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3章
第5話
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後日。
アーシャの言葉通り、ゼノはダニエルから〝渦〟討伐のチェーンクエストを依頼された。
また、【天空の魔導団】に、アーシャが一時的に加わった件については、特にダニエルが驚くようなことはなかった。
「アーシャ様なら、いつかこうすると思ってましたぞッ!! そのためのSランク狩りだったんでしょう?」
「へっ! さすがダニエルのおっさんだぜ。よく分かってるな!」
ゼノがアーシャの試験を突破したことについても、彼は当然というような顔をしていた。
そんなわけで、【天空の魔導団】の面々は、さっそくゴンザーガ領にある4つのダンジョンのボス魔獣に挑むことに。
難易度の高いチェーンクエストということもあり、苦戦を予想していたゼノであったが、想定していたよりもアーシャの加入はパーティーにとって大きなプラスで、特に苦労することなく、北のダンジョン・レギオン噴火山と、東のダンジョン・マイム古樹湖のボス魔獣を討伐できてしまう。
そのほとんどがアーシャ1人の力によるもので、彼女の大車輪の活躍をゼノもモニカも感心して見ていた。
◆
「まずは半分クリアだな! 案外、楽勝だったぜ!」
マイム古樹湖の帰り道。
3人はマスクスへと戻りながら、夜の平原を歩いていた。
辺りは真っ暗のため、ゼノは《ライト》の魔法を使って、聖剣クレイモアに明りを灯しながら進んでいく。
こうすることにより、幻獣が寄って来なくなるのだ。
「たった2日間で、半分のダンジョンのボス魔獣を倒してしまうなんて……」
「おっ、ようやく認めたか? アタシの凄さを」
「たしかに……認めざるを得ません。本当は認めたくありませんけど」
「アホピンクは、ほんとに意固地だぜ。少しは素直にアタシを褒めろって。んひひ♪」
「むぅ~! アホピンク言わないでくださいっ~!」
ゼノもモニカの意見には同意だった。
アーシャがいなければ、こんな簡単に2つのダンジョンをクリアできていなかったに違いない。
「ゼノ。あんたのおかげでアタシは楽しいぜ。まさか、冒険者がこんな血滾る仕事だって思わなかった。ありがとな!」
「俺もアーシャがパーティーに入ってくれて助かってるよ」
「へへっ♪」
「ちょっとぉ~ゼノ様っ! 誰か1人忘れてませんかぁ! わたしだっているんですけどぉ……」
「もちろん、モニカにも感謝してるさ。いつも傷を癒してくれてありがとう」
「そ……そーですかぁ? んふふっ、そんな褒められるほどのものじゃないですよ~♡」
「いつも、ワンテンポ遅いけどな」
「聖女の偉大な癒しをバカにしないでくださいーっ! そんな風に言うんでしたら、もうこれからは、アーシャさんが傷を負っても助けません!」
「べつにけっこうだぜ? アタシには人類の叡智ポーションがあるからな」
「ポーションじゃ、傷は完璧には治らないんですよ!? そんなのも知らないんですか? あー無知って怖いですね。ねっ、ゼノ様?」
「こんな女の言うことに同調することはねーぜ。ゼノはアタシの味方だよな?」
少女たちが同時に顔を向けてくる。
「……あのさ。2人とも、もうちょっと仲良くできないのか?」
「バカが移るからムリだな」
「むっかぁぁ~~! もうアーシャさんは〝渦〟討伐のクエストが終わったら、早くわたしたちのパーティーから出て行ってくださいっ!」
「もともとそのつもりだぜ、アホピンク」
「ぐぬぬぅっ!」
「はぁ……」
いつものように小競り合いを始めるモニカとアーシャを見て、ゼノはため息をつく。
そんな風にして、この日も無事に3人は帰路に着くのだった。
◆
翌朝。
自室のベッドで起きると、ゼノはいつものように日課の〔魔導ガチャ〕で魔石を召喚することに。
死神の大迷宮を出てからの三週間。
これまでに手に入れた最高レアリティの魔石は、☆4の《時渡り》だけだ。
緑クリスタルを何度か使って魔石を召喚してきたわけだが、☆4の壁がなかなかに高い現実をゼノは思い知っていた。
「緑クリスタルの☆4の召喚確率は1%だもんな。《時渡り》の魔石を入手できたのは、本当に運が良かったってことか」
ただ、☆4の魔石を使う場合は、それなりにΩカウンターが上昇することになる。
《時渡り》の魔法を使った時も、カウンターがかなり上昇したことをゼノは思い出していた。
(次に☆4の魔石が出現したとしても、使うかどうかはよく考えないとな)
魔導袋の中から緑クリスタルを取り出すと、足元の魔法陣にかけ声とともにそれを投げ落とす。
「〔魔導ガチャ〕――発動」
シュピーン!
すると、ゼノの周りに緑色のサークルが発生し、10個の魔石が浮かび上がった。
----------
〇ガチャ結果
①☆2《リュート》
②☆2《爆音》
③☆2《コンセントレーション》
④New! ☆2《若返り》
⑤New! ☆2《タクティクス》
⑥New! ☆2《温度調整》
⑦New! ☆2《窒息》
⑧New! ☆2《魔法防御ダウン》
⑨New! ☆3《朧蝶の毒》
⑩New! ☆3《超圧の水檻》
----------
「くそぉ、今日もダメかぁ……」
しかも、ダブりがいくつかある。
ここのところ、毎回このような調子なのだ。
少しだけため息をつきながら、ゼノは「ステータスオープン」と唱えて、自身のステータスを確認する。
----------
【ゼノ・ウィンザー】
[Lv]51
[魔力値]0 [術値]0
[力]24 [守]14
[魔攻]395 [速]19
[スキル]〔魔導ガチャ〕
[魔石コンプ率]134/666
[所持魔石]
☆2《ピッキング》 ☆2《リュート》
☆2《爆音》 ☆2《コンセントレーション》
☆2《若返り》 ☆2《タクティクス》
☆2《温度調整》 ☆2《窒息》
☆2《魔法防御ダウン》 ☆3《暴走》
☆3《リフレクション》 ☆3《朧蝶の毒》
☆3《超圧の水檻》
[所持クリスタル]
青クリスタル×34
緑クリスタル×3
[Ωカウンター]010.71%
----------
魔石コンプ率のことを考えれば、青クリスタルと緑クリスタルだけを使っていては限界がある。
だが、赤色以上のクリスタルは、このメルカディアン大陸には存在しないという話だ。
「だから、早く魔大陸へ行きたいんだけど……」
ひとまずの目標だったSランク冒険者になれたまではよかったのだが、実はここから先が長い。
王国の筆頭冒険者になるには、各領のギルドが依頼するクエストをいくつかこなす必要があるためだ。
また、それだけでなれるわけではない。
最終的に、君主であるギュスターヴに、筆頭冒険者となることを認めてもらわなければならない。
そこでようやく魔大陸へ渡ることができる。
まだまだ越えなければならない壁がいくつも存在すると言えた。
そんなことをゼノが考えていると――。
コンコン!
『ゼノ様ぁ~! もう起きていらっしゃいますか!?』
ドアの向こうから、モニカの慌てたような声が聞えてくる。
どうやら、また今日もそうらしい。
次から次へと問題が舞い込んで来るが、ため息ばかりついているわけにもいかない。
ゼノは、顔を叩いて気合いを入れ直してからドアを開けた。
「おはよう」
「あっ。おはようございます、ゼノ様っ! それで……」
「今日も、なんだな?」
「はい。アーシャさん、また今日も全然起きて来なくて。せっかく、食事当番を決めたんですけど……」
「分かった。着替えたらすぐに行くよ」
アーシャの言葉通り、ゼノはダニエルから〝渦〟討伐のチェーンクエストを依頼された。
また、【天空の魔導団】に、アーシャが一時的に加わった件については、特にダニエルが驚くようなことはなかった。
「アーシャ様なら、いつかこうすると思ってましたぞッ!! そのためのSランク狩りだったんでしょう?」
「へっ! さすがダニエルのおっさんだぜ。よく分かってるな!」
ゼノがアーシャの試験を突破したことについても、彼は当然というような顔をしていた。
そんなわけで、【天空の魔導団】の面々は、さっそくゴンザーガ領にある4つのダンジョンのボス魔獣に挑むことに。
難易度の高いチェーンクエストということもあり、苦戦を予想していたゼノであったが、想定していたよりもアーシャの加入はパーティーにとって大きなプラスで、特に苦労することなく、北のダンジョン・レギオン噴火山と、東のダンジョン・マイム古樹湖のボス魔獣を討伐できてしまう。
そのほとんどがアーシャ1人の力によるもので、彼女の大車輪の活躍をゼノもモニカも感心して見ていた。
◆
「まずは半分クリアだな! 案外、楽勝だったぜ!」
マイム古樹湖の帰り道。
3人はマスクスへと戻りながら、夜の平原を歩いていた。
辺りは真っ暗のため、ゼノは《ライト》の魔法を使って、聖剣クレイモアに明りを灯しながら進んでいく。
こうすることにより、幻獣が寄って来なくなるのだ。
「たった2日間で、半分のダンジョンのボス魔獣を倒してしまうなんて……」
「おっ、ようやく認めたか? アタシの凄さを」
「たしかに……認めざるを得ません。本当は認めたくありませんけど」
「アホピンクは、ほんとに意固地だぜ。少しは素直にアタシを褒めろって。んひひ♪」
「むぅ~! アホピンク言わないでくださいっ~!」
ゼノもモニカの意見には同意だった。
アーシャがいなければ、こんな簡単に2つのダンジョンをクリアできていなかったに違いない。
「ゼノ。あんたのおかげでアタシは楽しいぜ。まさか、冒険者がこんな血滾る仕事だって思わなかった。ありがとな!」
「俺もアーシャがパーティーに入ってくれて助かってるよ」
「へへっ♪」
「ちょっとぉ~ゼノ様っ! 誰か1人忘れてませんかぁ! わたしだっているんですけどぉ……」
「もちろん、モニカにも感謝してるさ。いつも傷を癒してくれてありがとう」
「そ……そーですかぁ? んふふっ、そんな褒められるほどのものじゃないですよ~♡」
「いつも、ワンテンポ遅いけどな」
「聖女の偉大な癒しをバカにしないでくださいーっ! そんな風に言うんでしたら、もうこれからは、アーシャさんが傷を負っても助けません!」
「べつにけっこうだぜ? アタシには人類の叡智ポーションがあるからな」
「ポーションじゃ、傷は完璧には治らないんですよ!? そんなのも知らないんですか? あー無知って怖いですね。ねっ、ゼノ様?」
「こんな女の言うことに同調することはねーぜ。ゼノはアタシの味方だよな?」
少女たちが同時に顔を向けてくる。
「……あのさ。2人とも、もうちょっと仲良くできないのか?」
「バカが移るからムリだな」
「むっかぁぁ~~! もうアーシャさんは〝渦〟討伐のクエストが終わったら、早くわたしたちのパーティーから出て行ってくださいっ!」
「もともとそのつもりだぜ、アホピンク」
「ぐぬぬぅっ!」
「はぁ……」
いつものように小競り合いを始めるモニカとアーシャを見て、ゼノはため息をつく。
そんな風にして、この日も無事に3人は帰路に着くのだった。
◆
翌朝。
自室のベッドで起きると、ゼノはいつものように日課の〔魔導ガチャ〕で魔石を召喚することに。
死神の大迷宮を出てからの三週間。
これまでに手に入れた最高レアリティの魔石は、☆4の《時渡り》だけだ。
緑クリスタルを何度か使って魔石を召喚してきたわけだが、☆4の壁がなかなかに高い現実をゼノは思い知っていた。
「緑クリスタルの☆4の召喚確率は1%だもんな。《時渡り》の魔石を入手できたのは、本当に運が良かったってことか」
ただ、☆4の魔石を使う場合は、それなりにΩカウンターが上昇することになる。
《時渡り》の魔法を使った時も、カウンターがかなり上昇したことをゼノは思い出していた。
(次に☆4の魔石が出現したとしても、使うかどうかはよく考えないとな)
魔導袋の中から緑クリスタルを取り出すと、足元の魔法陣にかけ声とともにそれを投げ落とす。
「〔魔導ガチャ〕――発動」
シュピーン!
すると、ゼノの周りに緑色のサークルが発生し、10個の魔石が浮かび上がった。
----------
〇ガチャ結果
①☆2《リュート》
②☆2《爆音》
③☆2《コンセントレーション》
④New! ☆2《若返り》
⑤New! ☆2《タクティクス》
⑥New! ☆2《温度調整》
⑦New! ☆2《窒息》
⑧New! ☆2《魔法防御ダウン》
⑨New! ☆3《朧蝶の毒》
⑩New! ☆3《超圧の水檻》
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「くそぉ、今日もダメかぁ……」
しかも、ダブりがいくつかある。
ここのところ、毎回このような調子なのだ。
少しだけため息をつきながら、ゼノは「ステータスオープン」と唱えて、自身のステータスを確認する。
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【ゼノ・ウィンザー】
[Lv]51
[魔力値]0 [術値]0
[力]24 [守]14
[魔攻]395 [速]19
[スキル]〔魔導ガチャ〕
[魔石コンプ率]134/666
[所持魔石]
☆2《ピッキング》 ☆2《リュート》
☆2《爆音》 ☆2《コンセントレーション》
☆2《若返り》 ☆2《タクティクス》
☆2《温度調整》 ☆2《窒息》
☆2《魔法防御ダウン》 ☆3《暴走》
☆3《リフレクション》 ☆3《朧蝶の毒》
☆3《超圧の水檻》
[所持クリスタル]
青クリスタル×34
緑クリスタル×3
[Ωカウンター]010.71%
----------
魔石コンプ率のことを考えれば、青クリスタルと緑クリスタルだけを使っていては限界がある。
だが、赤色以上のクリスタルは、このメルカディアン大陸には存在しないという話だ。
「だから、早く魔大陸へ行きたいんだけど……」
ひとまずの目標だったSランク冒険者になれたまではよかったのだが、実はここから先が長い。
王国の筆頭冒険者になるには、各領のギルドが依頼するクエストをいくつかこなす必要があるためだ。
また、それだけでなれるわけではない。
最終的に、君主であるギュスターヴに、筆頭冒険者となることを認めてもらわなければならない。
そこでようやく魔大陸へ渡ることができる。
まだまだ越えなければならない壁がいくつも存在すると言えた。
そんなことをゼノが考えていると――。
コンコン!
『ゼノ様ぁ~! もう起きていらっしゃいますか!?』
ドアの向こうから、モニカの慌てたような声が聞えてくる。
どうやら、また今日もそうらしい。
次から次へと問題が舞い込んで来るが、ため息ばかりついているわけにもいかない。
ゼノは、顔を叩いて気合いを入れ直してからドアを開けた。
「おはよう」
「あっ。おはようございます、ゼノ様っ! それで……」
「今日も、なんだな?」
「はい。アーシャさん、また今日も全然起きて来なくて。せっかく、食事当番を決めたんですけど……」
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