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3章
第36話 3rdダンジョン Ⅷ
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配信をはじめて45分。
同接数はすでに1万人の大台を突破してた。
事前に告知してなかったにもかかわらずだ。
ワデアさんのチャンネルで配信してるってこともあって。
伸び方がエグい。
コメントも読み切れないくらいの速さで流れてる。
一方で。
肝心のダンジョン探索はというと。
現在地は地下4階。
ワデアさんが順調にレベルアップしながら進めてるのはいいことなんだけど。
ペースはふだんよりもかなり遅めだった。
(まあ、今日はコラボ配信なんだし)
こればかりは仕方ない。
むしろ、ゲストとして招いてくれたワデアさんに感謝しないと。
こんなたくさんのリスナーさんに見てもらえてるわけだから。
「エデンさま。正面の通路が炎の床ですわ。いかがいたしましょう?」
「そうですね。ただここを右に曲がると、青魔法陣と逆の方角へ進んじゃうっぽいんですよ。このまま直進でいいんじゃないでしょうか?」
ボディコンソールでマップを確認しながら答える。
「ですが、それだとダメージを受けてしまいますわ。それにエデンさま。わたくしのためにぜんぜんレベル上げできてませんわよね?」
あ、そっか。
今は暗殺者じゃないんだった。
いつもは通路の床とかまったく気にしてないもんなぁ。
「そういうことなら、地形ごと変えちゃいましょう」
「ハイ・・・?」
:うえええええww
:さっきから発想すげぇな
:またチートやろうとしてるw
:ワデアも唖然としてるやん
:そりゃそうなるw
:書き換えるの?
:さすがに万能すぎ
「そんなこともできるんですのっ?」
「たぶん問題ないと思います」
これまで透明でらくらく通過できてたから、やったことはなかったけど。
リライトの力を使えばおそらく可能だ。
ワデアさんの前に出ると。
僕は正面にずらっと並ぶ炎の床に手をかざす。
「立ち塞がりし障壁を書き換え、道を拓く力を我に示さんと欲する――テレイン・リライト」
グゴゴゴゴコゴ!
刹那。
地形が通常の床に書き換わって。
「す、すごいっ・・・ですわっ!」
「お先にどうぞ。お進みください」
:こんな使い方もできるのか
:男前やなw
:レディーファーストいいね
:エデンかっけー
:やりたい放題じゃんw
:とりまクランに通報しとくわ。コイツ不正してそう。
:そもそもリライトってなんやねんww
:謎能力で無双してて草
:えぐいてw
それから。
エネミーを適当に倒しつつ。
青魔法陣を踏んで、僕らは地下5階へと降りた。
同接数はすでに1万人の大台を突破してた。
事前に告知してなかったにもかかわらずだ。
ワデアさんのチャンネルで配信してるってこともあって。
伸び方がエグい。
コメントも読み切れないくらいの速さで流れてる。
一方で。
肝心のダンジョン探索はというと。
現在地は地下4階。
ワデアさんが順調にレベルアップしながら進めてるのはいいことなんだけど。
ペースはふだんよりもかなり遅めだった。
(まあ、今日はコラボ配信なんだし)
こればかりは仕方ない。
むしろ、ゲストとして招いてくれたワデアさんに感謝しないと。
こんなたくさんのリスナーさんに見てもらえてるわけだから。
「エデンさま。正面の通路が炎の床ですわ。いかがいたしましょう?」
「そうですね。ただここを右に曲がると、青魔法陣と逆の方角へ進んじゃうっぽいんですよ。このまま直進でいいんじゃないでしょうか?」
ボディコンソールでマップを確認しながら答える。
「ですが、それだとダメージを受けてしまいますわ。それにエデンさま。わたくしのためにぜんぜんレベル上げできてませんわよね?」
あ、そっか。
今は暗殺者じゃないんだった。
いつもは通路の床とかまったく気にしてないもんなぁ。
「そういうことなら、地形ごと変えちゃいましょう」
「ハイ・・・?」
:うえええええww
:さっきから発想すげぇな
:またチートやろうとしてるw
:ワデアも唖然としてるやん
:そりゃそうなるw
:書き換えるの?
:さすがに万能すぎ
「そんなこともできるんですのっ?」
「たぶん問題ないと思います」
これまで透明でらくらく通過できてたから、やったことはなかったけど。
リライトの力を使えばおそらく可能だ。
ワデアさんの前に出ると。
僕は正面にずらっと並ぶ炎の床に手をかざす。
「立ち塞がりし障壁を書き換え、道を拓く力を我に示さんと欲する――テレイン・リライト」
グゴゴゴゴコゴ!
刹那。
地形が通常の床に書き換わって。
「す、すごいっ・・・ですわっ!」
「お先にどうぞ。お進みください」
:こんな使い方もできるのか
:男前やなw
:レディーファーストいいね
:エデンかっけー
:やりたい放題じゃんw
:とりまクランに通報しとくわ。コイツ不正してそう。
:そもそもリライトってなんやねんww
:謎能力で無双してて草
:えぐいてw
それから。
エネミーを適当に倒しつつ。
青魔法陣を踏んで、僕らは地下5階へと降りた。
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