山脈の山中にあるダンジョンは『デレク』と名付けた。
山脈の名称はカイルに教えてもらった。
それに聞くところによれば、ダンジョンどうしを結んでいるリンクは地脈を通して行っているらしい。
各ダンジョンはこの地脈により一直線に繋がっているということだ。
俺はダンジョンマスターなのでダンジョン内はもちろん、地脈でつながっている所にならどこへでも転移できるらしい。
リンクしている違うダンジョンにも問題なく行き来ができるそうだ。
んん、待てよ……、ってことは!
なあサラ、地脈の上なら転移陣なんかを設置することが出来るんじゃないか?
[はい、マスター。もちろんです。地脈の上もダンジョンの力が及びますので]
との答えだ。
地脈の太さが幅でいうと10km程あるらしい。さすがダンジョン! 地脈も太いよねぇ。
つまりこの範囲内ならダンジョンの力を自由に使える。
地脈が通っている上に存在する都市や村ならば転移陣を設置して、冒険者などをダンジョンに引き入れることが可能なわけだ。
すると、デレクが悩んでいる『山中までいかに人を招くか?』という問題は一気に解決するんじゃないか?
それをサラを通してデレクに伝えてやると、それは大変な驚きようだったらしい。
『いつだ! それはいつになるのだ!』と催促されたのだが、こちらにも段取りというものがある。
なので、しばらく待つように伝えると。
『ゆっくりしていたら人類が居なくなってしまう!』 と妙なことを言いだした。
いったいどれだけ待つつもりなんだよ! これだからダンジョンは……。
まぁ、基準が違うのか。基準が。
だから、『100回日が昇るぐらいまでには何とか』そう伝えたところ。
それぐらいなら待ってるうちには入らないんだとっ。――勝手にしろ!
[マスター、分かりました!]
おっ、そうか。 カイルの方は何だって?
[はい、ミスリルの貯蔵料はこちらとほぼ変わりません。そして、ミスリルの排出量ですが以前の2倍の量を出しているとの事です]
えっ? それはおかしいじゃないか。
2倍も出していて枯渇するというのは?
[詳しく聞いたのですが、どうもある特定の集団がダンジョンの鉱山地帯を占拠しているもようです。そのため人の流れも悪くなり少し困った状況にあるようです]
それは理解したが、なんで2倍しに増やしたんだ?
[人間が居座るのは満足いかないからで、それで採掘量を増やしてやれば満足して居なくなるのではと、そのように対策をとっていたそうです]
__________________________________
作中、ダンジョン・サラとのやり取りは念話でおこなうため、本来は(カッコ)が付きます。
ですが、あまりにサラとのやり取りが長かったので文章の整理のため、わざと(カッコ)を外した箇所があります。
なにとぞご理解ください。 マネキネコ φ(ΦωΦ )
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