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第2章
4話
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「ごめん、ルルム。今日は野宿になりそうだ」
夕方。
ゲントは町はずれのベンチに座りながら、手を合わせて頭を下げる。
あのあと。
働き口がないかといろいろな店を尋ねてまわったわけだが・・・。
帰ってきたのはどれも酷い言葉の数々。
「は? おっさんを雇うわけないでしょw」
「うわぁ・・・その歳でムリに決まってるじゃーん!」
「おっさんみたいな人がいると、店の雰囲気も暗くなるから早く消えてくんない?」
まるで生きている価値すらないとでも言うように、酷い言葉を投げかけてくる若者がほとんど。
なにもあの受付嬢が特別酷かったというわけではなかったのだ。
あれだけ煌びやかに見えていたエコーズの町が暗く淀んで見えてしまう。
「気になさらないでくださいっ! マスターが悪いわけではないですよ!」
ルルムだけはこうしてずっと励ましてくれていた。
「どの人もひどいですよぉ~!! マスターにあれこれと暴言吐き捨てるなんて・・・ぜっ~たい許すまじですっ!! こんな町すぐ出て行っちゃいましょうよぉ!!」
「ありがとう。そう言ってくれるだけでもちょっと心が晴れるよ」
「マスターぁぁ・・・。かわいそーですぅ・・・」
サキュバスの少女にぎゅっ~ときつく抱き締められ、よしよしと頭を撫でられる。
まったく情けない姿だったが、今はそんなルルムの優しさがゲントにとっては救いだった。
(けど・・・。いつまでもこうして落ち込んでいるわけにもいかないよな)
アラフォー男としては、自分にできる仕事はなにもないと否定されることが一番堪えることだが、このまま腐っているわけにもいかなかった。
パッパッと両手で顔を叩くと、ゲントはベンチから元気よく立ち上がる。
「うん。明日は『フルゥーヴ伝承洞』に行ってみよっか」
「おぉぉっ~! ダンジョンですねっ!?」
なぜそんなことを思いついたのかといえば。
先ほどある店主から聞いた話が気になったからだ。
***
実は中にはきちんと話を聞いてくれる者もいた。
それがポーション店の若主人だった。
結局、雇ってもらうことは叶わなかったのだが、ゲントはそこで奇妙な話を耳にする。
ポーションは『生成の書』の魔法を使って作ることができ、テラスタル領ではその発動が承認されているのだが、ここ最近、一時的に『生成の書』が使えなくなることが何度もあるのだという。
かと思えば、テラスタル領では発動の許可が降りていない『治癒の書』の魔法が使えることがあったり・・・。
商売上がったりで実に困っているという話だった。
「ありゃ領主さまがやってるってわけじゃないね」
わざわざ禁止にしている魔導書の発動を一時的にでも領主が承認するはずがないというのが若主人の主張だ。
ゲントもその話を聞きながら、そのとおりだと思った。
だとすれば、考えられる可能性はひとつしかない。
テラスタル領の領主よりも魔力総量の高い者がこの近くで、魔法の承認と否認を勝手に行っているということだ。
隣領の領主がそれをすることはできない。
『禁止の書』によって、ロザリアでは領主同士の争いは禁じられているからだ。
それによりロザリアは、今日まで領地が増えたり減ったりすることはなかったのだという。
とすれば、あとは国王以外には考えられないわけだが。
「実はさ」
ここで若主人は、最近冒険者たちから妙な話を聞くようになったと付け加える。
エコーズの東にあるダンジョン『フルゥーヴ伝承洞』では、最近魔法が一切使えないのだという。
エコーズの東西南北には、それぞれ1箇所ずつダンジョンが存在するのだが、魔法が使えなくなるのは東にある『フルゥーヴ伝承洞』のダンジョンだけらしい。
(昨日フェルンさんと出てきたダンジョンとはちょうど反対の方角だな)
周辺の地図を思い出しながら、ゲントは店主の話に耳を傾けた。
「噂だとね。『フルゥーヴ伝承洞』には叡智の占領者が潜んでいて、ダンジョンを自分の根城にしてるって話なんだ」
「叡智の占領者・・・ですか」
エコーズの冒険者の間では、最近そんな話で持ち切りらしい。
だから、最近では『フルゥーヴ伝承洞』のクエストを受注する者がいなくて、冒険者ギルドも困っているのだという。
先ほどの受付嬢はいっさいそんな話はしなかったが、どうやらエコーズのギルドは今そのような問題を抱えているようだ。
「その問題を解決したら・・・ひょっとしたらさ。あんたみたいな野良にも、ギルドは大金を支払うかもしれないよ?」
ちなみに野良というのは、冒険者ギルドに雇われず個人でダンジョンへと赴き、戦果に応じて報酬を受け取る者たちの総称のようで、大抵は年齢制限から外れた者たちなのだという。
ふつうのクエストに比べてギルドから受け取れる報酬が極端に低いのが特徴のようだ。
また、冒険者と違ってギルドから保険がかけられていないため、万が一の時も保障を受けられないリスクがあるみたいだ。
「こっちも商売にならなくて困ってるからさ。ひとつの選択として考えてみてくれ」
「わかりました。貴重なお話、ありがとうございます」
ゲントは礼を告げてからポーション店をあとにした。
***
(お金のことはともかく・・・。ちょっと気になる話だ)
ポーション店の主人だけではなく、この問題はエコーズで暮らす大勢の人々にも影響が及んでいると言えるからだ。
叡智の占領者と聞いて、ゲントがふと思いつくのは、フェルンの話にあった[禁域の喪人]の存在だ。
彼らは領主よりも高い魔力総量を誇っているという話だったからだ。
ひょっとしたら、『雷の国ダルメキア』にかつてあったザマゼンタ村の人々のように。
行き場を無くした者たちがそこに留まっているのかもしれない、とゲントは思う。
(考えられない話じゃない)
仮にもし違ったとしても。
そのようなダンジョンを放置しておくわけにはいかなかった。
冒険者が誰も足を踏み入れないのだとすると、ダンジョンのモンスターはいずれ外へ溢れ出し、町にいる人々を襲う可能性がある。
ギルドが冒険者を雇ってモンスター退治をさせている一番の理由がこれだ。
(黒の一帯が消え去ったとは言っても、ダンジョン内のモンスターは依然として健在なわけだし)
それにゲントなら魔法が使えなくても関係ない。
こういう時こそ、剣などの旧時代の武器が役に立つ。
これら武器の最大のメリットは、寿命をすり減らして魔法を使わなくてもいいという点だ。
(聖暦より前の人々は、魔法が無い中でふつうに生きてたんだもんな)
十二の英霊の力を目の当たりにしたゲントにとって、武器の可能性はやはり捨てられなかった。
そのような可能性を信じていれば、町から武器屋が消えるなんてこともなかったのかもしれない。
ゲントは魔法優位となっているこの異世界の現状がちょっとだけ物寂しく感じていた。
(魔法もいいけど・・・。やっぱり剣こそロマンだよ)
そして、今それができるのは自分しかいない。
そんなことを考えながら、ゲントはルルムに話を続ける。
「ダンジョンのモンスターをすべて倒せば、ギルドも話を聞いてくれるかもしれないから」
「わかりましたっ! あの女の人を見返しちゃいましょー!!」
「そのために行くわけじゃないよ」
「うぅっ・・・。それはそうなんですがぁ~~」
「それにぜんぶ退治すれば、エコーズの人も今後、モンスターに怯える心配も無くなるだろうしね」
「さすがマスターですぅ・・・! あんな暴言を吐いた町の人たちのことを思って行動されるなんて・・・。なんて心が優しいんでしょう~~!? ルルム、涙が止まりませんーーうううっ・・・」
たしかに酷い言葉を投げかけられたが。
だからと言って、町の人を恨むのは筋が違うとゲントは思う。
今の自分にできることと言えば、魔剣を使ってモンスターと戦うことくらいだ。
だから、この選択にゲントが行きついたのは当然の結果だった。
「てわけで。また明日も魔剣になってもらってもいいかな?」
「もちろんですぅ~! マスターのためでしたら、何度でもお役に立たせていただきますよぉ~~!!」
ぷりぷりとしっぽを振りながら、えいえいおーとルルムは拳を上げる。
(とにかくすべては明日だ)
それからゲントたちは、町はずれで空の納屋を見つけ、ここを本日の寝床とすることに決めるのだった。
夕方。
ゲントは町はずれのベンチに座りながら、手を合わせて頭を下げる。
あのあと。
働き口がないかといろいろな店を尋ねてまわったわけだが・・・。
帰ってきたのはどれも酷い言葉の数々。
「は? おっさんを雇うわけないでしょw」
「うわぁ・・・その歳でムリに決まってるじゃーん!」
「おっさんみたいな人がいると、店の雰囲気も暗くなるから早く消えてくんない?」
まるで生きている価値すらないとでも言うように、酷い言葉を投げかけてくる若者がほとんど。
なにもあの受付嬢が特別酷かったというわけではなかったのだ。
あれだけ煌びやかに見えていたエコーズの町が暗く淀んで見えてしまう。
「気になさらないでくださいっ! マスターが悪いわけではないですよ!」
ルルムだけはこうしてずっと励ましてくれていた。
「どの人もひどいですよぉ~!! マスターにあれこれと暴言吐き捨てるなんて・・・ぜっ~たい許すまじですっ!! こんな町すぐ出て行っちゃいましょうよぉ!!」
「ありがとう。そう言ってくれるだけでもちょっと心が晴れるよ」
「マスターぁぁ・・・。かわいそーですぅ・・・」
サキュバスの少女にぎゅっ~ときつく抱き締められ、よしよしと頭を撫でられる。
まったく情けない姿だったが、今はそんなルルムの優しさがゲントにとっては救いだった。
(けど・・・。いつまでもこうして落ち込んでいるわけにもいかないよな)
アラフォー男としては、自分にできる仕事はなにもないと否定されることが一番堪えることだが、このまま腐っているわけにもいかなかった。
パッパッと両手で顔を叩くと、ゲントはベンチから元気よく立ち上がる。
「うん。明日は『フルゥーヴ伝承洞』に行ってみよっか」
「おぉぉっ~! ダンジョンですねっ!?」
なぜそんなことを思いついたのかといえば。
先ほどある店主から聞いた話が気になったからだ。
***
実は中にはきちんと話を聞いてくれる者もいた。
それがポーション店の若主人だった。
結局、雇ってもらうことは叶わなかったのだが、ゲントはそこで奇妙な話を耳にする。
ポーションは『生成の書』の魔法を使って作ることができ、テラスタル領ではその発動が承認されているのだが、ここ最近、一時的に『生成の書』が使えなくなることが何度もあるのだという。
かと思えば、テラスタル領では発動の許可が降りていない『治癒の書』の魔法が使えることがあったり・・・。
商売上がったりで実に困っているという話だった。
「ありゃ領主さまがやってるってわけじゃないね」
わざわざ禁止にしている魔導書の発動を一時的にでも領主が承認するはずがないというのが若主人の主張だ。
ゲントもその話を聞きながら、そのとおりだと思った。
だとすれば、考えられる可能性はひとつしかない。
テラスタル領の領主よりも魔力総量の高い者がこの近くで、魔法の承認と否認を勝手に行っているということだ。
隣領の領主がそれをすることはできない。
『禁止の書』によって、ロザリアでは領主同士の争いは禁じられているからだ。
それによりロザリアは、今日まで領地が増えたり減ったりすることはなかったのだという。
とすれば、あとは国王以外には考えられないわけだが。
「実はさ」
ここで若主人は、最近冒険者たちから妙な話を聞くようになったと付け加える。
エコーズの東にあるダンジョン『フルゥーヴ伝承洞』では、最近魔法が一切使えないのだという。
エコーズの東西南北には、それぞれ1箇所ずつダンジョンが存在するのだが、魔法が使えなくなるのは東にある『フルゥーヴ伝承洞』のダンジョンだけらしい。
(昨日フェルンさんと出てきたダンジョンとはちょうど反対の方角だな)
周辺の地図を思い出しながら、ゲントは店主の話に耳を傾けた。
「噂だとね。『フルゥーヴ伝承洞』には叡智の占領者が潜んでいて、ダンジョンを自分の根城にしてるって話なんだ」
「叡智の占領者・・・ですか」
エコーズの冒険者の間では、最近そんな話で持ち切りらしい。
だから、最近では『フルゥーヴ伝承洞』のクエストを受注する者がいなくて、冒険者ギルドも困っているのだという。
先ほどの受付嬢はいっさいそんな話はしなかったが、どうやらエコーズのギルドは今そのような問題を抱えているようだ。
「その問題を解決したら・・・ひょっとしたらさ。あんたみたいな野良にも、ギルドは大金を支払うかもしれないよ?」
ちなみに野良というのは、冒険者ギルドに雇われず個人でダンジョンへと赴き、戦果に応じて報酬を受け取る者たちの総称のようで、大抵は年齢制限から外れた者たちなのだという。
ふつうのクエストに比べてギルドから受け取れる報酬が極端に低いのが特徴のようだ。
また、冒険者と違ってギルドから保険がかけられていないため、万が一の時も保障を受けられないリスクがあるみたいだ。
「こっちも商売にならなくて困ってるからさ。ひとつの選択として考えてみてくれ」
「わかりました。貴重なお話、ありがとうございます」
ゲントは礼を告げてからポーション店をあとにした。
***
(お金のことはともかく・・・。ちょっと気になる話だ)
ポーション店の主人だけではなく、この問題はエコーズで暮らす大勢の人々にも影響が及んでいると言えるからだ。
叡智の占領者と聞いて、ゲントがふと思いつくのは、フェルンの話にあった[禁域の喪人]の存在だ。
彼らは領主よりも高い魔力総量を誇っているという話だったからだ。
ひょっとしたら、『雷の国ダルメキア』にかつてあったザマゼンタ村の人々のように。
行き場を無くした者たちがそこに留まっているのかもしれない、とゲントは思う。
(考えられない話じゃない)
仮にもし違ったとしても。
そのようなダンジョンを放置しておくわけにはいかなかった。
冒険者が誰も足を踏み入れないのだとすると、ダンジョンのモンスターはいずれ外へ溢れ出し、町にいる人々を襲う可能性がある。
ギルドが冒険者を雇ってモンスター退治をさせている一番の理由がこれだ。
(黒の一帯が消え去ったとは言っても、ダンジョン内のモンスターは依然として健在なわけだし)
それにゲントなら魔法が使えなくても関係ない。
こういう時こそ、剣などの旧時代の武器が役に立つ。
これら武器の最大のメリットは、寿命をすり減らして魔法を使わなくてもいいという点だ。
(聖暦より前の人々は、魔法が無い中でふつうに生きてたんだもんな)
十二の英霊の力を目の当たりにしたゲントにとって、武器の可能性はやはり捨てられなかった。
そのような可能性を信じていれば、町から武器屋が消えるなんてこともなかったのかもしれない。
ゲントは魔法優位となっているこの異世界の現状がちょっとだけ物寂しく感じていた。
(魔法もいいけど・・・。やっぱり剣こそロマンだよ)
そして、今それができるのは自分しかいない。
そんなことを考えながら、ゲントはルルムに話を続ける。
「ダンジョンのモンスターをすべて倒せば、ギルドも話を聞いてくれるかもしれないから」
「わかりましたっ! あの女の人を見返しちゃいましょー!!」
「そのために行くわけじゃないよ」
「うぅっ・・・。それはそうなんですがぁ~~」
「それにぜんぶ退治すれば、エコーズの人も今後、モンスターに怯える心配も無くなるだろうしね」
「さすがマスターですぅ・・・! あんな暴言を吐いた町の人たちのことを思って行動されるなんて・・・。なんて心が優しいんでしょう~~!? ルルム、涙が止まりませんーーうううっ・・・」
たしかに酷い言葉を投げかけられたが。
だからと言って、町の人を恨むのは筋が違うとゲントは思う。
今の自分にできることと言えば、魔剣を使ってモンスターと戦うことくらいだ。
だから、この選択にゲントが行きついたのは当然の結果だった。
「てわけで。また明日も魔剣になってもらってもいいかな?」
「もちろんですぅ~! マスターのためでしたら、何度でもお役に立たせていただきますよぉ~~!!」
ぷりぷりとしっぽを振りながら、えいえいおーとルルムは拳を上げる。
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