48 / 81
2章
第15話
しおりを挟む
ベルセルクオーディンを倒したその瞬間、【デーモンスレイヤー】は音もなく壊れた。
(さすがに持たなかったか)
けど役目は果たしたぞ。
俺は灰と化した武器に感謝する。
(ディーネの大剣を勝手に使ってしまったわけだし、あとできちんと謝らないとだな)
そんなことを考えていると頭の中でアナウンスが鳴り響く。
『《ヴァルキリーの技巧》のレベルが[1]上がりました。』
『《金字塔の鍛造》のレベルが[1]上がりました。』
同時に二つのスキルレベルが上がったようだ。
念のためにステータスを確認しておく。
------------------------------
【エルハルト・ラングハイム】
クラス:錬金鍛冶師
Lv:1
HP:10/10
MP:1/1
攻撃力:1
防御力:1+30
魔法力:1
素早さ:1
幸運:1
【固有スキル】
《マナ分解》
《強化付与》
《調薬》
《錬成大工》
【特殊スキル】
《ヴァルキリーの技巧 Lv.3》
《金字塔の鍛造 Lv.3》
【天賦】
《碧星級竜王》
《叡智の伝授》
【武器】
なし
【防具】
戦士の服
グレートコート
------------------------------
《ヴァルキリーの技巧》も《金字塔の鍛造》もレベル3になってるな。
ようやくこの特殊スキルがどうやったらレベルが上がるのか分かってきたぞ。
多分、スキルを使用した上で敵を倒し、経験値が一定数入るとレベルが上がるんだ。
「ん?」
その時。
ベルセルクオーディンが消え去った場所に輝く何かが落ちていることに気付く。
(【煌星の時水晶】か。かなりのレアアイテムだな)
もとから落ちていたのかドロップアイテムなのかは分からなかったが、こんなものが拾えるなんて運が良い。
そうこうしているうちにナズナが俺のもとまで駆けつけて来た。
「マスター、お疲れ様です。見事な剣捌きでした」
「そっちは怪我なかったか?」
「私の方は特に問題はありません。あの、ディーネさんを見ていただいてもよろしいでしょうか?」
「もちろんだ。案内してくれ」
「はい。こちらになります」
◇◇◇
俺はナズナに案内される形でディーネが休んでいるところまでやって来た。
たしかに応急処置は終えたようだが、まだ息も荒く安心できる状況とは言えなかった。
追加で治癒草を飲ませる必要がある。
その後、《天竜眼》を使って治癒に使えそうな素材をナズナに集めてもらうと、俺は《調薬》のスキルで【超回復の草】を完成させた。
それを飲ませてしばらくすると、ディーネは意識を取り戻した。
「……ん……、ハァ、はぁ…………っ、ウチは……」
ディーネは一度辛そうに息を吐き出すと、むくっと体を起き上がらせる。
あれだけ真っ赤に染まっていた衣服も今は元通りに戻っていた。
「気付いたか」
「……えっ? な、なんで……エルハルト君が……?」
「ディーネさん、お体の具合はいかがでしょうか?」
「体? たしかウチはベルセルクオーディンに槍で刺されて、それで…………え?」
ナズナの問いに対してディーネは戸惑ったような声を上げる。
混乱するのも無理はないか。
なんせ死にかけていたわけだからな。
「あの魔物ならマスターが倒されました。ですからご安心ください」
「マスターって……エルハルト君が? ちょっと待って……。まさかベルセルクオーディンを倒しちゃったの?」
「はい。実はマスターはとてもお強いんです」
「嘘でしょ……。ウチでもまったく歯が立たなかったのに。エルハルト君が倒しちゃったなんて……」
ディーネは唖然としたまま大きな瞳をぱちくりとさせていた。
まあ、この反応も無理はない。
「それにマスターはディーネさんの傷も治してしまいました。目を覚ましてくれて本当によかったです」
「ウチの傷も治療してくれちゃったの……?」
「ああ」
「エルハルト君って……本当はすごい子だったんだね。お姉さん、ちょっと驚いちゃったよ」
「だから心配するな。今は自分の身を案じていろ。どうだ? 立ち上がれそうか?」
「……っ。ごめん、立つのはちょっと無理そうかも……」
体を起き上がらせることはできたようだが、まだ立ち上がるまではできないようだ。
「さっきディーネには【超回復の草】っていう治癒草を飲んでもらったんだが、こいつは効き目が出るまでに少し時間がかかるんだ。それまでの間背負ってやるから。俺に掴まってくれ」
「いや……さすがにそこまでしてもらうのは悪いよ」
「そんなこと言ってる状況じゃないだろ?」
「でも、ウチは一応お姉さんだし……」
どこかバツが悪そうにしながら、獣耳を折りたたんでディーネは恥ずかしそうに俯く。
上級剣士の自分が俺なんかに助けられるとは思っていなかったんだろうな。
だが、今はそんなことを気にしていられるような場面じゃない。
こんなところに留まっていたら、魔物だっていつ襲いかかって来るか分からないんだ。
「このままここで夜を迎えたいのか?」
「それはイヤだなぁ……」
「だったら、俺の背中に早く掴まってくれ」
「ぅぐぅ」
尻尾をぴょこぴょこと動かして悩みつつも、最終的にディーネは了承してくれた。
ディーネを背負うと、量感のある大きな二つの膨らみがぷにぃと当たる。
ナズナとはまた違った柔らかさのある胸だった。
「エルハルト君っ! お姉さん、そ、その……重くない!?」
「このくらい全然余裕だぞ」
「そ、そうっ? にゃはは……。じゃあ、お願いします……」
「任せておけ」
自分が体をぴったりと密着させていることにもディーネは気付いていないみたいだし、俺が気にするだけ野暮ってもんだ。
ディーネをおんぶしたままナズナの盾に護られる形で来た道を戻っていく。
そうして俺たちはユリウス大森林から無事に脱出することに成功した。
(さすがに持たなかったか)
けど役目は果たしたぞ。
俺は灰と化した武器に感謝する。
(ディーネの大剣を勝手に使ってしまったわけだし、あとできちんと謝らないとだな)
そんなことを考えていると頭の中でアナウンスが鳴り響く。
『《ヴァルキリーの技巧》のレベルが[1]上がりました。』
『《金字塔の鍛造》のレベルが[1]上がりました。』
同時に二つのスキルレベルが上がったようだ。
念のためにステータスを確認しておく。
------------------------------
【エルハルト・ラングハイム】
クラス:錬金鍛冶師
Lv:1
HP:10/10
MP:1/1
攻撃力:1
防御力:1+30
魔法力:1
素早さ:1
幸運:1
【固有スキル】
《マナ分解》
《強化付与》
《調薬》
《錬成大工》
【特殊スキル】
《ヴァルキリーの技巧 Lv.3》
《金字塔の鍛造 Lv.3》
【天賦】
《碧星級竜王》
《叡智の伝授》
【武器】
なし
【防具】
戦士の服
グレートコート
------------------------------
《ヴァルキリーの技巧》も《金字塔の鍛造》もレベル3になってるな。
ようやくこの特殊スキルがどうやったらレベルが上がるのか分かってきたぞ。
多分、スキルを使用した上で敵を倒し、経験値が一定数入るとレベルが上がるんだ。
「ん?」
その時。
ベルセルクオーディンが消え去った場所に輝く何かが落ちていることに気付く。
(【煌星の時水晶】か。かなりのレアアイテムだな)
もとから落ちていたのかドロップアイテムなのかは分からなかったが、こんなものが拾えるなんて運が良い。
そうこうしているうちにナズナが俺のもとまで駆けつけて来た。
「マスター、お疲れ様です。見事な剣捌きでした」
「そっちは怪我なかったか?」
「私の方は特に問題はありません。あの、ディーネさんを見ていただいてもよろしいでしょうか?」
「もちろんだ。案内してくれ」
「はい。こちらになります」
◇◇◇
俺はナズナに案内される形でディーネが休んでいるところまでやって来た。
たしかに応急処置は終えたようだが、まだ息も荒く安心できる状況とは言えなかった。
追加で治癒草を飲ませる必要がある。
その後、《天竜眼》を使って治癒に使えそうな素材をナズナに集めてもらうと、俺は《調薬》のスキルで【超回復の草】を完成させた。
それを飲ませてしばらくすると、ディーネは意識を取り戻した。
「……ん……、ハァ、はぁ…………っ、ウチは……」
ディーネは一度辛そうに息を吐き出すと、むくっと体を起き上がらせる。
あれだけ真っ赤に染まっていた衣服も今は元通りに戻っていた。
「気付いたか」
「……えっ? な、なんで……エルハルト君が……?」
「ディーネさん、お体の具合はいかがでしょうか?」
「体? たしかウチはベルセルクオーディンに槍で刺されて、それで…………え?」
ナズナの問いに対してディーネは戸惑ったような声を上げる。
混乱するのも無理はないか。
なんせ死にかけていたわけだからな。
「あの魔物ならマスターが倒されました。ですからご安心ください」
「マスターって……エルハルト君が? ちょっと待って……。まさかベルセルクオーディンを倒しちゃったの?」
「はい。実はマスターはとてもお強いんです」
「嘘でしょ……。ウチでもまったく歯が立たなかったのに。エルハルト君が倒しちゃったなんて……」
ディーネは唖然としたまま大きな瞳をぱちくりとさせていた。
まあ、この反応も無理はない。
「それにマスターはディーネさんの傷も治してしまいました。目を覚ましてくれて本当によかったです」
「ウチの傷も治療してくれちゃったの……?」
「ああ」
「エルハルト君って……本当はすごい子だったんだね。お姉さん、ちょっと驚いちゃったよ」
「だから心配するな。今は自分の身を案じていろ。どうだ? 立ち上がれそうか?」
「……っ。ごめん、立つのはちょっと無理そうかも……」
体を起き上がらせることはできたようだが、まだ立ち上がるまではできないようだ。
「さっきディーネには【超回復の草】っていう治癒草を飲んでもらったんだが、こいつは効き目が出るまでに少し時間がかかるんだ。それまでの間背負ってやるから。俺に掴まってくれ」
「いや……さすがにそこまでしてもらうのは悪いよ」
「そんなこと言ってる状況じゃないだろ?」
「でも、ウチは一応お姉さんだし……」
どこかバツが悪そうにしながら、獣耳を折りたたんでディーネは恥ずかしそうに俯く。
上級剣士の自分が俺なんかに助けられるとは思っていなかったんだろうな。
だが、今はそんなことを気にしていられるような場面じゃない。
こんなところに留まっていたら、魔物だっていつ襲いかかって来るか分からないんだ。
「このままここで夜を迎えたいのか?」
「それはイヤだなぁ……」
「だったら、俺の背中に早く掴まってくれ」
「ぅぐぅ」
尻尾をぴょこぴょこと動かして悩みつつも、最終的にディーネは了承してくれた。
ディーネを背負うと、量感のある大きな二つの膨らみがぷにぃと当たる。
ナズナとはまた違った柔らかさのある胸だった。
「エルハルト君っ! お姉さん、そ、その……重くない!?」
「このくらい全然余裕だぞ」
「そ、そうっ? にゃはは……。じゃあ、お願いします……」
「任せておけ」
自分が体をぴったりと密着させていることにもディーネは気付いていないみたいだし、俺が気にするだけ野暮ってもんだ。
ディーネをおんぶしたままナズナの盾に護られる形で来た道を戻っていく。
そうして俺たちはユリウス大森林から無事に脱出することに成功した。
11
お気に入りに追加
1,538
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
転生魔竜~異世界ライフを謳歌してたら世界最強最悪の覇者となってた?~
アズドラ
ファンタジー
主人公タカトはテンプレ通り事故で死亡、運よく異世界転生できることになり神様にドラゴンになりたいとお願いした。 夢にまで見た異世界生活をドラゴンパワーと現代地球の知識で全力満喫! 仲間を増やして夢を叶える王道、テンプレ、モリモリファンタジー。
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
ハズレ職業のテイマーは【強奪】スキルで無双する〜最弱の職業とバカにされたテイマーは魔物のスキルを自分のものにできる最強の職業でした〜
平山和人
ファンタジー
Sランクパーティー【黄金の獅子王】に所属するテイマーのカイトは役立たずを理由にパーティーから追放される。
途方に暮れるカイトであったが、伝説の神獣であるフェンリルと遭遇したことで、テイムした魔物の能力を自分のものに出来る力に目覚める。
さらにカイトは100年に一度しか産まれないゴッドテイマーであることが判明し、フェンリルを始めとする神獣を従える存在となる。
魔物のスキルを吸収しまくってカイトはやがて最強のテイマーとして世界中に名を轟かせていくことになる。
一方、カイトを追放した【黄金の獅子王】はカイトを失ったことで没落の道を歩み、パーティーを解散することになった。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる