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3章
第9話 マモンSIDE
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それから数日後。
マモンは照宝図を頼りにアレンディオ伯爵領の花鳥の里までやって来ていた。
(チッ。ドラゴン神殿の近くにあったのかよ。こんな辺鄙な隠れ里にオーブを隠しやがって)
里の鳥居を潜り抜けるとマモンはさっそく高台を登って大巫女の社へと足を踏み入れる。
すると、本殿の奥から琴音が現れた。
「誰ですかあなたは。ここは神聖な社です。部外者は立ち入り禁止となっております」
「俺は部外者なんかじゃねぇぞ」
「なんです?」
「オレ様は勇者だ」
「!? ゆ……勇者様……?」
「わざわざこんな辺鄙な場所までクレストオーブを受け取りに来てやったんだ。いいから早く大巫女を出せ!」
「っ……」
こんな不遜な態度の男が本当に勇者なのかと琴音は一瞬判断に迷う。
だがその時。
琴音の脳裏に先日耳にしたエルハルトの言葉が甦った。
〝近いうちに勇者が訪ねてやって来るはず〟という彼の言葉を信じるならこれは必然と言えた。
「……大変失礼いたしました、勇者様。我々葉蘭一族はあなた様が訪れる日を代々お待ちしておりました。どうか今しがたのご無礼をお許しください」
琴音はすぐに態度を切り替えると折り目正しく頭を下げてマモンを迎え入れる。
「はじめからそうしておけや。それで大巫女はどこにいやがる?」
「本殿の中におります。今すぐご案内させていただきます」
再び頭を下げつつ琴音はマモンを社の中へと案内した。
彼女は分かっていたのだ。
本物の勇者かどうかは自分が決めることではない。
クレストオーブがすべてを見極めてくれると。
◇◇◇
マモンは琴音の後ろについて行く形で社の大広間へと通された。
その刹那。
異様な光景がマモンの目に飛び込んでくる。
(んだよこいつらは。気味悪りぃな……)
黒い民族衣装を身にまとった少女たちが両脇に列を作って控えていたのだ。
その数は全員で10人。
皆感情を失った人形のように微動だにしなかった。
そんな広間中央の上段に設けられた黄金の長椅子に煌びやかな十二単衣を着た火賀美が腰をかけているのをマモンは確認する。
(あれが大巫女? ただのガキじゃねーか)
琴音がマモンと一緒に広間へ入って来たことに気付くと、火賀美は呑気に声を上げた。
「琴音ーっ。誰その人~?」
「火賀美様。勇者様がおいでになられました」
「えぇっ!? 勇者様っ!?」
驚いたように火賀美は長椅子から身を乗り出す。
そして嬉しそうに笑顔を浮かべた。
「すごいっ! 本当に彼が言った通りじゃん! ねっ琴音!?」
「はい。私も内心驚いております」
「勇者様ってこんな感じの人だったんだ~。でもなんかちょっと想像と違ったかも」
「てめぇの感想なんざどーでもいいんだよ! 早くクレストオーブを出せ! こっちはここにオーブがあるって分かってんだ!」
マモンはぶっきら棒に照宝図を投げつける。
「あっ、これはボクたち葉蘭一族の照宝図! これを持って来たってことは本当にキミが勇者様なんだ?」
「だからそうだって言ってるだろーがッ!」
「あ、ははは……。うん、もちろんオーブはお渡しするよ? でもその前にお名前だけ聞いてもいいかな? ボクはこの里の大巫女をやってる火賀美だよ。勇者様のお名前は?」
「……チッ。マモン・バッカール様だ。これで満足か? 分かったら秒でオーブを用意しろや! てめぇはそのためだけに存在するんだろが!」
「ぅっ……ご、ごめんね。すぐに用意するよ……! ちょっと待ってて!」
相手が無駄話をするつもりがないことに気付くと火賀美は急いで準備に取りかかる。
「クソガキが。舐めやがって」
「……」
琴音はそんなマモンに視線を向けながら神妙に目を細めるのだった。
◇◇◇
長椅子の横に備え付けられた金色の神楽鈴を手に取ると火賀美はそれをマモンの前に掲げる。
クレストオーブ降臨の儀式だ。
長い祝詞を読み上げていくと火賀美の体は次第に光に包まれていった。
(少しはやるじゃねぇか。このガキが大巫女っていうのは本当だったんだな)
この時ばかりはマモンも黙って火賀美を見守っていた。
「〝星々から受け継ぎ古の力を秘めたる大精霊の守り神よ。我の前にその偉大な力を示したまえ〟」
火賀美が締めの一文を口にしたその瞬間。
純白の宝珠が彼女の前に出現する。
それを大事そうに両手で包むと火賀美は下段にいるマモンにそれを見せた。
「そいつがクレストオーブなんだな?」
「う、うんっ……」
「受け取るからこっちによこせ」
マモンは手を差し出してオーブを受け取ろうとする。
(石板が示したパーティーなんぞクソ食らえ。こいつが手に入りゃこっちのもんだ。オレ様1人でも魔王を倒せるってことを世の連中に証明してやる!)
しかし。
「お待ちください。火賀美様」
その時、琴音のそんな声が大広間に響き渡った。
マモンは照宝図を頼りにアレンディオ伯爵領の花鳥の里までやって来ていた。
(チッ。ドラゴン神殿の近くにあったのかよ。こんな辺鄙な隠れ里にオーブを隠しやがって)
里の鳥居を潜り抜けるとマモンはさっそく高台を登って大巫女の社へと足を踏み入れる。
すると、本殿の奥から琴音が現れた。
「誰ですかあなたは。ここは神聖な社です。部外者は立ち入り禁止となっております」
「俺は部外者なんかじゃねぇぞ」
「なんです?」
「オレ様は勇者だ」
「!? ゆ……勇者様……?」
「わざわざこんな辺鄙な場所までクレストオーブを受け取りに来てやったんだ。いいから早く大巫女を出せ!」
「っ……」
こんな不遜な態度の男が本当に勇者なのかと琴音は一瞬判断に迷う。
だがその時。
琴音の脳裏に先日耳にしたエルハルトの言葉が甦った。
〝近いうちに勇者が訪ねてやって来るはず〟という彼の言葉を信じるならこれは必然と言えた。
「……大変失礼いたしました、勇者様。我々葉蘭一族はあなた様が訪れる日を代々お待ちしておりました。どうか今しがたのご無礼をお許しください」
琴音はすぐに態度を切り替えると折り目正しく頭を下げてマモンを迎え入れる。
「はじめからそうしておけや。それで大巫女はどこにいやがる?」
「本殿の中におります。今すぐご案内させていただきます」
再び頭を下げつつ琴音はマモンを社の中へと案内した。
彼女は分かっていたのだ。
本物の勇者かどうかは自分が決めることではない。
クレストオーブがすべてを見極めてくれると。
◇◇◇
マモンは琴音の後ろについて行く形で社の大広間へと通された。
その刹那。
異様な光景がマモンの目に飛び込んでくる。
(んだよこいつらは。気味悪りぃな……)
黒い民族衣装を身にまとった少女たちが両脇に列を作って控えていたのだ。
その数は全員で10人。
皆感情を失った人形のように微動だにしなかった。
そんな広間中央の上段に設けられた黄金の長椅子に煌びやかな十二単衣を着た火賀美が腰をかけているのをマモンは確認する。
(あれが大巫女? ただのガキじゃねーか)
琴音がマモンと一緒に広間へ入って来たことに気付くと、火賀美は呑気に声を上げた。
「琴音ーっ。誰その人~?」
「火賀美様。勇者様がおいでになられました」
「えぇっ!? 勇者様っ!?」
驚いたように火賀美は長椅子から身を乗り出す。
そして嬉しそうに笑顔を浮かべた。
「すごいっ! 本当に彼が言った通りじゃん! ねっ琴音!?」
「はい。私も内心驚いております」
「勇者様ってこんな感じの人だったんだ~。でもなんかちょっと想像と違ったかも」
「てめぇの感想なんざどーでもいいんだよ! 早くクレストオーブを出せ! こっちはここにオーブがあるって分かってんだ!」
マモンはぶっきら棒に照宝図を投げつける。
「あっ、これはボクたち葉蘭一族の照宝図! これを持って来たってことは本当にキミが勇者様なんだ?」
「だからそうだって言ってるだろーがッ!」
「あ、ははは……。うん、もちろんオーブはお渡しするよ? でもその前にお名前だけ聞いてもいいかな? ボクはこの里の大巫女をやってる火賀美だよ。勇者様のお名前は?」
「……チッ。マモン・バッカール様だ。これで満足か? 分かったら秒でオーブを用意しろや! てめぇはそのためだけに存在するんだろが!」
「ぅっ……ご、ごめんね。すぐに用意するよ……! ちょっと待ってて!」
相手が無駄話をするつもりがないことに気付くと火賀美は急いで準備に取りかかる。
「クソガキが。舐めやがって」
「……」
琴音はそんなマモンに視線を向けながら神妙に目を細めるのだった。
◇◇◇
長椅子の横に備え付けられた金色の神楽鈴を手に取ると火賀美はそれをマモンの前に掲げる。
クレストオーブ降臨の儀式だ。
長い祝詞を読み上げていくと火賀美の体は次第に光に包まれていった。
(少しはやるじゃねぇか。このガキが大巫女っていうのは本当だったんだな)
この時ばかりはマモンも黙って火賀美を見守っていた。
「〝星々から受け継ぎ古の力を秘めたる大精霊の守り神よ。我の前にその偉大な力を示したまえ〟」
火賀美が締めの一文を口にしたその瞬間。
純白の宝珠が彼女の前に出現する。
それを大事そうに両手で包むと火賀美は下段にいるマモンにそれを見せた。
「そいつがクレストオーブなんだな?」
「う、うんっ……」
「受け取るからこっちによこせ」
マモンは手を差し出してオーブを受け取ろうとする。
(石板が示したパーティーなんぞクソ食らえ。こいつが手に入りゃこっちのもんだ。オレ様1人でも魔王を倒せるってことを世の連中に証明してやる!)
しかし。
「お待ちください。火賀美様」
その時、琴音のそんな声が大広間に響き渡った。
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