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4章
第53話 4thダンジョン Ⅵ
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「チィッ。このタイミングで出てくんなよ。国崎君、行けるっしょ?」
「はい。僕が倒します」
エネミーが出現して嬉しいことはないけど。
今回ばかりは助かったかな。
亜空間からホルダーを展開させると。
ストックされてる遺物をひとつ手に取る。
これはさっき拾ったもので。
武器のグリーンキューブだった。
「虚無の奥底より響く幾何学の鎖を解き放ち、真実の輝きを我に宿せ――レリーズ」
詠唱文を読み上げると。
光とともにキューブが解放される。
ブアッ!
【ウルティメイトグレイブを入手しました。】
============================
【ウルティメイトグレイブ】
城壁すらも破壊する攻城戦で大活躍の騎槍。
硬度ある鋼鉄は殺傷能力が高く、斬るよりも突くことで威力を発揮する。
[武器効果]
攻撃力+4%、会心ダメージ+4%、クリティカル率+4%
ダメージを与えるごとに次の攻撃ダメージ+4%
[レアリティ] ★★★
[種類] 武器
[系列] 大槍
[攻撃力] 400
[重量] 5
[必殺技] 墜陽閃
============================
さすがグリーンキューブ。
簡単に星3が出た。
特にリライトする必要もなさそうかな。
さっそく総長さんの前に出ると、僕はウルティメイトグレイブを構えた。
(霊獣ヒッポグリフね)
胴体は馬でワシの顔を持った非常に獰猛なエネミー。
翼を使って変則的に攻撃を仕掛けてくるから注意が必要だったりするんだけど。
うん。
この武器なら問題ない。
「必殺技――墜陽閃!」
飛び上がって下段に突きを繰り出すと。
床を抉るように衝撃波が吹き飛び、霊獣ヒッポグリフの群れに大ダメージを与える。
「「「ョオ゛ォッ、ョオ゛ォッ、ョォ~~!?」」」
あと一撃で倒せそうだ。
そう思い、改めて必殺技を繰り出そうとするも。
「風雲を呼び起こす時空の翼よ、我と共に絶えず舞え――嵐罰の魔導書!」
ドォンッ!
真後ろから飛来した烈風がエネミーの群れを斬り刻む。
「よっし、命中」
うしろでガッツポーズする総長さん。
続けてボディコンソールにアナウンスが表示される。
【経験値298を獲得しました。キレキレのLVが5から6に上がりました。】
:はい。確信犯。
:懲りないね
:またか
:キレキレってばれてるじゃんww
:草
:横取りすんなカス
:ゲスい
:エデンの経験値返せよ
:こんなことしかできないの?
:早くどっか行ってくれ
「ごめんごめ~ん。倒すつもりじゃなかったんよ。援護のつもりでさー」
「いえ。助かりました」
「またまたー。ヒッポグリフくらい余裕っしょ? つか、この程度のエネミーに不安感じちゃってるなら、ガチで足手まといなんだけど。大丈夫そ?」
「たぶん平気だと思います」
「たぶんかよ。まいいや。国崎君ー。キミが先歩いちゃって。んで、オレがうしろから援護すっから。よろで~」
そのあとも。
すぐにエネミーの集団が出現したりで。
結局、紫月の話はうやむやのまま終わった。
「はい。僕が倒します」
エネミーが出現して嬉しいことはないけど。
今回ばかりは助かったかな。
亜空間からホルダーを展開させると。
ストックされてる遺物をひとつ手に取る。
これはさっき拾ったもので。
武器のグリーンキューブだった。
「虚無の奥底より響く幾何学の鎖を解き放ち、真実の輝きを我に宿せ――レリーズ」
詠唱文を読み上げると。
光とともにキューブが解放される。
ブアッ!
【ウルティメイトグレイブを入手しました。】
============================
【ウルティメイトグレイブ】
城壁すらも破壊する攻城戦で大活躍の騎槍。
硬度ある鋼鉄は殺傷能力が高く、斬るよりも突くことで威力を発揮する。
[武器効果]
攻撃力+4%、会心ダメージ+4%、クリティカル率+4%
ダメージを与えるごとに次の攻撃ダメージ+4%
[レアリティ] ★★★
[種類] 武器
[系列] 大槍
[攻撃力] 400
[重量] 5
[必殺技] 墜陽閃
============================
さすがグリーンキューブ。
簡単に星3が出た。
特にリライトする必要もなさそうかな。
さっそく総長さんの前に出ると、僕はウルティメイトグレイブを構えた。
(霊獣ヒッポグリフね)
胴体は馬でワシの顔を持った非常に獰猛なエネミー。
翼を使って変則的に攻撃を仕掛けてくるから注意が必要だったりするんだけど。
うん。
この武器なら問題ない。
「必殺技――墜陽閃!」
飛び上がって下段に突きを繰り出すと。
床を抉るように衝撃波が吹き飛び、霊獣ヒッポグリフの群れに大ダメージを与える。
「「「ョオ゛ォッ、ョオ゛ォッ、ョォ~~!?」」」
あと一撃で倒せそうだ。
そう思い、改めて必殺技を繰り出そうとするも。
「風雲を呼び起こす時空の翼よ、我と共に絶えず舞え――嵐罰の魔導書!」
ドォンッ!
真後ろから飛来した烈風がエネミーの群れを斬り刻む。
「よっし、命中」
うしろでガッツポーズする総長さん。
続けてボディコンソールにアナウンスが表示される。
【経験値298を獲得しました。キレキレのLVが5から6に上がりました。】
:はい。確信犯。
:懲りないね
:またか
:キレキレってばれてるじゃんww
:草
:横取りすんなカス
:ゲスい
:エデンの経験値返せよ
:こんなことしかできないの?
:早くどっか行ってくれ
「ごめんごめ~ん。倒すつもりじゃなかったんよ。援護のつもりでさー」
「いえ。助かりました」
「またまたー。ヒッポグリフくらい余裕っしょ? つか、この程度のエネミーに不安感じちゃってるなら、ガチで足手まといなんだけど。大丈夫そ?」
「たぶん平気だと思います」
「たぶんかよ。まいいや。国崎君ー。キミが先歩いちゃって。んで、オレがうしろから援護すっから。よろで~」
そのあとも。
すぐにエネミーの集団が出現したりで。
結局、紫月の話はうやむやのまま終わった。
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